サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
目次|前へ|次へ
うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
あーの図太さを示す事例3点。
1.入学初日、隣の男の子に「仲良くしようね」と言ったら「やだ」と言われた、とあっけらかんとしてしゃべっていた。
2.授業参観のとき、思いっきり手を挙げて答えたら、間違えていた。でも気にする様子もなくあっけらかんとしていた。
3.風邪気味だったのが、今日はだいぶ良くなったので、もう体育はしていいと判断し、ママは連絡帳には特に何も書かなかった。ところがあーは、自分で先生のところに行き、「あーちゃん、おせきが出るから体育見てる」と言って堂々と見学していた。
かいが、教室で遊んでいる時に足の甲を椅子にぶつけてしまった。夜になって「痛い」という。まったく、この間の日曜日に勝って、次はあさって29日に試合があるというのに、大事な足を痛めてどうする・・・
仕方ないので、いつも行くかいのかかり付けの整形外科へ、雨の中ママが自転車に乗せて連れて行った。
帰宅してから、僕が「先生に、『またやったのか』って言われたろ」と冷やかしたら、「違うよ、『今度はどうしたの』だよ。」
だってさ。
僕が帰宅が遅いと、あーも疲れて先に寝てしまって、みーが一人でお風呂に入ることがある。
「一人だと寂しい?」
と聞いたら、
「ううん、別に。あたしね、一人でお風呂でぼーっとしてるのが好きなの。でも9時に寝なくちゃいけないじゃん、昨日は、9分間だけだけど(という数字の言い方も、みーらしいのだが)ぼーっとしてられて、すごく気持ちよかったの。」
普段いろいろ兄とか妹とかに煩わされて神経をすり減らしているみーだが、お風呂はそんなみーにとって、癒される時間のようだ。
将来、長風呂にハマりそうな予感がする。
かいは、先週の試合に勝ったので、今日はいよいよ東京の地域ブロックの試合だ。戦うのは、これまでの対戦では勝ったことがない相手。
僕が「日本にとっての韓国みたいに、因縁の相手ってこと?」と聞くと、ママ、
「因縁も何も、うちが全然そのレベルに達してないってことよ。」
だが、今年度の6年生チームは違った。今日、1×0で勝ってしまったのである。
試合後、相手チームのお母さんたちは、円になって腕組みをしてぶすっとしていたそうだ。
すごいぞ、かい。
小学校の授業参観日。
初めてのあーのクラスは図工。大小の円を描いて、好きな動物に仕上げる、という課題だった。みんな、円の中を思い思いに色を塗っている。
覗き込むと、あーと、その隣の男の子のデザインがほとんど一緒。そして、男の子の体が何となくあーの方に寄っている。
入学式の日に、あーが「仲良くしようね」と言ったら「やだ」と返事していた男の子である。
仲良くやれているようだ。しかも、彼のほうの気持ちがあーに向いているということである。
まずは一安心。
毎週木曜日は、我が家で講師を招いて開いているピアノ教室の日。
我が家のみーとあーを始め、数人の子供達が習っている。
女の子たちは、自分のレッスンが終わるとしばらくみーたちと遊んでいく。
あーは、遊んでいる女の子たちをよそに、届いたばかりの「チャレンジ」(通信教材)を自分の部屋でやっていたらしく、部屋の入口にこんな貼り紙がしてあった。
「◯ちゃん△ちゃん□ちゃんへ(ハート)いまうちわチャれんじをやってるからしずかにしてね (「シー」と口に指を当てている顔の絵)」
ママに聞いたら、
「いや、女の子たち、普通に遊んでたけど」
ピアノと遊ぶ声の中で、あーは一人がんばってたわけね・・・
今日は出張なので、朝、家でゆっくりできた。
子供たちと朝食を取りながらおしゃべりをしていたら、あっという間に8時近くに。
子供たちの会話。
「あっ、もうこんな時間。学校行かなきゃ。」 「お父さんがいると、おしゃべりしちゃうね。」 「でも、いないよりマシだよね」
言葉の使い方の問題、と信じたい。
2010年04月21日(水) |
教会に行っている子がいた |
今日の給食の時間、みーの班では「人間」の話題になったそうだ。
「人間って、サルの進化形なんだよな」
そんな会話がされていた。「進化」ではなく「進化形」というのは、やはりポケモンの影響だろうか。
僕たちは、聖書から、宇宙や地球、人間などすべてのものは神様によって創造されたと信じている。いわゆる「創造論」である。
みーが戸惑っていると、班の中のある男の子が
「違うよ、人間は神様が創ったんだよ。」
と言った。みーは驚きつつ、「そう、そうだよね。」と応じた。その男の子は教会に行っているとも言っていた。お祈りも知っていた。
「あたしね、カトリックなのかプロテスタントなのか聞こうと思ったんだけど、聞いたらあたしも聞かれるじゃん。あたし、自分がどっちなのかわかんなかったから、聞けなかったの。」
あれ、それ教えてなかったか。
「うちはプロテスタントだよ。」 「うん、帰ってからお母さんに教えてもらった。でもさあ、その子もわかるかなあ。」 「じゃあ、教会で日曜日にやるのが『礼拝』って言ってるか、『ミサ』って言ってるか聞きなよ。『礼拝』ならプロテスタント、『ミサ』ならカトリックだよ。」 「ふーん」
思わぬ出会い、みーもうれしそうであった。神様に感謝した。そして、明日よい話ができるように2人で祈った。
かいのサッカー、全国大会に至る公式試合、今日は稲城市内予選の2戦目。
グループ3チーム総当りで、先週2試合が1×1で引き分けているので、今日勝った方が予選突破である。が、これまでの対戦成績から言うと、なかなか勝つのは厳しい相手なのだ。
実はチームの中でかいを邪険にするヤツがいて、かいはときどき落ち込んで行くのを嫌がることがある。今日も「行きたくないなあ」と(だめ元で)言っているので、「かい、チームはかいを必要としてるんだよ。必要とされるって、すごいことなんだよ。」と励まして、一緒に「チームでまとまって戦えますように」とお祈りしてから送り出した。
夕方、応援に行ったママとかいが興奮して帰ってきた。
「勝ったよ!」
3×1で勝ち、かいは1PKゲット、1アシストと活躍したのだった。
見ていたママによると、PKをもらったときは、ドリブルでペナルティエリアに切り込んだかいに相手が足をかけ、かいが「フィギュアスケートみたいに」宙を舞ってもんどりうったらしい。
ママたちが「きゃああああ! かいくうううううん!!」と黄色い声をあげ、「PKだ!、かいくんがPKもらった!!」と大興奮だったそうだ。
PKはキャプテンが落ち着いて決めて決勝点の2点目をあげた。(「緊張した?」の問いに「どっちに蹴ろうかなって考えてた」の余裕)
見た目すごく派手に倒れたかいであったが、実はいつも家でママの足に「わざと」引っかかって大げさに倒れてみせるのを実戦でやってみただけであった。(でも、実際相手の足がかかったのだからシミュレーションではない、念のため。)
そしてアシストのほうはというと、そのいつも邪険にするヤツが3点目を決めてくれて、「ナイスプレー」と声をかけてくれたというではないか。
神様は、こんな形で祈りに答えてくださる方なんだねえ、とかいとしみじみと語りあったのであった。感謝。
みーも、悩んでいるのである。
昨日も書いたように、あーが学校でお行儀が悪いので、みーは姉として大変恥ずかしいのである。いろいろ注意はするのだが、あーはかいに似てお調子者なので、なかなか直らない。
「あーちゃん、そんなに行儀悪いなら、もうお姉ちゃん、あーちゃんのこと、関係ないって言うからね!お姉ちゃん、責任ないって言うからね!」
風呂でそんな話をしながら、「真ん中って一番ソンだ!お兄ちゃんはおにいちゃんだから優先されるし、あーちゃんは年下だから面倒みなくちゃいけないし」とか言うので、
「わかるわかる、真ん中は大変なんだよねえ」
とうなずいたら、
「お父さんにわかるわけないじゃん、お父さん長男だったんだから。ママだって長女だし。あたしの気持ちをわかってくれるのは、○○ちゃんのお母さんだけだよ!!」
○○ちゃんのお母さんは真ん中で、いつも「みーちゃん、大変だわねえ、わかるわあ」と声をかけてくれるのである。
僕は「はい、そうです、すみません・・・」と言うしかなかった。
でも顔は笑ってたから、怒っているわけではないのだが。
今日は用事で午前中会社を休んだので、子供たちが登校するのを見送ることができた。あーのは初めてだ。
あーがランドセルを背負って「行ってきまーす」と玄関から出て行くとき、一瞬確かに、僕の眼にそのシーンが、これから一生忘れないだろう映像として刻まれたのを感じた。実に、何と言うか、じーんときてしまったのであった。
で、あーは今日下校後、保護者会に行くママについて再び学校へ行き、体育館のどデカい温風機の前で、服をまくって腹を出して友達を笑わせているのをママに見つかり、怒られたのであった。
かいの学年(6年)は2クラスあるのだが、算数だけはレベルに応じて3つのクラスに分割される。かいは中レベルのクラスを選択した。
「中」ではあるが、わかってんだかわかってないんだかよくわからないクラスのようで、先生が「わかる人」と言ってもシーンとしている。
先生はその度に「起きてるかー!」と叫んだりしていたそうだが、あるとき「ちょっと、うんとかすんとか言いなさいよ!」と言ったら、クラスが一斉に
「すん!」
と言ったそうである。先生はカチンときたのだろう、
「すんじゃないでしょ!」
と言うと、また一斉に
「うん!」
と言ったそうである。 かいに確認したのだが、決して前もって示し合わせていたわけではないとのこと。そういう意味で、まとまりはよいクラスのようである。
あーが、風呂から上がったあと裸のままおしゃべりしてたので、
「あー、早くパジャマ着な。」
と言ったら、
「え〜、おとうさん、ひっどすぎ!」
と言われた。
・・・学校で変な言葉を覚えてきたな。
かいのクラスのある男の子がカメを飼っている。かなり大きく育っているらしい。(人の顔ぐらい?)このカメは、その男の子が友達からもらったものだそうだ。
新学期になり、彼は学級会に動議を持ち出した。クラスでカメを飼ってくれ、というのだ。
「お前んちのカメだろ。何で学校で飼うんだよ。」
当然そういう意見が出た。餌だって、誰がお金を出すのか。ところが彼は机を両手で「バン!」と叩き、叫んだ。
「カメだって生き物なんだぞ! 飼ってやらなくちゃ可哀想じゃないか!」
・・・何ともよくわからない論理であるが、とにかくそのカメはでか過ぎて飼えない、ということになり、合意は得られなかった。
・・・そしたら、何とその男の子のお母さんが、この人がまた強烈な個性の持ち主なのだが、いやそれ故にというべきか、保護者会の場にカメを持ち込んだのである!!! とても信じられない行動だが、その結果、カメを飼うことになったのかどうか、現在のところ明らかではない。
乞うご期待。
★
後日談(4月15日)
カメは、飼うことになったそうである。「生き物だから」かね・・・ クラスの先生は、「くろがねや 行かなきゃ」とつぶやいたと言う(爆)
1年生になったあーも、今週から本格的にお勉強と給食が始まった。
どんなだったんだろうと、話を聞くのを楽しみに帰宅したのだが、ちょっと遅くなって家に着いたのが8時半。すでにあーは寝ていた。
ママが役員関係の電話をしている8時から8時半の間に、眠くなったあーは、一人で聖書日課を小さな声で読み、自分でお祈りしてベッドに入ったそうだ。
神様、あーを感謝します。
かいは6年生になり、所属する委員会を選び直すことになった。
図書委員や放送委員などの人気委員は競争率が高く、かいはジャンケンで負け続けたのだが、空きの中に音楽委員があった。
が、音楽委員を皆は嫌がって、なった人たちなど泣いていたというのである。かいはそこで、「じゃあオレがやります」と言った。何という男気。すると先生にとても感謝されたという。その日帰ってから。
僕 「音楽委員って、何やるの?」 かい「音楽集会で伴奏やるだけ。」 僕 「それだけ?」 かい「うん」
正直、それは楽そうな委員だと思ったのだが・・・。
が、後になって「音楽委員会は運動会の伴奏をする」ことが判明。かいは
「うそおおおおおおお! だからかああああ!」
とパニック状態になっていた。運動会は5月である。今から猛特訓が始まるのだ。ちゃんと把握しなよ・・・でも、なったからには責任を持ってちゃんとやろうね。
夜、子供たちが寝る時、みーが僕の顔をじ〜っと見つめることがある。「一緒に寝てくれない?」のサイン。何か話したいことがあるのだ。
特に用事がないときは、「しょうがないなあ」と言いながら、一緒に布団に入る。
今日の学校のこととか、いろいろ小声で話をする。神様のことを話すこともある。貴重なコミュニケーションの時間。
いつまで呼んでくれることやら。
小学生になったあーの初登校。
「今日は、学校で何したの?」 「トイレのつかいかたとか、くつをうわばきにはきかえるとかを教えてもらったんだよ。」
で、早速だが3人とも明朝ギョウ虫検査だという。
世話焼きのみーが、
「あーちゃん、明日朝起きたらギョウ虫検査だからね。お母さんに、ギョウ虫検査やってって忘れないで言うんだよ。」
と言うと、あーは不安な顔で
「でもさあ、あーちゃん、ギョウチュウけんさっていう名前、わすれちゃうかもしれない・・・」
大丈夫、お母さんが覚えてるから。
かいがサッカークラブに入って早4年目、最終学年だ。遠征も多くなってきたのでスイカ(果物じゃありません)を買うことに。子供用を買うのには保険証がいるのね。
この間の試合では、かいはキャプテンから 「鬼パス出すから、走れよ」 と言われて、必死に走ったそうだ。鬼パス・・・って、鈴木を走らせる中田、みたいな? そのお蔭か、かいは2ゴールを決め、試合も勝利。新年度を白星で飾ったのであった.
2010年04月06日(火) |
あー、入学式で袖にされる |
桜がいい頃合に咲いて、あーも小学生となった。みーは4年生、かいは6年生で、今年1年間だけ、子供たちが3人とも小学生の年となる。 ここまで無事大きくなったことに、神様に感謝せずにはおれない。 ママもすごく最近いい顔をしている・・・
あーは、数日前から学校へ行くのを楽しみにしていて、食事のときも「あさって、あーちゃんが小学生になります。ありがとうございます。」とお祈りしていたのだが、さすがに式で入場してくるあーは、は緊張した顔をしていた。
式後、
ママ「あー、先生の名前覚えた?」 あー「えーと、えーと、『し』がつくなまえだったよ。」 ママ「(・・・あれほど先生が繰り返していたのに・・・)じゃあ、隣の男の子は?」 あー「しらない。」 ママ「・・・(大丈夫かしら、この子)」 あー「でも、あーちゃんが『なかよくしようね』っていったら、『やだ』って言われた。」
普通なら落ち込むことを、ケロッとして言うのが、あーらしい。
あー、入学おめでとう。
昨日はエイプリルフールだったわけだが、みーは、神様を信じてる人は嘘をつく遊びなんかしてはいけないと思っていて、我慢していたらしい。
「楽しい嘘ならいいよ」と言ったら、かいもみーも一生懸命僕を騙そうとし始めた。
「自転車のタイヤがパンクした」「宝クジで10億円当たった」「学校、明日からになった」などなど、カワイイもんである。
「ふーん、そうなのお」と適当に相手をして、風呂から上がって、みーとあーにパンツを持ってきたら、かいが「みーたちばっかりずるい、僕にも持ってきて。」とお尻丸出しにしながら言うので、「しょうがないなあ」と持ってきた途端、「引っかかったあ!」と大喜び。しっかりパンツをはいていた。
油断した。
|