サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
かいの頭がぼうぼうで、メガネをするとまるでジョン・レノンだ。
床屋さんに行くのをずっと嫌がっていたのだが、さすがに荒れ放題になってきたので、とうとう承知させた。
さっぱりしてくるかなあと思っていたら、10分くらいで戻ってくるではないか。
「すごく混んでたから今日はだめだ。」
まだしばらく続くのか。
昨夜はあーが幼稚園のお泊まり保育でいなかった。サンリオピューロランドへの修学旅行と言ったところ。
寂しい一夜が明け、元気に帰ってきたあーに、どうだった、あーだったといろいろ話を聞いていたが、
「夕ご飯、何だったの?」
と興味津々で聞いたら、
「えーと、あーちゃんのきらいなものと、・・・水と、・・・忘れた.」
かいと違って、食べ物にこだわりのないあーであった。
2010年02月26日(金) |
みー怒る、かい傷つく |
みーがママとお風呂に入っていたのだが、ぶりぶり怒りながら出てきた。
「お母さんには、もう何にも話さない!」
ママに「どしたの?」と聞くと、みーがクラスの男の子に、中学を受験するかどうかを聞かれて、「うーん、たぶんすると思うけど」と答えたのを、ママが「そんなこと言っちゃいけません」と咎めたという。
「何で?別にいいじゃん、まだ3年生なんだし」と聞き返したのだが、どうも、みーは割と成績がいい(現在は)ので、受験するのが当然と思われて、もし普通に公立中学に行ったりしたら「みーちゃん、落ちたのよ。」と言われるのを心配しているらしい。
・・・ってねえ、気を回しすぎじゃないかと思ったが、今から「受験する」というのが広まってしまっても確かに困るので、「わかんない」ぐらいにしときな、ということになった。
まあ、みーは今日の出来事をしゃべっただけなのに、咎められたのでびっくりしたのだろう。一応話を聞いてから、落ち着いて言い含めたほうがよかったね、とママと話した。
★
ママのことだけじゃ不公平なので自分の失敗も・・・
夜遅く僕とママが話していたら、かいが顔を出して「ねえ・・・」というので、ちょっと立て込んだ話をしていた僕はカチンときて「ママがいっしょじゃないと寝れないのか?」と茶化した。
実は、あーがベッドで咳をしているのを知らせに来たのだった。
かいは傷ついてべそをかいてしまった。ごめん、お父さんが悪かったよ。
家に帰ると、テーブルの上に大福が置いてあった。小ぶりでかわいらしい大福がたくさん。
「これ、あーちゃんと作ったの。」 とかいが言う。生協の注文カタログにイチゴ大福の作り方が載っていたので、イチゴとアンコと白玉粉を注文したのだそうだ。
「へえ、イチゴ大福なの? すごいじゃん。」 「イチゴにアンコつけるのはあーちゃんがやったの。」と、あー。 「へえ、難しかった?」 「うん、手がベタベタになった。」
大福を横目に夕食を食べてると、かいがじ〜っと見ている。
「もう9時過ぎてるよ。寝たら。」 「でも、お父さんか大福食べるの見てから。」
そこで、大福を先にいただく。すごく美味い。
「これはおいしいよ、すごいね、こんなの作るなんて。」
と言うと、ニコニコしながら
「一人4個ずつだからね。」
と言って、2階へ上がっていった。
かわいいね。
あーの幼稚園のマラソン大会があった。
多摩川のサイクリングコースを800m走るということで、先週来あーを連れて行って練習などさせていたのだが、
「あー、ゆっくりでいいんだからね。最後まで走ることが大事なんだよ。」
と声をかけながら伴走していた。 その言葉を忠実に守ったせいかどうかわからないが、本番は62位。もちろん完走。
「あー、よくがんばったねえ。えらいねえ。」
と褒めてあげたが、本人はいたく不満そうで
「62いだよ。どうしてえらいのさ!」
とご機嫌斜めであった。 (ちなみに、細長く並んで団子でスタートしたので、最初から後ろのほうだったそうだ・・・800mじゃ抜けないよ・・・ママ談)
ママがガラクタの中から、懐かしい「抽選ごっこ」の道具を見つけた。
かいが自作した、ワールドカップの組み合わせ抽選をするセットである。別にたいそうなものではない。Aー1とかの組が書いてある紙片と、国名が書いてある紙片があるだけ。これで本物の抽選会よろしく、組と国名を順番に引き、グループリーグを決めるのだ。これが、チームの強弱がわかっているかいには異様に興奮する遊びらしい。チームが決まる毎に、大声を上げて「おおおお!これは死のグループだああああ!」と声を張り上げる。
そして、チームをグループ表に書き込むと、今度は対戦が始まる。これも、ビー玉を使った「サッカーごっこ」だ。敵・味方に分かれたビー玉をぶつけあって「あーっと、駒野抜かれた、そこへ中沢がカバー、前に大きく蹴りだした、内田がシュートおおおおおっ!」
と一人で盛り上がっている。
DSを手に入れてからはこんなふうに遊ぶ姿もしばらく見られなかったが、
「もうあれはやんないの?」
と聞くと
「見つからなかったからやんなかっただけ。」
と言って夜9時なのにビー玉をやり出して、30分一人で叫びまくっていた。
健全・・・?
うちはクリスチャンなので、日曜日は教会へ礼拝に行くのだが、昨日はかいはサッカーの試合があったので、かいだけは夕拝(夜の礼拝)のほうに連れて行くことになっていた。ところが、ぐずぐずしている間に着くのが遅れて、ちょうど終わったところだった。
別の近くの教会にも行ってみたが、そこは夕拝をやっていなかった。
「どうしようかな〜、おじいちゃんにでも頼む?」と冗談半分にママと話していたら、かいが「そうする、そうする」と乗り気。
(ママ方の)おじいちゃんは福島で牧師をしているのだ。
早速ママが電話して、「おじいちゃん、かいのために夕拝やってくれない?」とお願いした。
おじいちゃんは二つ返事で引き受けてくれた。
電話の声をスピーカーに切り替える。
賛美歌を歌って、お祈り、聖書の話、頌栄、祝祷と一通りの礼拝形式を、おじいちゃんが15分ほどで電話でやってくれた。
かいもみーも、電話の前にかしこまって、「なんか、楽しいね」とニコニコしながら聞いていた。
ママは疲れきって横で寝ていた。(昼の礼拝は行ったので、念のため)
おじいちゃん、ありがとう。
あーが今度1年生になるので、(僕方の)おじいちゃん、おばあちゃんからお祝いがきた。
「ランドセル買ってあげようか?」と言われていたのだが、すでに当てがあったので、学習机を買うから、ということでお願いした。
封筒には絵手紙も入っていて、かわいい人形が描かれていた。(おばあちゃんは前に絵手紙の先生もしていた)
あーに、「お祝いもらったから、ありがとうの電話しようね」と言ってさせたら、
「おじいちゃん、おてがみありがと。」
と言っていた。あーはお手紙のほうが気に入ったみたい。僕とママは実のほうをありがたく拝領した。
どうもありがとう。
Pumaのマークの入った重厚なかいの筆箱。その中身は・・・
ボールペン(4色) 2本 マッキー 1本 定規 2本 Pringlesのマスコット 1個 Pumaの鉛筆延長キャップ 2本
そして極め付き・・・
消しゴム 8個 鉛筆 23本 (キャップつき)
これが全部入っている。
こんなに要るのか? という前にそんなに入るのか、という感じだが、かいは
「男の筆箱は、『鉛筆いっぱい消しゴムいっぱい』か、『鉛筆一本消しゴム一個カッコ小さいやつ』なんだよ。」
なんだそりゃ。
ママが、勉強のことでかいに説教していた。
「お母さんはね、テストの点数がどうのこうのなんてことを言ってるんじゃないの。あんたがどこまでわかってるかってことなの。」
するとそれを聞いていたみーが、
「でも、どこまでわかってるのかがテストの点数になるんじゃないの?」
おそるべし、みー。
帰宅すると、3人の子供たちが、百人一首をしていた。
読み手はあーだ。
「あまのはら〜 ふりさけみれば〜 かすがなる〜・・・」
と、かなり堂に入っている。
うちの子たちすごい、と思っていたが、最後は「札を最後まで詠んでからでないととってはいけない」と約束したかどうかでケンカになり、みーが大泣きして終った。
やっぱり、うちの子たちだ。
何だかよくわからないが、昨日あーは幼稚園で遊ぶ人がいなくて寂しかったらしい。そこへS君がやってきて、「どうしたの?」と優しく声をかけてく れたので、あーはうれしくて、S君のほっぺに「チュー」をしたらしい。それで、ママがお迎えに来たときに「あーちゃん、今日S君にチューしたの!」と大声で言うので、周りにいたママ達が騒然となったらしい。
ママはあーから詳細を聞き出し、コトの次第を(つまり唇は無事であることを)S君ママにメールする羽目になった。
恋の始まりか?
ママの誕生会をやった。
ここ2、3年ほどは、ケーキはすべて手作りである。最近はもう、オーブンに入れるときに手伝うだけで、かいとみーにすっかり任せていても平気。材料を混ぜるところから、トッピングまですべてやる。
いつもは生クリームを塗りつけるのだが、今回はチョコレートをコーティングするケーキに初挑戦。僕は別のことをしていて何も手伝っていない。2人で一生懸命、チョコ溶かしから生クリーム絞りまでやって、大変に豪華なケーキが出来上がった。
唯一の難点は、コーティングのチョコレートが溢れてケーキとお皿をセメダインのように密着させ、切り分けるのがエラく大変だったことのみである。
ママも大感激。もちろん、味は素晴らしく美味しかったよ。
今日はサッカーのトレーニングセンターの選抜試験日で、各クラブから推薦された子供たちが集まった。合格すると、稲城市中から集まった子供たちとの強化練習に1年間参加できる。
かいは足の速さが取り柄だが、他の子供たちも推薦されるだけあってなかなか強者だったらしい。
リフティング回数の試験では、通常のステップでは50回以上できるのに、何をどう間違えたか「インサイドで」と思い込んでいたので奮わなかったらしい。
でも試合形式では(かいはFW)、走り出すとそこにちゃんとパスが出てきて、さすがうまいもの揃い。シュート時には「ナイシュー!」の掛け声ももらったらしい。かいも声は出していたらしいが、ママは「よく聞こえなかった」。声だけはいつでも好きなだけ出せるんだから出してりゃいいのに、奥手だからなあ。
ママ曰く「あんなすごい人たちとゲームできただけでも、いい経験だったよ。」と言っていたが、さてどうなることか。
とにかく、かいお疲れ様。
(後日談)残念ながら受からなかった。合格率は半分もいかないらしいが、かいよりママが落ち込んでた。
あーの幼稚園の男の子が女の子に渡した手紙には
「おまえ、さいこうらぜ!」
と書いてあったそうだ。なんだ、「らぜ」って・・・? それを聞いたみーは
「え、サイコロ?」
と聞き返していた。
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最近、あーは自分のことを「うち」という かいによると、そういういのは「ギャル」らしい。
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日曜日にあーは39.7度の熱を出したが、翌日には下がった。インフルではなくてよかったのだが、いつも行く医者ではいつもの先生ではなく、アレルギー性喘息があるのに気管拡張剤を出してくれなかった。 お陰でその夜ずっと咳をし続けて、結局また今朝医者に行って、薬をもらってくる羽目にはった。いつものことなんだから、患者を信用して出してよ〜。
かいは、バレンタインには例年数個のチョコをもらってくる。
「かい、今年は何個もらえそう?」 「いらないよ。お返し考えるのがめんどくさい。」
すっごい贅沢。
みーが図工で作った作品が、小学校から選ばれて市の展覧会に出品された。
どんなのだろう、と見に行ってみると、元気そうな「唐傘お化け」だった。授業のテーマがお化けだったらしい。目が大きくて生き生きしている、いいお化けだった。
書初めもなかなかよかったから、選ばれると思ってたのになあ・・・とは親心。
今、サッカー日本代表のベネズエラ戦の真っ最中である。かいと2人でテレビを見ている。
闘利王がアツくなって相手に手を出して、イエローカードをもらった。見ていたかいはため息をついて
「バカだなあ。オレだったら闘利王使わないな。二日酔いで出てきたって新聞に書いてあったの読んでから、オレ嫌いになった。ウィイレからも外したし。」
彼なりに、人間を見ているようだ。
雪が降ったので、子供たちは大興奮だ。
「明日、積もればいいなあ。そしたらお父さんは会社休めるし、僕たちは遊べるし、最高じゃん。」
リモートデスクトップという手もあるし、たまに休むのもいいかな、と僕もちょっと思ったりして。
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