サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
みーの幼稚園のクラスは女の子が10人くらいいるが、みーは、いつもツルんでいる3人の女の子とともに、「つよ組」と呼ばれているらしい。声が大きく、活発で、箸の持ち方がなってない男の子をよってたかって矯正しようとするなど、アネゴぶりを発揮していると先生から聞いている。ちなみに、つよ組でない、男の子に一番人気の女の子は、かわいくて大人しい。
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みーとあーが土曜日から発熱。今週木曜日には家族で教会の修養会に参加する予定なのだが・・・。
かいもみーも1学期が20日で終わり、夏休みに突入した。
かいは、終業式から帰ってきたと思ったら布団へ直行。夕方熱を計ってみると8度あったそうで、医者に行ったら、寝冷えだと言われた。あららら・・・ぎりぎりで1学期、皆勤だった。
初めてのかいの通知表は、2段階評価でオール「よくできました」。そうなの・・? いつもの宿題の様子を見てると、手放しで安心できる状態ではなかったんだけど。なんとなく付け方が甘いような気がするが、将来性に期待、というところか。でも気持ちはいいね。
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最近のあー
「おいし?」 おいしい? 僕らが食べ物を口に入れるたびに言う。 「あーと。」 ありがとう。モノを手渡すとちゃんと言える。 「おふー」 おふろ。大好きである。 「にゅーにゅー」 牛乳だが、水など飲み物一般を指して言う。 「ねんね」 寝んね。眠くなると言う。 「あーめ」 お祈りの「アーメン」。 「びで」 ビデオだが、テレビをつけろという意味。 「あた」 終わった。 「やだ」 食事で気に入らないオカズを食べさせられそうなとき。 「め」 目 「はな」 鼻 「きち」 口 「みみ」 耳 「あっぱ」 オッパイ 「たーしゃ」 お父さん。いつもは「パパ」だが、言わせるとこう言う。
その他 「あーちゃん、いくつ?」と聞くと人差し指を立てる。 じゃんけんをするといつもグーを出し、勝ったつもりなのか歓声をあげる。 食事はスプーンで自分で食べられる。もちろん周りを汚すけど、かいやみーのときより、いくらかきれいかも。
面白くなってきたなあ。
あーが入院している間に、みーの精神状態が悪化した。
指しゃぶりに始まり、夜中寝ている最中にいきなり大声をあげ、手がつけられないほどになった。食事の時は僕の膝の上に乗せ、口まで持っていってあげないと食べない。2階への昇り降りはおんぶ。
退院して再び家族揃うようになってから、僕もママもできるだけみーのことを中心に可愛がるように努めたが、2週間たってもほとんど変わらない。朝、幼稚園に行かないとゴね、帰りは帰りで、みんなが見ている前で地べたにひっくり返ってジダバタと泣き叫ぶ。ほんとに、こんなことになるなんて思いもよらなかった。入院で家族がばらばらだったことが、こんなに大きなストレスになっていたのかと思うと、可愛そうで泣けてくる。先生に幼稚園での様子を聞いても、特に変わったところはないという。我慢するところではしているのだ。
教会の友達に相談したところ、「お母さんと2人きりの時間を作ってあげたら」とアドバイスされた。そう言えば、いつもあーはいるもんな・・
月曜日、かいが学校に行っている間しかないので、幼稚園は休ませ、僕も半休をとってあーを引き受け、ママはみーを買い物に連れ出すことにした。
喫茶店に入って、みーに選ばせたケーキを一緒に食べ、百円ショップで自由に買い物をさせた。髪飾り、笛、はさみなど。1時間ほどしかなく十分ではなかったと思うが、それでもうれしそうに帰ってきた。「きょう、ママはみーちゃんのとくべつなひだったんだって。」 そして「もうみーちゃんのとくべつはしなくていいから、こんどはおにいちゃんといっていいよ。」とママに言ったという。
その日は夜まで穏やかで、ゴねるのもなく眠ったという。夜中の大声もなかった。そして今日は、「きのうあえなかったから、せんせいにあいたい」と言って、幼稚園に行ったのである。
子供って、僕ら親の行動のしかた一つで、こんなにも、良くも悪くも影響を受けるのか。なんて繊細な存在なんだろう。そして、なんて親とは責任の重い役割だろう。神様、僕らの欠けたところを、どうぞ補ってください。
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