サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
みーが「だめえええええ!!」と叫んだ。あーがみーの作った積み木を崩したのだ。(あーの積み木だけど・・・) あーは、みーの大事にしているものがわかるらしく、アイロンビーズ作品が入っているキティのバッグや、シールの袋を目掛けて突進してくる。ママがあーを寝室に退避させても、廊下を這ってやってくる。みーはいつも気が気でない。「あーちゃん、うまれなければよかったのに」などとつぶやいたりする。夜中の歯軋りは、このストレスだろうか。
今週、幼稚園は自由参加の「夏期保育」。もちろんかいは毎日行っている。月曜日にはサンダルで行ってサッカーをしたので足にちょっと怪我をしたらしいが、「かい、点入れたか。」と聞くと「かいくん、ケンちゃんにパスするの。」と言う。どうも、自分の役割はパサーだと思っているらしい。「かいもシュートしていいんだよ。自分でボール持っていって、シュートしてみ。入れたらウォーって言うんだよ(笑)」。しかし、こういうことも教えないとだめなんかな。
だが、かいはやってくれた。昨日もサッカーがあって、夜携帯にかかってきた。「かいくんね、ジャングルジムのまえでボールとって、そのままシュートしたら、はいっちゃったの。」と興奮した声。かい、初めてのゴールだ。ああ、なんて素晴らしいんだ、アドバイスがこんなにすぐ活きるなんて。ちなみに昨日は雨模様だったので長靴で行ったそうだ。長靴ゴールの感動を、僕は忘れないだろう。
ついでに、相撲も女の子に負けたりしていたが、背の低いかいは組んだら不利とみたママが「始まったらすぐに相手を押しまくれ」とアドバイス。月曜日には負けたリョウ相手に、昨日は見事に「押し倒し」を食らわせた。「かいくんがはっけよーいのこったでおしたらね、リョウくん、こーんなふうにころんだの。」と転んだポーズをして笑わせてくれた。教え甲斐があるね、ほんとに。
ママから聞いた話。
ゆうべ、もう寝る体勢に入ってから、かいが「おなかがすいた」と言った。夕食から寝るまでの時間が長いとよくあるパターンである。ママは仕方なく台所からパンを持ってきた。かいが食べ終わったので、「台所にお皿置いてきなさい。」というと、ぐずぐずと渋る。あげく「ママがもってきたんじゃん。」と言ったそうだ。そこでママの雷が落ちたという結末。
やっぱり、そんな屁理屈言われたらカチンとくるよなあ。話を聞いたときは、いつも言っている「自分で出したら自分でしまう」というのをそのまま杓子定規に理解しているのかと思ったが、怒られた理由は自分でわかっているようだから、単に面倒だから言い訳を考えた、ということだろう。「親に従う」ということを徹底させるしかないのかも。僕が理屈っぽいのが影響しているのかもしれない。
夜中に帰宅すると、みーがハイソックスをはいて寝ていた。「とびひ」を掻かないようにするためかと思ったが、ママに聞いたら「寒いから」ということだった。パジャマのズボンをはけばよさそうだが、ひらひらの、スカートみたいなパジャマだったので、お姫さまスタイルを崩さないためにハイソックスじゃないと承知しなかったそうだ。ご苦労さん。
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あーは、3秒くらいなら手を離して立つようになった。そしてその後、自分で手を叩いて拍手を要求する。いつも「あぐあぐ」とか「うべー」とか「うえあおうえあお」とか、わけのわからない言葉をしゃべりながら遊んでいる。名前を呼んで「はーい」と言わせるように仕込んでいるのだが、成功率は1割くらい。
ちなみに、あーの声は高くて繊細で、かわいらしい。みーの低くて芯のある声とはずいぶん違う。かいは高くて芯があるので、一番やかましい。声を出すのにだってエネルギーは使うだろうに、よくあの調子で1日中しゃべっていて疲れないもんだと感心する。この頃はかいもみーも、昼寝もせずに9時くらいまで起きている。体力ついたなあ。僕とママはいつもへろへろ。
かいとみーが、廊下に出てうれしそうな声をあげているので、何かと思って見に行ったら、あーが廊下をハイハイしていた。
福島に行って以来、ハイハイが上手になっていたが、ママがあーを寝室に置いて居間に来たので、追いかけてきたのだった。
ニコニコうれしそうにハイハイしてくるその姿は、正直泣ける。
居間に入り、ママに抱っこされた。みんなで歓声、拍手。あーも一層ニコニコになり、手をバタバタさせた。
字が読めるようになったと聞いて、オーストラリアの祖母から、かいとみー宛に絵手紙が来た。 別紙に「ひらがなで書いたので読めると思います。」と書いてあって、確かにひらがなとカタカナはOKなのだが、 「(兄弟)三にんなかよく」とあって、「みにん」と読まれてしまった。(爆)
あーに向かって「・・なんだよねー」と同意を求めると、首を傾けて「ねー」の仕草をする。その傾き方、ニコニコしながら徐々に傾けていくのがすごくかわいい。あと、福島の実家に長い廊下があったおかげで、ハイハイが驚異的に進歩した。うれしい反面、危険も増えたということで(落ちるとか、その辺のものを口に入れるとか)神様の守りがあらんことを。
みーは、福島でシンデレラの劇を見てから、前にもましてお姫様づいている。クリスマスに飼ったシンデレラのドレスを着て、セリフを言いながら一人芝居をするのだ。すごい記憶力。「おーっほほほ」とシンデレラのお姉さんまでやっている。この間の日曜日は、教会の礼拝で僕が聖歌隊で歌っているところに一緒に並んで、歌に合わせて踊っていた。うーん、ちょっとやりすぎだ。 ついでに、どこで覚えたのか盆踊りの型まで身に付けている。
かいは、カブトムシやクワガタをはじめ、昆虫に夢中である。以前の「虫触れない状態」はすっかり陰を潜め、飼っているクワガタをなでまわしている。ママが捕まえてきたカマキリのえさにするチョウを僕が捕まえ、籠にいれたら、ワイルドな弱肉強食の世界を観察できて興奮していた。(そのカマキリも翌日、乾燥して死んだ・・土がカラカラで) サンワでカブトとクワガタの紙粘土の型を売っていたので買ってきたら、夕食後から翌日の朝食前まで熱心に作っていた(もちろん間に寝てるけど)。
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