サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
みーとお嫁さんごっこ。
「パパ、おうじさまね。」 「はいはい。みーがお嫁さんなの?」 「あのね、ほんとうのおよめさんじゃないの。」 「じゃあ、あなたはだれですか。」 「お、よ、め。」 「・・・お嫁さんと違うの?」 「ちがう。およめちゃんだよ。」 「・・・」
何のこっちゃ。
寝る時間になっても元気な2人。
風呂の後、素っ裸のまま寝室を跳ね回る。 かいはアバレンジャーになって、パパ怪獣にジャンプ、キック、チョップ、体当たりを食らわす。 「怪獣やられたよ〜!」とうずくまっていると、上に乗ってバランスごっこやジャンプごっこ。 ひざに乗って回転飛び。 みーには飛行機をさせられる。 そのあとはみーが踊るのに合わせてマイクで繰り返し歌わせられる。
誰か助けてくれ〜!
ママが風邪をひいた。夜、寝る前のみーのお祈り。
「かみさま、ママがびょうきになりました。 はやくげんきにしてください。 (ちょっと考えて)・・パパはげんきでおおきくなりました。 ありがとうございます。 イエスさまのみなによって おいのりします。 アーメン」
「ママのことお祈りしてね」とは言ったのだが、僕のこともちゃんと祈ってくれるとはうれしい。
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かいの食事のお祈り。
「かみさま、きょうもおいしいごはんをたべます。 のこさずに・・・ちがう、かんしゃしていただきます。 イエスさまのみなによっておいのりします。 アーメン」
いつも残すのを指摘されてからこうなった。そのくせ大きいオカズを欲しがる。困ったものだ。
夏休みに入る前に幼稚園でもらった「絵合わせ」カードに、かいとみーは夢中。普通に神経衰弱みたいに遊ぶこともできるが、みーもいるのでもっぱら色合わせである。めくったのが自分の色ならとれる、という簡単ルールで、同じ色が6枚ずつあるので6枚とれば勝ち。2人とも相当気に入っているらしく、寝る前のお祈りをした後も、目が覚めた直後も、布団に広げて2人でやっている。当然僕も誘われる。
「パパ、なにチーム? かいくん、あおチーム!」 「もう寝るんだから1回だけだよ。じゃあ、緑。」 「みーちゃん、きいろ!」
じゃんけんで順番を決めてめくり始める。だがみーは「自分で好きなのをめくって色を確かめる」という動作を理解しておらず、伏せたカードを見て「わからない」(当たり前だが)と言うので、いちいち「これにしな」と指してやらなければならない。しかし僕やかいがめくったのが自分の色だと、ちゃんと次にそれをめくる。
かいもみーも「自分の順番」という意識がなく、とったカードをうれしそうに眺めているばかり。いちいち「ほれ、かいの番だぞ。ほれ、みー、これめくりな」と促してやらなければならない。
そんな状態でやっているのに、ほとんどかいがトップ上がりになるのが不思議。僕はまだ一度も勝ったことがない。
朝、もう家を出なくちゃいけないのに、かいが僕のベルトを締めなおすという。アバレンジャーの影響でベルトに興味津々なのだ。ここで拒否すると泣かれてママが大変になるので、じりじりしながらやらせる。
すると案の定、「みーちゃんもー」とみーが寄ってくる。ここで拒否すると泣かれるばかりか、公平性が損なわれる。かいがはめてくれたベルトをまた外し、更にじりじりしながらやらせる。(かいははめる作業自体が目的なので、その後外しても気にしない)
一応「ありがとうね」と言い、二人の頭をなでてやる。 かくして今朝も駅までダッシュすることになった。
かいが、朝起きるなり「パパ、くぎとトンカチは?」 昨日幼稚園でミルク缶のバケツを作ったとかで、みーにも作ってあげるらしい。うーむ、ゆうべ風呂場に置いてあったのは、バケツだったのか。というわけで朝っぱらから缶に穴をあける作業を手伝うことになったが、針金がなくてまだ取っ手がつかない。たぶん昨日から「パパが帰ってきたら」ということになっていたのだろうが、期待に沿えず残念。今日買って帰らなくちゃ。
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みーが、牛乳のパックをながめながら「お、い、し、い・・・おいしいってかいてあるの?」 ひらがながだいぶ読めるようになった。
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僕が歯を磨いていたら、みーが愛用のカラオケマシーンを持ってきて「アーイアイ」を歌ってくれた。磨き終わると僕にマイクを持たせ、「パパうたって。みーちゃんおどるから。」 そしておサルのポーズをして即興踊りを見せてくれた。あんまり愉快でげらげら笑った。
夕食後、かいがお皿拭きのお手伝いをしながら。
かい「あのねえ、きょう、スプーンとフォークだそうとしたらねえ、パーンってとびだしたの。」 (幼稚園の昼食用に持っていっているスプーンとフォークの入れ物。つなぎ目が壊れている) ママ「ああ、ごめんねえ。今度買ってくるから。」 かい「あとねえ、きょう、コップわすれたの。」 ママ「あっ、そうだったの? ごめんごめん。で、どうしたの?」 かい「せんせいにわすれたっていって、かりたの。」 ママ「ああ、そうなの」 かい「それで、たべおわったあと、あらってかえしておいたよ。」 ママ「・・・」
できた息子である。
年中になったので、かいに英語をやらせようと思って、ベネッセの「おやこえいご」をとっている。
何やらごたいそうなボードに、隔月で来る教材の本とメモリーをセットする。専用のペンで本のページにタッチすると、場面に応じた英語音声が聞こえるのだ。なかなか面白い仕組み。
だが、現在のところ、これで遊ぶのはもっぱらみーである。毎日「えいごやる!」と取り出しては、起用にセットして嬉々として「じらーふ」とか「らいあん」とか言っている。かいは全然見向きもしない。
みーは、サンプルで送られてきたディズニーの英語CDもお気に入りだ。ABCの歌も「えーびーしーでぃーいーえふじー」と流暢に歌う。"L-M-N-O-P"も「えれめのぴー」と見事だ。
2人とも、10までの数字は英語で言えるようにはなったが、口から自然に出てくるのはみーのほうだ。かいは促さないと言わない。
今はセサミストリートを始め、テレビでも面白そうな英語番組をたくさんやっているので、うまく軌道に乗せてやれば上達は早いんじゃないかと思っているのだが・・・。英語でアバレンジャーやってくれないかな。
◆おやこえいごの紹介はこちら。 ◆アバレンジャーの紹介はこちら。
かいは恐らく、こういう流れでやりたかったのだろう。
「(携帯電話をとって)はい、アバレブラックです。」 「アバレブラック、助けてー!怪獣が攻めてきたの。」 「よし、すぐにいくぞ。・・・やめろ、かいじゅう!」
が、実際はこうだった。
みーが、つみきを手に「アバレブラックにでんわしよー」 かい、わざわざ遠くに離れる。
「だれですか。」 「あたしです。」 「(ちょっとひるむ)・・・かいじゅうがでたのか。」 「ミニーちゃんがおねんねしてるの。」 「(一瞬、間)・・・かいじゅうが、ミニーちゃんがねてるとこにあらわれたのか。」
とりあえず、アバレブラック参上。
「ミニーちゃん、びょうきなの。」 「・・・・」 「アバレブラック、ねちゃった。」(爆)
◆アバレブラックの紹介はこちら。
今日の教会学校(子供の礼拝)では、僕がお話の当番だった。旧約聖書の、サウルがイスラエルの王様になるいきさつのところだ。
パパ「明日はパパが、王様の話をするからね。」 みー「へえー、おうさまのはなし? どういうの?」 パパ「明日のお楽しみだよ。」
という前日の前振りの効果で、みーはじーっとこちらを見ながら聞いてくれた。
かいは、教会に着いたときから何だかぐずぐず言っていて、お話の直前にママが部屋から連れ出して叱りに行ったため、残念ながら最後のほうしか聞けなかった。
幼児に向かってお話をするのは難しい。興味がなければ遠慮なしに顔を背けられてしまう。ある程度の年齢になれば「一応聞いてる」ふりをしてくれるけど、幼児は「つまんない」というのがモロに顔や態度に出るのだ。(最近は中学生になってもこういう幼児性が抜けない人もいるが)
事前の準備をしっかりすることが大事。いつもは金曜日に原稿を書いて、土曜日に練習して、という段取りなのだが、ゆうべは疲れて子供と一緒に寝てしまった。こうなると行きの車の中で空で練習、ということになる。子供たちが騒ぐと話の流れがパラけていくので大変だが、今朝はたまたま子供たちが寝坊したせいで車中でのおにぎりとなったため、大変静かで助かった。
寝る前に、かいのためにもう一度サウルの話をしてあげることにした。みーが「あー、おうさまのはなし、きょうかいでやったね。」と言ってくれたので、ちゃんと聞いててくれたなあと思ってうれしかった。
市の農園でジャガイモを掘る企画に応募したら、抽選で当たったので、土曜日に行って来た。隣の駅から少し歩いて、「こんな道あったのか」というような山道を5分ほど登ると、その農園はあった。聞けば、市の学校給食に出す野菜を育てているらしい。
みーはこういうのは未体験なので、ぜひやってほしかったのだが、泥んこが手につくのを嫌がって、木陰で妊婦のママとお茶飲みになってしまった。なんでこんなに「おじょーさま」なんだ?
1家族ごとに約1m四方が割り当てられた。かいは幼稚園でやっているので慣れたものである。土を掘るとジャガイモがコロコロと埋まっていて、かわいらしい。どんどん取り出す。なかなかおもしろいもんである。結構量があって、3kgほどになった。カブトムシかクワガタかわからないが幼虫がいたので、それも袋に入れた。
みーも、最後に少しだけ掘っているところを見させて、掘り方は終了。
その後、あらかじめ茹でていたジャガイモの試食会があった。土がいやで抱っこになっていたみーだったが、ここでは3個も平らげた。そして・・・家に帰ってからも、昼食のいなり寿司を2つ食べたのだった。2歳だよ? 女の子だよ? ずっと抱っこで、動いてないんだよ?
ゆうべ帰宅すると、家の前の道いっぱいにカラフルな線路が描かれていた。2m幅の、車は入ってこない私道である。今までにも、かいとみーがチョークで描いた落書きが残っていることはあったが、せいぜい道幅の半分までとか、縦に1、2本横切ったりという程度だった。先週カラーチョークを買ったのでうちの子には違いないが、今回はスケールが違う。しっかり隣の家の前まで道幅いっぱい。描き方もタッチがしっかりしていて、ママか、隣の小学生が手伝ったのではないかと思った。しかしこれだけ大きいと、道を共有しているご近所の人にも申し訳ない。「落書き、かわいいわねえ」というレベルを超えている。僕でさえ「なんだこりゃ!?」という感じだったのだ。
ママに聞くと、幼稚園の男の子が3人遊びにきて、みんなで描いたという。そのうち一人は園でもとても絵が上手な子だ。ママは、雨が降れば消えるからいいや、と思ったらしいが、翌日の天気予報は曇りのち晴れ。近所にご迷惑をかけそうなので、今朝早く起きて、流して消した。
でも、子供たちにとってはずいぶん楽しい遊びだろうな。「かいくんのうちにいくと道に絵がかける」と思って遊びにきてくれるならうれしい。テレビゲームしに遊びにいくなんてのよりずっといい。また消してあげるから、どんどん描いたらいいよ。
ママが、みーを連れて近所の文化センターでやっている「リトミック」に行って来た。音楽に合わせて歌ったり踊ったりするのだ。一人でもおかしな鼻歌を歌ったり、創作ダンスを披露しているみーだが、そんなみーの天性にぴったりはまったらしく、大変楽しんでいたようだ。
最後に先生が一人一人にバイオリンを持たせてくれて、手を添えながら好きな曲を弾いてくれるコーナーがあって、みーは「あめふりりんちゃん」をリクエストしたのだが、「え、リアクション?」などと反応され、諦めて「かえるのうた」になったのだった。
ところで、暑くなってきたので、あせも防止にみーの髪を切った。風呂場で、動かないように僕が押さえ、ママがハサミで切るのだが、すっかりおしゃまさんになったみーは、ほとんど押さえる必要はなく、「かわいくきってね」などといって鏡を見ている。が、結果は、切り揃えているうちにおでこ丸出しのおかっぱになってしまった。ストレートヘアで両脇も短く、まるで昭和30年代の頭だ。もっとも、親としてはこの上なくかわいいが。
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