サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
スイカを食べた後、皿に残るのが種と汁。かいが「あれちょうだい、あれ」と欲しがったのは「ざる」。コップをざるの下に置いて、上から皿の汁を注ぐと、汁だけコップに入るというわけ。よく考えつくねえと感心してみていたが、
「うわあ、ぶどうジュースだあ」
と言ったのには笑った。
みーは、スイカの実をスプーンですくって食べさせてやっていたが、粗方終わったので「はい、終わりね。」と言うと「まだ、あかいとこのこってるよ」と、最後まですくわされた。
みーの目が心配だったので、ママが近所の眼科に連れて行った。幼稚園も休みだったため、かいも一緒。視力の異常などではないようだが、精神的なものかもしれない、と言われた。環境の変化とか、最近何か変わったことがあったかと聞かれたが、強いて言えば9月に出産することだろうか。まあ、あまり気にしなくていいでしょうということだった。10時に行って、終わったのは12時半。子供たちもよくがんばったが、ママももう家で昼食を作る気力もなく、コンビニでおにぎりを買ってそのまま多摩川べりに直行した。
食べたあと、ママはごろごろしながら、子供たちを思いっきり遊ばせることに。しばらく喜んで遊んでいたが、かいが水たまりをジャンプしようとして失敗。元々眼科に行くだけで着替えなどあるはずもなく、かいはべそをかきながら、上半身裸になって帰る。ところが帰る途中、ベランダからじーっとこっちを見ている人がいたそうで、よく見ると園で同じクラスの女の子のお母さん。「暑いから休んでいったら」と呼ばれることに。かいは裸のまましばらく遊ばせてもらい、カキ氷などを振舞ってもらってこれまた大喜び。お土産に袋いっぱいのジャガイモまでいただいてきた。
家に帰るともう夕食タイム。みーは疲れて寝てしまうし、買い物もできなかったらしく、僕は「今日は夕飯食べてきて」との連絡を受けることになったのであった。
昨夜、遅くに家に帰ると、玄関前のアスファルトにカラフルなチョークの跡。いつもの「スタートライン」か線路か。 寝静まった家に入ると、玄関に置かれていたのは5,6枚の折り紙。カエルのようだ。「パパのお迎え」のためにかいが置いてくれたらしい。感涙。
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幼稚園でカレー作りがあった。先日園所有のじゃがいも畑で取ってきた芋を使うのだ。年長組がリードして、園を挙げて作る一大イベントで、かいは3杯もおかわりをし、制服をまっ黄色にして帰ってきた。すごく楽しかったらしい。
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園で、一人一人アサガオを育てているらしいが、他の子のはアイウエオ順に並んでいるのに、かいのなぜかMちゃんと隣同士で、しかもかいのアサガオのツルは一旦Mちゃんの棒に絡まってまた戻ってきている。笑える。
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みーが目をしばしばするので、前髪が目に入って痛いのかと思ってママが切ってあげたが、まだしばしばする。気になる。
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みーが、近所の女の子たちと2歳娘トリオで遊んでいた。バイクが来たのでママが「危ないよー」と言うと、みーともう一人が、一番体の小さい子を両側からしっかり抱えていた。なんか、いい話だね。(単に固まってただけか?)
昼食に焼きナスを食べたかいが一言。
「このナス、おいしいね。ボーナスみたいだね。」
・・・お母さん同士の会話を耳にしたか。
かいが幼稚園で女の子2人と「くさごっこ」。近寄って、鼻を摘まんで「くさい、くさい」と言うらしい。一歩間違えばいじめだが、「ごっこ」の合意が取れている人とやるようだ。だがそれにも関わらず、かいが○○ちゃんに「くさい、くさい」とやったら、飛び蹴りにあったという。彼女はもう1年も空手を習っている強者。かいは
「○○ちゃんね、それはそれはつよいんだよ。」
と驚きを表現していた。
幼稚園から、「おともだちの家に遊びに行くときの注意」なるものが配られた。曰く、
「相手の家の都合を聞いてから遊びに行かせる。」 「5時になったら帰る。夕食の時間までいるなんて非常識なことのないように。」 「土曜日曜などのお休みの日には基本的には遊びに行かない。」 「勝手に人の家の冷蔵庫を開けたりお菓子を取ってはいけない。」 「おもちゃは『貸して』と言わないと使えないことを教える」 「上がる時は『おじゃまします』、帰る時は『おじゃましました』と言わせる。」 「お菓子を持っていったりしないと決めておく。おやつを出すとしてもおせんべい1枚位、飲み物も麦茶でよい。」
思い当たる節もないではないが、それにしても、これが親向けの注意事項だというのが何とも情けない。実際こういうメイワクな親がいて、本人には直接注意できないから園に苦情を言ったということだろうけど、苦情の内容をそのまま書いたのではないか。言ってることは至極当たり前のことだけど、そのくらい親のしつけの範疇だろ、という気がする。言われる親も親だが、そのまま言う園も園だよなあ。
今朝は6時50分にかいが目を覚まし、直後にみーも起きた。音を立てたわけでもないのになんでシンクロするのか、不思議。
かいは最近、進んでインコの籠に敷く紙を取り替えてくれるようになった。エサもまめにチェックし、「エサ、ないよ。」と言ってくれる。エサを補充してやると、かいが容器を籠にセットする。
ここまではいいのだが、みーも容器を入れたがるので、ケンカになる。「みーちゃんもやる!」というのを、籠の前に立ちはだかってみーが近づけないようにガードし、挙句はみーを突き飛ばしたりする。おかげで朝から一喝、2人の泣き声が響き渡る状態になってしまった。
あー、疲れる。
Kくんとかいが、幼稚園で女の子を「がおー」なんて言いながら追い掛け回していた。女の子たちはキャーキャー言いながら逃げ回る。みーは例のごとく「いやあああああ!!!」と本気になって逃げ回る。ついにママが
「かい! 女の子追っかけ回すのやめなさい!」
と言うと、
「でも、おんなのこたち、うれしんでたよ。」
と返事したそうだ。みーは「うれしんで」なかったが。
ちなみに今日のかいは、ある女の子のおなかをめくったらしい。・・・昨日といい今日といい、どうしたんだろう。ママの大きくなってきたお腹と比べているのかな。さすがに今日は、よく言い含めた。
幼稚園のある女の子が、背中をすーっと触られて、お尻をなでなでされたので振り返ると、かいがニコニコしながら立っていたという。その子も別段怒るでもなく、
「かいくん、○○ちゃんのこと すきなのかなあ。」
と喜んでお母さんに話した。お母さんはそれを笑いながらうちのママに教えてくれた。でもママは穴があったら入りたかったらしい。年が年なら、ねえ。
夜、かいは疲れて食事もせずに寝てしまった。 食後、みーに聖書を読んであげていた。
「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り取りもせず」 「ん・・・」 「けれども、天の父がこれを養っていて下さるのです」 「ん・・・」
わかってるのかな、と見ると、みーが真っ赤な顔をして
「うんち、でた。」
2003年06月06日(金) |
アバレンジャーの功罪 |
かいは、アバレンジャーのランニングシャツを1枚だけ持っているが、それを着たまま裾をびよーんと引っぱって絵を見ていたので、100cmのシャツが140cmくらいに伸びて着られなくなってしまった。
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Sくんはもうオシッコを教えられるのだが、どうしてもオムツをはずそうとしない。遊びに夢中でも心配ないからだ。そこで、うちのママが「アバレンジャーのパンツにしてみたら」とアドバイス。Sママが早速試したところ、大成功だったとか。
かいは毎日家の中でもアバレンジャーになりきって暴れ回っている。友達の中には、ベルトとか甲冑(?)とかいろいろ変身道具がそろっている子もいる。かいもそういうのが欲しいようだが、うちはめったに買わない。その代わり、ママが工作してあげるのだ。
ママは多少絵心があるので、厚紙でお面とか、剣とかを作るのは苦ではない。で、作ってあげるとかいは大喜び。ついでにみーにも“何とかちゃん”のお面を作ってあげたりする。
2人ともハサミの使い方は上手なので、かいも自分で厚紙を切り、セロテープでべたべた貼ってベルトやピストルを作ったりする。僕が帰宅すると、実に満足そうな顔で
「みてみて、これつくったの。」
と見せてくれる。
わざわざ高いオモチャを買わなくても、子供はこんなんで十分喜ぶんだなあ。お金がかからないのも助かるが、それよりこうやって手指を使って、工夫しながら作ること自体が子供にとっても楽しいんじゃないか。実際、帰宅すると毎日のように部屋に工作の残骸とか折り紙とか、みーが切り刻んだ紙くずが散乱している。
うちには他の家のようにたくさんオモチャはないけど、この間うちに遊びに来た子は、かいが次から次へと紙ヒコーキを折るのでとても驚いたそうだ。そういうのを聞くと、ヘヘン、とちょっといい気分になる。(だけど飛ばし方はヘタっぴ)
僕の隣りで、布団をはだけて寝ていたみーが、明け方近くなって
「んーーー」
と言って、寝ぼけながら僕のタオルケットの中に入ってきて、腕枕でまた寝た。
・・・かわいい。
かいのクラスの女の子が、うちのママに
「かいくん、Mちゃんのことすきなの?」
と聞いてきたという。
「そう、大好きなのよ。」
と答えると、
「ふーん、あのね、Mちゃん、かいくんとけっこんするんだって。」 「え、Mちゃんがそう言ってたの?」 「そう。ずーっといっしょにいるの。てえつないで。」
ほんとに相思相愛? 「けっこん」は「仲良し」くらいの意味で、誰も彼も結婚相手なんじゃないか。ママもびっくりして、
「・・・でも、結婚する前に、Mちゃんのパパにご相談しなくちゃ。」
と言って、そばにいたMちゃんママの爆笑を買った。
ちなみに、クラスの先生からも
「かいくんとMちゃん、とっても仲いいんですよ。ずーっと手をつないで、一緒に遊んでたんですよ。」
と言われたらしい。そんなに言われるほどベタベタだったのか。
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