サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
かいは月曜にはほぼ全快し、昨日は旺盛な食欲を見せた。帰宅した僕が夕食を食べていると、自分もまた食べたくなって僕のご飯とおかずを分捕っていった。
ちなみに、僕はかいからうつったらしく、土曜日からお腹の調子が悪くなり、日曜日は教会に行ったものの、帰ってから倒れこんで月曜日は会社を休んた。下痢はするし、熱はないのに体中が重く、ほとんど1日中寝ていた。子供たちもこういう状態だったのか。ママにうつらなければいいが。
みーの風邪がかいにうつった。みーは下痢だったが、かいは胃に来たようで、夜中に何度も戻した。そして発熱。やはり38度5分まで上がる。今回のかいは胃に何も入っていないので力が入らないらしく、布団に包まってじっとしていた。普段元気なだけに、さすがに痛々しい。この間の日記を反省した。ごめんよ、かい。今日は僕が休日で助かった。
みーはお腹にくる風邪だったとかで、医者から昼食抜きを言い渡された。僕が帰るともういつもの調子に戻っていて、機嫌もよかった。回復が早いので安心した。
ところが今度はかいが階段から落ちた。ママと子供たちは2階、僕は洗面所にいたのだが、かいが降りてくる気配がしたと思ったら、ダダダ・・と大きな音がしたので慌てて飛んでいった。かいは見事に一番下まで転げ落ち、どこかに擦ったらしく、瞳とまつ毛の間の隙間を3cmくらい切って血を出していた。額にはかすり傷。びえびえ泣くかいを抱きながら、骨を折ったりしてないか調べるが、大丈夫のようだ。
階段の踊り場には生協の発泡スチロールの箱が置いてあり、もろに壁にぶつかってはいないと思うのだが(いつも邪魔に思っていたのだが、こういう役に立つとは・・・)、目が心配なので病院に行った。ママも行くとなるとみーも置いていくわけにはいかないので、家族4人、夜間診療の旅である。みーは昼抜きのこれから夕食というタイミングだったので、パックにみーの分の食事だけ詰めて持っていく。車中、ママはおろおろしていたが、みーが
「みずいろ、みずいろ、いちばんすきー」
などと適当な鼻歌を歌うので、ちょっと和む。病院でかいが診察を受けている間、僕はみーに食事をさせる。みーは
「おいしいー」
と言いながら、パックに詰めたおかゆとシチューを平らげ、野菜ジュースを飲み干した。かいの様子を見に行くと、目の下にバンソウコウを貼られただけで、縫わずに済んだらしかった。よかったよかった。しかし、かいが怪我で夜間診療にかかるの、何回目だろう。まったく、毎日いろんなことが起こる。
家に帰って2時間遅れの夕食。なんとみーは、さっきのは昼食分と言わんばかりに、また食べた。
みーが熱を出した。日曜日には教会でも元気だったのだが、そう言えば食事の量が少し落ちていた。昨日の夕方から元気をなくしたのでママが測ったら38度。夜中38.5度。まあ、こっちも子供が熱を出したからといってあんまり慌てなくはなったけど、おでこに熱冷ましのシートを貼られ、じっと寝ている姿が痛々しい。ときどき目を覚まして「パパ・・・」と言うので、手をかけたりしてあげる。
(ちなみにかいの場合は、熱冷ましを貼り替える度にぎゃーぎゃー騒いだり、起きているときも動きまわるので、あんまり痛々しい様子ではない。)
今朝は37.5に下がった。機嫌よく起きてきて、朝食も食べた。自分で着替えをしているので「えらいねえ」と誉めると、
「みーちゃんねえ、いつも ほいくえん(週1回行っている)で ボタンはずしてんだよ。しろいボタン はずすと、せんせいが すごいっていうんだよ。」
と得意そうに説明してくれた。
★
昨日Mちゃんの弟のSくんが、みーの顔をしげしげと眺めて言った。
「みーぢゃんみーぢゃん、みーぢゃんのかお、まるいんだねえ。 SくんもSくんも、まるいんだよお。」
今朝、かいがこれを声色もそっくりに物マネするので、みんなでげらげら笑っていたら、何度も何度も繰り返していた。やっぱりお調子者の気はありそうだ。でも物マネだってりっぱな「特技」だよな。
寝る時にみーがしたお話。
あるところに うさいさん(ウサギさん)がいました。 うさいさんは かめさんと きょうそうしました。 うさいさんは ぴょんぴょん はしりました。 かめさんは のっしのっし はしりました。 うさいさんは ぴょんぴょん すごいスピードではしりました。 そして おとおだち(お友達)がきました。 おとおだちは なにしてるのって ききました。 きょうそうしてるの。 ふーん、そうか。きょうそうしてるのか。 いっしょに きょうそうしよう。 うん、いいよ。 おとおだちは とことこ あるきました。 そして パパと みーちゃんと かいくんと ママがいました。 パパはおんなのこで、 みーちゃんはおんなのこで、 かいくんはおとこのこで、 ママはおとこのこで、 なにしてるのって、いって パパとママとみーちゃんは とことこって あるきました。 かいくんは ぴゅーって はしりました。 そして かいくんが いちばーんに なりました。 おしまい。
みーが、「夕焼け小焼けの赤とんぼ」を歌えと言うので歌ってやると、踊り始めた。 ゆったりとした振りで、望郷の仕草などが入る。 エンディングは、演歌歌手よろしく、人差し指を上に向けながら身体を半回転させてフィニッシュした。
一方かいは、「キー、キー」と奇声を発している。 「かい、何だその声は」 と聞くと、 「ブランコ」 確かに、ブランコが軋みながら揺れる音であった。 僕も、趣味で音をいじるので時々モノの音を模写する癖があるのだが、かいもなかなかうまいもんである。
かいが、みーを追い掛け回していた。みーは、本気で追いかけられると本気で怖がって、「いやあああ!!」と大泣きで逃げ回るので大変である。ママは何度も
「やめなさい!」
と言うのだが、かいはやめようとしない。ついにママは激怒し、
「やめなさいって言ってるでしょ!」
と、かいを張り飛ばし、そのまま引きずっていって寝室に閉じ込めた。
「神様にお祈りして反省しなさい!」
かいはビービー泣いていたが、居間から伺っていると、どうやらお祈りの声が聞こえる。ママも可愛そうになって、
「かい、反省した?」 「うん。かみさまにごめんなさいのおいのりした。」
そして二人でしばらくひしと抱き合う。ママ、笑顔に戻って言う。
「さ、かいくん、ご飯食べよ。今日かいくん、幼稚園で何して遊んだの?」 「・・・ママ、怒ったから教えない。」
再び怒。
しかし、「どう叱ったらよいか」というのを考えさせられる出来事ではあった。
Mちゃんがディズニーシーに行って、かいにおみやげを買って来てくれた。小さなメモ用紙の塊。
かいは塊のまま使いたいらしく、描いてから剥がすようにしていたのに、みーは剥がしてから描くのでケンカになった。結局、みーのために塊を少し分けてやる。
こんなふうに、2人の好みの違いがいろいろあって面白い。食事に関するものだけでも・・・
かいはパンに塗るのはマーガリンと決まっている。しかもマーガリンを塗ってからトーストする。 みーはピーナッツバター以外つけない。それも、決してトーストにしてはいけない。
かいは牛乳を冷たいまま飲みたがる。 みーはちょっとお湯をさしてぬるめないと飲まない。
かいは野菜でも何でも食べる。 みーは野菜が嫌い。ミニトマトも、ほうばってからべっと出す。
かいはおかずをまんべんなく食べる。 みーは一つを片付けないと次へ行かない。その順番は、肉/魚→付け合せ→ご飯→お汁。(ただし納豆ご飯のときは、先にご飯を2杯半食べて後が食べられなくなる)
かいはソースやマヨネーズなどは普通にかけるし、しょっぱいのや辛いのも好き。 みーは、何でも後からかけるのは一切しない。塩さえ振らせない。酢っぱいのが嫌い。
などなど。
幼稚園で保護者面談があった。 幼稚園でのかいの様子は・・・
・1年間でとても成長した。始めは人見知りが強かったが、だんだん積極的になってきた。 ・外で遊ぶのが大好き。 ・一番仲がいいのはTくんらしい。 ・率先して引っ張っていくリーダータイプではないが、雰囲気を盛り上げていくムードメーカー。 ・ときどきワル乗りする。 ・話はよく聞く。
ということだった。うちでもだいたいそんな感じで、特に驚くようなことはなかったが、逆に、担任の先生がそういうかいの性質をしっかり捉えていてくれたのがうれしかった。
今日のおやつは卵ボーロ。パパはかいから少し分けてもらおうと思った。(一応、分け合って食べるという教育の一環のつもり。)
「5個ちょうだい。」 「・・・そんなにだめ。」 「じゃあ3個。」 「いいよ。・・・はい。」
もらった3個を食べた後、
「2個ちょうだい。」 「・・・はい。」
4歳児なんてこんなもんさ、と思ったら、
「これで5こあげたね。」
仰天。なんで足し算できるんだ?(しかもパパを非難もせず) ママに言ったら
「え、教えてないけど。」
かいの幼稚園も、「学習を望まれるなら他へどうぞ」という方針だし・・・。 そしたら、夜寝る時も、添い寝しながら僕が2つ話をした後、かいが1つ話し、
「きょうは3つもおはなししたね。」
と言うではないか。 ・・・天才か? それともこれが普通なのか?
歩道を歩くときは白い線の内側を歩くように言ってきた。手をつないで歩くときも、子供を端側にして歩いた。おかげで、かいの安全意識は高い。自転車で走れるようになった今も、十字路を超えて飛び出すことはないし、車が来ると減速する。みーがふらふら歩いていると、
「みー、あぶないよ!」
と注意もしてくれる。
しかしその副作用で、2人を連れて歩くとき、それぞれ手をつなぎたくても、かいを車道側にできない。白い線からはみ出てしまうからだ。
「もう、あぶないじゃん!!」
だからってみーを車道側にするわけにもいかない。 もっとも、かいは一人で歩けるのであんまり困らないけど、ときどきうるさい。
★
みーが、子持ちししゃもを一口食べて叫んだ。 「あ、インコのえさ、はいってるよ!」
しりとりのじかんでーす。 えーと、 さにー。(うちの車) かばん。 はっぱ。 ・・・でしょ。とぅるとぅるとぅる し、し、しまじろう ようく、しりとり、ようく、はっぱ、はっぱ。 かば。 さら。 いるか。 いるか、いるかでしょー、でしょ? いるか、い、る、か、でしょ い、る、か、いるか、でしょー ほらね、せーの、キティー キティー みたー!
・・・というのを、奇妙な節をつけて歌っていたみーであった。
かい、みー、ママの3人でディズニーの白雪姫のビデオを観た。終わった後のみーの感想。、
「・・・どうして、おひめさま、いっちゃうの?」
これから小人たちと楽しく暮らせると思ったらしい。言われてみれば、そうだよなあ。
ちなみにかいは、魔女との対決のシーンに「やっつけろー!」と大興奮していた。
帰宅すると、みーが迎えてくれた。
「せいきょう(生協)さんですかー。」 「(笑)パパだよ。」 「わー、みーのすきなパパだー!」 「(涙)」
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