サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
かいが、幼稚園でKくんとケンカして傷だらけで帰ってきた。見事に顔に切り傷、擦り傷、かすり傷を負っている。開口一番、
「かいくん、なかなかったよ。」
理由を聞くと、
「Kちゃんがケンカしようっていったの。」
状況はよくわからない(幼稚園の先生も細かくは教えてくれない)が、かいへのケンカルールは
1.女の子を叩くのはだめ。 2.年下の子を叩くのはだめ。 3、「やめて」と言ってもやめない場合に、応戦してよい。
となっていて、「ケンカしようと言われた」場合は想定していないが、Kくんはひよこ組でYくんと1、2を争う強いヤツである。ルール3に準じるかな、この場合。
ちなみに、かいとみーもよく叩き合いをする。この間は2人で靴を履きながら、どっちの靴がカッコいいかでもめて叩き合いになった。あ、考えてみると、1と2に違反していることになるなあ。
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「みー、大きくなったら何になりたい?」 「パパ。」 「(涙)」
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パパが車中で「お話」をしていたら、みーが寝てしまった。
「あ、みー寝ちゃったよ。」 「おはなしにかんどうしたんじゃない?」 「かんどう? かい、感動ってどういう意味だ?」 「あのね、うれしいこと。」
だいたい合ってる。
2003年02月25日(火) |
グレープフルーツ問題 |
夕食後にグレープフルーツを食べることになっていたのに、すっかり忘れて寝る準備に入った。歯も磨いて、風呂に入って、さあパジャマを着ようという段になって、かいが
「あ、グレープフルーツたべるんだよ。」 「あ、そうだった。忘れてた。」 「たべる。」 「でも歯も磨いちゃったし、みーはもう布団に入ってるよ。明日にしなさい。」 「たべるー!」 「ちゃんととっておくから、明日にしなさい!」 「(泣!!)」
これしきのことでべそをかくのは眠い証拠なのだが、しかし、約束を守って食べさせるか、寝る前になってからモノを食べるのはだめと普段言っているほうを優先させるか、非常に悩ましい問題なのである。しかもかいは「くだものたべてない」などと栄養のバランスを指摘してくる。むむむ・・・
結局、うまく言いくるめて寝させたが、いずれにしろこっちのミス。親は、こんなことで悩むのだなあ。
昼寝なしで疲れたのだろう、みーが、寝る前の数々の手続きをすっとばして、ママが横になっている布団に潜り込んだ。 ママが 「みー、歯みがいたの?」 と尋ねたところ、 「みがいた。おごぺー(うがい)もした。・・・かお、ふいてない。きがえ、してない。おしり、ふいてない。くすり、つけてない。・・・でもまあ、いいや。」 と言って寝てしまった。 よく言えました(爆)
親になって、子供が時を刻んでくれているのを感じている。自分の年でも刻めるのかも知れないが、「僕が30歳のとき」を思い出そうとしても、何だか記憶が有機的に広がっていかない。でも、「かいが1才のとき」と考えると、自分や家族、教会の出来事など、ぱあっと風景が広がる。不思議なものだ。子供の成長が、僕の時間軸の目盛りになっているようだ。
今朝の新聞のコラムに、小学校に入ったばかりの娘を交通事故で亡くした母親の「あれ以来、時間が進まないんです。」という言葉が載っていた。その意味がひしひしと伝わってきて、本当に心が痛む。
かいは、抗生剤で回復してしまった。おたふくではなく、細菌だったようだ。おたふくは小さいうちにやっておいたほうがいいとみんな言うのだが、まあ、今はママも体調が悪いし、ホッとした。今日はおニューの水筒を持って幼稚園の遠足に行っている。(ここの幼稚園は毎月あるのか?) よって、僕の予防注射も今のところ必要なし。
みーが、言ってもなかなか歯を磨かないので、 「みー!!!」 と叱ったら、目を見開いてポロポロと涙つぶをこぼした。こういう泣き方って、ほんとに武器だなあ。こっちが「ごめんね」って気持ちになってしまう。体調のほうは、微熱と鼻が出ているが、食欲もあるし、あまり心配ないようだ。
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年に似合わぬ言葉の使い方。
かい「それはそうと、きょうパパ、かいしゃのひ?」
かい「ふー、どうしたものか。」
みー (吊りバンドをズボンにとめようと悪戦苦闘したあげく) 「うーん、できない。ざんねんだ。」
朝、かいが耳の下が痛いというので、おたふく風邪かも知れないと休日医に連れて行く。ちょっと出遅れたため、1時間も待たされることになったが、その間ずっと絵本を読んで静かに待っていた。
診察してくれた女性の先生曰く・・・
「おたふく、今流行ってます。おたふくで腫れるのは耳の下、顎の脇の左右で4箇所あります。今はまだ1箇所しか腫れていません。2箇所以上なら確実におたふくと診断しますが、今は唾液の中の細菌による炎症の可能性も考えられます。今日抗生剤を2日分出しますから、これで収まれば細菌で、おたふくではありません。収まらず、腫れがひどくなるようならおたふくですから、また来て下さい。妹さんがいるんですよね。なるべく接触しないほうがいいのですが・・(無理だ:パパ思ふ) 潜伏期間は3週間ですから、おたふくの場合、妹さんは3月9日頃に発症します。」
理路整然とした説明に感動しつつ、薬をもらって帰ろうとしてはたと思いついたのは自分のこと。
「あのう、大人もなるんですよね。」 「え、お父さんやってないんですか?」 「えーと、ちょっと記憶にないんですが。」 「やってなければ、2日以内に予防注射すれば大丈夫です。」 「やってたとしても、予防注射受けても大丈夫ですか。」 「それは問題ないですが、自費になるので6000円かかります。」 ひえー!! 「ご実家に聞いてみてください。大人がなるとほんとに大変ですよ。2日以内ですからね。」
夜、実家に電話してみたが「覚えていない」ということだった。じゃあ、やってないな。どうする、6000円。いや、それよりどうなる、かいのおたふく。
今日は僕の友人の結婚式に、かいを連れて出席した。4歳ともなるとまあまあ大丈夫だ。でも式が終わってから懐かしい面々と近況交換をしていたら「うんち」になってしまった。これがなかなか長い。 「出た?」 「まだ」 「まだ?」 「まだ」 お陰で、終わったときには話したかった人たちはすっかりいなくなっていた。
帰ってきてから、みーも一緒になって外で遊ぶ。石集め、石並べ、サッカー、自転車でクリーニング屋さんまで往復。電車ごっこでは、僕が 「シュッシュッポッポ」 と腕を回したら 「ちがう! きかんしゃじゃないの! でんしゃなの!」 何かこだわりがあるようで。
結婚式は電車で1時間の距離を行ったので、かなり僕もばてているのだが、極めつけは「走りっこ」。ただただ「よーいドン」を繰り返して走るのだ。何というタフさ。僕は少しでもラクしようと、リレー式を提案。こっちからあっちの塀まで往復して、代わる代わる走る。みーも参加しての3人リレー、しかしこれが終わらない。嬉々としてタッチしては走り出す。子供って、走るだけなのになんでそんなに楽しいの?
往復50mはあるのを5、6本やっただろうか。みーが転んで泣いたので、家に帰ろうとしたら、かいも肉体的には限界だったのだろう、自分を置いて帰ろうとしたとびえびえ泣かれた。ご近所に「泣いてます宣言」状態で家に帰り、夕食の準備がまだだったので2階でテレビ。「セサミ・ストリート」を30分ほど見ていたら夕食ができた。おやつも忘れて外で遊んだ2人はばくばく平らげる。
みーが赤い顔をしていたので熱を測ったら7度3分。ちょっと遊びすぎたか。みーの風呂はあきらめ、かいと入る。あがって聖書物語読んでお祈りして、布団に入って1つめのお話でみー沈む。2つめのお話でかい沈む。
・・・時刻は、7時半であった。
ぐらみさんのHP "Team Guramix" からリンクされました。ありがとうございます。ぐらみさんの日記はこちら
みーが、ガラスに自分の姿を映しながら、両手で髪をパラパラとかきあげ、一言。 「かわいー!」 シャンプーのCMの影響のようだ。まだよく意味もわからずに「真似で」言ってるのだろう、と思いきや、園から一緒に帰ったMちゃんを「Mちゃん、かわいくしてるね。」と言ったら、みーが口をとんがらかしてご機嫌斜めになったらしい。慌てて「みーもかわいいよ。」と言ったら、機嫌を直したとか。 あんまり本人の前でかわいいかわいいと言っていると、かわいくない女の子になりそうだな・・・
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以下、「かいの五十音」拡張編。
ば:バナナ び:びん ぶ:おならブー べ:ふたごのビルとベン(「機関車トーマス」に出てくる) ぼ:ぼうし ざ:--- じ:ジーナちゃん (親戚の子) ず:ずまん ぜ:--- ぞ:ぞう ぱ:パン ぴ:ピン (「ピーナッツ」by みー) ぷ:おならプー ぺ:つばをペーしたの ぽ:--- ちゃ:おもちゃのチャチャチャ ちゅ:ほっぺたチュー ちょ:ほうちょう びゃ:--- びゅ:しんかんせんビュー びょ:へびがビョーン
なんか、擬音ばっかり。
みーが教会のお兄さんに抱っこされている。かいがそれを見上げている。
「かわいいなあ。ねえかいくん、みーちゃんのこと連れて帰っていい?」 「・・・・だめ」
一応、兄弟愛はもっているようである。
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後片付けをしていると、教会の人に尋ねられた。 「みーちゃんは?」 僕は部屋をぐるっと見回してから 「どっか、その辺。」
放っておいても「危ない」とか「目が離せない」という心配がなくなった、というのはうれしい。
かいとみーにパジャマを着せた後、しばらく部屋を離れてから戻ってみると・・・
かいが聖書物語を開いて、みーに読んであげている。 隙間からそーっと見ていると、聖書を終えて、
「はい、みーちゃん、お祈りだよ。」
と言って、腕を組んで、寝る前のお祈りを始めた。 みーも素直に腕を組んだ。
・・・・
何といいますか・・・・・神様、ありがとう。それだけです。
みーがミニトマトを口に放り込んで、ほっぺを膨らませながら
「これ、なーんだ」
「んーと、あめ。」 一応とぼけてみるパパ。
「ぶぶー、ちがいまーす」
「たまご」 「ちがいまーす」
そこへ、かいが割り込む。
「トマト!」
みー、
「あったりー! よくわかったねえ、かいくん」
・・・なんか、言い方がませている。
2003年02月05日(水) |
「みーちゃんとりんご」再び |
久々に出先から早く帰れたので、食後に子供達と遊んでいると、みーが「みーちゃんとりんご」の絵本を取り出してきた。一度読んであげた後、思いついてまた「みー、読んでみ」と言ってみた。 (「みー、本を読む」(2002/12/03)と比較しながらお読みください。)
みーちゃんとりんご。 むかし りんごが たくさんありました。 それで たくさんありました。 きょうは にちようび。 パパが りんごとって あー いいにおい。 それで みーちゃん りんご むいて みーちゃんが おいしいおいしいって パパが がんばってがんばって いって それで よるになりました。 あさになりました。 わかったね。りんごね。オレンジのりんごね。 そうよ、いって みーちゃんのねこは かわむくわ。 みーちゃんは たべて おいしいおいしいって ちっちゃいから これをきて みーちゃんも これをきて みーちゃんの ねこは かわむいて それで たべました。 それで ぐつぐつ うん そーよっていって みーちゃんは だいすきなので あついあつい おなべ なーれ、 カレー なーれ カレーになって とてもおいしいわっていって それで りんごがいいな、カレーがいいなっていって みーちゃん パパが わらいました。 いち にー さん しー ごー ろく しち はち くー じゅー じゅーいち ご じゅーいち ご じゅーいち ぜんぶ りんごっていって おいしいなーっていって それで おしまい。
うーむ、いろいろ混ざっているようだけど、たった2ヶ月でずいぶん達者になったなあ・・・。
礼拝の途中で眠ってしまったみーは、僕らが昼食を食べ終わった頃やっと起き出した。テーブルの上のまんじゅうとケーキを平らげ、さらに本来の昼食であるカレー丼に手をつける。僕は用事があったので 「みー、カレー向こうに持っていって、パパのところで食べるか?」 と尋ねると、首を振る。 「じゃあ、ここで一人で食べてる?」 コクッとうなずいて、黙々とカレーを口に運ぶ。 まあ、誰かはいるし、心配なかろうと、僕は用事を済ませに行く。 しばらくして、Iくんがやってきて、 「あのね、みーちゃん、うんちとおしっこだって。」 その後ろから、みーがかいに手を引かれながらやってきた。 トイレに連れて行きながら、なんか、2人とも大きくなったなあと思った。
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12月に生まれた2組の子供たち、YちゃんとKくんが教会にお目見えした。 Yちゃんのおばあさんの手から抱っこさせてもらうと、すやすやと眠ったので 「さすがに慣れてる人は違うわねえ。抱き方も全然安心。」 などと言われて気をよくしてしまう。赤ちゃんの顔を覗き込んで、 「うーん、どっちに似てるのかなあ、よくわかんないなあ。」 と言ったら、 「でもそれ、Kくんよ。Yはこっち。」 そりゃ、似てなくて正解。
食事時、みーが何かを要求しているのだが、よくわからない。テーブルの上のものを順々に指差して、「これ?」などと聞いてみるが、全部違う。だんだんみーの機嫌が悪くなる。らちがあかないので、抱きかかえて要求先を確認することに。テーブルを一回りして、どれもだめ。食器棚なども示し、最後に行き着いたのは蛇口。結局、汚れたスプーンを洗いたかったのであった。
行き着くまでにすっかり癇癪を起こし、泣き止まないみー。
するとかいが、みーのそばにより、いろんな面白い顔をして笑わせようとする。みーもとうとう笑い出し、
「かいくん、へんなかおー!」
あにき、ありがとう。
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