サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
2002年11月22日(金) |
オブラディ・オブラダ? |
●シーン1
かい、ママが描いたみーの似顔絵を見て。
「わあああ、オラジー、オラダー、オラジーみーってかんじだね。」
・・・誰か解説して。
●シーン2
ひらがな習得中のかいは、単語を1文字ごとに分解するのに凝っている。
「みーちゃんのみーは、みかんのみー。」 「わー、すっごいよくわかってるねえ、かい。」 「かいくんのかは、うさぎのかー。」 「・・・」
●シーン3
夕食時。
パパ「ごはん、おかわり。」
ママ、新聞を読んでいて気付かない。
パパ「おーい、おかわりー。」
まだ気付かない。
みー「ママー、パパ、おかわいーっていってうよー。」
こうしてパパは娘にぞっこんになるのである。
2002年11月21日(木) |
番外・アルゼンチン戦を・・ |
かのアルゼンチンである。いても立ってもいられない。
会社をそうそうに切り上げ、家のそばの公園へ。そこにはワールドカップのときのように屋外ステージに大画面が用意され、人が続々と集まっている。その向かいには少し大きめのテレビと10席ほどの椅子がある。テレビのほうが画面の前で見られそうなので、そっちにする。画面真正面、一番乗り。
と、途中で買ってきたはずのペットボトルがないのに気付く。公園の入り口で警備員に呼び止められたときに置いてきたのかも。入り口まで戻って探すが、ない。
あきらめて席に戻ろうとして、もっと大事なことに気付く。家のビデオの録画予約をしていない。家はすぐそこなので走る。早くしないと始まってしまう。
走っていると誰かに呼び止められる。友人だ。急いでるのに。「お前さ、ワールドカップのとき、夜の試合見に行った?」行った行った、長居スタジアムのチュニジア戦。「テレビで大写しになってたよ。」マジ? 初耳。それはそうと、ビデオの予約。適当にあしらって家に戻り、大急ぎで公園へ走る。
だが、すでにテレビの前は人だかりでとても入り込めない。すごく、がっかりした。
・・・アルゼンチン戦の前夜、こういう夢を見た。
注1:うちの近くにそんな公園はない。 注2:長居スタジアムでの日本VSチュニジア戦は昼間。 注3:長居へは行っていない。実際は国立競技場のパブリックビューイングで、あまりの人の多さと興奮度にベビーカー連れの僕らは危険を感じ、ハーフタイムに帰った(=後半の森島とヒデのゴールは見られなかった(T_T))
かいが幼稚園からの帰り、家の前で転んで、マンホールのふたで口の上を擦って怪我をした。大泣きしたあと、ショックで制服のまま2時間半昼寝する。 昼寝から起きた後、遊びに行くはずだったKくんに電話。 かい「かいくん、けがしたからあそびにいけなかったの。」 K 「ええっ、けがしたの? どうしてえ?」 かい「あのね、タンクローリ−でくちをきったの。」 K 「ええっ、タンクローリーでえ?」 なぜマンホール → タンクローリー???
みー語録。 布団で 「きょうはー、パパいっしょ、ねよー。」 今日、を理解しているのかなあ。 寝物語 「こんど、ママ、おわし(お話)してー。」 順序はわかるらしい。「次ね」というと納得するので。
風呂上りに水飲みを忘れて 「あ、みじゅ、わしゅれたねー。」 忘れる、というのは結構複雑な概念だと思う。
断り 「やあ(やだ)、みーちゃん、ちいしゃいから。」 理由を言える。でも「小さいから」は単に親の口真似かも。
夜、虫の絵本を見ながらかいが聞く。
「これなあに?」 「どれどれ。それはね、クツワムシだよ。」 「ちがう。これなあに!?」
あん?
「だからクツワムシだってば。」 「これなあにいいい!!!」
すでに泣きべそのかい。どうも期待している答えと違うらしい。自分では思い出せないようだ。だけど、ここにクツワムシって書いてあるしなあ。でももう眠くて臨界点に達しているかいは、論理的な会話は成り立たない。
びえびえ泣きながら、ママのところに絵本を持っていく。
「マあマあああ! これなあにいい!!」 「えーと、ウマオイだっけ?」
おいおい、そういうことかい。 期待する答えが得られたので、かいは戻ってきてパパに問い直す。
「これなあにぃぃぃ!」 「なんだ、これウマオイだってか?」 「うん」
泣き止む。
「これ、クツワムシだよ。ウマオイじゃないよ。」
「うまあおおいいいい!!」
再び顔を真っ赤にして泣き出す。父として、断じてこれをウマオイだと認めるわけにはいかない。鳴き声だって全然違う。ウマオイはスイッチョン、クツワムシはガチャガチャだ。
だが・・・刷り込みを覆すのはかくも大変だ。
子供たちは風邪をひいてママと一緒に教会をお休み。かいは声が枯れて熱っぽいし、みーは鼻詰まりで昨夜はかなり遅くまでぐずっていた。いよいよ風邪の季節、本格到来か・・・。
今日のかいは、トイレで踏ん張りながら鼻歌を歌っていた。しかも大声で「バイキンマンをやっつけろ、あーんパーンチ!!」と言いながら出そうとしているらしい。居間で聞いていたみーが「あ、おにいちゃんだあ、うるしゃいねー」などと一丁前に反応していた。
最近のみーの流行語:「やったー!」 だんだん言葉も幼児らしくなってきた。
かいの椅子のマットを縫うことになったらしく、ママがカバーの生地とスポンジマットを買ってきた。生地はいろいろあったらしいが、仮面ライダー何とかの値段が安い。店員に聞いたところ、「それはテレビの放送が終わったので・・・」。(見てないので知らない。)安いとはいえ終わったやつじゃ可哀想、やっぱりウルトラマンよね、とウルトラマンコスモスの生地を買う。それは普通の値段だったが、帰って来てから園ママに話すと、「えええっ、コスモスだって終わってるわよ!」(やっぱり見てないので知らない。) じゃあ何で安くないの? 人気の問題なんだろうけど、ショックを隠せないママであった。でもかいはよよっぽどうれしかったらしく、生地を広げて1時間近く眺めていた。
夜、子供たちが寝てからマット縫いにいそしむママ。裁縫は苦手なのでかなり難儀している。「もう寝たら? 明日弁当の日だろ?」と声をかけると、「でもこれの後に、どらねこロックンロールの衣装もあるのよ(T_T)」
こりゃあ、3年間の間にかなり鍛えられそうだなあ。
昨日の「Gくんは椅子に座っていた」という、かいのとっぴな発言。 実は、みんながハリケンジャー目指して殺気立っているのに恐れをなしたGくんが、じゃんけんを放棄して椅子に座ったままだったことがわかった。 かいは、自分とKくんについては「役は何か」を語り、Gくんについては役決めじゃんけん時の状況を語ったというわけだ。
一見つじつまがあっていなくても、実は事実だったりする。 一見つじつまがあっているようでも、事実と過去と願望がごっちゃになっていたりする。
だから子供の話は、意外性があって面白い。
もちろん、明らかな「うそ」もある。 食事の前にアメを食べようとして止められたかいが、 「(幼稚園の)せんせいが、ごはんのまえにアメたべてもいいっていったよ。」 といったので、これは叱った。かいもすぐに「うそです」と認めたので、奥の部屋に連れて行って、神様にごめんなさいのお祈りをした。
他にも、自分でやったいたずらを「みーがやった」と言ったりすることがある。こういう、うそがバレバレな状況のうちが勝負である。こっちも自信を持って叱れる。うそを隠す知恵がつかないうちに、いけないことだとしっかり教えておかなくてはと思う。
「意図的なうそ」と、「子供なりの真実」を見誤らないようにしないとなあ。
2002年11月13日(水) |
初「おわし」/話が違う |
かいは、最近ひらがなに興味を持ち始めているが、初めて自分の名前の一文字を書いた。画用紙に何度も何度も書いていた。やっぱり感動する。
みーも、とうとう初めてお話「おわし」をした。僕らを座らせて、自分も向かいの椅子に座って、教会学校の先生のつもりらしい。
「むかしむかし、あるとこおに、おかあさんと、かいくんと、・・あ、まちあえた、おかあさんと、みーちゃんと、おにいちゃんと、パパと、おばあちゃんと、いまいた。しょれでー、ようちえんが、いまいた。」
うんうん、かいのときといい勝負だ。時期も2歳2ヶ月で、だいたい同じ。
みー、ダンボの絵本で、こうのとりがダンボを運んできたところを見て 「あかちゃんいて、おかあさんうれしい?」
今度、幼稚園でおゆうぎ会がある。それの配役で、かいはウルトラマンになったという。ウルトラマンなんてやるのかな、と思いママが聞きなおすと、今度はハリケンジャーだという。
「じゃんけんでかったひとがハリケンジャーなの。」 「かい、ハリケンジャーになったの?」 「うん。」 「Kくんは?」 「×××(ハリケンジャーの敵。詳細不明)。じゃんけんでまけたから。」 「Gくんは?」 「おいすにおすわりしてた。」
しかしあとでKちゃんママに聞くと、Kちゃんは「クレヨンロケット」だという。結果、かいは状況を把握していないと判断し、先生に確かめた。
「え?ハリケンジャー? いえいえ、かいくんはじゃんけんでまけたので、どらねこロックンロールになったんですよ。」
全然違った・・・
今日は八景島シーパラダイスへ行った。
子供たちと来るのは初めてだったが、とても面白そうに眺めていた。みーなんか水族館は初めてなので、もっと怖がるかと思っていたのだが、いきなりガラスに顔をこすり付けるようにしてこちらを睨んでいるセイウチにも、「おっきーい、かあいー」と感動していた。動物園よりも動きがダイナミックだし、近くで見られるし面白いのかもしれない。
かいは魚類よりも甲殻類やカメが好きで、タカアシガニや海老、ウミガメに熱心に見入っていた。
ちなみに僕はペンギンとオウムガイが好きなのに、かいがカニを見るためにオウムガイを素通りして行ってしまったので、後ろ髪を引かれる思いで追いかけた。
帰ってから、何が楽しかったか聞いてみたら、かいはやはりカニとエビだったが、みーは「トーマス」だって。水族館を出た後乗った機関車トーマスの乗り物か・・・
昨日、かいはまたまた幼稚園でサツマイモ掘りへ。
園バスを使ったというから遠くまで行ったと思いきや、帰りだけだって。芋、重いからね。ママがみーを連れて道を歩いていたら、ちょうど帰って来た園バスと出会ってかいが見えたとかで、かいはうれしそうに手を振ってくれたという。
とってきた芋で、早速ママが天ぷらを揚げてくれた。いやあ、実に美味かった。甘くてしっとりして。子供たちもばくばく食べる。かいなんか、えび天そっちのけで芋ばかり食べていた。
「ママー、かいくんがとってきたおいも、あまーくておいしーい」
そうだねえ。
「・・っていって。」
昨日はみーが一日中しゃべりまくり。また言葉の新たな段階を上がったようだ。
風呂でパパにお湯をかけて。 「パパ、あったかい?」 「うん、あったかいよ。」 「あったかいかあ」 納得している。
絵本を持ってきて。 「パパ、これみてー、じゃん!」 効果音つき。
ママが早速かいの歯医者の予約をすると、5時半とのこと。微妙な時間だ。いつものように夕方に寝始めて、途中で起こして機嫌の悪いまま歯医者に行くというパターンだけは避けたい。
幼稚園から帰り、すぐに子供たちを寝せようとするママ。しかしやっぱり2人とも寝たがらない。ママが業を煮やして
「じゃあ、今日は絶対寝ちゃだめだからね! 寝たらすぐ起こすからね!」
というと
「うん、いいよ。 みー、いこう!」
と、さっさとみーの手を取って行ってしまった。仲良く遊んでいるらしいので、ママは「まあいいか」と安心して寝てしまう。
1時間後にママが目を覚ます。居間にいるはずの子供たちが、シーンとしている。こういうときは大抵、してほしくないことをしているもので・・・
2人は仲良く、油性のマジックペン(しかも蛍光ピンク)で手を塗りたくっていた。どうも、幼稚園でやったという手形をやりたかったらしい。手の表と裏、服の袖の一部、そしてみーのほっぺもピンクに染まっている。床に散乱する画用紙に、はっとして床をあらためたところ、床はセーフだった。2人とも、床を避けるだけの理性は持ち合わせていたようだ。顔を拭く暇もなく、そのまま歯医者へ向かう。
かいの歯のほうは、やはり歯軋りの影響で弱っているらしく、コーティングの薬を塗られた。痛みを伴う治療ではなかったため、かいは大人しく医者の言うままに口をあけていた。(だいぶほめられたらしい)
付き添いのみーは、診療室に入ったとたん固まってしまい、ぬいぐるみを渡されても自分では抱けず、腕をつかんでもらってロボットのようにぎこちなく抱いたという。
みー、何がそんなにショックだったのだ?
終わって帰宅したママが見たものは、一面ピンクでぐるぐるが描かれた窓ガラスであった。
かいのお迎えの帰り、いつもみーに抱きついてきたりほっぺをつねったりとちょっかいを出すMちゃんの弟Sくんが、今日は手を封じられた。お母さんが替えの紙オムツを持ってこなかったのだ。途中で用をたしたSくんのスボンが、オムツの重みで下がってくる。彼はズボンを押さえたまま、みーに触れることなく家まで帰ったのだった。
最近、かいの指吸いをやめさせようといろいろ努力している。夜寝るとき親指をずっと吸い続けていたので、前歯がだんだん出てきてしまった。こりゃあ、矯正モノである。
前々から「見ろ、あんまり吸ってるから親指がこんなに短くなったぞ」と他の指と比べてみたりしていた。それなりに脅威を感じていたようだが、あるとき「パパも」と気付かれてしまった。
しかし背に腹は替えられず、「矯正はお金がたくさんかかるんだよ!」と泣き落とししてみたり、睡眠中は指を無理やりはずして液体ムヒを塗ってみたり。そのせいか、ここ1週間ばかりはかなり(睡眠中も)脳みその奥に「我慢」がインプットされている様子が見えていたのだが・・・
ゆうべ、かいの歯の仕上げ磨きをしていたら、歯に何やら黒い線が。ゴミかと思ったら、なんと歯にひびが入っている!指吸い禁止の反動で出るようになった歯軋りのせいか!? 何か他の形で欲求不満を解消してやらないとだめみたい。
我が家の七不思議のひとつ、かいとみーの起床。なぜ平日は7時過ぎても起きないのに、休日は6時半に目を覚ます?(しかも二人して機嫌良く)
午前中は寝室の障子を貼り替える。子供たち(9割方はかいの仕業)がズタズタにしてしまったのだ。まあ、これも遊びの一環ということで放っておいたのだが、さすがに冷気が忍び寄ってくるようになったので、今日思い立って貼り替えることにした。紙ではなく、あらかじめ買ってあった布を貼る。もう一組の障子はすでに去年貼り替えている。このときは初めてだったので勝手がわからず大変だったが、今回は結構うまくできた。かいも責任を感じて(ではないと思うが)古紙はがしを手伝ってくれたし、みーも「パパ、かっこいー」と励ましてくれた。
昼はママの作ってくれたおにぎり弁当を持って、近くの公園へ。やや風があったが日向は暖かくて、とても気持ちがいい。家族でこうやっておにぎりをほうばるシアワセ。
食後はコンクリートでできた山に登っては降り、登っては降り・・。初めは手をつないでこわごわ登っていたみーも、一人で登り降りできるようになる。昨日のブランコに続いて、やっぱり成長を感じる。こうやって外に出かけても、以前のように僕らの体がキツくないのも、そういうせいもあるんだろうな。
・・・と感慨にふけっている横で、かいが、「パパー、いっしょにのぼろ、のぼろ」と呼んでいた。
みーは教会の庭にあるブランコが大好き。先週までは僕かママが呼ばれて押してやっていたのに、今日はいつの間にか一人でくつを履いて外へ出て行き、自分でこいでいた。こうしてだんだん手がかからなくなっていく。ママはちょっと寂しげであった。
みー、僕の免許の写真を見て 「あ、みて、おんなじパパだ。かーいー。おっきいー。」(かわいい、大きい)
ママがみーの上着を間違って(何で?)僕に着せようとした。 「あ、まいがえた。あははは」
お茶注ぎに失敗したのを見たみー。 「あ、こぼした。」
僕がみーに言った言葉を、かいが聞きとがめた。 「パパがわるいことばいった。」 「え、なに。」 「ねーなーっていった。」 「?・・・違うよ、おかずあんまり食べないねーって言ったんだよ。」 「おかずあんまりたべねーなーっていった!」 「ないねーだよ。」 「パパがいったんでしょ!」 「言ってないって。」 「いった!」 「そうかなあ・・・ごめん。今度から気をつけるよ。」
あんまり言い張るのも大人気ないと思ったのもあるが、本当はどっちだったか自分でも自信がなくなったパパであった。
今日は入園願書受け付けのため、幼稚園はお休み。
ちょうど1年前。 幼稚園によっては前夜から徹夜が常識という願書受付。でもそこは結構誰でも入れる気味だし、近所だし、そんなに意気込みもなかったため、普段着のまま、散歩気分でかいとみーを連れて願書を出しに行ったママであった。 (だいたい、かいが幼稚園に入るなんていうのも実感がなかった・・) しかしそこで見たものは、ばっちり化粧し、いかにも「お受験」スタイルで集まってきたお母様方だった。
気後れしつつ順番を待つママ、受付番号78番。いよいよかいの順番になり、部屋に入る。と、本当はかいの横にママが座るのだが、なぜかみーがわめいたため、みーが座ることに。そんな中、試験?らしきものが始まる。
「はい、こんにちはー。お名前は?」
怪訝そうに先生を見つめるかい。
「あれー、お名前は?」
そっとチョキを出し、2歳であることを示すかい。名前を聞くのをあきらめた先生がコップを出して
「ごっくんごっくん、これは何でしょーう?」
さらにハサミを見せて
「ちょっきんちょっきん、これ何かわかるかなー?」
とかいに問い掛ける。あげく手を頭にあて、
「ぴょん、ぴょん、これは何かな?」
この間ずっと先生を見つめたまま無言のかい。(かいよ、なぜ、なぜ何も答えない?)後ろで気をもむママ。かいの横ではみーも先生をじっと眺めている。この図はかなりおかしい。最後に絵本が広げられた。かい、汽車を見て聞かれもしないのに
「あ、たーたー。」
結果は「合格」。どういう判定基準なのかまったく不明。帰り道、気疲れしたママがかいに愚痴った。
「ねえかい、どうしてぴょんぴょん聞かれたとき答えなかったの?」
すると
「え、うさぎって?」 「わかってるなら答えてよー」
かいは優秀だから、なぜ先生がそんな簡単なものの名前を聞くんだろうと考えていたんだ、と僕たちは結論づけた。
そんな試験から1年過ぎた。今では友達と自転車でぐりぐり走り回る「暴走ひよこ組」のメンバーである。
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