2016年02月21日(日) |
スーツケースの半分は 近藤史恵 |
近藤史恵 祥伝社 2015
STORY: 青いスーツケースをフリーマーケットで見つけて衝動買いをし、旅行に出かけた真美はすばらしい体験をしたため、このスーツケースを幸運のスーツケースと名付ける。そのスーツケースを持って旅行に出かけた友人たちは…。
感想: 青いスーツケースを巡る連作短編集。
気楽な気持ちで読める。
様々な世代の様々な思いが描かれているが、どの作品も納得できる部分があり、面白かった。
時系列が様々なので、どの物語がどこに繋がるのかもちょっとわくわくした。
プロのバレエダンサーを目指していたが、挫折し(?)、刑事となったくるみ(中島裕翔)は、自分は白鳥の生まれ変わりだと信じている変わった男。
身のこなしのすべてがバレエっぽい…。
くるみは自分が憧れた刑事・鷲尾(高嶋政宏)と組んで、病院の医師の殺人事件の担当となる。
殺人事件の容疑者が発した言葉が同じだったことから、前世療法を行うあずさ(永作博美)のもとで容疑者に療法を施したところ、意外な事実が判明して…。
うーん…。ビミョーなドラマだった。
まず、くるみだけど、男性なのに女性の格好してコンクールに出て優勝してたり、普通に考えても変。
失礼だけど、姿勢とかはきれいなところもあるけど、足は伸びてないし、バレエの動きとしてはちょっと…って感じで、優勝した過去ってのも信じられない感じだし…。
まあ謎解きの部分はそれなりに楽しめるかもしれないが、へんてこなギャグテイストも空回りで、ばかばかしい感じが漂っていて…。
でも、DVDの発売が決定って書いてあってびっくり。
とりあえず見なくてもよかったかもなー。
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