感想メモ

2016年01月30日(土) マッサン スピンオフ 前後編


 朝ドラ「マッサン」のスピンオフ。BSで去年のGW頃に放映されたのだけれど、そちらは見ず、年始にNHKでやっていたのを録画して見た。

 前編は「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜」、後編は「たそがれ好子〜女三人寄れば姦しい(かしましい)」。

 前編はマッサン(玉山鉄二)の妹・すみれ(早見あかり)が広島を飛び出し、大阪にやって来たことから始まるドラマ。すみれはお見合いを勧められ、家を飛び出してきたのだと言うが、真相は?

 後編はマッサンが住吉酒造で働いていたときの同僚・好子(江口のりこ)と池田(前野朋哉)が駆け落ちをしてマッサンのいる余市まで訪ねてきて…というお話。

 前編は…すみれの魅力があまり感じられず、話としてもいまいちかなーという感じ。

 後編は、結婚している女性が見たら、面白いかも。

 個人的には後編の方が好きだったけれど、まあ、どちらもスピンオフなので、そんなにすごく面白いというわけでもないかもしれないなー。

 何より、スピンオフを作って放映するなら、どうしてNHK総合でやらないかなーと思う。もちろんBSも見られるんだけど、BSだと録画とかする気にもならないのよね。

 そして、放送からずいぶん経ってからのNHK総合での再放送だと、話はすっかり忘れてるしね…。

 もう少し早い段階で総合で放送するか、再放送してほしいものだなーとつい思ってしまった。



2016年01月16日(土) 2015年 今年の10冊

 2015年もあまり読書ができなかった。

 総読書数は39冊。そのうち漫画が5冊、本が34冊。

 ということで、あまり参考にはならない自分なりの10冊。

 読んだ順に…。

・居酒屋ぼったくりシリーズ  秋川滝美  1月・6月・9月
・グリーン・グリーン  あさのあつこ  2月
・未来へ……  新井素子  2月
・八月の六日間  北村薫  3月
・革命前夜  須賀しのぶ  6月
・長いお別れ  中島京子  7月
・ウィメンズマラソン  坂井希久子  8月
・中島ハルコの恋愛相談室  林真理子  9月
・紙の月  角田光代  10月
・後妻業  黒川博行  11月

 以上、10冊。

 今年も女性作家のものを読む機会が多くて、あまり男性作家の作品は読まなかったかも。

 あと海外の翻訳物は本当に読まなくなってしまった。

 実は1冊読もうと借りたのだが、時間がなく、進まずに読むのをやめてしまったのだ。

 前はあまり感じなかったのだが、翻訳だと、日本の物よりも状況を把握するのが難しいというか。多分

、翻訳がこなれてないせいかと思うのだけれど…。

 頭が固くなったということかな?

 さて、読んだ作品のちょっとした説明。




 「居酒屋ぼったくり」はシリーズもので、私が読んだのは3巻まで。4巻も出ているらしい。

 下町の人々が居酒屋ぼったくりで交流する話で、料理やお酒に興味がある人にも面白いかも。




 「グリーン・グリーン」は農業高校を舞台にした青春な感じの話。




 「未来へ……」は新井素子の一風変わったSFもの。




 「八月の六日間」は登山の話。登山に興味がある人は楽しめる?




 「革命前夜」はベルリンの壁崩壊前の東ドイツにピアノ留学する話。当時の時代背景などに興味がある

人には面白いかも。もちろんクラシック音楽が好きな人も。




 「長いお別れ」は認知症の父の介護の話。ちょっとコメディタッチでもある。




 「ウィメンズマラソン」は産後にマラソンでオリンピックを目指す話。逆境に耐えて粘り強く生きたい

人にはオススメかも。




 「中島ハルコの恋愛相談室」はハルコの強烈なキャラが好きかどうかで意見が分かれるかな? 私は結

構こういう人が好きなので…。




 「紙の月」は実際にあった銀行のお金を男に貢いでしまった話をもとにした小説。読みごたえがある。




 「後妻業」は実際の事件でも話題になった財産を持った男性の後妻に入って、男性を殺害して遺産をも

らうことを繰り返す女の話。硬派な話だった。

 2016年はもう少したくさん読めるといいけど、なかなか難しいかな…。



2016年01月14日(木) 下町ロケット(ドラマ)



 池井戸潤の同名小説とその続編の「下町ロケット2 ガウディ計画」を原作とした男気溢れるドラマ。

 もともと「下町ロケット」自体は読んだことがあり、熱い感動を覚えた作品だったので楽しみに見た。

 佃製作所の社長・佃航平(阿部寛)は、特許侵害で訴えられてしまい、そのことから倒産の危機に立たされる。

 訴えを起こした会社は、このところ同様の訴えを起こしてばかりいる問題の会社だった。

 佃は別れた妻・沙耶(真矢ミキ)のつてで神谷弁護士(恵俊彰)を紹介してもらい、裁判で争う姿勢を見せた。

 が、裁判の資金が調達できるかがわからない。銀行を出向して経理を任されている殿村(立川談春)の熱意でその窮地を次第に脱していく。

 そのころ、帝国重工では、自社製ロケットの開発に力を入れていたが、肝心のロケットエンジンバルブの特許がすでに佃製作所から出されているのがわかり…。

 という、前半と、後半の医療用人工弁ガウディの開発に向けて動き出す佃製作所に新たなライバル・サヤマ製作所が現れ、帝国重工のロケットバルブの採用や人工心臓「コアハート」の製造を横取りされたりと、佃製作所はまたまた窮地に立たされ…という後半に分かれている。

 後半部分は「下町ロケット2」の内容なので、初めての内容だったが、こちらも見ごたえがあって良かった。

 前半も後半も権力や金などに目をくらまされて悪いことをしている面々が、窮地に立たされる様にスカッとするというか…。

 皆さんの演技力もすごくよかったと思う。航平役の阿部寛の熱演も素晴らしかった。




2016年01月13日(水) コウノドリ



 鈴ノ木ユウのコミックスが原作のドラマ。

 常々、コミックスを読んだ人から素晴らしいと聞いていたので、ドラマを楽しみに見た。

 ペルソナ総合医療センターは周産期母子医療センター。毎日多くの妊婦の受診がある。

 その産科医である鴻鳥サクラ(綾野剛)はBABYという謎のジャズピアニストとして活躍しているのだが、病院からの呼び出しがかかると演奏途中でやめてしまうので、客からは不思議がられている。

 実はサクラは自身が施設で育ったという過去を持つ。

 一人でも多くの赤ちゃんとお母さんを救うべくサクラは毎日奔走している。

 そこには多くの問題がある。

 例えば未受診妊婦の問題、風疹や喫煙のリスク、中学生の妊娠・出産、妊娠中に赤ちゃんの障害がわかったり、染色体異常がわかったり…。出産時に緊急事態が起こったり、交通事故に遭って母子ともに危険な状態が起きたり、超初期の出産や不妊治療の問題があったり…。

 現代の産科医が直面する問題がよく描かれていたかも。

 病院内のスタッフも燃え尽きてやめていったり、ぎりぎりの状態で病院が回っている様子もわかる。

 こういうドラマを見ると、人が一人生まれるということの奇跡を感じて、命って本当に大事なんだなーと改めて実感させられる。

 サクラ以外のキャストもみなさん適任だったんじゃないかなー。



2016年01月12日(火) 結婚式の前日に


 結婚直前の人間ドックで脳腫瘍が見つかったひとみ(香里奈)。自分のやりたい仕事をバリバリとこなし、新規プロジェクトも任されている矢先だった。

 結婚相手の医者の悠一(鈴木亮平)は迷った挙句、ひとみを支え、一緒に生きていくことを誓うが、ひとみの脳腫瘍は場所が悪く手術もできず、予断を許さないものだった。

 そこに出てきたのが、死んだと思っていた母・可奈子(原田美枝子)。

 ひとみは父・健介(遠藤憲一)とおば早紀(美保純)と3人で生活していたが、結婚の顔合わせの席にいきなり登場した可奈子のおかげで、悠一の父や母・響子(江波杏子)は話が違うと怒ってしまう。

 ひとみが脳腫瘍だということもあって、響子はこの結婚に大反対。かねてから悠一に思いを寄せていた真菜(真野恵里菜)も執拗に嫌がらせを…。

 刻一刻と病状が悪化する中、ひとみと悠一は何とか結婚式を挙げようと奔走するが…。

 ただの難病物と言うだけでなく、結婚を反対する相手の母・響子の反対や、響子にもあなたが結婚相手だったら…と言われる真菜の存在など、障害が次から次へと出てきて、なんかすごい話となっているのであった。

 またひとみのことを思い続けていた幼なじみの翔太(山本裕典)の健気さもかわいそうな…。

 そんなに面白い話ではないのに見続けてしまったのは、鈴木亮平が好きだったからかも…。



2016年01月11日(月) 3時のアッコちゃん  柚木麻子


柚木麻子 双葉社 2014

STORY:
アッコさんは東京ポトフ&スムージーという会社を興していた。それに関連した4つの短編集。

感想:

 「ランチのアッコちゃん」の続編かな。

 働くすべての女性に対するエールみたいなものを感じる。

 就職活動に悩んでいる方などにも面白いかも。

 ちょっと元気をもらえる本。



2016年01月10日(日) スター・ウォーズ フォースの覚醒

 「スター・ウォーズ」シリーズ待望の新作。エピソード7。

 息子(5歳)がエピソード1〜6を見てはまってしまい、私もなんだかんだで再び見てから劇場へ。

 息子はまだ字幕が読めないので、吹き替え版を見に行ってきた。

 ネタバレしないように書くと、旧作に出てきた登場人物たちが同じ役で再び登場。あれから何十年かが経ち、状況がまた変わっている。

 やはり同じキャストを使うと、その俳優が老けメイクをしたよりも、重みがあるし、すごく説得力があるような…。

 そして、長い年月にどういうことがあったのかと、色々推測できるような会話の数々にドキドキ…。(この辺はもしかしたら今後の作品で内容が明らかになるのかな?)

 それからやはり特撮の技術の進歩には目を見張らされる。

 エピソード4〜6は70年代の撮影だったから、それに比べるとスピード感と臨場感がけた違いに違う。

 ストーリーは2時間以上なのに、飽きさせずに続き、期待通りの仕上がりになっていると言える。

 これはエピソード4に対するオマージュなのか?

 ただオリジナリティの欠如と言う人もいるらしいから、その辺は取り方の問題と、今後のストーリー展開に寄るんじゃないかと思う。

 見に行ってよかった。かつてのファンの方は是非!



2016年01月03日(日) 偽装の夫婦


 遊川和彦脚本、天海祐希&沢村一樹主演のドラマ。主演の二人が好きなので見てしまった。

 小さい頃に両親を火事で亡くし、おば(キムラ緑子)に引き取られた嘉門ヒロ(天海祐希)は、大学時代、陽村超治(沢村一樹)と交際するも、関係を持った翌日に超治に逃げられ、そのことから極度の人間嫌いになっていた。

 顔は微笑みを絶やさないが、実は心の中では数々のことに悪態をつく日々。

 しかし、20年以上ぶりに超治と再会し、超治に飛んでもないことを頼まれる。

 それは、超治の母・華苗(富司純子)が余命宣告をされており、自分はゲイで普通の結婚はできないが、偽装結婚をしてほしいという頼みだった。

 最初は断るヒロだったが、本の置きすぎでアパートの床が抜け、莫大な借金を背負い、行くところがなかったり色々あり、二人は偽装結婚をすることになり…。

 ゲイだけではなく、女性しか愛せないしおり(内田有紀)親子が出てきたり、超治が恋をしてしまう弟子丸(工藤阿須加)や、いとこの天人(佐藤二朗)、八重子(坂井真紀)など一癖も二癖もある人物が出てきて面白かった。

 最後はどういう展開に?と思ったら、まあそれなりに納得のいく展開になり、楽しめた。

 こういう夫婦関係もありだよね?みたいな…。



2016年01月02日(土) 食堂のおばちゃん  山口恵以子


山口恵以子 角川春樹事務所 2015

STORY:
佃にあるはじめ食堂は姑の一子と嫁の二三(ふみ)が切り盛りする家庭の味が楽しめる場所。そこには常連さんが毎日集う…。

感想:
 気軽に読める本。

 食堂のおばちゃんをしていたという著者の経験が生かされているのかな?

 このはじめ食堂を切り盛りする一子は高齢で、このまま食堂を続けていけるんだろうか?という不安を持ちながら二三は毎日働いている。

 もともと一子の夫が洋食屋をしていたが、急死し、一子と息子が家庭の味を楽しめる食堂として存続させ、息子が急死し、嫁の二三が一緒に働くことを決意して続いている食堂で、この先の不安があるのは当然なのだった。

 「居酒屋ぼったくり」シリーズに似た感じで、続編とかも出そうな…。あるのかな?

 巻末にレシピ集があり、作ってみることもできるみたい。


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