感想メモ

2015年12月01日(火) デザイナーベイビー −速水刑事、産休前の難事件−

 NHKのドラマ。全8話。

 元マラソンオリンピックメダリストの近森優子(安達祐実)が産んだ望が病院から誘拐されてしまう。

 産休前の速水(黒木メイサ)が捜査に呼び出され、望の秘密に迫っていく。

 最初に望を誘拐したのは、不妊治療を受けたものの、第一子を死産してしまった岸田トモ(安藤玉恵)だったが、次にさらったのが病院長・峠(柴俊夫)の息子・則孝(柿澤勇人)。そして、さらにそこから、また誘拐されて…と、次から次に望は誘拐され、犯人が捕まっても、赤ちゃんは戻らないというのを繰り返す。

 どう話が転がっていくかわからず、最後までひき込まれた。

 より一層高度になっていく生殖医療。そこには、子供をほしくても授からず、どんな手段を選んでも子供を望む人、子供の遺伝子を操作して、自分の理想のように赤ちゃんを作り上げるデザイナーベイビーを望む人など、様々な人々がいる。

 胚培養士の山原あけみ(斉藤由貴)の演技がとてもよかった。どんなに技術が発達しても、結局赤ちゃんが生まれてくるかどうかは、神のみぞ知るの世界であり、自分がどうすることもできない…ということを、一番よくわかっているというのが納得だった。

 近森夫妻は息子の白血病治療のために、娘を作り出したのだけれど、それを責めることができるだろうか?と思った。

 黒木メイサ、安達祐実、渡部篤郎、渡辺いっけいなどなど…皆さん演技がとてもよかった。

 黒木メイサの妊婦役、歩き方も妊婦っぽくてよかった。けど、こんな捜査していて生まれちゃわないのかなー?とか…ちょっと思ったり。

 速水刑事が無事に赤ちゃんを産んで、どんな生活を続けるのか、ちょっと興味ある…。


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ゆうまま [MAIL]