2015年04月27日(月) |
昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉 |
木皿泉 河出書房新社 2013
STORY: 夫を病気で亡くし、義父と暮らし続ける徹子。彼女には新しい恋人もいるが、結婚は考えられないようで…。
感想: 夫を病気で亡くし、義父と二人暮らしな徹子は、義父のことを「ギフ」と呼ぶ。
ある日、付き合っている岩井から結婚を切り出されるが、徹子は岩井との結婚がいまいちピンと来ない。
徹子とその周りにいる人々の日常が淡々と描かれている。
それが時系列に並んでいないので、ちょっとわかりにくい。
最後まで読んで、ああ、そうつながるか…と思う。タイトルも最後の章を読むまでよくわからない。
もう少しいい話で乗れるかと思ったんだけど、そうでもなかったかな…。ちょっと残念。
2015年04月20日(月) |
神さまたちの遊ぶ庭 宮下奈都 |
筆者の宮下奈都さんと、旦那様、お子さん3人が、北海道のトムラウシに1年間山村留学していたときの日記風エッセイみたいな感じ。
トムラウシは人口がすごく少ないので、学校も少人数。山村留学をして、その後、何年も住みついてしまう家族も多いらしい。
冬は−20度以下になることも多く、夏でも肌寒いぐらい。しかし、自然は相当に美しいらしい。
地域一丸となって、子供たちを育てている感じがすごく伝わってきて、大変そうだけれど、きっと貴重で楽しい体験をしたんだろうなーとは思うものの、自分ができるかと問われたら、できないと思う。
何しろ−20度以下は無理だ…。寒すぎる…。
こういうのは、自分ができないからこそ、人様の体験を面白おかしく読むことができるのかもしれない。
2015年04月04日(土) |
永遠の0 (ドラマ) |
三夜に分けて放送されたドラマ「永遠の0」を見た。
本は読んで感動していた。映画は見に行かなかった。そして、ドラマを見た。
映画では戦争を美化しているという批判もあったようだが、ドラマ版を見て、やはり思ったのは、この作品を見て戦争を美化しているとは思えないと思うのだが…ということだった。
映画は現代と戦時中とが交互に描かれる。
現代版は姉・慶子を広末涼子、弟・健太郎を桐谷健太が演じた。どちらも適役だったと思う。
そして、戦時中の祖父・宮部久蔵を向井理、祖母・松乃を多部未華子が演じていた。特に多部未華子がよかったなー。
その他俳優陣も豪華だったし、みんな演技もうまかったし…。
視聴率はいまいちだったみたいなことを聞いたけれど、見るのをオススメできる作品に仕上がっていたと思う。
|