2011年07月31日(日) |
帰宅部ボーイズ はらだみずき |
はらだみずき 幻冬舎 2011
STORY: 自分の息子が学校で問題を起こしたと聞いてから、直樹は自分の子供時代のことを回想する。子供には子供なりにいろいろあったあの日の頃のことを…。
感想: 今は小学4年生の息子を持つ父となった直樹が、自分の中学校時代のことを回想する。お互いに帰宅部となった3人の仲の良かった友達と様々なことをした日々…。
大人の直樹が回想する中学時代は、私より少し年上の世代だと思うけれど、懐かしい感じがした。青春だなーという感じ。
思春期の友情とか恋愛とか喧嘩とか、進路のこととか…。そして、みんなで始めた映画作り。そのすべてがうまくいくことばかりじゃなくて、失敗することも多いのがまた普通の学生っぽいというか…。
多分作者と同年代の男性が読むと、懐かしさ倍増でより楽しめるんじゃないかなと思った。
東野圭吾 集英社文庫 2002
STORY: 質屋が殺される事件が起きるが、犯人は捕まらず迷宮入りする。殺害された男の家族や周辺では、その後も不幸な出来事が相次ぎ…。
感想: 東野圭吾をたくさん読んでいるというのに、代表作らしきこの作品は読んだことがなくて、ついに読むことができたのだけれど、内容をよく知らなくて…。読み始めたら、あまりの暗さにびっくりし、分厚いしどうしようかと思ったんだけど、結局最後まで読んだ。
面白かったけれど、やっぱり何だか淫靡な感じがするというか…。
小説の終わりもこの先が気になる終わり方だった。あと、私が好きだったキャラクターが途中で殺されちゃったみたいなんだけど、その人はどうなっちゃったのかとか…最後まで出てこなくて残念だった。
たまりにたまった録画…。ようやく見られたのはもう新ドラマも始まっている時期…。2週遅れ以上になってしまった。夏のドラマはちょっとお休みして、今までたまったドラマを消化しようかしら…。(スペシャルドラマ〜2時間もの〜とか…録画したのはいいけど、放置状態…)
今回のドラマで唯一見られたのがこの「リバウンド」。
いや、最初は見るつもりはなかったのだけれど、震災があったりなんだりで、あんまりドラマのチェックとかもできず、見ようと思っていたドラマがいつの間にか始まっちゃっていて見られなくて、最後に残っていたのがこれだけだった…という…。
でも、結構見たら面白くってはまってしまった…。
ケーキがすごくおいしそう。ダイエットとリバウンドを繰り返したり、ありえないシチュエーションが多いけど、それもまた楽しめてしまう…。
あと、案外太っている人の悲哀みたいなの(見た目で判断されちゃうとか…)がわかったり…。
相武紗季は普通のやせているのよりも、ぽっちゃり太っているほうがすごくかわいいと思ってきてしまった。やせてるときの信子はやせすぎじゃない? ちょっと肉付きがいいほうがかわいく見えるような気がするんだけど…。
あと全然関係ないけど、伊藤かずえが相武紗季のお母さん役ってのが、すっごい衝撃だったりして…。伊藤かずえって私が若い頃は今の相武紗季みたいな役をやってたのにさ…。時代は移り変わっているんだなーというか、自分も年取ったんだろうなーと…。
最後もすごい結末で面白かったね。とんかつミルフィーユってどんな味なんだろ…。興味あるわ。食べてみたい。
2011年07月13日(水) |
静子の日常 井上荒野 |
井上荒野 中央公論新社 2009
STORY: 夫を亡くした静子は息子一家と同居。息子一家は少しぎくしゃく…。静子はちょっとしたおせっかいをして家族や周りの人を変えていく…。
感想: おちゃめなおばあちゃんのお話。
こういうのは好きだー。また押しつけがましくないおせっかいというのが悪くない。
でも、実は静子の中にも亡くなった夫との間のわだかまりがあったり、ちょっとした隠れたロマンスみたいなのがあったり…。
肩ひじ張らずにすぐに読める。
東野圭吾 講談社文庫 2001
STORY: 人気作家・日高が殺害された。その日、幼なじみの日高を訪ねた野々口は、日高の妻とともに死体を発見することに…。犯人は誰でどうしてこのようなことを思いついたのか…。
感想: 東野圭吾の出世作なのかな? かなり有名な作品なのに、今の今まで読んでいなくて、やっぱり読んでみるかと読んでみたら、面白かった。
加賀恭一郎って、東野圭吾の小説でよく出てくる刑事だったっけ? なんだかうろ覚えだけど…。
今、ちょっと調べてみたら、やっぱりシリーズっぽい。「赤い指」「新参者」…どちらも読んでるわ。(他のは読んでないかも…? 読んだっけ?)
加賀の過去が教師だったとは…。ちょっとびっくり。
こうして昔の良いと言われる作品を読むのもいいものだなー。大体においてはずれはないと思うし…。
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