感想メモ

2011年01月24日(月) 七人の敵がいる  加納朋子


加納朋子 集英社 2010

STORY:
超激務な仕事をこなしながら育児に奮闘してきた陽子は、息子が小学校に上がり、PTAや学童保育、地域の役員などたくさんの雑務に追われることになり…。

感想:
 子供が小学生にもなれば、少し自分の時間も持てて楽になるだろう…と思っていたら、そんなことはなさそう…。確かに小学生の子を持つ友達の話を聞くと、ますます大変とかいう言葉が返ってきたりする…。

 この本はそれがちょっと理解できるような内容だった。

 PTAとか子供の習い事、地域の自治会などなど…親の仕事ってすごく多いのね…。昨今、子供たちの安全が脅かされているから、余計に仕事が増えているのかもしれない…。

 PTAの役員は何回やらなくてはならないなどというノルマが課されていたりする学校もあるとは…恐ろしいなぁ…。

 最近、働く母親が増えているし、働いているからというだけの理由で断るのは難しそう…。その他、そんなことができない理由がある人もいるだろうけれど、やらなければ不公平だの平等でないだのという話になってしまう…。

 色々考えさせられてしまった…。

 主人公の陽子はちょっと強気すぎ…。人を敵に回すことも多いけど、味方に付けばこんなに心強い人もいないのかも…。

 文体は軽くて読みやすく、コメディタッチなので、こういう世界に興味がある人にはオススメ。



2011年01月03日(月) ゲゲゲの女房  武良布絵


武良布絵 実業之日本社 2008

 NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』の原作本。

 ドラマは毎朝楽しみだったので、原作本も読むことに。

 面白かったけれど、思ったことは、やっぱりドラマの脚本がうまかったんだろうなーということ。その証拠か(?)、映画版の噂はあんまり聞かないような…。

 1回映画版をテレビでちょろっと見たけれど、暗くて、ドラマとは全然雰囲気が違って…。

 もしドラマが映画版のほうだったら、流行らなかったかも??

 実のところ、水木しげるの絵とか妖怪とかはあんまり好きじゃないんだけど、この夫婦の人生は面白かった…。


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