昔の『赤いシリーズ』を元に新たな作品を作り、2夜連続で放映された『愛の奇跡』を見てしまった。
ベタだった。時代設定は今のはずなのだが・・・どう見ても現代とは思えないような部分もあったりして・・・。せっかくだからもう少し時代をさかのぼって昔の設定にした方がよかったんじゃないの?とも思ったり。
でも、なんだかんだぶつぶつ言いながら、最後まで見てしまったので、一応どうなるか興味はあるというか、つまらなくはないんだろう。
深田恭子はどうも『富豪刑事』のイメージが強くて、それと同じに見えてしまった。スケートシーンが合成なのがわかる感じがイマイチ・・・。
相手役の徳重聡は夫によると第2の石原裕次郎なんだとか? でも、私にはあんまりかっこよく見えなかったかな。
萬田久子は久しぶりに見たけれど、相変わらずスタイルがいいなぁ。
石原良純がすごくいい味出していた。あんまり演技しているのって見たことないような気がするんだけど、気に入った。
林泰文はよく知らないけど、すごい気持ち悪さを醸し出していたから、まあ成功と言えるのかな?
池内博之も悪い人の感じがぷんぷん漂っていたな。
坂上二郎がいい味出していたー。
竹中直人はちょっとやりすぎ・・・。なんというか、この人、こういう演技ばっかりで最近飽きた。もう少しシリアスなのが見たいかも。
神田うのは演技下手なのかうまいのかよくわからない。棒読みっぽいところがあったりして・・・。でも、すごい嫌な感じを出すのだけはうまいかも。
浅田舞はスケートシーンがきれいだったかな。
もっとスケートシーンがいっぱいあるかと思ったら全然そんなことなくて、ちょっとそれはつまらなかったけれど・・・。
2006年04月06日(木) |
三谷幸喜のありふれた生活4 冷や汗の向こう側 三谷幸喜 |
三谷幸喜 朝日新聞社 2005
三谷幸喜のエッセイ第4弾。2005年3月までのエッセイを収録。
『新選組 !』の話題が割りに多い。ようやく大河ドラマを脱稿し、次の仕事にすぐ取り掛かる様子などが描かれている。
やっぱり私生活の話の方が断然面白く、そういうのは結構すんなり読める。
巻末に和田誠×清水ミチコの対談があって、これがかなり面白かった。
NHKの朝ドラ『風のハルカ』が終わった。
今回は変わったパターンで、最初のうち面白くなくて、見るのをやめようかな・・・と思ったりもしたのだが、そのうちに段々面白くなってきて、ついつい見てしまい、最後にはどうなるのか結構楽しみな感じだった。朝ドラって割かし最後の方はどうでもいいようなエピソードでつなげるとか、回想シーンのオンパレードみたいなのが多いし、エンディングに歌が入って時間稼ぎみたいなのも多いんだけれど、『風のハルカ』はそういうのがほとんどなくて、それもよかったように思う。
前回とは打って変わって、明るい感じだったけれど、でも、家庭は複雑だったりして・・・。色々な人の立場に立って「はぁ?」と思うようなこともなかったわけではないけれど、まあ納得できるかな・・・という面もあり。
ハルカ(村川絵梨)の生き方に関しては、両親の離婚で傷を負っていて、愛を追い求めるタイプという感じ。明るいのが取り得だけれど、ちょっと妄想癖みたいなのもあったりして・・・。最後に幸せになってよかったかな・・・という感じ。
ハルカの妹アスカ(黒川芽衣)に関しては、言うことなし・・・なのかな。
ハルカの母・木綿子(真矢ミキ)に関しては、女はやっぱり素直が一番って感じ? 仕事はどこでもやろうと思えばやれるんだから、愛する人についていけばよかったんじゃ?ってすごく思った。最後はよかったけど。ひねくれず、感情に素直になった方がいろんな面でうまく行くんじゃ?と思った人物かも。
ハルカの父・陽介(渡辺いっけい)に関しては、不器用・・・というか、考えなしというか。それじゃ、離婚されてもしょうがないと思う。煮え切らないし・・・。野菜作り、レストランの再建で自信を取り戻してよかったよかった。でも、最後まで誰かと一緒にならなかったのがちょっと残念?
木綿子の再婚相手・健二(別所哲也)は、ちょっとかわいそうだったな。もう少し強引さがあってもよかったのかも。
正巳(黄川田将也)は信じられない・・・。こんな奴いるわけないと思いながら、つい見てしまう。普通なら湯布院に帰って来られないと思うんだが・・・。まあいいか。
猿丸さん(松岡充)・・・この人も煮え切らないというか。傷を負っているのはわかるけど、自分で自分を縛らずに・・・なんて思っていた。
他の登場人物の人もなかなかいい味を出していた。私が特に思ったのは、家族のやり取りとかいろんな人のやり取りがすごく自然で普通で、本当にこういうのってあるよね・・・と思わせるような感じだったこと。やっぱりみんなの演技がうまかったということなのかな・・・。
最初にやめなくてよかったと思ったドラマだった。
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