感想メモ

2002年08月30日(金) ハリー・ポッターと秘密の部屋  J・K・ローリング

松岡佑子 訳 静山社 (1998)2000

STORY:
「ハリー・ポッター」シリーズ第2巻。
ホグワーツでの1年を終えたハリーはダーズリー一家のもとで悲惨な夏休みを送っていた。しかし、ロンたちがハリーを助けに来て、ハリーはウィーズリー一家とともに楽しい日々を過ごす。学校へ戻ったハリーたちを待ち受けていたのは、秘密の部屋が開き、怪物が生徒を襲うという事件だった・・・。彼らはそのせいで窮屈な学校生活を強いられることになって・・・。

感想:
 「指輪物語」を読んでいる最中に、図書館から予約していたこの本が入ったという連絡が入り、こちらを先に読むことに。それにしてもやはり「指輪物語」と違って、すんなりとすいすい読めてしまう。もちろん子供向けということもあるだろうが、やはり現代向けの話に仕上がっていて、ユーモアも所々散りばめられていて楽しい。

 今回もクライマックスはあっという間に読み終わった。全てのつながりがすんなり来るなーという感じ。実は先日映画館でこの映画の予告を見たのだけれど、その中の映像とこの本が所々重なるところがあり、なかなか面白かった。

 前回は映画が先で本が後だったけれど、今回は本が先になった。映画を見たらどう感じるだろうか、楽しみだ。でも、実は予告編を見ただけで、本よりもさらに面白い演出にしてあるんだなと、すでに思ったシーンなんかもあったりする。映画のほうがやはりよりエンターテインメント性が強い作品に仕上がっているのだろう。



2002年08月19日(月) ギブリーズ+猫の恩返し

スタジオジブリの最新作2本立てを見てきた。

感想としては・・・。

 「ギブリーズ」の方が大人向け(?)で面白かった気がする。特に「カレー勝負」の方は、ものすごいおかしかった。ただ、この映画が終わったあと5分ほど休憩があるけど、その間になんか冷めてしまう気はした。

 「猫の恩返し」の方は、自分が小学生ならきっともっと笑えただろうなーというのが正直な感想かな。確かに今の私が見ても面白くて笑えるシーンもあったのだけれど、子供だったらここでも笑っただろうと思うところがいっぱいあった。(ちなみに会場の家族連れのお子達は笑っていたから、それは確かだろう) でも、さすがにこの年になって笑わせようという意図をもって作られたようなそういうシーンに、冷静な大人である自分は笑うことができなかったのだった。

 次はもう少し大人向け映画を見ないと・・・とちょっと思ったかも。



2002年08月16日(金) 新版 指輪物語1 旅の仲間(上1) J・R・R・トールキン

瀬田貞二・田中明子訳 評論社文庫 (1954、1966) 1992

STORY:
ホビットたちの歴史や特徴を記した序章と物語の始めの導入部分が中心。このシリーズは全部で9冊あり、最初の4冊で1部となっている。その1冊目の上巻の1では、ビルボが冥王サウロンの魔法の指輪をどのようにして手に入れたか、そして、その指輪を自分の後継者フロドに託して旅に出た経緯、またフロドが指輪がどのようなものであるかを魔法使いのガンダルフから聞かされ、仲間とともに旅に出るまでが描かれている。

感想:
 すべての感想は少なくとも第1部を通して読んでからでないと書くことはできないかと思う。なぜこれを書いたかというと、ただ単に日記をサボっているわけではないということを言いたかったからかな。一応読んでるんだけど、なかなか進まないし、このくらい長編になると、ここも数ヶ月くらい止まってしまうかもと思って。

 読む前から多くの人に最初の序章で嫌になって読む気がしないなどと聞かされていたため覚悟はしていたが、やっぱりこの部分を読むのはちょっと苦しかった。眠くなってくる。でも、この序章を終えてストーリーが始まると、かなり面白くなってきてスムーズに読むことができる。

 今後の展開が少し楽しみな感じの1巻。でも、登場人物がわからなくなりがちなので、本のところに登場人物とその経歴みたいなのが書いてあったら便利なのに・・・と思わないこともなかったりする。


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