宿題

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2004年10月31日(日) 素敵なダイナマイトスキャンダル/末井昭
この母親のダイナマイト心中の話は、人にはほとんど話したことがなかった。

僕は話が下手だから、この話をするとだいたい雰囲気が暗くなる。

そのむかし、暗いものが流行っていた時代に、親しかった年上の人に話したことがあるのだが、

「それがスエイくんの売り物なんだね」

と言われて、それ以来二度と話さなかった。

いまとなっては「売り物にしてなぜ悪い」なんて居直れるほど生きてきたのだけど、

当時は僕も多感な青年だった。

「売り物なんだね」という言葉に傷ついて、なぜか僕は真赤に赤面してしまったのだった。


★素敵なダイナマイトスキャンダル/末井昭★

2004年10月30日(土) チキンライス/松本人志
凹んだとこ凹んだ分だけ笑いで

満たすしかなかったあの頃

昔話を語り出すと決まって

貧乏自慢ですかという顔する奴

でもあれだけ貧乏だったんだ

せめて自慢ぐらいさせてくれ

最後は笑いに変えるから


★チキンライス/松本人志★

2004年10月29日(金) 羽生生純インタビュー/川勝正幸
完成披露試写会のティーチ・インで、羽生生さんの熱心なファンの一人が

「漫画では門が石のコスプレをするところで泣けたのに、映画では泣けなかった。

松尾さんは逃げたんじゃないですか」と意見を言って、

これまで温まっていた会場に木枯らしが吹きました。


★羽生生純インタビュー/川勝正幸★

2004年10月28日(木) 恋の門/松尾スズキ
あなたはそう 間違いだらけ

わたしもそう ほぼ間違うでしょう

出ない答えにあきらめながら

それでも行くあきらめながら


でも虹に願いをかけましょう

恋はいつでもワシントン条約

だって恋するわたしは珍獣さ

珍しいわたしはわりと大切


とりあえず今いばっといていいよ


恋の秘密見せてよ 恋の門の彼方で

恋の秘密見せてよ 恋の門の彼方で


恋の魔法で開けよ 恋の門を開けよ

恋の魔法で開けよ 恋の門を開けよ


★恋の門/松尾スズキ★

2004年10月27日(水) 「恋の門」パンフレット/河井克夫
僕は、昔、松尾さんの舞台に何回か出させてもらっていたんですけど、

チョイ役の人にも必ず一つは見せ場を作ってくれるんですよ、

その公演だけポッと出た新人とかでも。今回の映画でもそうですよね。

松尾さんとは付き合いが古いから分かるんですが、

『恋の門」のどの役にも松尾さん自身が少しずつ投影されている。

どんな脇役の人に対してもね。


★「恋の門」パンフレット/河井克夫★

2004年10月26日(火) カミさんはドラえもん(砂川啓介著)/大山のぶ代
(ドラえもんの声を)二十五年やったらいいんじゃないかと思っているの。

そのときは大々的にオーディションをやって、“この人”という人に託しましょうと

みんなで話し合っているの。

私の真似じゃなくてね、声は違ってもいいと思うの。

ドラえもんって、機械なのにすごい人間チックでしょ。

科学的には進歩しているのに幼いし、正直に感情を表すし。

芝居でそれをやるんじゃなくて、もうドラえもんそのものみたいな人が出てきてほしい。


★カミさんはドラえもん(砂川啓介著)/大山のぶ代★



■2001年10月発行本の夫婦対談で。
自分で読んだわけではなくて「藤子不二雄atRANDOM」から。

2004年10月25日(月) トコとグーグーとキキ/柚木沙弥郎
トコはおきなくちばしのさきで

コーヒーのみをつまんで

ポーンとなげあげ、 

したでうけとめ、ムシャムシャとたべます

それから プシーッとたねをはきだします

ポーン ムシャムシャ プシーッ!

ポーン ムシャムシャ プシーッ!


★トコとグーグーとキキ/柚木沙弥郎★

2004年10月24日(日) ベルベット・イースター/荒井由実
ベルベット・イースター
小雨の朝
光るしずく 窓にいっぱい
ベルベット・イースター
むかえに来て
まだ眠いけどドアをたたいて

空がとってもひくい
天使が降りて来そうなほど
いちばん好きな季節
いつもと違う日曜日なの

ベルベット・イースター
きのう買った
白い帽子 花でかざり
ベルベット・イースター
むかしママが好きだった
ブーツはいていこう

空がとってもひくい
天使が降りて来そうなほど
いちばん好きな季節
いつもと違う日曜日なの


★ベルベット・イースター/荒井由実★

2004年10月23日(土) バカ姉弟/安達哲
ピアノか…いいな明るくて

いっそこの子好きになっちゃおうかな

でもぼくはかわいそうな子じゃないと感情移入できないんだ

なにかこの子の不幸な点は…


★バカ姉弟/安達哲★

2004年10月21日(木) バカ姉弟/安達哲
甘やかす…ワシは甘やかすぞ…。


★バカ姉弟/安達哲★

2004年10月20日(水) 松ヶ枝町サーガ/芦原すなお
おぼろに人物の姿が浮き上がってきたころ、ぼくは床についた。

そして、木槌の音や、彫刻刀が木を削る小気味のいい音を聞きながら眠りに落ちた。

翌朝、茶の間のすみっこの小机の上に完成した彫刻が置いてあった。ぼくは驚いた。

それはばあちゃんの彫刻だった。着物を胸をはだけてずるりと着たばあちゃんが、

左手に庭箒、右手に小さな本のようなものを持って天を仰いでいる。

タビックスに草履をはいた右足で踏んづけているのは、鬼だ。

鬼は泣きそうな顔をしている。

「なかなかいいだろう」

起きてきた父が欠伸をしながら言った。

「四天王像をヒントにして彫ったんだよ」

「うん、すごいよ、これ!ばあちゃん、強そうだね。右手に持ってるのはなーに?」

「信用金庫の通帳だ」

「あ、そーか!鬼をやっつけてるんだね」

「病気をもたらす邪気を退治してるんだよ」

「これでばあちゃん、きっと良くなるね」

「あと二百年ぐらい生きるだろう。これ、お前がばあちゃんとこに届けといてくれ」


★松ヶ枝町サーガ/芦原すなお★

2004年10月19日(火) 松ヶ枝町サーガ/芦原すなお
「その男はね、たちのよくない実にいやな奴だったけど、

そんな奴があんな見事なものを彫るからには、きっと仏様ってほんとにいるんだ、

とふと思ったりしたよ」

「ほんとにいるの?」

「どうだか知らないがね、いてもいなくても同じことだって気が、今はするな。

ほら、かりにいなくたってさ、一尺の薪に観音さんが宿っていたんなら、

それでいいじゃないか」

「わかんねえ!」

「父ちゃんもわかんねえ」


★松ヶ枝町サーガ/芦原すなお★

2004年10月18日(月) happiness!!/木村カエラ
小っちゃくても救いようがあるの!!


★happiness!!/木村カエラ★

2004年10月17日(日) Town-o Phase-5 PV アイデア
以上がなんとなく頭に描いているものなのだ。

しかし、言いたい放題なので、辛い部分は変更してもらってもかまわないし、

アイデアがあればガンガン投入してくれてもOK。

とにかくコイツがノソノソ歩きながら歌うという基本があればだいたいのことはOK。

あとはこちらで、いくつかのパターンを撮影するので適当に使ってください。

とにかく大変なら、徹底的に有りモノで埋めてもらってもOKです。

最終的にはインパクトで、そのためには歌詞の内容など犠牲にしてもいいです。


★Town-o Phase-5 PV アイデア/平沢進★



ここに全文が。
「RIDE THE BLUE LIMBO」のPVはここで。
RIDE THE BLUE LIMBOのプロットはここに。

絵が絵が。あと映像も。

2004年10月16日(土) タモリのTOKYO坂道美学入門/タモリ
坂道に暮らす人、あるいは上る人、この位置エネルギーを無意識に感じているのであり、

そういう人の思想は、自分の自由に対しての不安がいつも存在しているのである。


★タモリのTOKYO坂道美学入門/タモリ★

2004年10月15日(金) タモリのTOKYO坂道美学入門/タモリ
来月からは小学校だ。学校生活は忙しい、よかった。


★タモリのTOKYO坂道美学入門/タモリ★

2004年10月14日(木) タモリのTOKYO坂道美学入門/タモリ
残されたのは私一人だけ。遊び相手は誰一人もいない。

毎日祖父母と食べる早い朝食を終えると気が遠くなるような時間が待っていた。



朝食が終わると今日一日何をしようかと、くる日もくる日も途方に暮れていた。


★タモリのTOKYO坂道美学入門/タモリ★

2004年10月13日(水) 桜玉吉のかたち/桜玉吉
(ところで覚えてる?『考える子ちゃん』)

覚えてる。ストーリーはねえ…すごくなし崩しで、

「道を歩いてたら、でかい犬が道をとうせんぼしています。

そこで考える子ちゃんは考えました。「…ハイ、玉吉!」とか言われて。

「おまえならどうする?」「うーん、でかい犬かあ…その犬は何色?」とか言って。


(そらまあ、こういうのを毎晩定期連載されてたら、すげえ影響受けるわな)

あるねえ。あとは『考える子ちゃん』のイントロで「人間は考える葦である」

っていうのがあるんだよ。それがオープニングで入ってて、

「さて、それで考える子ちゃんは考えました」ときて、エンディングはパンシロン。


本人が眠くなると、「パァンシロンでパンパンパン〜」。それが延々続いて

「パァンシロンでパンパンパ…」歌ってる本人がだんだん眠くなってきて。


★桜玉吉のかたち/桜玉吉★

2004年10月12日(火) 桜玉吉のかたち/桜玉吉さんのお父さん
子供達だけではなかなか寝られませんでしょ。一緒に添い寝をして話をしたんです。

花咲じいさんとか金太郎とか、昔話ももちろんしましたけど…でも私は自分で作ったんですよ。


やっぱり、人間行動する時に考えるということが必要ですよね。

「人間は考える葦である」とも言いますし、それによって自分の行動が良くもなったり、

悪くもなったりするという私の信念を込めまして…『考える子ちゃん』という題でね。

何かする時に良いか悪いかを判断して行動する…というような『考える子ちゃん』

を自分で作って…。


★桜玉吉のかたち/桜玉吉さんのお父さん★

2004年10月11日(月) バカ姉弟/安達哲
あぶないから電気を消すのはまっててあげよう


★バカ姉弟/安達哲★

2004年10月10日(日) 夢が見れる機械が欲しい/ムーンライダーズ
午後になって寒気がして藪の中にアンテナひとつ立てて草の上で眠る。

21世紀の事わからない。

目がさめたらラジオ消してテープレコーダー自分の声入れて土の中に埋める。


★夢が見れる機械が欲しい/ムーンライダーズ★

2004年10月09日(土) たららん/PUFFY
あなたといることが
わたしのあるく道しるべ
ふたり出会ったら
何も恐くはないと 調子にのって

たらたらん たらららららん
どこまでも 続きそうな あしあと
手と手を つなぎながらん

もう少し 遠くまで
思い出をつくろうか

あなたがいてくれて
楽しく一日はおわる
ふたりでやったら
辛いこと 半分こ くらいの気持ちで

ふわふわん 漂ったわん
いつまでも 忘れそうな お仕事
手と手はつないだままん
気がつけば もうこんなとこまで

ずっと道くさもせずに年をとって
わがままになったかなぁ
やりたくないこと やってるような
時間はないので これでいいよ

ふたりは何度も
同じことばかりをくり返してる

たらたらん たらららららん
長いこと 残りそうな ひとこと
手と手を つなぎながらん
あと少し 遠くまで すすもう
ふわふわん ふわわふわわん
あまりにも 夢のような できごと
手と手が 離れたならん
またつなげばいいだけのこと
なんです


★たららん◇井上陽水/PUFFY★

2004年10月08日(金) 沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣
沼田 奥様はあんまり漫画のことはご存知ないんですか?

杉浦 うん、関心無いですね。ここにまあ、あたしの漫画があったとしますね、

あたしの描きかけの。と、それ見ても全然興味を示さない。興味を抱かない。

(沈黙)だけどねひとつ、うちのを面白がらせようと思って、ひとつ案を考えたんですよ。

先頃ね。時代に合うか合わないか分からないけども、あたしが勝手にね

"大飯くう子さん"って言うのをね、大飯を食う…少女。

だからね、今の少女漫画はもうきれいな、繊細な少女ばかり出てくるでしょう?

あの反対を行ってねえ、下膨れでね、それでいてかわいい。堂々としててね、

遊び相手の少年達なんかやっつけちゃうの。そいでお婆さんや年寄りを助けるって。

ほいで大飯食って、窓から男の子達が顔を並べて見てね「今日のおかず何?」とかね

「大飯くう子さん、さばの味噌においしいの?」とか。

「これがさばの食べ方で一番おいしいんだ」とか言って。


★沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣★

2004年10月07日(木) 沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣
沼田 でも今は逆にアメリカ人たちが日本の漫画を評価してますよ。

杉浦(茂) え?ヤンキーが?



沼田 そういうのはやっぱりヨーロッパよりアメリカの方がいいんですか?

杉浦 ああ、そうです。

沼田 フランスとかはだめですか?

杉浦 そう、まあはっきり言うとね、あそこは芸術の国だからね。

洒落てはいますけどね、日本の子供漫画や青年漫画に洒落っ気はいらないんですよ。

はいからさとかね。

沼田 お洒落なものとか先生はあんまり好きじゃない?

杉浦 いえ、好きですよ。好きだけど作品に反映したいとは思わない。

漫画でハイカラさみたいなのを出そうっていうのは無理だしね、止めた方がいいんですよ。

だって今はね、我々漫画よりか写真の方が進んでいるんですよ。知ってますか?

だから生じっかなものを考えたり描いたりしても読者はちっとも驚かないしね。

「何か古いなあ」って言われちゃう。


沼田 先生はディズニーなんかもお好きなんですか?

杉浦 だけどね、ディズニーはね、あれは手塚治虫さんが大好きなんだけどね、

あたしの体質に合わないんですよ。俗っぽくて。

沼田 ああ、俗っぽいですか(笑)。

杉浦 あれで、俗っぽいんですよ。こんな事言っちゃあ、手塚さんに申し訳ないけど。

親が子供にあたえるマンガっていう感じがね、イヤですね。

沼田 ナルホド。先生のは、直截子供の魂に訴えると。

杉浦 あなたの盆栽ぼうやだってそうですよ。(笑)単刀直入ですよ。

沼田 先生はディズニーがテーマとしているヒューマニズムとかそういうものには

興味無いですか?

杉浦 無いですね(笑)。さらばと言って、不道徳な事を作品の中で描こうなんて、

そんな事は毛頭ないですね。そういうのも大嫌いなんです。


★沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣★

2004年10月06日(水) 沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣
杉浦(茂) そういや、あなたはいつ頃からわが家に出入りしてたんでしたっけ?

沼田 10年位前でしたか?初め、ある雑誌で漫画を依頼してたんですよ。

そしたら「お断りします」っていう漫画を描いてきたんでびっくりしたんですよ。

杉浦 何?あたしがあなたに断るって?漫画を?失敬だねェえ(笑)。

沼田 いえいえ。「断るって言うのに断りの漫画を描いてきた」ってもうみんなびっくりして。

杉浦 はははっ。矛盾してる。

どっかに届くはずの漫画をお宅に送っちゃったんですよ。きっと。はははは。

沼田 それから先生が「ベストテン遊び」っていうのをやってていろんなものの、

好きなものベストテンをあげるのがお好きで、もういろんなもののベストテンをやって、

ベストテンのベストテンなんかやっているとのお話をうかがったんですよね。

感動したのを覚えてます。

杉浦 そういやあ、あなたも変だったよ。

あたしとしては、初めからあなたは奇妙な人だなと思って(笑)。

だってさ突然ね、甲州の山奥行ってね、こうやって金を掘ってね、

その掘ったものを持ってね、我が家に来てね、

「今甲府から帰ったとこです。昔、徳川時代にね、幕府はあそこから金を掘り出した。

で、掘ってきたからおすそわけします」って、鞄からいっぱい出して(笑)。

リュックかついでね。甲府の山中に分け入ってね、金を掘ってきた。

そういう突飛な事をする人なんですよ。

沼田 いや、金じゃなくて、先生、水晶ですよ(笑)。

杉浦 まあ、そういう奇妙な人よ(大笑)。


★沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣★

2004年10月05日(火) 僕の沼田さん像/寺門孝之
彼の特徴は、ひとことで言えば、能力の平均値の高さ、だと僕は思う。



思うに、彼が常日頃僕にぼやくように、仕事上、あるいは人間関係上のトラブルが生じるとすれば、

それはこの能力の膨大な差が原因であるに違いない。

人は、自分がトラックをようよう一周する間に、二十周くらいしてしまう人のことを

そうそう理解できないものだ。体力、筋力、そして情念をも含めて、

幸か不幸か、彼はそういった高い能力を備えてしまっている上に、

彼自身それを熟知しているのである。

この世の多くの人がうんうんうなって進める、例えば職務的なデザイン作業など、

彼が一時間で出来ると言うなら、それは本当に出来るのであって、

彼はその二十周先くらいのことで思い迷ったりしているのである。

たとえ彼の口上が与太に聞こえようとも、

彼の制作はそうした地点で行われているということを、僕達は思い知っておいた方が良い。

彼はその能力の全てを注いで、結局のところ誰もわかっていやしない、

この世にあるかどうかさえうかがいしれぬ、「憩」という概念を

たった一人で支えているかもしれないのだ。


★僕の沼田さん像/寺門孝之★



■寺門さんは沼田さんに
「それはどういう狙いですか?」
(待ち合わせをしていて、出会った瞬間に服装について)
「雑巾が腐ったような匂いがしやしませんか?」
(寺門さんの家に遊びに来て、ソファに座った瞬間に)
とか言われるみたい。

2004年10月04日(月) 沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣
沼田 まァ、僕のことはほとんど知らないでしょうから、今日は、僕の憩写真帖でもお見せして、

そいで一寸、マイフェイバリットなものとして見てもらおうと思って。

緒川(たまき) 持ってます。

沼田 えっ?

緒川 タコシェで買いました。ずっと以前に。

それからエキゾチック特集で沼田さんが一冊丸々やった…、

沼田 VISAGE?

緒川 持ってます。


緒川 ところで、たくさんの不思議の、あの写真は誰が撮ったんですか?

沼田 あれはね…あれ?なんで?よく知ってますね?

緒川 私あれ3冊買いましたもん。


★沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣★

2004年10月03日(日) 沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣
浅野(忠信) ところで沼田さんて、いつも一体何をやっているんですか?

やっぱり写真っつう仕事なんですか?

沼田 僕、写真の仕事ってほとんどガロ以外でしてないんですよ。

で、ほら、ガロって原稿料くれないでしょ。

だからほとんど趣味みたいなもんでね。撮りたいものしか撮ってないですよ、基本的に。

まあ、他人からみたら下らないガラクタっていうか、宝物ですけど、まァ、ゴミが好きで、

そういう物を撮っている時だけが唯一…自分らしいというか本来の自分に立ち帰って、

リラックスしているんですよ(笑)。

浅野 じゃあ普段仕事以外では何をやってるんですか?

沼田 普段は、ですから、写真撮って…。そうですね…旅行して、

といってもそんな楽しいというのばかりじゃないロードームービーみたいな、旅。

でもネ、旅行に行っている時は本当に、こう自分に戻れるっていうかね…。

それがライフワークみたいな。


★沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣★

2004年10月02日(土) 沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣
僕ね、ペアルックとかすごく恥ずかしくて嫌だなって思うんだけど、

50年代にアメリカ兵と日本人の女の子がスカジャンの刺繍をペアでしてて、

あれはすごいかっこいいなと思った。

もちろんキャンプというかキッチュな意味も含めてですけど。

それでね二人で並ぶとつながるの。イラストの日本地図とか原爆のキノコ雲とか。

そいでその頃はまだノーモアじゃないの。もちろんユーモアでもない、マジ。

かなりマジ(笑)。


★沼田元氣ゲスト対談/沼田元氣★

2004年10月01日(金) 夢の花園/岡崎京子
未来を夢みることが人間として生きることに必要なことなのだと思うのだけれど。

でもそれは意外とむつかしい(今は)。

そのことを考えないように、忘れてしまおうとした方が楽だったりする。

未来を悲しくはかなむというやり方もある。

これも、けっこう、楽だ。その点沼田さんは大変だろうなぁと思う。

沼田さんは未来を夢みるどころか未来をつくろうとしているのだから。

沼田さんの写真や作品は私たちのあるべきもう一つの未来だ。

なつかしさは過去に向うものじゃない。

あなたがなつかしいと思うときあなたはそれを未来に夢みている。

沼田さんの写真の中の女の子の心やさしい感じが好きだ。

日本の女の子の心やさしさ。

何かを諦めているようないっしょうけんめい何かをさがしているような。

沼田さん、これからもガンバッテネ。


★夢の花園◇沼田元氣の宇宙/岡崎京子★

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