宿題

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2002年02月28日(木) ギターを弾く女/小沢健二
弾き語りするあの人の手が

その気になる何秒かが分った


驚かせる愛をあなたに上げるよ

本当の姿を暴いてみたいよ


あなたが怒りの後ろに隠す

女の顔 女の本能

激しく誘う 

乱暴な魔天使が甘える

そんな姿 そんな可愛さ

その気にさせる


悲しげな曲を書くのは止めて

その栗色の髪の毛を展ばして


驚かせる愛をあなたに上げるよ

本当の姿を暴いてみたいよ


★ギターを弾く女/小沢健二★

2002年02月27日(水) Eclectic/小沢健二


このアルバムは・・・・・・

自分としては結構スッキリ(自分を)出せています。



★Eclectic◇bounce 229 インタビューより/小沢健二★

2002年02月26日(火) カルシウム/衿沢世衣子
おっと花壇がさびしいからといって 

葉ボタンを植えるのは反対だ!

あれはキャベツにしか見えん!


★カルシウム◇コミックH vol.6/衿沢世衣子★

2002年02月25日(月) 岸田繁との対談/ジョナサン・ドナヒュー
フィードバックとカオスとノイズが轟く音楽も、心の底から鳴らしていれば最高だよ。

あとはそれを恐れずにやる、ってそれだけだね。

恐怖ってそりゃあもう凄まじい威力を持ってて・・・・・・

ミュージシャンてのは恐怖心を捨てなきゃできないもんだからね。

恐怖を感じた瞬間すべてが水の泡となって消えてしまう。

失敗することへの恐怖、赤裸々に自分をさらけ出すことへの恐怖――

そういった恐怖心を捨て切れるかどうか。

そこが芸術とビジネスの分かれ目なんだ。


これからもきっといろんな人が君の音楽について意見を言ってくるだろうと思う。

で、まずそういう意見は全部聞く。全部ね。

でもそれを信じちゃあダメなんだ。


“今はこれがかっこいい、これがかっこ悪い”っていうのが流行りによって変わっちゃう人って、

たぶん時間に縛られて生きてるんだと思う。

僕の場合、時間ってものを信じてないんだよ。

音楽だけは、僕たちがこうして生きている時間や空間の外側で存在しているんだよ。

それが音楽の普遍性なんだよね。


★岸田繁との対談にて◇BUZZ vol.31/ジョナサン・ドナヒュー★

2002年02月24日(日) リラックス・ベイビー・ビー・クール/小沢健二
おれは手紙魔になることができる

おれはテレビでボクシングの試合を見ることができる

おれは毛布にくるまって眠ることができる

あれは実にいいな

それにもうすぐ

クリスマスだってやって来る


おれは雨が降ると

自分に審判が下るのが

少し先延ばしになったように感じることができる

おれは地下鉄に乗って

ケツにおできができるまで

一日中往復を繰り返すことができる

おれはもう少し髪を伸ばすことができる

あんまり長いのは嫌だけどな

おれは……


おれはおれの心に

まるで小さな猫にやるように

あったかなミルクを与えてやる

少しずつ むせないようにね


リラックス・ベイビー・ビー・クール


★リラックス・ベイビー・ビー・クール/小沢健二★

2002年02月23日(土) Lost Monsoon・喪失/島尾伸三
「モンスーン」という主題を決めて写真を撮っていた学生時代の写真を並べてみることにしました。

その9分の1程度しかネガが残っていないのですが、プリントをしながら、これらの写真を撮影して

いた1970年代の頃の気持ちにはもう、二度と戻れることがないことだけが、わかってくるのです。


不摂生な生活をしてきたこともあって、肉体的な衰弱にも増して、精神の硬直はいちじるしくて、

悲しくも止める手だてはありません。元気に歩き回ったモンスーン地帯も、のんびりとした空気だけ

ではなく、その景色を変えて久しいのです。


いったい私は何を夢見て撮影を続けていたのでしょうか。

映像の可能性を夢見ることさえ、失いつつある近頃です。

写真は実存を捉えるに最もふさわしい道具だったはずなのに、こうやって眺めると、あやふやな現実

の影法師だけをすくい取り、実存の足跡さえも取り逃がしていることに気づくのです。

それは私の至らなさからだけなのでしょうか。


★写真展「Lost Monsoon・喪失」/島尾伸三★

2002年02月22日(金) ドゥーワチャライク/小沢健二
努力とかしない作品って、好きとか嫌いとか以前に問題にならないって感じ。

よくね、天才だとか、『天才バカボン』にコメントを依頼されるくらい言われるけど(笑)、

天才でも一生懸命やらなくちゃ話になんなくて。

最初になんでやろうと思ったかとか、どういうものを作ろうと思ったかっていう時点は

努力とかは何にも関係ない世界なんだけど、それをあとで自分が聞いてもいい感じの

ものにするためには、あたりまえだけど、努力しないとね。


完璧主義っていうかね、なんか、宝物みたいなかんじがする音楽じゃないといやなの。僕にとって。

でもきっと人にも伝わるなと思って。

で、そういうの作れば何回でも繰り返して聴いてもらえるでしょ。

僕のは そういう感じがいいなって。


★ドゥーワチャライク◇独占インタビュー この男はなぜ連載を落とすのか/小沢健二★

2002年02月21日(木) TR/カヒミ・カリィ
説得したっていうか、出ない?って誘ってくれたのが今のコーネリアスの小山田君、

そのあと、いろいろ曲を作ってもらったりしてたんですけど。

とあと、クルーエルレコードって1番最初にレコードを出したトコのオーナーっていうか

それを作った人が友達で。

まだみんな若かったんですけど。

で、その二人だったからすごく信用して「じゃ、やる」なんて言ったら、声が出なかったんですけど。

それがリハの時にわかって、「うそだー、うそつき」って言って、楽屋のトイレ鍵閉めて、

出てこなかった。


★TR/カヒミ・カリィ★

2002年02月20日(水) ワールズエンド・スーパーノヴァ/くるり
DO BE DO BE DA DA DO
 
スタンバイしたら

みんなミュージックフリークス
 
1.2.3でバックビート
 
ピッチシフトボーイ全部持ってって
 
ラフラフ&ダンスミュージック
 
僕らいつも笑って汗まみれ
 
どこまでもゆける


★ワールズエンド・スーパーノヴァ/くるり★

2002年02月19日(火) 曽我部恵一日記♯22/曽我部恵一
新宿タイヘイスタジオにてMIX。最近仕事が自分の能力を越えてきた。もうやめよう。

夜、FACTORYにて豊田君の弾き語りを見る。

やっぱりスゴイ感動する。ぼくがシットしてしまう日本人はこの人だけだ。


★曽我部恵一日記♯22/曽我部恵一★

2002年02月18日(月) 日常に生きる少女/NUMBER GIRL
日常に生きるあの娘は普通に生きて 病気もせずに 惑わされずに

オレはホントにそれは正しいと思う


★日常に生きる少女/NUMBER GIRL★

2002年02月17日(日) 深夜特急ヒンデンブルク号(可能性)/シルチョフ・ムサボリスキー
あらゆる悲しみも原因を辿ればカップ1杯の紅茶が冷めてしまうことの、

あとはすべて応用と発展でしかないんじゃなかろうか。

世界はすっかり冷め続けるカップ1杯の紅茶のようなもので。

ミルクティーが冷めないように、僕は手をつなぐ。

そして手は指輪だけを手のひらに残して、消えてしまう。


毎日、自分の中でいちばんちいさな骨を折りながら

僕は自分をいつでも失うことが可能だと考えている。

熱を失った鳥はもう飛ばない。ちいさな墓守よ。

溜息のような落ち葉に埋もれた墓標の名は?


★深夜特急ヒンデンブルク号◇020206#Wednesday 可能性/シルチョフ・ムサボリスキー★


2002年02月16日(土) 冬のユリゲラー2002/ヨーロッパ企画

凄すぎて、めんどくさいですよね。


★冬のユリゲラー2002/ヨーロッパ企画★

2002年02月15日(金) 拝啓ミス・インターナショナル/SPANK HAPPY
ねえミス・インターナショナル おてがみかくのははじめてなの
 
わたしはあなたのファンです 今も手が震えてるの

ねえミス・インターナショナル あなたのクラウン被りたいの
 
もしもよかったら一度だけ絶対に返しますから

 
あなたはテレビの前に座っているあたしたち現代の少女達の
 
言うならば英雄で しかも最後の神だと言えるでしょう

世界中継の夜にはお化粧をして着飾ってテレパシーを送るわ

 
I PRAY EVERY DREAMING 毎朝 神様に祈るの
 
「友達になれますように」 
  
I PLAY CANDY FORTUNE レディになりたいな
 
I SING FOR YOUR BEAUTY
 
I SING FOR MY BEAUTY
 
世界はまだ醜いわ
 

ねえミス・インターナショナルあなたの彼氏はどんな子なの?
 
あなたと変わらないぐらい奇麗な男の子なんでしょ?

あのねミス・インターナショナルあたしは彼氏がほしくないの
 
あたしの町には奇麗な男の子なんていないんだもん

世間じゃ愛され過ぎる危険なんて馬鹿げた事までを
 
女の子が気にしなくちゃ成らない。

そんな憎むべき犯罪もあるわ


ナイフも花束に変える あなたの偉大なるビューティーを世界に


★拝啓ミス・インターナショナル/SPANK HAPPY★

2002年02月14日(木) 太陽を盗んだ男/長谷川和彦

俺よぉ、原爆持ってんだけどよぉ。

ゲ・ン・バ・クです、原子爆弾。

自分で作っちゃったんだけどさぁ。もしもし?

それでさぁ、あんたに聞いてもらいたいんだけどよぉ、

やぁラジオでみんなに聞いてもらうともっといいんだけどさぁ。

これ持ってるからさ、俺何でもできるわけよ。

だけど、ばっかみたいな話だけどさぁ、何したいかわかんないわけよ、自分で。

あんたなら何したい?


★太陽を盗んだ男/長谷川和彦★

2002年02月13日(水) 初恋クレイジー/草野正宗

心のプロペラまわす バカげた秘密の場所へ

約束だよね 二人きり

優しくなれない時も 優しくされない時も

隠れた空は青いだろう 今のまま


泣き虫になる 嘘つきになる 星に願っている

例えば僕が 戻れないほどに壊れていても


誰彼 すき間を抜けて おかしな秘密の場所へ

君と行くのさ 迷わずに

言葉にできない気持ち ひたすら伝える力

表の意味を越えてやる それだけで

越えてやる それだけで


★初恋クレイジー/草野正宗★


2002年02月12日(火) 『沈黙の庭』Silent Garden◇サイレント・ガーデン/武満徹

早朝の庭では樹陰から夜がすばやく立ち去ろうとしている。

鳥たちが歓びのうたをうたいだす。

太陽がおくればせに射しこむ。

この時庭は他の時間帯よりも饒舌に話し出す。外に向かって。


夜の庭は思索的である。

宇宙の気配にじっと耳を傾けている。

深夜は目覚めている鳥や獣たちの行方を、夜の手の迷路のような掌紋のなかにどこまでも追っている。

夜の庭は語っている。内に向かって。


真昼の庭は沈黙している。

太陽は天頂に、物は影を喪う。

外界の賑わいとは反対に、この時庭は、巨大な沈黙の相貌を見せているのだが、

人間〔ひと〕はそれに気付かない。

真昼の庭は沈黙している。世界を拒むように。


★『沈黙の庭』Silent Garden◇サイレント・ガーデン/武満徹★


2002年02月11日(月) ount backwards/日暮愛葉

泣いたっていいの

あたしは逃げない ここにいる

消えない 夢も見ない

でも 死なない


★Count backwards/YUKI★

2002年02月10日(日) ko「1つの魔法」について/小沢健二

大都会から外へ向かうと、空気の感じがいきなり変わる地点があるような気がしませんか。

壁を抜けるように・・・。それが特にNYのゴミゴミした街から出ると、Long Islandのあるところで、

「これだ」という感じで大きく変わります。あれが目的かもしれません。

というのは一旦Hamptonsにつくと、見る顔は街で知った顔ばかりということになりがちなので。

5曲目の「1つの魔法」は、そんなことをちょっと考えていた気がします。


★ko「1つの魔法」について/小沢健二★

2002年02月09日(土) サイレント・ガーデン 滞院報告・キャロティンの祭典/武満徹
ここに記した病院での想念は、きっと、ふだんの生活に戻ってみれば、変なものだろう。

飯を喰うにもたえず何かを意識させられるし、何でもない排便や小用までが重大なことに感じられて

不自然このうえない。

普通であることはたぶん一瞬もなかった。

急にはむりかもしれないが、生活を普通に戻して気をつけよう。

明日の朝はもうこれを書くまい。

晴れてくれればいいが。


★サイレント・ガーデン 滞院報告・キャロティンの祭典/武満徹★

2002年02月08日(金) 武満徹「サイレント・ガーデン」前書きより/谷川俊太郎

初めて会ったときも、最後に会ったときも武満はベッドの上だったが、

彼の内なる「健康」は、身体の病によっても損なわれることはなかった。

それが、この日記を明るく豊かなものにしている。

立ち去った後も、武満は私たちとともにいると感じさせてくれる。


「明日の朝はもうこれを書くまい。/晴れてくれればいいが。」


と日記は結ばれているが、この二行は彼の音楽のコーダのように美しく響く。

彼はまたこうも書き残してくれているのだ。


「[希望]は持ちこたえていくことで実体を無限に確実なものにし、終わりはない。」


★武満徹「サイレント・ガーデン」前書きより/谷川俊太郎★

2002年02月07日(木) Bolero/クラフトエヴィング商會

沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙。・・・・・・

ほうっておくと、こんな風に「沈黙」がおそろしいくらいどこまでも重なってゆくので、

私はその重なりを<沈黙のバームクーヘン>と名付けることにし、

それをむしゃむしゃ食べてしまう様を想像したのだった。


★Bolero/クラフトエヴィング商會★

2002年02月06日(水) シアタードロップス/河原雅彦

僕は閉じないっていうスタイルで風穴を開けたのは、大人計画だと思ってるんですよ。

あそこの役者さんたちっていうのは、皆、怪しい演技スタイルじゃないですか。

キャラクターがしっかり立っているというか、まずそれありきと言うか。

でもメジャー感は最初っからあったんですよね。


★シアタードロップス◇「いのうえひでのり」との対談より/河原雅彦★

2002年02月05日(火) マイブームの魂/みうらじゅん

どんなことでも他人が賞賛してくれたことは正しいことだ。


★マイブームの魂/みうらじゅん★


2002年02月04日(月) 季刊「みらい」インタビューより/平野レミ

本当にご飯を食べることって大切だと思うの。

おなかいっぱいになったり、酔っぱらったりすると、気持ちが打ち解けるというか、リラックスするもの。

ああ、この人はこんな人だったんだとか、へえ、いい人じゃないなんて発見があったり、

食べ物って仲人みたいなところがあるわよね。

できるだけおいしいものをつくって、みんなで食べるようにしているの。
 
でもね、毎日の生活だから、疲れちゃったりしている時は、「くたびれた〜」って寝ちゃう。あくまでも自然体ね。

おかあさんが無理してがんばっても、その無理が家族に伝わっちゃうじゃない。

それよりは外へ食べに行ったり、店屋物をとったりでいいと思うのよ。

おかあさんは元気で太陽みたいでいることが大切。

でも太陽だって疲れることもあるから、そんな時は、日食だか、月食だか知らないけれど、太陽もお休みね。


★季刊「みらい」インタビューより/平野レミ★

2002年02月03日(日) Land Land Land/岡尾美代子

旅から戻ると、ドロシーみたいに思う。

「やっぱりお家がいちばん」。

でもね、しばらくすると、“旅の虫”がムズムズとしてくる。

映画や写真集をみて、旅のイメージトレーニングが始まる。

そうして、また出かけちゃうのだ。

性懲りもなく。


★Land Land Land/岡尾美代子★

2002年02月02日(土) Bloomin’!/Tommy february6
雨と霧の日々 空しさに伏せても

太陽が照らす 光を連れて行く

雲を蹴散らして

会いに行くよ


★Bloomin’!/Tommy february6★

2002年02月01日(金) ぶらんこ乗り/いしいしんじ

ミズグモは水の中に泡でできた巣をつくる。

巣の中の空気は旅立つこどもたちに伝えられていく。

私は深々と息を吸った。


★ぶらんこ乗り/いしいしんじ★

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