部長motoいっぺい
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2004年11月30日(火) 東海岸大旅行(最終日)

朝起きて、すぐに窓辺に行き、日の光を浴びたナイアガラの滝を見下ろし、あらためて感動する。アメリカに赴任が決まる前から、死ぬまでにナイアガラの滝とグランドキャニオンは行ってみたいと思っており、これで死んでもいいとは思わないものの(笑)、一応の目標はクリアしたことに満足する。

一緒に滝を見下ろしていた息子に、「大人になって結婚して子供が出来たら、家族を連れてきてあげてね。でも、一生懸命働かないと、連れてくることはできないよ」と話したところ、「うん、お父さんの子だから、大丈夫だよ」と泣かせることを言う。いつ覚えたんだ?そんな台詞。

ホテルをチェックアウトし、嫁のたっての希望で、大橋巨泉のOKギフトショップに行ってお土産を買う。結構ミーハーなところがあるんだよね、ウチの嫁には。

お土産を買った後は、滝つぼを巡る観光船である「霧の乙女号」の乗船口に向かう。が、冬季は運航休止中という。ガイドブックには通年運航と書いてあったのだが。。。

仕方なく、滝の周囲を散策。すると、ガイドブック上は冬季閉鎖と書かれていた、「滝の裏側ツアー」は幸いにもオープンしており、さっそくポンチョを被ってツアー開始。冬場に入って夏よりも水量が減っているとはいえ、それでもすごい勢いで水が滝つぼに落ちているのを眼前にし、もう笑うしかない。

滝の見物を終えた後は、国境の免税店で追加のお土産を買い、バッファロー空港へ向かう。

バッファロー空港からは、ジェットブルーという新興航空会社の飛行機に乗り、ニューヨーク経由でわが町へと向かう。バッファローを出たのが、午後5時で、わが町の空港に到着したのが午後11時。3時間の時差があるため、都合9時間かけての帰宅。




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2004年11月29日(月) 東海岸大旅行(5日目)

月曜日は、ワシントンDCからナイアガラへの移動の日。といっても、飛行機は午後5時にボルチモア・ワシントン国際空港を出発するので、日中は引き続きワシントンDCの観光。

日曜日までで、事前に息子が見たがっていた建物は、基本的に網羅していたので、月曜日はさとこさんが薦めて下さった、自然史博物館を見学することにした。自然史博物館には、恐竜の化石をくみ上げたものや、動物の剥製、さらには大きなダイヤモンドなどの鉱石類が数多く展示されていて、確かに子供にとっては航空宇宙博物館よりも興味深かったかもしれない。

午後1時過ぎに、ランチを博物館内で済ませ、荷物を預けているホテルに戻ってユニオン駅に向かったのが午後2時過ぎ。ホテルからユニオン駅へはタクシーを使い、駅前で記念写真などをとって駅に入ったのが午後2時40分頃。ユニオン駅から空港までは約30分の所要とガイドブックに書いてあったため、3時頃の列車に乗れれば充分間に合うと思っていたのだが、乗ろうと思っていたMARCという鉄道は、午後3時45分まで、空港行きが出ないことが判明。焦ってアムトラックの窓口に行き、空港行きの一番早い列車を尋ねたところ、午後3時発のAcclaという特急はあるが、一人40ドルほどでしかも子供料金がないという。160ドルも払うのであれば、タクシーの方が安いと思ったのだが、ダメ元で次の列車を聞く。すると、3時5分発の列車が、大人16ドル子供8ドルで用意できることが分かったため、一安心。

ボルチモア空港から、ナイアガラ近くのバッファロー空港へは、サウスウェスト航空で約1時間。ちなみに運賃は一人39ドル。DCから空港までの鉄道代の約2倍程度の料金である。It's amazing, isn't it?

空港でレンタカーを借り、米加国境を越えてナイアガラのホテルに到着。ホテルは21階建ての滝を見下ろすホテルで、部屋は20階にアサインされたため、超絶景。幻想的にライトアップされたナイアガラの滝を見て感激する。


2004年11月28日(日) 東海岸大旅行(4日目)

ワシントンDCの2日目は、僕が昔から行きたかったスミソニアン博物館を見学。僕の中では、スミソニアン=航空宇宙博物館なのだが、航空宇宙博物館はスミソニアン協会の中の一つの博物館に過ぎず、その他にも自然史博物館やアメリカ歴史博物館など、いつくつかの博物館が所属している。

航空宇宙博物館には、グライダーを発明したオットー・リリエンタールや、ライト兄弟など、飛行機の黎明期からの展示から、最近のスペースシャトルまで幅広く展示されており、とても興味深かった。子供も僕も楽しんだのは、シミュレーターによるジェット戦闘機体験。自分で戦闘機のシミュレーターを操縦して、宙返りなどを体験することができた。

全館を見るために、午前11時くらいから駆け足で展示をみたのだが、一応全部を見終わった、というよりは周り終わったのが午後3時。その後、歩いてワシントン・モニュメントという記念塔に向かう。

ところが、モニュメントは改装工事中で、塔の上に登ることは出来ず、仕方なくその足でホワイトハウスへと向かう。遠くからホワイトハウスらしきものが見えたので、息子に「ホワイトハウスが見えてきたよ」と教えたところ、

「あれは、今のホワイトハウスじゃなくて、昔イギリス軍に燃やされた昔のホワイトハウス」

と、指摘される。確かによく見たら、なんとなく形が違う。近くに寄ってみたら、本当のホワイトハウスは、その横に建てられていた。

この一件により、息子に「ワシントンDC博士」の称号を授けた(笑)

航空宇宙博物館からホワイトハウスまで約3キロ。博物館の中を歩き回ったのも加えると、かなり歩いて疲れていたのだが、そこからホテルまでは、あと1.5キロほど。地下鉄で1区間なので、地下鉄を使う気にもなれず、コーヒーショップで暖かいものを飲んだ後、最後の区間を歩いた。

子供たちも文句も言わず、よく歩いてくれた。


2004年11月27日(土) 東海岸大旅行(3日目)

27日はニューヨークからワシントンDCへ移動。レンタカーにしようか、飛行機にしようか迷ったのだが、アメリカに赴任してから列車の旅というものをしたことがなかったので、結局はアムトラックに決定。

11時05分、ニューヨーク・ペンシルバニア駅発の特急?列車に乗るために、余裕を見て10時20分頃に駅へ到着。切符はあらかじめインターネットで購入済みだったので、駅の自動販売機に、ネットで購入した時のクレジットカードを入れたら、すぐに切符が出てきた。いと易し。

列車の前で記念写真でも撮ろうかと思ったのだが、どこを見ても何番ホームからその列車が出発するか表示されていない。あるのは、電光掲示板に各列車の行き先と出発時刻が表示されたもののみ。乗客は皆、その掲示板の下で表示を見守っていた。

出発時刻の15分くらい前になって、ようやく場内アナウンスとともに、電光掲示板の右端に出発ホームが表示され、待っていた人々が一斉にホームへ降りるエスカレーターに向けて動き出した。どうやら、直前までホームは決まらないらしい。なんとまあ、アメリカらしいことか。

切符には"Reserved"と書かれていたものの、座席指定番号は見当たらず。どうやら座席数だけをコントロールしている模様。とりあえず、近くの車両に乗り込んだものの、家族4人が一緒に座れるところは見当たらず、急いでホームに戻り、最後尾の車両に向かった。幸い、その車両は比較的空いていて、家族4人が並んで座ることができた(座席は回転せず)。

3時間半かけて、定刻どおりワシントンDCのユニオン駅に到着。ユニオン駅では、enpitu日記作家の△△さんと待ち合わせをしていた。待ち合わせ場所は指定しなかったものの、お互いの携帯電話番号を交換していたので、駅に着いた後△△さんに電話をしたのだが・・・この辺のところは△△さんの日記をご参照ください。まあ、一瞬「ハメラレタ」のかと思ったのは事実ですが(笑)

その後、ケネディーの墓のあるアーリントン墓地、リンカーンの像が鎮座しているリンカーンメモリアルへ車で案内していただき、一旦ホテルに戻った後、午後6時から△△さんの夫さんと一緒に中華料理店で食事会。

△△さんのイメージは、僕の想像していた枠内に入っていたが、嫁が想像していた△△さんは、いわゆる「駐在夫人」ぽいキツイ感じの人だったようで、会う前はとてもビビッていたようだが(笑)、そういう感じではなく大変安心したようだった。加えて嫁は、「お子さんの年齢から考えると、きっと××歳ぐらいだろうから、それにしては若い!」と感心していた。

僕の想像していたのと、大きくイメージが離れていたのが、△△さんの夫君。勝手に「ビジネススーツをビシッと着こなす、カミソリのような大手商社マン」を想像してたのだが、△△さんの言うことを何でも聞いてくれそうな(失礼?)、優しそうな夫君でした。

素敵なご主人ですね、大切にしてあげてください(余計なお世話?)。

△△さん、DCの案内と夕食に付き合っていただいて、本当にありがとうございました。もし僕の赴任期間中に、当方にご旅行されるようなことがあれば、是非ご連絡ください。といっても、当方に時間はもう残されておりませんが。。。

P.S. 僕のイメージに関する記述を書き変えましたね〜(笑)


2004年11月26日(金) 東海岸大旅行(2日目)

現在28日午前8時半(東部時間)@ワシントンDC。家族がまだ寝ている間に、旅行記の続きを書く。

ニューヨークの2日目は、自由の女神見学が唯一計画されていた観光。ところが、現地でブロードウェイを歩いた嫁が、「やっぱりせっかくだから、ミュージカルを見てみたい!」と言い出し、家族で見ることになった。

朝はホテルからタイムズスクエアまで歩いて行き、マクドナルドで朝食を食べた後、TKTSというミュージカルのディスカウントチケット店を覗く。子供たちも楽しめる、美女と野獣のチケットが売り出されていることを期待したが、その日は売り出されておらず、その足で直接劇場のボックスオフィスへ向かう。

劇場では幸い、夜の部のチケット4枚(前から13列目)が売られており、その場で購入。一枚105ドル也。こうして「せっかくだから教」のもと、財布はどんどん軽くなっていく(笑)

ちなみに、嫁の名誉のために書いておくが、「せっかくだから教」の熱心な信者は僕の方であり、嫁が言い出すのは極めて珍しい。

タイムズスクエアから地下鉄で南下し、サウスポートというところからサークルラインの1時間クルーズに参加し、自由の女神を船上から眺める。自由の女神を見た僕の頭の中には、「アメリカ横断ウルトラクイズ」のテーマ音楽が流れっぱなし(笑)、というか、ニューヨークに来たときからずっと流れていたという方が正確かもしれない。

近くで見た自由の女神は、「格好いい」の言葉で嫁と一致。

サウスポートから今度は地下鉄で北上し、メトロポリタン美術館へ向かう。最寄の地下鉄駅が快速電車の停車駅であることを確認し、快速電車に乗ったのだが、何故かその駅を地下鉄は無情にも通過。。。どうやら、隣の路線に乗っていたらしい。ちなみに、今回のニューヨークで、地下鉄では3回乗り間違いをした。致命的な間違いはなかったものの、これは僕にしては非常に珍しく、いたくプライドを傷つけられる(大袈裟)。

美術館ではランチも含めて、2時間強の見学で、僕の足がパンパンになり、娘とともにギブアップ。タクシーでホテルに戻る。

ホテルで休憩した後、6時にサックス・フィフスアベニューとう老舗デパートを冷やかしに行き、値札が一桁違うことに驚く。なんで吊るしで売っているドレスが1000ドル超えてるの?

その後、49stにあるラーメン屋で夕食を済ませ、8時からのミュージカル「美女と野獣」の劇場へと向かう。最初は疲れた顔を見せていた娘だったが、ミュージカルが始まると、ステージに釘付け。やはり本場のミュージカルは迫力があった。嫁の「せっかくだから菌」感染も、なかなか悪くなかった。

子供たちが英語を理解できるのは良いとして、嫁も小ネタを聞いて笑っていたのを聞いたときは、ちょっと嬉しく感じた。3年前だったら、きっと分からなかったよね、と。


2004年11月25日(木) 東海岸大旅行(1日目)

引き続き、ワシントンDCから更新


ニューヨークJFK空港からはタクシーでホテルのあるミッドタウンに直行。空港からマンハッタンまでは固定料金で安心。ところが、今度は息子が気持ち悪くなってしまい、飛行機から持ってきたゲロ袋に戻してしまう。ロシア人のタクシードライバーが(車が汚れていないか)心配そうにしていたが、なんとか汚さずにすんだ。

午前9時すぎにはホテルに到着。まだチェックインは出来なかったので、荷物だけを預けてMacy's Thanksgiving Paradeに向かう。パレードはホテルから1ブロック離れたところを通っていたのだが、周囲はすでに黒山の人だかり。イメージ的には初詣の順番待ちといったところ。娘は僕が肩車をして、息子は嫁が前の方へなんとか連れて行って、それぞれパレードを見せた。パレード自体は僕たちも子供も楽しむことができたが、何しろ夜行便で到着したばかりの田舎モノには、都会の人混みの中は酸素が薄く感じたので(ホント)、パレードの途中でホテルに戻る。

ところが、12時になってもまだチェックインできなかったので(チェックインは3時以後)、仕方なくランチを兼ねて散歩に出る。ホテル近くのデリでランチを食べ、近くのMoMAに向かうが、Thanksgivingのため休館。しかたなく、そのまま5th Ave.を南下して、Empire State Building(ESB)に向かう。

20分強歩いてESBに到着したものの、Macy's Paradeから流れてきたと思われる観光客が大挙して押し寄せており、3時間待ちとのこと。仕方なく今度は地下鉄に乗り、Ground Zeroに向かう。

Ground Zeroで家族で合掌をし、再び地下鉄でホテルに戻る。ホテル近くの地下鉄駅で降りたところ、あいにくの雨。止む気配がなかったので思い切って歩き出したが、道を間違えて15分ほど時間をロスする。ただ濡れただけ。

午後3時ちょうど、ようやくホテルにチェックインし、預けた荷物を部屋に届けてくれるように依頼をして、部屋に入る。部屋で休んでいると、ポーターが荷物を届けてくれた。チップを1ドル渡したところ、「荷物が5個だから、チップは5ドルくれ」とか、完全に日本人観光客をカモにしたようなことを言い出す。

一瞬、「日本人をバカにしとんのか!」とケンカをしようか、「名前を確認してマネージャーに言いつけたろか!」とかが頭をよぎったが、あまりにも疲れて朦朧としていたので、結局もう1ドル払って追い返した。今、考えるとやっぱりケンカしときゃよかったかとも反省するが、時既に遅し。でもその後も、同じ部屋に他の客がアサインされてドアを開けられたり(セキュリティーはどないなっとんねん!)とか、トイレの元栓が締められていたり(チップが少なかった嫌がらせ?)とか、シェラトンには言いたいことがあるので、後でまとめてメールでクレームを送ることにしよう。

ホテルで休憩した後、夕食は吉野家の牛丼。今や日本では食べられないヨシ牛を食べられて満足。でも、トイレを使うのに25セント必要なくせに汚いのは、これまた日本の吉野家本社への通報モノか。

その後、少しは空いた事を期待して、ESBに再チャレンジ。3時間待ちはしなかったが、結局入ってから出てくるまで2時間以上はかかってしまい、親子とも疲労の極地。ESBからホテルまではタクシーで帰り、長い一日の終了。


2004年11月24日(水) 東海岸大旅行(0日目)

ワシントンDCから更新


24日は東京の人事部からの出張者が来て、私たち駐在員、研修員と人事面談なるものを行い、その夜は会食。とはいうものの、僕は夜11時59分発のニューヨーク行きの飛行機に乗らなければならず、午後9時には中座。いい具合に酔っ払った研修員のKくんから、「ニューヨークへいってらっしゃ〜い!」と送り出される。だから、人事部の前で遊びの話をするなっちゅーの(笑)

飛行機は定刻から約30分遅れで出発。風が強かったので揺れるかなと思っていたのだが、案の定結構揺れ、会食のときのお酒による酔いもあいまって、完全に飛行機酔いになった。シートベルト着用サインは着いたままだったが、スチュワーデスのおばちゃんに言って、トイレに駆け込む。意外にも戻しはしなかったが、10分くらいへたり込む。頭が冷えて気持ち悪さがなくなったところで水を貰って席に戻った。

結局、5時間の飛行時間中、2時間ちょっとしか眠ることができないまま、飛行機は定刻の午前8時(東部時間)にニューヨークへと到着した。


2004年11月23日(火) 日本語能力低下の記事に思う

産経新聞の記事によると、「日本語」能力が中学生レベルと判定される大学生が増え、外国からの留学生に劣る実態が明らかになったという。

例えば、

露骨に
憂える
懐柔する


の意味を答えられない大学生が居るのだという。

この記事を読んだときには、全く困った話だなぁと他人事のように思っていたのだが、夜に息子の英語の本読みを手伝っていたときに、「原因」という日本語を3年生の息子が知らないことに驚き、「これは他人事ではないな」と思い直した。

語彙というのは、読書の量に比例するものだと思われる。ウチの子供たちの日本語の読書の絶対量は、同学年の子供たちと比べて明らかに少ないことから、このままだと「言葉を知らない大人」になる可能性が大きい。確かに英語の語彙は「日本の同学年の子供」とは比べものにならないが、「アメリカの同学年の子供」とくらべれば、これまたやはり少ない。

どっちつかずにならないように、相当気をつけねばならない。

ところで、明日の夜は東海岸に向けて出発。日記はしばらくお休みかも。


2004年11月22日(月) サンタクロースは居るの?

先日観に行った、ポーラー・エクスプレスという映画は、「信じる人のみに、サンタのそりの鈴の音が聞こえる」という内容のおとぎ話だった。

映画を見た後の、今年9歳になった息子との会話。

父:「お前はサンタさんを信じてるの?」

息子:「うん、小さい時からずっとプレゼントもらってるし」

父:「(補習校の)クラスに信じてない子はいるの?」

息子:「うん、Hくんは信じてない」

父:「じゃあ、Hくんには誰がプレゼントくれるの?」

息子:「お父さんがプレゼントをくれるって」

父:「ふ〜ん、じゃあHくんのお父さんは、良いお父さんなんだね。」
父:「ところで、現地校のクラスの子は、サンタを信じてるの?」

息子:「うん、みんな信じてる!」

日本の子供よりアメリカの子供の方が、幼い子が多いなあ(よく言えば素直)と感じた会話だった。


2004年11月21日(日) 某日系メガネ店にて

数週間前のこと。息子のメガネの度が合わなくなったので、レンズを交換することになった。アメリカではメガネを購入するために眼科医の処方箋が必要なので、多くのメガネ店では常駐している眼科医が、その場で検査をして処方箋を作ってくれる。

嫁と息子が行った日系のメガネ店にも、眼科医が常駐しているのだが、眼科医は日本語を話せないアメリカ人のため、英語を得意としない客の場合は、メガネ店の店員が通訳となる。


眼科医:「この子(息子のこと)は、英語を話せるのかな」

店員:「ええ、息子さんは話せるんですが、お母さんのほうが・・・」

嫁:「・・・・・(怒)」


何もそんな風に言わんでも。。。


2004年11月20日(土) ここ数日のこと

11月17日(水)

嫁と口論。
      −以上−


11月18日(木)

仕事の後、日本からの出張者と会食。


11月19日(金)

仕事の後、同業他社と「忘年会」。
家から歩いていける和食レストランで宴会。会計で一人110ドルとなり、目の玉が飛び出そうになる。


11月20日(土)

研修生のNくんIくんと、取引先のIさんとゴルフ。スコアはいつもと変わらず。どうやらこれ以上の成長は望めないようだ。
家に帰って昼寝のあと、午後7時からは子供たちが出演している市民劇団の演劇を観に行く。水曜日の最終リハーサルの時は、どうなることかと思ったが(ウチの子供たちのことではなく、全体的に)、やはりお客さんが入ると出演者も気合が入るようで、なかなか良く仕上がっていた。


2004年11月16日(火) よぉっしゃあ〜!

オヤジの手術結果は、はなまる。

検査の段階で見つかっていた大小ふたつの肝臓ガンについては確実に摘出し(予防として、胆嚢の一部も切除したらしい)、家族が一番心配していた腹膜への転移も、今のところは問題ないらしい(以前の大腸ガン手術の後、腹膜におけるガンの再発が懸念されていた)。どこかの医師のホームページで、「開腹は最大の検査」という言葉があったのだが、その「最大の検査」にて、腹膜への転移が認められなかったのは、なによりだった。

昨日の夜10時頃(すなわち日本の午後3時頃)に、オフクロの携帯に電話をかけたが、やはりまだ病院内にいたためつながらなかった。仕方なく、東京で仕事中の兄貴の携帯に電話をかけたのだが、こちらにもまだオフクロからの連絡は入っておらず、連絡が入り次第、メールで連絡をしてくれるようお願いをしておいた。

いつ連絡がつくかも分からなかったので、とりあえずベッドに向かい就寝。午前3時半頃(日本の午後8時半頃)に目が覚めたため、実家に電話。オフクロはまだ帰宅しておらず。PCを立ち上げてメールをチェックしたところ、兄貴からのメールが入っていた。恐る恐る内容を確認したところ、問題なく無事手術終了との知らせが入っていた。

ホッと一息つき、そのまま寝ようとしたのだが、なんとなく眠れずに、午前4時半(日本の午後9時半)になったため、もう一度実家に電話。オフクロはちょうど病院から家に戻ったところで、詳しい状況を聞くことができた。

オフクロも以前の手術のことがあるので、多分「最悪」のケースも覚悟していたと思うのだが、実際には「最高の結果」となったので、声が弾んでいた。こちらは午前4時半で眠かったのだが、次から次へと話を繰り出され、結局15分くらいは電話をしていただろうか。もっとも電話の中で、息子がおじいちゃん宛てに送った英文激励Eメールを、手術室に運ばれるまで枕の下に入れておいた話を聞いたときには、ちょっとジーンとしたのは確かだが。


2004年11月15日(月) 頑張れ!父ちゃん

現在、日本時間で午前11時30分。オヤジは現在開腹手術中。

精密検査の結果、二つの部位に肝臓ガンが認められ、かつ、小さいほう(8mm大)は比較的奥の血管に近いところにあるため、手術に時間がかかる模様。
朗報と思われるのは、「切除」することができるガンであるということ。素人なりにいろいろ調べたのだが、肝臓ガンの術式には、ガン細胞に栄養を供給する血管を閉塞して、ガン細胞を壊死させる術式と、ガン細胞自体にアルコールをかけて、ガン細胞を消滅させる方法があるらしいのだが、いずれも再発の可能性が、切除よりも高いようだ。少々手術の時間が長くても、悪いところはバッサリと切ったほうが、今後のことを考えると安心できる。

母さんの携帯電話は、病院内のためつながらない。

17時間の時差のもと、ただ朗報を待つのみ。


2004年11月14日(日) 映画強化月間(2週目)

土曜日には子供たちの補習校の後、予定どおりにThe Polar Express(邦題:ポーラー・エクスプレス)を見に行った。

前日および当日の予習(カンニング)が功を奏し、8割方の台詞は理解できた。これは快挙である。もっとも、子供たちはカンニングなしで、それくらい理解していたようだが。。。

物語はというと、

クリスマスイブの深夜、サンタクロースの存在を半信半疑な少年(年のころは、ウチの息子と同じくらい?)の家の前に、北極行きの列車、ポーラーエクスプレスが突然現れた。車掌に誘われるまま、彼はポーラー・エクスプレスに乗り込み、サンタクロースがいるという北極に向かうが、列車の中にはいろいろなキャラクターの少年少女が乗り込んでいた。果たして彼らは無事に北極にたどり着けるのだろうか。そして、サンタクロースは、本当に居るのだろうか。

という感じ。

感想としては、ファンタジーが好きな向きには、子供と安心して観ていられる映画という感じではあるが、反面、子供がメインターゲットになっているので、少々退屈と思う大人もいるかもしれないと思った。

ファンタジー(も)好きな僕としては、先週に引き続き
☆☆☆☆

アクション・コメディー好きな嫁としては、
☆☆


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2004年11月12日(金) 備えあれば・・・(別名カンニング)

明日の土曜日は、子供たちの補習校が終わったあとに、The Polar Express(邦題:ポーラー・エクスプレス)を鑑賞しに行く予定。絵本をベースとしたファンタジーで、スーパーヒーローものだった先週のThe Incrediblesよりも、ストーリーが難しいと思われたため、今日の会社帰りに元ネタとなる絵本とペーパーブックを購入。

今日のうちに読んでおけば、明日はバッチリさ!(笑)


2004年11月11日(木) 大接戦

11月2日に大統領選挙があったのは、全世界的にもよく知られているが、僕の住む州では、同時に州知事選挙もあった。

が、その後10日たった今日現在、いまだ当選者確定せず。。。

これまでのところ、共和党候補がリード。といっても、1327267票対1323681票で、4千票に満たない差しかない。

開票に時間がかかるのは、戸籍制度がないことが影響していると思う。それにしても、時間かかりすぎ。それとも、全世界的に見たら、日本がスムーズすぎるのかなあ。


2004年11月10日(水) 覗いちゃダメ!

日本の戸建住宅では、お風呂は一階と相場が決まっているが、今住んでいるアメリカの借家は二階にバスルームがある。

バスルームは主寝室(と書こうとしたら、種寝室と変換された。ちょっとエッチな感じ(笑))と、ごく短い通路で繋がっており、その間に仕切りはない。

先日、会社から帰ってきて、着替えようと主寝室に上がっていったところ、嫁と子供たちが一緒にお風呂に入っていて、

「覗いちゃダメ!」

と息子と娘に怒られた。
てゆーか、娘さんとは今でも一緒にお風呂に入ってるんですけど・・・。



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2004年11月09日(火) 先んずれば・・・

今月の末は、Thanksgiving Holidayのため4連休。夏から先月末まで忙しかったこともあり、土日祝以外の休みをとっていなかったため、今回の連休に2日有給休暇をつけて6連休にし、家族旅行に行くことにした。

多分今回の旅行が、赴任中最後の大旅行になることから、行き先は思い切って東海岸のニューヨーク、ワシントンDC、そしてナイアガラにした。それぞれ、2泊、2泊、1泊の慌しい旅行ではあるが、これで赴任前に行きたいなと思っていた場所は、全て制覇することになる。

今回もこの夏のフロリダ旅行同様、航空券の手配は2ヶ月以上前に行ったため、東海岸往復は一人300ドルほどで済んだ。ちなみに、今の時点で買おうとすると一人往復600ドルはする。正に先んずれば、というヤツである。

ニューヨークにはThaksgiving当日の25日の朝に到着するので、Macy'sのThanksgiving Parade(←注:音が出ます)を見ることができる。今から楽しみだ。


2004年11月08日(月) 予習が大切です

先月は仕事が忙しかったため、英語の本読みを含めた息子の宿題は、嫁に丸投げ。今月に入って、ようやく仕事が一段落したため、英語の本読みの手伝いを再開した。

が・・・

確実に、英語の本が難しくなっている。。。
はっきり言って、予習無しでその場で僕が説明できるレベルを超えてしまっている。もちろん単語の意味は、電子辞書を使えばその場でわかるものの、文章の意味をとらえるのに時間がかかってしまい、教えるどころではない。

さて、明日の分の予習をしなくては。


2004年11月07日(日) 月例ゴルフ大会(11月の部)

4月から参加してきた、日系某業界の月例ゴルフ大会も、今月が最後。8月の大会のみ、祖父の葬儀で参加できなかったため、合計7回の出席。

最終回となる今月は天気にも恵まれ、とても11月のゴルフとは思えないほど。スコアの方はと言うと、前半こそ49と振るわなかったが、後半は44でまわり、合計93。トリプルボギーを4つ叩いて、93で上がったのだから、これはもう快挙(怪挙?)と言って良いと思う。

ハンデも24もらっていたので、ネットは69。いつもならば、5位に入賞するかどうかのレベルなのだが、今回はなんと2位。50ドルの賞金を獲得。ちなみに、駐在3号のハンデは16で、僕のハンデのことを「インチキ」と呼んでいた(笑)

年間ポイントでも、1位一回、2位一回となり、どうやら総合2位になったようだ。なかなか実りのある、楽しい1年間だった。


2004年11月06日(土) 映画強化月間

今月は、子供たちと見たい映画が3つほど公開される。それは、

The Incredibles(邦題:Mr.インクレディブル)

The Polar Express(邦題:ポーラー・エクスプレス)

The SpongeBob SquarePants Movie(日本公開予定不明)


今日はその第一弾として、昨日公開されたばかりのThe Incrediblesを、家族で見に行った。おおまかなストーリーとしては・・・

かつてはスーパーヒーローとして活躍したMr.インクレディブルも、時代の流れから、今は一般人にまじって普通の生活を強いられていた。ストレスを抱えたそんな彼の元に、極秘指令が飛び込む。「もう一回、スーパーヒーローとして活躍したい」と思う彼は、その指令どおりにある島に向かうが、そこには恐ろしい罠が仕掛けられていた・・・

といった感じ。

モンスターズインクや、ファインディングニモを作った、ピクサースタジオの映画ということで、期待して見に行ったのだが、その期待を裏切らない楽しい映画だった。これまでアメリカで見た映画の中で、一番楽しめたと言っていいと思う。子供たちも喜んで見ていて、1時間50分が、あっという間だった。

☆☆☆☆


2004年11月05日(金) サンタの住所

「サンタクロースはどこに住んでるの?」と聞かれたら、フィンランドと答える人が多いと思う。

ところがここアメリカでは、「北極」と信じられていることを、つい最近知った。というのは、今月公開されるPolar Expressという映画のあらすじに、そう書いてあったからだ。

駐在室アシスタントのAに確認したところ、やはり自信満々で「北極」と答えた。ネットで調べてみたところ、ずいぶん昔は北極説が多かったようだが、子供たちからの「北極ではトナカイは何を食べれば良いの?」という質問に答えられず、フィンランドになったという話が書かれていた。

さて、北極説とフィンランド説と、全世界的にはどちらが多数派なのだろうか?


2004年11月04日(木) ワイパーモーターの交換

以前の日記に書いたが、車のワイパーからキシミ音がしたため、とりあえず分解の上、オイルを塗布してもらっていた。

その時は、「ディーラーもあたりを引いたようだ」と書いたのだが、今日はその褒め言葉を撤回せざるを得ない出来事があった。別に、再びキシミ音がしはじめたことは、減点対象ではない。まあ、遅かれ早かれ、ワイパーモーターを交換する必要があるとは思っていたからだ。

問題は、そのワイパーモーターの交換作業で起こった。

昨日、ディーラーにワイパーモーターの交換予約をし、今日の朝、車をディーラーに預けてから、嫁の車で会社に行った。午後3時くらいまでには作業が終わるとのことだったので、午後2時にディーラーから電話を受けたときには、てっきり作業完了の知らせだと思った。

ところが。

「ゴメン、用意した部品が間違ってた!」

とのこと。。。

来週は、きちんと正規の部品が届くのだろうか。


2004年11月03日(水) ブッシュ再選

もうちょっと揉めるかと思ったが、意外とあっさりとブッシュが再選。

昨日の夜は、テレビの開票速報に釘付けで、日記を書くどころではなかった。開票速報はツッコミどころ満載で、

・アイオワ州の集計機械が壊れたため、勝敗の確定は明日以降に持ち越される
↑早く治せや!

とか、

・暫定投票の開票は、11日以降に行われる。なぜなら、そういうルールだからだ(オハイオ州務長官)
↑早く開票せいや!

とか・・・。


前々から思っていたけど、やっぱりここは「先進国」じゃないよ。。。


2004年11月01日(月) Bush vs Kerry - @School

明日は全世界が注目する、アメリカ合衆国大統領選の投票日。

学校でも選挙のことは大きな話題のようで、とあるHigh Schoolでは、例の「華氏911度」を教室で生徒に見せたということが、共和党を支持する保護者から猛抗議にあったというニュースが流れていた。

息子のElementary Schoolでも、少なからず大統領選挙の話題にはなっているようで、明日はブッシュとケリーについて何かレポートを書くため、ブッシュとケリーの顔写真を新聞や雑誌から切り抜いてくるようにとの指示があったようだ。

息子が学校でどのように大統領選挙のことを聞いてきているか興味があったので、「ブッシュとケリーはどう違うの?」と尋ねてみたところ、息子いわく、

「ブッシュは戦争を続けようって言ってて、ケリーはやめようって言ってるの」

あってるような、間違っているような(笑)



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