部長motoいっぺい DiaryINDEX|past|will
嫁からの衛星電話は、僕に緊急事態発生を知らせるものだった。
僕の乗ったヘリコプターは15人乗りくらいの、割と大型のものだった。
この話は、まずは赴任前にさかのぼる。
というわけで窓際のトットちゃんよろしく、日系プリスクールへの入園を見事に断られたウチの娘の行き先を急遽再考する必要に迫られた。
アメリカではKindergarten入園前(日本で言う年少・年中)の子供達が通うのは、
予防注射未了のままではあるものの、息子は幼稚園への入園許可をなんとかもらった。
息子の幼稚園を近所のPublic Kindergartenに決めた僕達は、早速入園手続きをすることにした。
ロサンゼルス旅行3部作の完結となるロサンゼルス旅行(後編)を3月18日の日記として追加しましたので、よろしければこちらもご覧下さい。 息子は幼稚園年長組の8月に、アメリカに引っ越してきた。 ご存知のようにアメリカは9月が学期初めになる。 彼は9月生まれのため、アメリカでの幼稚園年長を最初からやり直すことになった。もし彼が8月以前の誕生日であれば、来てすぐに小学校1年生(Elementary School 1st Grade)になるところであるが、なにしろ言葉がわからないのだから、僕達夫婦は幼稚園(Kindergarten)のやりなおしのほうが良いと感じていた。 Kinder選びは以下の選択肢が考えられた。 1.公立のKinder 2.私立のKinder 3.私立の日系Kinder 実はウチの息子は、日本にいるときから言葉の発達が遅れ気味だった。 「子供は言葉を覚えるのが速いからいいね!」 と聞いてきたようなことを言う人が多いが、一般論として大人よりも速いであろうことは認めるものの、かなり個人差が大きいと思う。 特にウチの息子に関しては速い英語の習得を期待できず、彼の受けるであろうストレスを考えると、半日英語・半日日本語というプログラムを用意している日系のKinderに行かせようかと夫婦で相談していた。 しかし、一方で、 「どうせゆっくりしか英語を覚えてこないのだから、いっそのこと最初からアメリカの環境に放り込んでしまえ」 という考えも捨てきれなかった。 結局、 お金のかからないアメリカ公立のKinderに入れてしまいました この選択が良かったかどうかは7ヶ月たった今でも分からない。 しかし、人生の選択の全てがそうであるように、 違う選択をした場合を想定してどちらがどうとか語ってみたところでしょうがない と僕は思うたちなので、今、目の前で起こることに対し、最善を尽くそうと思う。 息子は、全く言葉の通じない世界に放り込まれたのだが、そのことで泣いたりせずに毎日Kinderに通ってくれている。 偉いぞ!息子よ 父は君のことを誇りに思う 駐在2号のワンポイント英会話 英語で幼稚園のことをKindergartenと言いますが、Kindergardenだと思っている人って結構いるんじゃあないかな。 ↑実は自分がそうだったりする・・(汗)
最近、夜の会食が続いたため、日記の更新が滞っておりますことをお詫びいたします。 僕達夫婦は車の購入において、どうしても予算オーバーになることに頭を痛めていた。 とある日、僕と嫁はあるアイディアをほぼ同時に思いついた。 それは・・・ 今乗っているカムリ(18万キロ超)をそのまま乗り続ける という、一見無謀なものであった。 しかし、実はこれには理論的な裏付けがある! ↑そこまでのものか?というツッコミは無しと言うことで 確かに今乗っているカムリは距離は走っている。しかし年式で言えば96年式と決して古い部類ではない。それに加え、嫁が車を運転する場所は学校の送り迎えと、近場の買い物程度に限られているため、今後距離をそれほど伸ばすとは考えられないのである。また、仮に故障をしたとしても街中あり、それほど危険に遭遇するとも思えない。 この点に気がついた僕達は今のカムリを嫁が乗り続け、新車で購入するスバル・フォレスターに僕が乗ることにして、大幅な予算の削減を達成することが出来た。 あとは値引き交渉であるが・・・ はっきり言って、自分が値引いてもらった額(確か1500ドル程度)が正当なものか、ぼったくられているかは今だに分からない(車がモデル更新直後だったことも値引き幅を低くしているようである)。 しかし、車を購入する当時は、いろいろなことが一気に押し寄せてきて疲れ切っている時期であり、正直なところ、 500ドルくらいでごちゃごちゃ揉めたくない! という気分であり、割とあっさりとサインしてしまった。 セコイ我が家にしてこう思わせてしまうのだから、海外赴任がいかに大変かを垣間見てもらえると思う(笑) 【つけたし】 ご存知の方も多いとは思うが、アメリカではディーラーにおいてある車をそのままその場で購入することが多い。 我が家の新車もディーラーの駐車場の中から、気に入った装備のものを選び、そのまま僕が運転して帰ってきた。
車の購入の話の前に・・・ トヨタのディーラーで、嫌な思いをした僕は、その後ホンダのディーラーとスバルのディーラーを回った。 自称、ホンダファンの駐在2号としては、ホンダCR−Vが値段的にも手ごろだったので試乗をしてみることにした。日本でCR−Vを買おうとしたことが無いのでよくわからないが、こちらでは2000CCのCR−Vしか売っていないようだ。 試乗をしてみたところ、以下のようなところに引っかかりを感じた。 1.上り坂でパワー不足を感じる 2.シフトレバーが、コラムシフト(ハンドルの根元に取り付くレバー方式) 3.クルーズコントロールの操作がしづらい 4.値引きがしてある車の色(ベタ白)が気に入らなかった 3番目が分かりづらいかもしれないが、これはハンドルについているボタンでスピードのコントロールをするものである。アメリカのフリーウェイを走る上で必須と言って良いと思う。 CR−Vのクルーズコントロールの操作において違和感を感じたのは、キャンセルスイッチが無いことだ。つまり、自動でスピードをコントロールしているとき、何らかの事情で自動コントロールを解除するには、ハンドル以外の場所についているマスタースイッチをOFFにするか、ブレーキを踏むしかない。 実は僕が以前に日本で使っていた車にも、同じ装置がついており、高速道路でたまに使っていたのだが、以前からキャンセルスイッチが欲しいなと思っていた。ただ、日本においてはクルーズコントロール自体をあまり使わなかったので、それほど大きな問題とは捉えていなかった。 しかし、これから毎日使うとなると、この違和感が結構大きくクローズアップされるような気がしていた。 まあ、CR−V自体は、そこそこ良い車だったので、簡単な値段交渉を行い、後日連絡すると言い残して店を出た。 別の日 僕は、スバルのディーラーに行った。 お目当てはOUTBACK。 OUTBACKとは、日本で言うところのレガシーとインプレッサにあたると思うのだが、レガシーはレガシーブランドとしても売っている。というわけで、僕はいまだにレガシーとOUTBACKの違いを理解していない。 OUTBACKの値段を聞くと、25000ドルほどであり、やはり予算をはるかにオーバーしてしまう。 諦めて帰ろうとしたところ、フォレスターが目にとまった。フォレスターの方が高いのだろうと思ったが、念のため値段を聞いてみると、定価で23000ドルほどだと言う。 をを!OUTBACKよりも安いではないか! 夏にキャンプを行うことを想定し、ミニバンまたはSUVが良いなぁと思っていた僕には、まさに渡りに船。 しかも、CR−Vで不足点として感じていた 1.上り坂でパワー不足を感じる→パワフル2500CC 2.シフトレバーが、コラムシフト→フロアシフト 3.クルーズコントロールの操作がしづらい→キャンセルスイッチ付き 4.値引きがしてある車の色(ベタ白)→色は自分で選べる という改善点に加え、 5.CR−Vよりも公称燃費が良い!という いたれり尽くせりの車であることが判明した。 自称ホンダファンの僕の心は、一気にスバル・フォレスターに傾き始めた・・ しかしながらやはりこの時点でも、嫁の車を買うことを考えると予算オーバーになることは避けられなかった。
いま、飛行機の中でこの日記の原稿を書いています。
そんなこんなで、無事ロサンゼルスに行くことが出来た我が家は、それからの3日間をテーマパーク巡りに費やした。
というわけで、2月にロサンゼルスに行き損ねた我が家は、3月にそのリベンジをすることにした。
3月15日から18日にかけて、3泊4日のロサンゼルス家族旅行に行って来た。
6900ドルでDさんの車を購入した僕は、赴任当日からその車を使用することになった。
アメリカで生活する場合、車がなくても生きていける都市というのは、ニューヨークぐらいではないかと思う。
電話会社との闘いはひとまず置いておくとして・・・
【はじめに】 運転免許がないと携帯電話の契約ができないという携帯Shopは早々に退散し、僕は同じショッピングモールの中にある別の携帯Shopへと駆け込んだ。 「携帯電話契約したいんだけど」 「身分証明書みせて」 ここまでは、前と同じだ。 「パスポートでいいですか?」 「大丈夫だと思うよ」 ほらみろ!そもそも運転免許がないと携帯が買えないなんて、Not Make Sense(←駐在2号ワンポイント英会話:道理に合わないこと)だぜぃ! と僕は心の中でガッツポーズしていた。 ところが、そのガッツポーズもつかの間・・・ 「やっぱり運転免許がいるよ・・」 と、店員は僕にすまなさそうに言った。 彼いわく、携帯電話会社へのOn Line登録システム上、どうしても運転免許証番号を入力する必要があるとのこと。運転免許がないと携帯が買えないという不合理さに彼も同情してはくれたものの、システム上そうなっているのでは仕方が無い。 「Sorry about that...」 ↑駐在2号のワンポイント英会話 悪いね!というニュアンスで使われる言葉 運転免許をとるまで、携帯は買えないか・・・と諦めて店を出る時に、店員が僕にアドバイスをくれた。 「このショッピングモールの中に、携帯電話会社の直営店があるから、相談してみるといいよ」 僕は彼の言葉にいちるの望みを託し、直営店へと向かった。 直営店で僕は運転免許がないけど、携帯電話を買うことができるかどうか率直に尋ねてみた。店員は少し困った顔をして、同僚と相談をしているようだった。 すると一人の店員が、僕のポケットにある携帯電話を指差し、それはなんだ?と尋ねた。 僕は、これは会社の携帯電話で、僕に貸与されている旨を正直に答えた。 すると・・ 「OK!携帯電話を売ってあげることができるよ!」 なぬ!? 売ってくれるのはありがたいが、どういった理由で売ることができるのか、僕は尋ねてみた。 彼いわく、 会社の携帯電話の契約にくっつける形で、一台携帯電話を追加するとのこと。 それじゃあ、会社に個人の携帯電話代を押し付けることになるので、それは困ると言ったところ、請求先は別にできると彼は言った。 これで無事、我が家の嫁用に携帯電話を買うことができたのであった。 後日・・・ 携帯電話の請求は、無事我が家にやってきた。 ところが、ひとつだけ些細ではあるがやはり問題があった。 というのは、 請求先宛名が会社の携帯電話と同じく秘書の名前になっていました。 ↑これって支払わないと、秘書のクレジットヒストリーに傷がつくんだよね・・・
自宅が圏外だという衝撃の事実を知った僕は、翌日早速携帯Shopに言って解約を申し出た。
新居の電話申し込みは、Web Siteから行った。
日本でも引越しを行うと、電気・ガス・水道・電話・学校等々、いろいろなところに開設届や住所変更届を出さなければならない。
引越し荷物は、日本での引越し日の約10日後に新居に到着した。
締め切り間近の作家が、ホテルに缶詰めになるという話を聞いたことがある。
荷物が届くまでの一週間程度は、ホテルへの滞在が認められる。っていうか、荷物なしで生活するにはホテルしかありえない。
飛行機は予定より約1時間半遅れて目的地に到着した。
最初に衝撃的なことがあった割には、飛行中は大きなトラブルもなく快適なフライトだった。
さすがに赴任の飛行機は、会社もビジネスクラスを手配してくれる。
我が家から成田空港までは電車で約30分ほど、さほど遠くはない。
引越しは二日にまたがることになった。
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