笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

うたうおばけ - 2020年05月17日(日)

くどうれいんの新刊「うたうおばけ」がものすごくよい。
たまたまD&DEPARTMENTに足を運んだ際に前作を手にし、この薄さで1,000円か、と迷いながらも購入したのが彼女とのファーストコンタクトなのだが、すっかり魅了されてしまった、

で、今作。
基本的には彼女の昔のエピソードがただひたすら綴られていくのだが、どれも青臭く、でもUSエモのような様式美くさいそれとはまた違う、30代後半のおっさんにも十分届く塩梅で、とてもしっくりくる。

今さらBeach Slangを聴いている。
リアルタイムで彼らが話題になった時、音源を耳にした記憶はあるけれど、正直これを聴くならThe Replacementsの旧譜で十分満足できるな、と思ってそれ以上深入りすることはなかった。
その感覚は最新作を聴いても同じで、もはやThe Repleacementsを通り越して、Paul Westerbergのソロ的な香りまで感じる有様に何とも言えない気持ちはあるものの、こうして40代半ばも越えてガムシャラに好きな音楽をやっている様を見ていると、何だか熱いものがこみ上げてくる不思議。


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