笑う角に光りあれ...オレステス・デストラーデ

 

 

Inspector Norse - 2020年04月15日(水)

在宅勤務何日目と言う感覚もすっかり失せ果て、何ならこれが通常運転な気さえしてきた春の一日。
ここ数日仕事に追われ陽の光を見ることもなかったため、昼休みは外に出かけ、購入した弁当を片手に小川の畔で昼食を取る。
何となく自分にはリフレッシュが必要と思っていたものの、何だかいろんな感覚が麻痺しているようで、然したる感慨も得られないまま、帰路につく。

あとどれだけこんな生活が続くのか。
幸いにも自分の仕事は何の支障もなく続けられているが、自分がこれまで享受してきた娯楽の類はますます悪化していく一方だろう。

通勤が無くなり、まとまって音楽を聴く時間も失われてしまった。
そして、それに対する喪失感を何一つ感じていない自分が恐ろしい。
今自分が何に興味があるかと言えば、ベランダの植物が育つ様と、毎度の食事ぐらいだろうか。

このコロナ渦が仮に終わったとしても、ありしの自分に戻る姿すら想像できない今日この頃である。


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color theory - 2020年04月06日(月)

在宅勤務は今日で9日目。
明日緊急事態宣言が発令されれば、さらにあと1か月この状態が続くことが予想される。

最初は慣れなかった自宅での仕事も、さすがにここまで来ると体のリズムが整えられ、よりスムーズに生活から仕事へ、仕事から生活への移行が出来るようになってきた。
むしろ、今以上に早く起き、寒空を掻きわけ、人混みに揉まれながら通勤することに、若干の恐怖すら感じるぐらいになってきている。

一方で、この生活を続けることで、自分の身体に何も影響がないかと言えば、そうでもない。
ここ数日で確実に腹回りに肉が付いてきた感覚があるし、何より疲れているんだか疲れていないんだか分からない、でも何だかしんどいみたいな、得体の知れない疲労感に包まれながら一日が終わっていくのが、精神的なダメージになっている気がする。

今日は長男の小学校の入学式で、本来であればランドセルを背負った我が息子の姿にむせび泣くはずが、そんなこんなで一滴の涙も零れずの一日となってしまった。

スーパーで買った細ネギの根を鉢に植えた。
ネギはきっとタフだから、世の中がこんなに荒れ狂っていたとしても、直に青々とした葉を伸ばすことだろう。


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ありしの君へ  未だ見ぬ君へ

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