いつも髪切りにいくとこのあんちゃん(つっても年上)がレゲエ・スカ好きということで非常に話が合う。ケン・ブースa.k.a.ジャメーカのサブちゃん好きつうのも好ましく。Can't You SeeのDJ入りのヤツぁ格好良いすよね、すねすね、なんて。往年のクラブスカ常連だったらしく。ほいでレゲ話するなかで一番興味深かったのが、「名物おじさん」の話。レゲエ系クラブ常連のおじいちゃん(60歳超)がいたんだって。タンクトップ・短パンで、いろんなレゲエ系クラブに出没し、いつの間にか現れて、誰ともつるまずひとりで揺れ踊り、気が済んだらそっと帰っていく。若い女の子からはナンパ目的の若者よりよほどモテて。でもさらりとかわし、ひとり気ままにニコニコと揺れ、いつの間にか消えていた。好きな音楽に没入して気ままに揺れ踊る、というのは、ただそれだけでひどく自由で、とても鋭いことだ。誰にでも簡単にできるのに、恥ずかしかったり気が引けたり、なかなか、できない。それをじいさんになっても普通にしてたというのがたまらなく格好良い。おれも当たり前のようにそうなっていたい。当時60歳つうことはもう今生きていらっしゃらないかも? それともまだどこかでレゲエ聴いてゆらゆらしてるんだろうか。
傑作。 前作も愛聴してたけれど、頭で考えたフリークアウトという感じで、頭には染みてきたものの、体に気持ちよくなかった。理屈っぽいチルアウト。うーん、モヤモヤ。だがこの新作ではそのモヤモヤに満額回答。ド頭にじんじんと染み渡るのと同時に、体もホッサホッサと揺らされる。ひたすらに気持ちイイ音のなかに、キラキラと散りばめられた美学。あらゆるタイプの曲が、流れる河のようなスムース過ぎる曲順によって紡がれている。まさにTravelling Without Moving。言うこと無いです。
Bo Gumbosが結成20周年で"ハタチになった"ってことで BO GUMBOS 20th Anniversary“3/4 GUMBOS”という、要するにどんと抜きガンボのライブなんてものが開催されるというのを直近になってから知り、若干強引に出張先から戻り、上司どもの目を掻い潜り、定時でバビロンを抜け出したのです(´ー`)