謝ることしかできないのね。 |
やっぱりあたしは、なにも云わないよ。
だって云えないよ。なにも。
熱を出してから1週間以上もさくちゃんに連絡しなくて その間に何度か連絡が来たり遊びに誘われたりしてたけど。 でも体調が悪くて断ってばっかりいたの。
それで今日、「ぃぃ加減お外に出てきなさい!」って。 久々に会ったさくちゃんは、開口一番に
「なにしてたの、整理ついた」なんて。
そんなこと云うから、かなわないなぁ、って。笑えた。
お互いにいろんな話しをして。 そのときに今日まで知らなかった真実を聞かされたの。
あたしがすべてを放り出して逃げたあの夜。
正直に言ってあたしは、 彼があたしのことを本気で探してるなんて夢にもおもわなかった。
でも、彼を正面から拒否したあの後で。 彼は友達を呼んで、あたしを探してくれてたんだって。
「海に行ったんじゃないか」って 海沿いの道まで車を出してくれ、って、友達に。
どうして
あたしのことだけそんなにわかっちゃうのよ。
当たり、だよ。悔しいな。
みんなから逃げ回って、責められたくもなくて、 さくちゃんに「お兄ちゃんのお家に行くから大丈夫」なんて。 メールで「彼はどうしてるの」なんて聞いて。
「別で友達とちぃのこと探してる。 でもお兄ちゃんのとこ行くって伝えておいたよ」
そう言われたときあたしは、「探してる」なんて言って、 きっと彼は探してなんかいないんだろうな、って。 ホントはそうおもってたんだ。
最低。
ただ好きでいる。 なにも云わないで想ってるよ。
傷つけてしまったことを後悔してあたしは生きる。
もう、「戻りたい」なんて言ったりしないから。 時間のせいになんてしたりしない。
ごめんなさい。
本当に本当に本当に、
もうこれ以上どう言えばぃぃのかわかんないけど。
でも本当にごめんなさい。
許してほしいだなんておもったりしません。 ただ、少しでも償えるのなら償いたい。
あたしはひとりでいるよ。
たったひとり、きみだけを想って。
それでずっと忘れたりしないよ。
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2006年07月31日(月)
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