謝ることしかできないのね。


やっぱりあたしは、なにも云わないよ。

だって云えないよ。なにも。


熱を出してから1週間以上もさくちゃんに連絡しなくて
その間に何度か連絡が来たり遊びに誘われたりしてたけど。
でも体調が悪くて断ってばっかりいたの。

それで今日、「ぃぃ加減お外に出てきなさい!」って。
久々に会ったさくちゃんは、開口一番に

「なにしてたの、整理ついた」なんて。

そんなこと云うから、かなわないなぁ、って。笑えた。


お互いにいろんな話しをして。
そのときに今日まで知らなかった真実を聞かされたの。


あたしがすべてを放り出して逃げたあの夜。


正直に言ってあたしは、
彼があたしのことを本気で探してるなんて夢にもおもわなかった。

でも、彼を正面から拒否したあの後で。
彼は友達を呼んで、あたしを探してくれてたんだって。


「海に行ったんじゃないか」って
海沿いの道まで車を出してくれ、って、友達に。




どうして

あたしのことだけそんなにわかっちゃうのよ。




当たり、だよ。悔しいな。


みんなから逃げ回って、責められたくもなくて、
さくちゃんに「お兄ちゃんのお家に行くから大丈夫」なんて。
メールで「彼はどうしてるの」なんて聞いて。

「別で友達とちぃのこと探してる。
 でもお兄ちゃんのとこ行くって伝えておいたよ」

そう言われたときあたしは、「探してる」なんて言って、
きっと彼は探してなんかいないんだろうな、って。
ホントはそうおもってたんだ。




最低。





ただ好きでいる。
なにも云わないで想ってるよ。

傷つけてしまったことを後悔してあたしは生きる。

もう、「戻りたい」なんて言ったりしないから。
時間のせいになんてしたりしない。




ごめんなさい。

本当に本当に本当に、

もうこれ以上どう言えばぃぃのかわかんないけど。

でも本当にごめんなさい。




許してほしいだなんておもったりしません。
ただ、少しでも償えるのなら償いたい。


あたしはひとりでいるよ。

たったひとり、きみだけを想って。

それでずっと忘れたりしないよ。
2006年07月31日(月)

リプレイ。


彼と別れたら真っ先に髪をバッサリ切ろうとおもってたのに

今もまだ切れずにいるのは

長い髪の女のコが好きだ、なんて言ってた彼のせいだ

だって後姿にすら

興味を持ってもらえなかったらっておもったら

つい

「長さはそのままで」

なんて美容師さんに言っちゃったんだ



たまたま聴いてた曲の歌詞にあった

“だけど髪を切るだけで忘れられるような恋じゃないだろう”

ってゆうフレーズになんだか励まされたような気がして

なんだか背筋が伸びた

2006年07月30日(日)

くろいもの。


たぶん、メールをするのも電話をかけるのもすごく簡単なことで
想いを口にするのも簡単なことなんだろうけど

さて、この気持ちがまるごと伝わるのかって考えると
それはまだ早いのかなとおもう

今の彼の状況や気持ちを考えたって
そりゃぁもちろんわかるわけなんてないけど

だけど
あたしの知ってる、最後の彼の言葉を考えると
そうまで言った彼の気持ちを考えると

あたしが彼に向かって気持ちを簡単に言葉にするのは
容易なことであってはならないんじゃないかとひどくおもうのです

手遅れになってしまうのは
考えれば考えるほどすごく怖いことだけど


でもまだ


彼の思考を

またあたしが曇らせるのかと

彼の傷を

またあたしは抉ろうとするのかと

そうおもうと

なんだかどうしても云ってはならないんじゃないかと

そうおもってしまうんです
2006年07月26日(水)

気持ちを乗せて。


幾ら幾ら考えてたって進まないから

もうやめよう

結局辿りつくのはいつも同じ気持ちなんだ


自分ばっかりが時間をもらおうだなんて

自分ばっかりが優しくしてもらおうだなんて


そんなの無理な話し

あたしじゃなかったけど

でも



だったんだ


彼の心だったんだ


なんでも深刻になりすぎるのは昔からのちぃの悪い癖で

「だけど」も「でも」も「やっぱり」も

もうなんにもいらないね

「ごめんね」 と

それから「すきです」と

今はそれしか云うことなんてないんだ

軽々しくなんてわけじゃない


どうしてもすきだ
 
なんておもわせてみたいんだ

2006年07月25日(火)

愛されることだけ。


べつに
乗ってる車とか職業がどうとか収入はいくらだとか
そんなのはぜんぜん、本当にどうだってぃぃことでしかなくて。

おシャレなカフェなんて知らなくたって
プレゼントなんてくれなくたって
寝癖が頭についたままでも
そんなのはもうぜんぜん気ならないことなのよ。

ただ愛していてくれれば。

それだけでぃぃ。

たったひとつの願いすらもただの欲だよなんて
片付けられてしまうのかもしれないけど。

でもあたしは無償の愛だなんて、
そんな悟りをひらいたような人間になろうとはおもわない。

だって愛する人から愛されたいとおもうことは普通のことだ。
なによりも自然で清い欲求じゃないかとおもう。
それをどうカタチにするかが問題なだけだ。


どうせ忘れられないなら、ただ想いを貫き通せばぃぃ。


相手の気持ちなんて関係なく、ただ想うままに。

だけどその気持ちを相手に伝えてしまえば
少なからず相手を悩ませて負担をかけてしまうことになるのかな。

一生振り向いてくれなくてもぃぃのだなんて、
やっぱり胸張ってそこまで言うことはできないんだけど。
でもどうしたってもう離れ離れなんだし。

だって好きんなんだよ、どうしても。
2006年07月24日(月)

成れ果て。


ホントにホントに正直なことをいえば

あたしだってよくわからないよ。

どうしてこんなふうになっちゃったのか。



ただ好きだったのに。

気持ちはそれしかなかったのに。



ぜんぶ壊してしまったのは

壊れてしまったのはどうしてだったんだろう。


好きなだけだったのに。

2006年07月23日(日)

今おもうこと。


風邪ひいちゃった。昨日から。
夜は39℃近くまで上がるし、辛いなぁ。

体調悪いときってほとんど眠れないね。
夜中に何度も何度も目が覚めるの。
そのときにいつも独りぼっちで泣きたくなる。心細いなぁ。

朦朧とした意識のなかで細切れにみる夢に
当たり前みたいに出てくる彼の影を感じてとてつもなく胸が痛む。

今更どうしようもない気持ちが爆発しそうになるよ。


なんのために誰かを愛して、

なんのために誰かと一緒にいたいだなんておもうんだろう。


理由なんてきっとわからない。誰にもね。

彼は今日あたりクラブにでもいるのかな。
きっとあたしのことなんて欠片も思い出したりしないで。


あたしはあたしで未だに線が引けないでいる。
どこまで自分勝手なんだろう。

でも誰にもぶつけたりしなければ、勝手じゃなくなれるかな。
自分のなかでだけ想っているのであれば。
・・・それにすら、意味があるのかわからないけど。

好き、とか。

それとはまた違ってね、
尊敬する男の人に、やっとちぃは出逢えたのかなっておもう。

恋人としては別かもしれなくても、人間として素敵だって。

冷たいところもある。理解し難いところもある。
勝手だとおもうところも。思考のなかでばっかり生きてる、って。
だけどね、行動もできるんだよ。すごい人。


もっと生きなくちゃ。

考えて考えて考えて。後ろ向くんじゃなくて前見なきゃ。
それでまず、ひとりで立たなきゃ。


“あの人”は。
リアルなんかじゃなかったね。


あたしは誰かを本気で愛そうだなんておもったことがなかったんだ。
まともに向き合ったことなんてなかったんだ。


「あたしを独りにしないで」なんて言いながらひとりで逃げ出した。


本当に、最後の日にあたしのしてしまったことは
もう取りかえしのつかない罪で。

あたしは愛される資格なんてなかったんだってわかった。


ひとりでいるよ。


誰も巻き込んだりしないで。だから。
気持ちはたったひとつでぃぃ。あたしのいっこだけで。

もう誰かを殺したくなんてありません。

だからひとりでいたい。
2006年07月22日(土)

たったひとつ。



今更、なにを望むんだっていわれても


そうだな


特になにもない


あたしはただ


あたしの今を精一杯に生きるだけ


ひとりで


望むことなんて そんなになかったんだ


最初から


なかったよ

2006年07月21日(金)

「笑って」


「いつも可哀想だったよ」「ちゃんと伝わってるかな」

「ちっちゃな嘘が多いんだもん」「今度ゆっくり話そうな」

「どうしても言うべきことと、言う必要のないこともあるの」

「もうさ、よくない?」「だって逃げるんだもん」

「それはお前がまだ遊びたいっておもってるからだろ」

「信じられないし、信じようともおもえない。信じる気もない」

「大人になりなよ」「どれだけ人を頼りにして生きてきたかだよね」

「客観的にしかみられない」「勝ち負けとか、なにそれ」

「無理だね」「それってすごいことじゃない?」

「あんたが死んだら悲しいよ。だからそんなこと言わないで」

「もうちぃさんのこと好きじゃないとおもうよ」

「あたしちぃのこと見つけたくなかった」「なんか買ってやるからな」

「大丈夫だよ。ちぃは大丈夫。ちぃは強いんだからね」

「どうしてこうなったのか考えても原因がわからないんだよね」

「新しい携帯買ってたよ。連絡こなかったの?」




「ちぃがそんなんじゃ誰だって逃げてくよ。それは当たり前だよ」




「俺はいいよ」「お互いプライドが高すぎるんじゃない」

「本当に好きだったんですね」「最近癒しがないって言ってたよ」

「言った責任もあるけど、でも、相手にそこまで言わせた責任は?」

「すごい疲れた顔してた」「なにまた強がってんの」

「メールありがとうね」「これでやっと安心だとおもったのに」

「自分を見失うのはダメだよ」「それは違うよ」

「俺が中途半端にしてきたから。こうなったのも俺の責任だよ」

「本当に好きだったから付き合ったんだとおもう」

「もっと必死になりなよ」「みんなすぐはそうおもうんだよ」

「好きとか嫌いとか、もうそうゆう次元の話じゃないでしょ」

「たぶん、まだ好きなんだよ。だけど、」

「これが限界だったんだよ」「憎いなんておもうわけないじゃん」

「最後の方はもうちぃと関わるの怖くて仕方なかったよ」

「ホントは病院行ったんだって。そしたら、鬱だった、って」

「絶対なんてないよ」




「ちー」





「“彼女のいちばん好きなところは?”

 って聞いたらね“笑顔”って笑いながら言ってたよ」

2006年07月20日(木)

ただ想えばぃぃのね、すきだって。


今もまだ、彼と、もしかしたらこの先誰とだって
うまく付き合っていける自信も、大切にしていける自信も、
やっぱりこれっぽっちも持ててなんてないんだけど。

でもあたしは。

彼と出逢えて、好きになって、好きになってもらって。
本当にほんのほんの少しだけど一緒にいられて。
そのことに後悔はないしね、すごく幸せなことだったとおもうのよ。

だから彼とこんな結果になったからって、
それでちぃが腐ってダメになるようじゃ彼にも失礼だよね。

あたしは、
彼と出逢って、彼を傷つけて、だからこそ、強くならなきゃ。
それですごく素敵な女のコにならなくちゃいけないよね。



「きみのおかげでちぃはこうなれたよ」って、言えるように。



ちぃとのことも忘れられちゃうかもしれないけど、
誰かと出逢って、彼はひとりじゃなくなるかもしれないけど。

でもがんばらなくちゃ。



もう一生、手を繋げなくたって。




自分で想い切れるまで、それまでただ好きでいればぃぃのね。
たいじょーぶ。だよ。
見向きもされないことに、ちぃはもう慣れっこだから。


すきだよ。


もう伝えることすらできなくなったって。
愛なんて知らないけどね、ちぃのこの気持ちいっこでぃぃ。
2006年07月19日(水)

名前はない。


なんて自分勝手なことをしてきたんだろう。あたしは。

最初から最期まで、ホントに彼の気持ちなんて
なにひとつ真剣に考えたりしていなかったじゃない。


過去の日記を読み返してて、心底、自分が嫌になった。
なにを思い上がっていたんだろう。
理想論ばっかり掲げてきた結果がこれだ。

押し付けて逃げ出して、それで思い出にただ縋って。

人を巻き込んで大切な人に傷を負わせて。



あたしには、

愛なんてわからない。



そんなこと語る資格すらないね。

あたしには思い遣りも優しさもない。
自分以外の人の気持ちや想いを考えることすらできない。

いつからこうなっちゃってたのかな。
それとも、もうずっとこうだったのかな。
あたしはいつも被害者面してただけだったのかな。


いつも相手に求めるばっかりだった。


自分にだって揺るぎない気持ちも決心もなかったのに
それを棚に上げて、彼ばっかりを責めてた。

“愛する”よりも“愛されたい”って、おもってばっかりで。

いつだって押し付けるばっかりで
彼の気持ちを受け止めようとする姿勢すらみせなかった。

結局ね、あたしもなにひとつ信じてなんかなかった。
“愛されてた”自信すら、もう欠片もなくなっちゃって。
ぜんぶのことがマイナスにしか考えられなくなった。




どうしてあたしは

彼に信じてもらえるように努力しなかったんだろう。


どうしてあたしは

彼の不安を知りながら放っておくことができたんだろう。


どうしてあたしは

彼の苦しみを分かち合おうとしなかったんだろう。


どうしてあたしは

彼を最期の最後まで愛しぬこうとしなかったんだろう。




こうしてあたしは

彼と目すら合わせられなくなって、


そうしてあたしたちは

もう向き合えないまま繋いでいた手を離して。



あたし と 彼



ただのひとりひとりになった。



愛って、なんですか。

あたしにはもう本当にわからないよ。

2006年07月18日(火)

ひとつになりたい。



男の人とほんの少し手が触れるだけで、
肩がぶつかるだけで、なんだかすごく気持ち悪い、って。

自分に少なからず好意や興味がある人なんて、
ただ鬱陶しいだけの存在でしかなくて。
近くにいられるだけで疎ましい。


前の日からさくちゃんのお友達のお家にお泊まりして。
それで5人でガールズ飲みして、今日。

海のはずが、雨で予定変更して表参道ドライブに向かう途中、
さくちゃんがひとりの男のコを呼び出したの。
あたしが彼と出逢う前にたまに遊んでいた男のコ。


あたしを好きだと言っていた人。5歳上の。


久しぶりに会って、すごく薄っぺらくみえた。
なんだかなにもかもがハリボテみたいな。

気持ち悪くて、傍にいたくもなくて。
あんまり反応もしないで喋らないでいたらスネられちゃった。

「ちぃちゃんなんでそんな冷たいの」だって。

知らない。
だって体が拒否反応を示すんだもん。

なんて、言えるわけないけどね。



もう、今じゃ誰もあたしの前で彼の話しなんてしないのよ。

もちろんあたしだって誰にも話さない。


あたしが逃げ出した夜に、迷惑をかけたみんな。
そのひとりひとりにきちんと会って頭を下げに行ってたの。
それが一昨日やっと一段落ついたんだ。

あとは、彼女持ちの年下の男のコと、彼、だけ。


いつかちゃんと謝ることができるのかな。
正面から顔みて「あのときは本当にごめんなさい」って。

それでつけた傷が元通りになんてなるわけはないんだけど。
してしまったことに取り返しはつかないよね。
だけどだけど、間違ってたのはね、あたしだったんだ、って。

きみは間違ってないんだよ、って、言いたい。


みつけてください。いつか。

優しくて強くて、包める柔らかさを持っていて
きみがどうしても好きだとおもってしまう、そんな人を。

きみのカタワレを。

2006年07月17日(月)

だいすきだったのに。



彼をズタズタに傷つけたのもあたしだけど、
『別れた』っていう事実に、彼は傷ついたりしたのかな。

あたしはね、もう彼があたしのこと、
どぉだってぃぃとおもってるとしか感じられなくて。
だからね、どうして「別れる気はない」なんて言ってたのか
意味がわかんなかったんだ。

「これからをどうするのか迷ってる」ってずっと。
それなら迷ってる“今”は一体なんなんだろうって、
あたしはずっとわかんなかった。

・・・ホントはね、そのときにあたし自身も
自分のこと見つめ直していれば良かったのね。

だけど、どうしても彼の気持ちの行方ばかりが気になった。



棄てられるかもしれない不安だったのかな。

それとも、もう戻れないだろう不安だったのかな。


今もよくわかんないけど。

いつもわけのわかんない不安と恐怖に飲み込まれそうだった。



もう少しでぃぃから、

ほんのちょっと、あたしの方向いてほしい。



そうおもうことは、そんなにも我侭だったのかな。
他人に詰られるほどに。


彼が、なにかひとつでも強い気持ちを持っていたらな。
気持ちがわかんなくても、先がどうかわかんなくてもぃぃ。
「でも俺は別れたくない」って、それだけで。

「好きかわかんないけど、別れようとはおもわない。
 だけどこれから先付き合っていこうか迷ってるんだ」なんて。

「待っててほしい」って言われたらあたし待ちたかった。

なにひとつとして確実な気持ちがなくて、
やっぱりあたしは彼がどうしたいのかわかんなかった。


あの日々のことを、あのときのことを思い出すとまだ、
涙でぐちゃぐちゃになる。


顔色ひとつ変えないくせに、態度だけはわかりやすいのね。


痛いくらい、体中で、心の底から感じたよ。
“どうしようもなく好き”じゃないってこと。

たぶん、もうあの夜、お互いに吐き出した言葉が決定的だった。

あの夜に終わってたんだ。


“普通に接することができない”のは、
もうすでに、そのときからだったでしょう。
あたしだって普通になんてしてられなかったよ。

あぁもう。バカね。

あたし、ふられたんだなぁ。
2006年07月15日(土)

約束なんてしてないのよ。


もう随分きちんと日記を書いてなかったので、

これから過去の分の日記を書こうとおもいます。

webじゃなくて、普通のノートに書いてる日記を読み返しながら。

たぶんすごい泣けちゃうとおもうけど、

でもちゃんとちゃんと。


うん。


あたしは向き合わなきゃいけない。

向き合いたい。


****************************************************************


過去の日記、だいたい完了しました。

2006年07月14日(金)

気持ちは変わるのね。



「関係が変われば気持ちだって変わるよ。それが普通だよ」

でも、あたしは嫌いになる理由なんてなかったよね?
あたしはなにか見えないふりしてるのかな。


はじめて、
本当に息ができなくなるまで強く抱きしめられたとき
「今、息できなかったでしょ」だなんて笑って。

あのとき殺されたって良かったよ。
そしたら完璧だった。



もしもまたいつか彼と顔を合わせるときがあれば、
あたしはちゃんと笑顔になれたらぃぃなぁ。

彼が好きだっていってくれた、笑顔になれたら。
付き合う前に褒めてもらったとびっきりの笑顔になれたら。
話しなんてできなくったってぃぃからさ。

でも、まだそんな自信持てないや。

2006年07月13日(木)

言の葉。



云ってもらったコトバとか

まだ頭のなかにも心のなかにもいっぱいあって

それでいっぱいいっぱい後悔が募るの

こんなふうになるんなら

あたしももっと素直に残してくればよかった

いろんないろんなコトバ

そうしたらもう少しマシだったのかな

いろんないろんなこと

傷つけたことにはかわりなんてないけど


でもきっと彼は

どんなコトバも決して否定しなかったはずなのに


2006年07月12日(水)

身勝手なこと。


大ちゃんから電話がきた次の日もかかってきて。

出ずにいたらメールがきて。

あたしがずっと考えていたことをメールしました。

あたしを必要としてくれた大ちゃんに、

「ちぃさんにまで嫌われたら俺ホント死んじゃうよ」なんて

前の電話ではそんなことまで言い出してた大ちゃんに、

かわぃぃ弟分みたいだった大ちゃんに、

最後のメールをしました。



すごく身勝手なのはわかってるよ。
今更なんの意味もないってこともわかってる。

だけど、彼と別れた今、大ちゃんと連絡とってるとね、
まるであたしが彼を好きだったのすら嘘みたいになりそうで。

本当に“裏切っていた”みたいになりそうで。


彼とよく話しをしてた女のコに言われたの。

「今だから言うけど、彼と話してると
 大ちゃんのことはどうしても話しに出てきてたんだ」って。

あたしは大ちゃんのこと意識したことなんかなくて、
だからさくちゃんに接する延長上で大ちゃんに接してた。


でも違ったね。

あたしがどうおもったって、大ちゃんは男のコだったんだ。


「ちぃは付き合い方をちゃんとわかってなかったんだよ」

ねぇ、あたしはどこまでバカなんだろうね。
あの日の彼の言葉の意味がこのときやっとわかったなんて。


「白々しいんだよ」

大ちゃんが彼になにを言ってたのか、
なにかをしたのか、あたしはなにひとつ知らないけど、
でも彼の思考を妨げてたのも、やっぱり原因はあたしだったのね。

いつでも頼ってよ、なんて言ってくれた大ちゃん。
真夜中だって行ってやるよ、なんて言ってくれた大ちゃん。

ごめんね。

それは、ずっと彼に云ってほしかった言葉。


まだ、好きだと想う人がいる以上、
やっぱり男のコの大ちゃんには頼りたくないんだ。


今ならできるのに。

いちばんにみててほしい人だけ、もう傍にはいないのね。

2006年07月09日(日)

反応。


あたしが辛かったのは、彼が無反応にみえたこと。

どんなにどんなに伝えたくて言葉を綴っても、
彼はなにひとつも返してくれなかった。
考えられない状況ならば、考えたくない気持ちならば、
それをそのまま、そう返してほしかった。

伝えたいのに、伝えようとしても、
彼には伝わってるのかいないのかぜんぜんわかんなくて。

ただぜんぶなんにもないみたいに。
あたしの気持ちなんてなにも感じないみたいに、
あたしなんていないかのような、
そんな彼のことが怖いとおもうようになった。

彼なりに真剣だったのかもしれないけど、
あたしにはどうだってぃぃっておもってるように、
そうされてるようにしか感じられなかったよ。

あたしのメールには返事がないことが当たり前だった。
壊れた携帯が悪かったのかな。わかんない。

「キスしてほしい」も「抱きしめてほしい」も言わなかった。
欲望に対して疑問を感じている彼にぶつけたくなかった。


「みていてくれるならあたし強くなりたい」


それが精一杯の、最後の愛してる気持ちの表現だったよ。
2006年07月08日(土)

忘れちゃいけないこと。


6月30日。

実は、あたしたちが働いてたお店が閉まることになって。
その日はお店で打ち上げパーティだった。

彼と顔を合わせるのが気が重くて、少し遅れて行った。
でも彼もまだ来てなくて。
彼がきたのは随分と経ってからだった。

みんなバーカウンターに座ってて。
彼はお酒作ってあげてたのかな。
あたしは違うフロアーでずっとワイン飲んでて。

元々お酒弱いちぃだから酔っ払っちゃって。
すごい楽しいふりしてた。
実際、どこから酔っ払ってたのかわかんなかった。

トイレ入ったらね、どうしても涙出てきちゃって。
外に彼がいること考えたら、出ていけなくなっちゃって。

そしたら大ちゃんが心配してきてくれたの。

それで、ずっといてくれた。
今考えてみたら、大ちゃんも辛かったんだとおもう。
別れたさくちゃんが他の男のコといるの嫌だったのかな。


あたしはもう自分のことしか考えてなかったけど。


もう彼がどうおもうかとか、気にする余裕もなかった。

本当のこというと1ヶ月くらい前から精神的にひどくって。
眠ってもすぐに何度も目が覚めて。
夢と現実の境目すらはっきりしない頃もあった。
かとおもえば、2日間で30分しか眠ってないのに
異常なくらい元気でハイになって余計眠れなくなったり。
それから体重もいちばんひどくて7キロくらい減って。

そのときから、ただ『消えたい』って気持ちが強かった。

とにかく苦しくてたまんなくて。
どうやってでもぃぃから、息がしたくて。



昔みたいに壊れてしまうんじゃないかって。




あの頃の自分に戻ってしまったらどうしようって怖かった。
果物ナイフもはさみすらも、変に意識しちゃって。
いつのまにか考えるのはそのことばっかりになってた。

ここまでくると、誰にもなにも言えなくなった。
大ちゃんにはもちろん、さくちゃんにも。

マキとすら話すのが嫌になった。


でも、その日はお酒の力なのか涙と一緒に情けない言葉が。
次から次に溢れ出て止まらなくなった。

大ちゃんも、マネージャーすらも泣かせちゃった。

あの頃と一緒なの。
あたしがいるとまた、周りみんなを苦しめるんだ。

自分の苦しさを人に背負わせるの。


彼の姿がみえなくなって、その隙に帰ろうとしたのに、
まだ酔いが覚めなくて帰れなくて。

大ちゃんがいなくなった隙をついて、
ちぃはお店を出てひとりでふらふら歩き出した。
携帯は車のなかに置きっぱなしで。


まだ、彼と付き合うちょっと前にね、
大ちゃんとマネージャーと彼とあたしの4人で、
明け方の寒空の下をお散歩したなぁ、なんて思い出した。


どうしても戻れないのかな。

どうして。


「気持ちは積み重ねるものでしょ」だなんて
土台がしっかりしてないんだもん、それすらも無理なのね。

彼とのことばっかり考えて。
だんだん酔いも覚めてきたらまた悲しくて。

急に帰らなきゃっておもった。

それで車に戻ろうとしたら、遠目に彼がいるのが見えた。
好きな人をみつけるのだけは昔から得意だったのよ。


ちぃは隠れて動けなくなって、それで逃げた。


でも見つかった。
さくちゃんが後ろから「ちぃがいた!」って叫んで。
社員さんがお店から飛び出してくるのがみえた。

「ちぃ、顔真っ青だよ」

彼が2階から降りてくるのがみえた。
その姿がスローモーションみたいで現実的じゃなくて。

「ごめんなさい」

あたしを怖がってるような目をしたさくちゃん。

あたしは彼から逃げなきゃっておもって、ただ車を出した。
駐車場の出口で、横目に彼が映った。
もうあたしは彼の顔すら見ることができなかった。

ずっと鳴りっぱなしだった携帯。
ずっとずっと、彼がかけてくれてた着信。
それも充電がきれて途切れた。

充電器を差して、でも怖くて電源がいれられなかった。

なにが怖いのかわかんなかったから、
だからとにかくなにもかもが怖くて仕方がなかった。


大勢の人の前で、彼を悪者にしたの。

もう向き合おうとすることすら考えられなかった。


しばらくしてさくちゃんにメルして。
そのままお兄ちゃんのお家まで逃げた。

なにも考えたくなかった。
ただ逃げたかった。


酷いことしたって、今ならわかるの。

わかるのにな。
2006年07月07日(金)

嫉妬。



もう最後の方は

彼が

どんなにあたしと仲の良い女のコだろうと

まったく知らない女のコだろうとも

ただ言葉を交わしてるだけで

雑誌やテレビのなかの女のコの話をしてるだけで

着信が女のコからじゃないかっておもうだけで

それだけで

体中から火花が散って

今にも燃え上がりそうだった

やきもちだなんて、かわぃぃものじゃなかった


2006年07月06日(木)

連想。


夜中に大ちゃんから電話がかかってきて。

唐突。


「ゆぅきさんと連絡とらなくて辛くないんですか」


って言われたの。軽い眩暈がした。

日々、それとの戦いだよ。ホントは。
だけど今のあたしじゃどうしたって大切にできないから。
それになによりも、彼の負担になりたくない。
だってあたしはっきり言われてるんだもの。


もう、これ以上ないくらい要らないんだろうとおもう。


当たり前だよね。
そうおもったから離れた。
自分のしてしまったことの重大さに気付いたから。


「ぶっちゃけ、ふたりがうまくいかなくなった原因は、
 たぶん俺が余計なお世話をしてたからだとおもうんです」
なんて、大ちゃんが急に言い出して。



バカね。そうじゃないよ。

こう、なるべくしてなったの。
あたしが結局きちんとできなかったから。
だから大ちゃんのせいなんかじゃないんだよ。

乗り越え切れなかった、あたしと彼の問題だった。

ごめんね、みんな。
あたしはみんなみんな、傷つけてたのね。


2006年07月05日(水)

一方的な偶然。



6階の窓からふと外を見たの。

そしたら、いた。

まさかとおもったのよ。

だってそんなことあるわけないじゃないって。

それともあれかな、

そのうち世の中ぜんぶの人が彼にみえたりするのかな。


でも、今日は絶対。

あたしも知ってる友達といたの。

間違えたりしない。


まるでスクリーンのなかみたいだった。

おっきなシルバーの四角い枠のなかにいて。

スローモーションにもみえたのよ。


夢みたい。

それともやっぱり夢だったのかな。

2006年07月04日(火)

からっぽ。


また随分書いてなかったな。

ちゃんと書かなきゃっておもうのに、
現実と向き合うことが苦しくてどうしても書けなかった。

瞬間の気持ちは、もう随分と腐っちゃったね。



一昨日、勇輝と別れました。



もう、そうするしかなかった。
限界だった。

あたしも、それからたぶん、彼も。

きっぱり言われたの。
なんの望みも残らないほど、はっきり言われた。
あたしは条件反射みたいに返して。
それで別れた。

お兄ちゃんのお家にいたから泣けもしなくて。
平然とした顔で、頭は真っ白だった。

なんかね、なんだろう。

すごいほっとしたの。正直いうと。
やっと終わったんだ、心からそうおもった。
清々したとは違うのよ。

ずっと張り詰めてたものが、やっと切れたみたいな。
安心したのかもしれないね。

もう怖がる必要なんてなくなって。



6月18日。すごい雨の強い真夜中。

17日の夕方に、岐阜から3日ぶりに帰ってきた彼。
顔を合わせてもあたしはどうしても無視しかできなかった。
目すら見ることができなかった。

だってあたし、3日間ずっと待ってたのよ。
彼からの電話を。

彼が行く前にね、メモを残しておいたの。


『まだ気持ちがほんの少しでもあるなら、
 1分でぃぃもからお休みの間に連絡がほしい』って。


もしも電話くれたらね、ただ一言だけ、
「18日を迎える夜は一緒にいてね」ってそれだけ言うつもりだった。

それでまたがんばりたいっておもった。
彼がまだあたしを棄てないでいてくれるのなら、って。


みせてほしかったの。ただ、気持ちを。


だけどやっぱり電話はこなくて。
あたしには、それが決定的のように感じた。

3日間の無言が、もう彼の気持ちのなさだってそうおもった。
・・・でもそれも勝手な思い込みだったのかな。

久々に会って「メモみた?」「うん」「・・・そっか」って。
それで終わらせちゃった。
「どうして連絡してくれなかったの?」って聞けば良かったのに。


後で聞いたの。友達に。

「3日間、ぜんぶと離れてそれでちゃんと考えたい」って、
行く前に彼はそのコにそう話してたんだって。

考えたくても、ちぃがいないときすらも、
お仕事で大ちゃんとかと顔合わせてていろいろ聞かれて。
だからちゃんと考える余裕なかったって。

あたし、そんなの知らなかったよ。
もう気持ちは欠片もないんだとおもった。


もう何度も何度もね、
「別れようとはおもわないの?」ってあたし聞いてたの。
でも彼はいつも「おもわない」って言うばっかりで。

その日もそうだった。

つまりそれが彼の出した答えだったのに。




それでも、気付かずにあたしは彼を殺した。


彼の心を。



彼が自分から、病気の診断結果も話してくれたのに。
あたしにちゃんと打ち明けてもくれたのに。

それなのにあたしはもうなにも信じられなかった。

吐き出したあたしの言葉を聞いて、
彼は「じゃぁもぉ無理じゃん」なんて聞いたことない声で。


あぁ。

殺したかもしれない、

瞬間あたしおもったんだ。


すぐに後悔ばかりが襲ってきた。

あたしはまた自分の苦しさを押し付けて、
自分の苦しみばっかりわかってもらいたがってたんだ。


「今、答えがでた。無理だね」って彼が。


あたし何故か涙すらほとんど出なくて。
彼はおかしいくらいタバコばっかり吸ってて。
外は真っ暗でどしゃ降りで。

なに話したかなんてほとんど覚えてない。

今も思い出せない。
もしかしたらあたしは、なにも聞いてなかったのかもね。

ただ、彼のアイデンティティーに傷をつけるような、
あたしの好きだとおもった彼の部分すらも貶すような言葉を、
あたしはただただ冷酷に吐き出したのよ。

まるでふたりを嘲笑するかのような態度でね。最低だった。






「俺、どうしようもなくなるくらい

 人を好きになったことなんてないよ」





「それはあたしも?」





「そうだね。違うね」







その言葉だけが頭の中でぐるぐるエコーみたいで。

あたしは、なにを信じてきたのかな。
彼の言葉を真に受けてたただのバカだったの?

なんだろう。ほんとにただ笑うしかなかった。

「今までぜんぶ嘘でした」それと同じ?
なにがなんだかわかんなくなった。


でも、自分で仕向けた結果なはずなのに、
やっぱりあたしは彼のことを手放せなくて。
そこまで言われたのに、自分もわかんないくせに。




彼の手を一度離せば、

もう二度と掴むことはできないような気がしたから。




「別れたくない」なんて縋りついちゃった。
みっともないね。いちばんしたくなかったことなのに。
でも、それでも繋ぎ留めておきたかった。


自分勝手。


「・・・わかった。じゃぁ俺はどうすればぃぃわけ?」

「きみはきみの思う通りにすればぃぃんじゃない」


めちゃくちゃ。
彼はなにを承諾してるのかもわかんないまま。
自分でもなに言ってるのかわかんないまま。



「みんな白々しいんだよ。大ちゃんとか」

最後の最後であたしは大きな過ちにやっと気付いたよ。
もう、遅いのは重々承知だけど。


少し雨が小ぶりになって。
彼は「歩いて帰る」って真夜中の闇に溶けていった。
ケガしてた左足を庇いながら、殺された心を抱いたままで。


あたし、彼がいなくなって、泣いて、息ができなくなって。
もうなにも考えてられなくて、でも頼る人もいなくて。

あたしのこといつも変わりなく想ってくれるマキに
咄嗟に、喋れもしないくせに電話をかけて。

嗚咽だけのあたしにマキは優しく「落ち着いて」って。
「今から行くから。どこにいるの」って。
マキの隣のしょーたさんの声も聞こえてきて、でも喋れなくて。

あたしはなにを言ったか覚えてないけど、
でも後からマキに聞いたのは「ごめんね、大丈夫」ってずっと。
それしか言わなかったよ、って。
居場所すら言わずにそれだけ繰り返してたって。

あとはホントになんにも覚えてない。

ずーっとひとりでいて、朝方帰ってベットで丸まってた。
眠ることすら出来なくてただ泣くばっかりだった。

なんにも考えてなんてなかったよ。


そのくせ、一生記憶に残るお誕生日になっちゃった。

2006年07月03日(月)

魔法がとけるまで。 / ちぃ。

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