その影さえも。 |
安心・・・てゅかね、うん。 よかったなぁってね、おもったの。 なんとなく、だけど。
それなりに幸せそうみたいだったから。
随分会っていないから、もしどこかで見掛けても、 気付かないかもしれないね、きみだ、って。
半年なのにね。まだ。
きみをみつめてたあの頃も今じゃ、 もうずっと遠くの日々。
夢も思い出も いつのまにか色褪せて薄れた。 気持ちすらもだよ。
今のままの現実がずっとずっと 流れていけば、きっとぜんぶ消えてくれる。 気付いたの。悲しいけれど。
たった半年。
なのにきみの表情さえもう浮かんでこないのは どうしてなのかな。ね。
嫉妬と焦燥と、感情が渦巻いて黒くケムる。
このまま消えてほしいとおもう。 もう二度と会いたくない、と。 声すらも聞こえなくなればぃぃ、と、おもう。
それなのに、顔が見たくて。 もう一度その手にふれてみたい、と。 彼の声に包まれていたい、と、そうおもう。
この矛盾はなんだろう。
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2005年11月23日(水)
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