地獄逝き。 |
違う違う、そうじゃなくて。 そんなことが言いたかったんじゃないの。
ええと。
優しい言葉が欲しかっただけなの。 嘘でもいいから、夢を見させてほしかっただけ。
ごめんね、姫。優しくないあたし。 心がないのはあたしのほうなのかな。 どうしてもあの人のことになるとダメみたいなの。 触れられたくない。 簡単に片付けられたくないんだ。
まだほんの少しだけ弱い、彼。
自分で消せないから、だから消してくれなんて。 そんなの無理な話しでしょう?
絶対に引っ張り上げてやるから、ねぇ。 きみのこと、ずっと見てるって言ったじゃない。 誰よりも大切な人だから、ひとりになんてさせない。
お願いだから、どうにかさせてよ。 きみだけなんだよ、きみだけ信じてる。 きみだけが大切なんだよ。
きみだけきみだけきみだけ。
きみだけをみてるんだよ。 きみのためならなんだってする。 きみが笑ってくれるなら、どうやってでも。
泣かないで。 堕ちていなかないで。
あたし、天使になりたいよ。 きみにあげられる羽根があったらよかったのに。
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2004年11月29日(月)
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