新知庵亭日乗
荷風翁に倣い日々の想いを正直に・・・

2004年05月27日(木) 古武術と太鼓奏法(序)

常識は本当か?
 まず明治維新により富国強兵の掛け声の中、西洋の軍隊様式が日本に入り、日本人が本来持っていた、歩き方走り方がその後忘れ去られた。
 そう時代で言うと信長の戦法、「我こそは~風林火山」の武田軍を鉄砲で滅ぼした、プロの兵士の出現だ威力のある兵器により勝敗は決まる。江戸末期西郷隆盛は薩摩藩の金を大久保利通から融通させ、近代の銃をイギリスから買いつけた、長州藩は後の徴兵制度に繋がる奇兵隊を使い幕府軍に勝った、そして鳥羽伏見の戦いでの勝利、明治政府の成立。

 武芸と言われているのは一対一の戦い、生死の境はいったい何だったのか・・・
昔、飛脚はどのような走りをしていたのか?
忍者の手裏剣の投げ方?
フォードアメリカ大統領のシークレットサービスを悉く投げ飛ばした柔術の技とは?

 相撲で今でも見られる押し相撲の【電車道】の技とは?

 山形県に黒川能がありますが、京都や江戸で洗練される以前の能を現代でも演じています、その黒川能に日本人の源を見れます。

 狂言では野村萬斎さんが素晴らしい舞台と新しい試みをされていますが、能よりも狂言の方に素直に昔の形が残っているように思います。

★以上の事は平成16年 6月5日(土)10:00~17:00 
 筑波大学附属盲学校音楽科公開講座で実演交えてやります、申し込みは終わりましたがまだ大丈夫だそうなので興味のある方は
公開講座宛までメールして下さい。

 和太鼓の世界にはどういう訳か古典が培ってきた古くからの奏法が伝わっていないと思います。文字では解らないとは思いますが、今後気が向いたら書いていこうかな思います。
 今日は序ということで・・・。





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2004年05月18日(火) 連休の(゚o゚)(@_@)その⑤

そして手塚治虫記念館に来ました、東京に取って返すという強行軍でしたが、どうしても行かねばならない理由がありました。



 現在某国営放送局で放送されている【火の鳥】でヴェート-ベンのピアノソナタがオーケストラに編曲されているのが、どうしても手塚さんの思いとはかけ離れていると思ったからです。
 実は7月にやるロックバレエ【古事記】の序曲の構想を描いている裏に手塚さんの壮大な火の鳥のテーマに囚われ、書けなくなったからです。時空を越えた永遠の生命のドラマ・・・もしもご健在だったら、大好きなヴェート-ベン音楽、ピアノソナタを編曲して下さい、なんていうオファーはしなかったと思います。

 ストラビンスキーの「火の鳥」以来の一大交響曲が誕生したかもしれないのです、時空、東西、人種、宗教、を超越した生命の賛歌とも言える大地と宇宙の交響詩・・・。

 だから【古事記】の序曲は大太鼓の息遣いと天空から舞い降りる森羅万象の声、大地の鳴動と破壊、再生を交響詩のプレリュードとしたい・・・。





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2004年05月14日(金) 連休の(゚o゚)(@_@)その④

 鳳凰座の後車で大垣方面に連休中の渋滞に巻きこまれながら走った。そしてこれも金子根古さんの友人で企画会社をやっているYさん宅に着いた。
 東京からもお客さんが来ているし、岐阜の農村歌舞伎を研究されている方もいるしYさんの親戚や子供達で賑わってました。
 お酒にご馳走が出て23時過ぎに、雨の中見に行った。
岐阜県安八郡神戸町大字神戸
神戸町(ごうどちょう)の三王祭、日吉三王祭と言っている、この祭全国で開催されるので少し調べてみました。



。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 引用開始 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。

日吉山王まつりは、毎年5月3・4日に日吉神社で行われます。国内でもまれな勇壮、豪快な火まつりで、4日の深夜零時に御拝殿から、七社の神輿が次々と担ぎ出されて、参道大鳥居前の琵琶湖になぞらえた川をいっきに渡り、お旅所へとお渡りになる神事で、このとき火まつりは最高潮に達します。4日の午後5時、還御(かんぎょ)お旅所に移された神輿が本宮に還幸されるときは、担ぎ手も拝観者も一体となって祭りの最期を盛り上げます。
。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 引用終了 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。 * ゚ ・ 。


なにか良い香りなのです、7月の暑いなか刈り取られ乾燥された火持ちのいい麻の木が使われます。という事は大麻取締り・・・一応警察から許可を得ているそうです。

 雨が激しく降ってましたが、若者の表情も晴れがましく、朝まで飲みかつ語りたかったのですが、都合で根古さん宅まで帰りました。




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2004年05月11日(火) 連休の(゚o゚)(@_@)その③

岐阜県は恵那郡加子母村にある明治座にネコさんと一緒に行った。

 この日は出し物はなかったけれど、ボランティアのおじさんの案内で舞台裏、楽屋、スッポンなどを見て回った。
 29~5月1日までは本当に皐月晴れだったが2日からは曇り雨となった、地歌舞伎とか地芝居とか言っているらしいが僕は基本的に能は農に通ずという世阿弥の言葉が残っているように、都から遠く離れた山村に芝居小屋を造り、役者を呼び又自分達で演じたのは日本の農業システムから離れた山間の民の習性か?以外と日本も一括りなんて出来ない、こりに海洋の民が入ってくるともっと文化の多様な伝播力になる・・・。

そして下呂温泉で有名ですが、鳳凰座の地歌舞伎を見に行った。もう既に満員御礼で福袋が出てた、な!なんとここで、恥ずかしながら初めて『与話情浮名横櫛』(よわなさけうきなのよこぐし)源氏店を見ました、子供の頃、盆踊りで流れた「エーサオーげんやだな」???「死んだはずだよお富さん生きていたとは~」そう春日八郎のヒット曲で・・・

切られ与三

芝居ではあの有名な「ご新造さんへ、おかみさんへ、お富さんへ、いやさ、お富、久しぶりだなあ~」なーんか覚えているんですねーこれが。
 そのお富さん役を演じた田之上芳孝さん、彼は大変な人気役者で本職はホテルマンだそうだ、そして下女のお由を演じた西岡貴子さんは小学校の先生でした。なんか良いですよね―。
 これにはスーパー歌舞伎もかないませんね、まるでジャイアント馬場の十六文キックを解っていて喜ぶ日本人の習性でしょうか・・・。





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2004年05月10日(月) 連休の(゚o゚)(@_@)その②

GONNAの本番、打ち上げも終わり(どうやってホテルに戻ったか覚えてない)朝、舞台監督の金子根古さん宅へ、近鉄線で行った。
 人はネコさんの事を半農半舞監という・・・揖斐川沿いで山があり、自然に囲まれた環境の中で畑がある。ここに太鼓道場を建てたいなーと思った・・・夢は・・・。
 僕も畑仕事をして、苺をそのまま摘んで食べた、美味かった、自然栽培とはこんなに美味しいものかと驚きました、植物が虫に食われているのが自然で、スーパーに綺麗な野菜が並んでいるのはやはり不自然なんだ。
 えんどう豆を摘んだんだけど、出てくるは出てくるは、まるで狂言の【茸】(くさびら)みたいに出てくる、畑で摘んだつまみ菜やえんどう豆、サニーレタスは朝食に黒豆納豆と共に食べた、美味かった、僕も去年の入院手術以来、肉食を避け、煙草もやめ、豆腐や納豆、野菜に時々魚という生活をしてます、そのおかげか体重は10k落ちた、身体が軽くなったらスポーツしたくなる、多摩川沿いをジョギングするようになりました。

 そして夜は温泉へ・・・岐阜県はいいなー、そして明日はかしもにある農村歌舞伎座の明治座に行く、そして下呂市の鳳凰座で地歌舞伎を見る予定。





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2004年05月08日(土) 連休の(゚o゚)(@_@)その①

 まず29日に僕の教え子が三人いるGONNA(ガナ)の東京公演に行く予定でしたが、東京は大荒れの天気で台風なみな風が吹いていた、某大手プロダクションで打ち合わせをしていたのだーが、殿がこられて「まーお茶でも」なんて、ウイスキーの水割りだった・・・。
 気がついたらもう9時、コンサートも終わってる!かんにんなー

 で古くからの友人で日本音楽集団の舞台監督をやってもらっている金子根子(ネコさん)さんにも悪いしメンバーにも悪い、で、ある予定をキャンセルして、5月1日の地元名古屋での最終公演に行く事にした。


っや?かっこいいんだこれが、以前ドン臭かったサダイチ(ごめん)もなかなか良い
自分達でウン千万の太鼓を借金して購入した~~音がしている、けっこう都会的なんだこれが、こうしたらこうなるのになーという悪い癖が出てくる、でもなんとかせなあかんと思うようになりました。
 それとスタッフに凄く恵まれている、特に音響さんのセンスが良かった。あいつら本当に徳してるなーと思う。

 それで7月のバレエの仕事を頼んでしまった、こりゃードエライ事になるぞー。ダンサーと闘うような音を作曲せなあかん、楽しみやね。

 打ち上げで地元の後援会の方々が沢山られていました、その篤い思いを太鼓でお返しせなあかんよー君等、僕も協力するよってな。

GONNAのサイトへどうぞ。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~wadaikogonna/





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