六本木ミニだより
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2002年04月30日(火) デイリー見開き

 手帳を、ウィークリー見開きからデイリー、つまり一日見開きのものに換えた。
 97年に心身症でぶっ倒れて通院するようになって以来、私は手帳を、一見開きで一ヶ月が見渡せる、マンスリーのものに換えた。それまでは、A5版のビジネスダイアリーを使って、びっしり書き込んでいた。この大きな手帳(というよりノート)は、当時の職場の人にも好評で、後輩なんかがこぞって使い出したものだ。
 それから昨年まで、私のスケジュールは、このマンスリータイプで済んでいた。というか、病気が発症したのを機会に自分の価値観を見直して、月間見開きの薄っぺらな手帳でことがすむような、「つとめて何もしない暮らし」にペースを変えたのである。それができなければ、、どんなに忙しくなることはできても、決して充実することはできない、と、身にしみてわかったからだ。

 2002年になって、私は、使い慣れたバイブルサイズシステム手帳のマンスリー見開きに、一週間見開きのリフィルを付け足した。さすがにそうでないと、書き留めておくべきこと、to doリストなどが書ききれなくなってきたからである。
 なのに、たった4ヶ月でそれも飽和した。忙しいというより、私の場合、やりたいこと、首を突っ込んでいることが多すぎて、頭の中がごちゃごちゃするのである。タスク(要処理案件)管理ができない。優先順位がつけられない。
 昨日、『カエルを食べてしまえ!』(ブライアン・トレーシー、門田美鈴訳、ダイヤモンド社)を読んで、やっぱりリストをきちんとつけられる手帳を買わなくちゃダメだと思って、今日、買った。
 しかも、フランクリン・コヴィー社のやつ。クッソー、たっけーなー、と思ったけど、しかもサイト見て、うわ、うさんくさいな〜と思ったけど、使い始めて30分経ったら、もう私の暮らしにはなくてはならないものになってた。

 この手帳は、その発想の多くを、ベンジャミン・フランクリンのそれに依っているらしい(社名からもわかる通り)。自己研鑽について書き込むページがわざわざとられているのだけれど、研鑽の種類を4つに分けて(肉体的、社会・情緒的、知的、精神的)、その中心となるのは、「内なる炎」である、なーんてことが、大まじめに書いてある。霊的成長を、手帳に書き込むことでマニュアル的に成し遂げてしまおう、ってところが、さすがニューエイジの国というか、神秘主義と合理主義の結合というか、なんともアメリカっぽい。

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 そんなわけで、さらに忙しくなっている石ともですが、手帳を買ったおかげで、関西にはバッチリ行く気になっております。
 新しい手帳に、しっかり書き込んだから。この手帳は、やると決めたら、どこにどういう問題があって、達成するために何をしなくちゃいけないか考えるのを助けてくれる手帳なのです。
 ちょっと集まりが悪くてドキドキしていたのですが、やっと、当日石ともが行ってもひとりぽつねんと待っている事態はさけられそうになったので、でも、今の状態ではまだちょっと寂しいので、告知コラボのページを読んで、ぜひ検討しよう。

 きっかけは私、変わるのはあなた。

 


2002年04月25日(木) 相変わらず、じみ〜な生活

ボタンコラボin関西の告知ファイルは、まだできていないので、当日の予定を何となく。
 昼前に大阪に到着。心斎橋近辺(みんなが集まりやすいところに移動)
 昼過ぎからお食事会&コラボレーション。
 他の用事があるという人も多いので、三々五々解散。一日つき合ってくれる方がいるので、その方といろいろしゃべりながら、なるべく遅くまでいる予定。
 昼過ぎに集まれないという方は、この間のいつでもどうぞ。
 ……と、こんな感じです。

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 先週も、今週と同じくじみ〜〜な生活です。
 原稿は、40枚ほどになった。しかし、読み直したら書き直し決定。先は果てしなく長い。


2002年04月21日(日) TUTAYA、100円セール

ボタンコラボin関西の告知。詳しいファイルをまだ作っていないので、速報で確認してね。


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 「TUTAYA」が100円セールをやっているのをいいことに、「こんなに見られるのかよ?」というぐらいビデオを借りてしまった。
 次回の雑誌に掲載するための映画の感連作(ジム・キャリーもの)や、映画評論の課題作、その感連作など。とりあえず一昨日は、昨日の映画評論クラスの課題だった『シャイニング』を見て、夜は伴侶の家で『ショコラ』を見た。『ショコラ』って、あんんなに暗い話だったんですね。もっと『アメリ』みたいなのかと思って食わず嫌いしていたら、全然違った。違って、よかった。

 今日は肌寒くて、お腹を壊したらしい。みなさんもお体大切に。


2002年04月17日(水) movie更新とコラボのお知らせ

  アディクションと家族と映画更新しました。

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 速報です。ボタンコラボin関西を、5/19(日)に開催します。
 毎日がどんどん忙殺されてきて(本当に、最近、一週間が経つのがあっというま)、行けるかどうかスケジュールや体力と相談していたのですが、秋に延ばしてみても、今以上に忙しくなる可能性はあっても今よりヒマになる可能性はないだろうということが見えてきたので、行くことに決めました。
 すでに参加を申し込まれている方には、すでにメールでお知らせしていますが、詳細は、またおってメールします。
 「ちょっと参加してみたいなー」「顔だけ見て、みんなとおしゃべりしてみたいなー」と思う関西近郊の方、今からでも間に合いますので、トップページから「コラボレーション」のページを読んで、ぜひ申し込んでみてください。詳しい時間帯などは、参加者の方の都合に合わせて決めることが可能です。
 なお、当日が日曜日ということもあり、布屋さんツアーは実施しません(これ以上在庫が増えると墓穴を掘るため)。ちょっとゴハンでも食べて、お茶飲んで、ぐちゃぐちゃおしゃべりでもしましょうという会です。
 それから、東京方面からツアーを組むことも考えていたのですが、夜行バスを使わないかぎり、交通費が往復2万5000円ぐらいかかりますので、誰でもおいそれとは誘えないな、と思っています。でも、それだけ使って弥次喜多道中してやろう、って方、いらっしゃいましたら、もちろん歓迎します。
 いったい大阪まで何しに行くんだよ、って声もありそうですが、みんなに会いたいから行くのさ! というとってもシンプルな理由で旅に出ようと思います。もう、こんな機会はもう作れないかもしれないし。

追伸……大阪まで、もっと安く行ける方法がある! ってご存じの方がいましたら、教えてくれ〜。
 


2002年04月16日(火) じみ〜〜〜だけど豊かな生活

 今週も、先週も、先々週とあまり変わりのない生活を送っております。最低あと半年ぐらいは、こういう生活が続きそうな気がします。
 考えてみたら、こんなに変化のない生活は久しぶりだ。ここ数年間は、怒濤のごとく何かあったもの。
 そして、「変化のない生活だけどイヤじゃない」、ってことは、その生活の中に何かしらの希望がもてている証拠のような気がします。


2002年04月14日(日) カッターを振り回す女

 昨日、土曜日は、伴侶が我が家に来る予定でした。
 しかし、昼頃、「今日も出勤」の連絡が。待ちついでに、布裁断を始めました。
 今回、手順に関して、新しい手法に挑戦してみることにしました。それは、一枚経ったら縫うのではなく、裁断だけ、まとめてやる、ということです。その方がリズムができて効率的な気がするので、やってみたかったのです。
 2枚のシャツを裁ち終わりました。しかし、カレから連絡はなし。
 じゃあ、もう1枚裁とうかな。しかし、連絡なし。
 もう一枚、もう一枚……。ついにメールが。

「今夜、泊まりです」

 気がついたときには、シャツ5枚と、実物大型紙2着分の切り抜きが終わっていました。もちろん、深夜でした。
 
 えー、そういうわけで、表題の「カッター」というのは布裁断用ロータリーカッターのことです。カッターナイフで頸動脈を切ったとかいうわけではありませんので、ご了承下さい。(「ご安心ください」だろ!)
 


2002年04月08日(月) 英語道

 以前、掲示板で話題になった英語のお話ですが、その後、みなさま、着実に勉強されてますか。
 あれから半年ほど経ったと思うので、今までの私の英語道の軌跡を披露しようかと思います。
 ちなみに、私が過去1度だけ受けたTOEICの得点は、忘れたい過去なんで正確に覚えていないんですが、280点ぐらいだったと思います。
 最近ヤバイと思うのは、映画監督や俳優が来日したときの記者会見に行くことがあるのですが、その席で、彼らのジョークにみなウケているのに私だけ笑えない、っていうことがよくあるんですよ。他の記者さんたちも、質問するときは日本語だし、決して英語が堪能ってわけじゃないと思うんですけど。それなのに、私だけ、短いセンテンスが聞き取れていないの。
 そりゃー奮起しますよ。

『英語は絶対、勉強するな』(サンマーク出版)
 もう一度まじめにやってみようかな、と思うきっかけになった本です。
 how to本とCDのついた実践編があり、how to本を読んだ後、実践編を1ヶ月ぐらい聞きました。「とにかく耳から聞きましょう」という趣旨は納得できたし、早さや単語の量も自分にあっていたと思うのですが、いかんせん、内容が通り一辺倒すぎました。いくら日常会話といっても、「お昼に何を食べるか」「シャツはどのサイズを買うか」だけで会話がなりたっているわけではないと思うのですが。
 あと、このCDは、「アメリカのホワイトカラーの典型的な一日」を英語で表現している、というのがウリなんですが、アメリカの典型的なホワイトカラーって、奥さんがひとりで朝食作ってダンナのお弁当まで作って、ダンナは、コーヒー一つもいれないもんなのでしょうか。 そういうこと考え出しちゃうと、英語の勉強にならないんですよねー。

『英会話・絶対音読』(講談社)
 上の本で、「英語の勉強は中身に興味がもてないとダメだ」と強く感じたので、書店に、自分のレベルに合って内容にも興味がもてるものを探しに行きました。で、選んだ一つがこれ。
 中学2〜3年の教科書から、大人にも興味のもてる内容を選んで、何度も音読することをすすめたものです。「インターネットとは?」「誰がコンピュータを発明したか」「アフリカで支援活動をした日本女性」「キング牧師の生涯」など、なるほどおとなが読んでも興味のもてる内容がピックアップされています。
 ほんとうは、すべてのトピックを読むことを5周ローテーションするように書いてあったのですが、3周ぐらいで飽きて、次に行きました。

『ネイティブと話がはずむ オシャレに話す英会話』(語研)
 これも、「興味のもてる内容」をポイントに選んだ本。「ダイエット」「恋愛」「美容」「旅行」「ビジネス」「アートと趣味」といったカテゴリー別に、女性が興味をもって話したい内容が並んでいます。

I'm wondering what hairstyle will suit me.
(どんな髪型が私に似合うか悩んでいるんです。)


If there are any unresolved issues between you and your hasband-to-be,
you two should realy talk them out.
(もしアナタと婚約者との間に未解決の問題があるなら、ふたりで徹底的に話し合うべきだと思うわ


 なーんて、日本語でもいってみたくなるもんね。面白く2〜3回読んで全部覚えてはいないんですが(汗)、とりあえず次に行きました。

『速読速聴・英単語』(増進会出版社)
 英字新聞から採録した100ワードぐらいの文章を聞き、読みしているうちに、中学レベルの基本単語1800を身につけようというもの。
 これ読んで、自分の弱点はなんといっても語彙。それから、長いセンテンスを聞き取る力だとわかりました。何しろほとんどわからないんですもの(涙)。そのうえ分厚い本で、「大丈夫かよ、こんなの」と思ったんですが、内容が面白いせいか、意外とずんずん読み進んでいます。続編も出ているので、これが終わったら、それに行こうと思います。

 読むのはもっぱら電車の中。ぶつぶつ音読し続けても、周囲の人は、「英語の勉強をしているんだな」ということがわかると、あまり気にしないものです。
 CDは、寝る前に聞きますが、服を縫いながら聞いていることもあります(ただし、手順が完全に頭に入っている服だけ。よって、多くはない)
 それにしても、英語の勉強は今がやりどき、そしてこれからは、もっとやりやすくなると思います。なぜなら、CDの登場で、教材の値段がものすごく下がったからです。昔の英語教材は、テープを買うと5000円とか8000円とか平気でしたんですよね。上記の教材は、すべてCD付ですが、定価が2000円を超えるものは一つもありません。どれも大きな書店で手に入ると思います。
 なお、上記タイトルをクリックすると、さらに詳細が見られます。
 


2002年04月05日(金) トリップ

  アディクションと家族と映画更新しました。

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 もう金曜日ですねえ。今週は、一日祖母の家に行って通院につき合った以外は、黙々と映画を見て、黙々と小説を書いて、黙々と服を縫ってました。
 ずっとひとりの作業なので、誰かに何か発信したい→日記に書きたいことも多かったのですが、もうそれどころじゃない。パワー残らない。

 小説を書くというのは、完全に別の世界に行っちゃう(その世界を作る)ことだから、そっちに行っちゃうと、なかなか元に戻って来られません。ちょうど、オカルト映画で、向こうの世界が見えちゃっている人のような状態になります。ああいう人って、終わった後、ぐったりしちゃうことが多いですよね。ほんとに、あれと同じ。書き終わると、肩で息しちゃう。
 子どもをもつ多くの小説家の人たちが、真剣に仕事をしているときに、子どもが近寄ってきて、「うるさいっ!」と怒鳴りつけてしまった経験があるようですが、そして、そういう話を耳にするたびに、「それって仕事中毒じゃないかなあ、子どもの気持ちはどうなるのかなあ」などと内心面白くなく感じていたのですが、今、誰かに寄って来られたら、私も確実にそうなると思います。
 行っちゃったきりならいいんですよ、多分(笑)。でも、一日中、それだけってわけにもいかないでしょ。いったん帰ってきて掃除したり銀行行ったり、ゴハン食べたりしなくちゃいけないわけですよ。向こうの世界のことを引きずってくると、社会性失います。

 毎日、遠い国に遠距離通勤しているみたいですね。ということは、移動だけで体力使うんです。

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小説作法/スティーブン・キング(アーティスト・ハウス)
自分を知る力がつく 自分史のドリル/自分史のドリル編集委員会・編(扶桑社)


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