2008年01月30日(水) |
2008年初のスローブルース |
今年になって初めての「スローブルース・生音くらぶ」への出演。今回は、沙羅とのデュオ<沙羅双樹ふたたび>での参加。1曲目だけはソロでやったけどね(オリジナル曲『−10℃の恋だから』)。あとは、ギター&ボーカル・夏撃波、アコーディオン&ボーカル・沙羅の2人編成で。『寝顔を見せて』(ソウル・フラワー・ユニオン)、『TOMORROW』(ヒートウェーブ)という最近のお気に入りから2曲を演奏した。ミスはあったものの、演奏はまずまず。 それにしても、スローブルースで演奏する人たちは、総じて演奏のレベルが高い。演奏技術を真似することはできないが、いつも学ばされることが多い。 今年もできるだけ顔を出して、いろいろ吸収してみたいものだと思う。
友人のまっちゃんから「三線サークルの新年会」へのお誘いがあり、栄の某・沖縄料理屋に出掛けていった。まだまだ体調はいまひとつだったので、アルコールはやめておいた。でも、セッションはとても楽しく、ハッピーなひとときを過ごした。「三線サークルの新年会」でありながら、三線を奏でる人は少なく、ギターだったり、アコーディオンだったり、ハーモニカだったり・・・。沙羅とのデュオ<沙羅双樹ふたたび>も好きなように演奏させていただいた。 音楽を通じた友達の輪、そこにとても心地いい風が通っているように思えた。
憧れのど真ん中に 突き刺さってたはずの あの想いは もう消え失せたのか 仕事に追われ 毎日に追われ 結局 砂を噛んで 焼き尽くされ 使い捨てにされて ボロボロになる
Don't give up 魂よ 空は何処までも続く道 あきらめず 吠えてみるのさ 滅びる運命の負け犬なら
(「WILD IN THE STREET」/ 詞・曲:山口洋)
金も 病も 痛みも 苦しみも 愛も すべて 詰め込んで この人生にイエスと 応えるためのエネルギーを Prayer on the hill Prayer on the hill
(「PRAYER ON THE HILL」/ 詞・曲:山口洋)
体調は決してよくなかったが、今夜はヒートウェーブのライブに沙羅と一緒に行って来た。伏見のハートランド・スタジオで行われたこのライブは大いに盛り上がった。 昨年秋に「月の庭」(三重県亀山市)で行われた山口洋ソロライブも素晴らしかったが、バンドのライブもまた違った味わいがあった。ソロ、バンドともにライブは2回ずつ経験しているが、例えば同じ曲でも毎回アレンジとかアプローチが異なり、ライブ毎に新たな楽しみを発見する。ヒートウェーブも山口洋も常に進化し続けているのが感じられた。 山口さんの歌やバンド全体の演奏のクオリティーの高さ、音楽に対する姿勢には大いに敬意を表したいと思うのだが、それ以上に山口さんの詞、その背後にある哲学に深い共感を覚える。愚かしい人間の姿を描きながら、同時にそこに希望を見いだそうとしている、とでも言えばいいのだろうか。単なる現状肯定とは異なるが、「この人生にイエスと応えるエネルギー」を持ち続けようとする姿勢が山口さんの歌からは感じられるのだ。 山口さんの詞は、今の私にとって切実に響いてくる言葉の束なんだな。いつも思うことだが、山口洋、カッコよすぎるゼ!
正月気分を味わう間もなく、気がつけば、1月も3分の2が経過。いや〜、とにかく災難続きだったよ。ここ1週間くらいは、自分自身が胃腸風邪で絶不調だし。そろそろいいことないといかんやろ。
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