長いお別れ
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2005年03月30日(水)

どんなに密着したと思っても、いつかは誰もが自分の道を行く。
さよならだけ残して、しゃんと伸びた背中で。振り返らずに。
私の存在する意味はなんだろう。
人の心をうつような何かができる訳じゃない。
ちっぽけで弱くて、わかっててもできない事に必死になってる。
私はこの人生が終わるまでに、誰か一人でも照らす事ができるだろうか。
海の灯台のように。昼間の見えない月明かりのように。
どこまで行けば、昔の私になるんだうか。もう戻れないのかな。
未来へと続く道を間違わずに行けるだろうか。


2005年03月24日(木)

このわけのわからないやるせない気持ちはどこからくるんだろう。
日によってテンションが違い過ぎる。
自分で自分に振り回されてただ疲れていく。
どんなに強い人でもきっとこんな風に悩んだり疲れたりしているんだろう。
そしてどんな事にもたぶん意味はあるんだろう。
誰もが理由ありで街を歩いてる。笑顔で隠した涙は誰に見せるんだろう。
孤独には慣れてるはずなのに、人を思うなんて本当は煩わしかった癖に。
今、愛を語りたい。愛をしたい。誰かとあなたと愛をしたいんだ。
難しい事がしたいわけじゃない。愛を。自分のできる範囲で。
愛をねだらなかったら。悪くてもゼロ。でもそんな淋しい人生は嫌だ。
私は私の愛する人の事を思う。返される愛はなくても。
誰にも心を揺さぶられない人生なんて灼けた砂の上を歩くよりも虚しい。


2005年03月23日(水)

愛の重さを疑う癖に愛が全てとしがみついてる。
伝え損ねた言葉をはらんだ涙が頬を伝う。
胸と両手一杯の叫びをごまかしてはいられない。
自分に見えている真実を握りつぶす事は自分を捨てる事だ。
もがいてあがいてそうすればこの壁を超えていけるはずだきっと。
どうか見ていてね。そこで見ていてね。月と太陽に祈る。
少しずつ変わって行こうとする。私の事を照らし続けてね。
胸に灯ったあかりでいつか誰かを照らす事ができるまで。
それができるなら間違っててもいい。笑われたっていい。


2005年03月19日(土)

大好きな人から電話をもらったんだよ。
それだけで幸せになれちゃうぐらい大切な人なんだよ。
そういう人を持っている自分を誇りに思うんだよ。
出会えてよかった。本当に心からそう思う。
落ち着いたら遊びに行かせてね。
笑顔を沢山見せてね。電話してくれてありがとう。


2005年03月14日(月)

通院日。
待ち合い室は空いていて日ざしの当たる窓ぎわは春そのものだった。
昨日の雪が嘘みたいだった。
採血と検尿。10分間の診察。
眠りが浅くて身体がだるいことと、生きている事が申し訳ない気がすることを伝えた。
「薬の方は今以上増やすのはちょっと…」と保留。
暗い思考に走るのは春という季節のせいもあると慰められる。
私は慰めが欲しいんじゃない。道を教えてもらいたいんだ。
もう本当にどっちに行っていいかわからない。
薬を飲んで眠る。もう目覚めなくていいと思いながら。
探し続けてるものがなんだったか、思い出せない。
埃まみれのちっさな心も生まれかわれるの?いつの日か?
今が辛くても明日が遠くても負けないでいられる?本当に?


2005年03月13日(日)

ひきこもってばかりじゃ駄目だと友達が遊びに誘ってくれた。
ウインドウショッピングしてお茶して。好きなアイドルの話とかして。
喋るってこんなに顔の筋肉を使って、咽も痛くなるんだと思った。
久しぶりに会った彼女は相変わらず可愛くて素敵な人だった。
神様はこんな風に、幸せを紛れ込ませる。
今まで出会って来た人の中で素敵な人だけが残った。
ひとにぎりの砂金を手にして私はまた私の人生と向かい合う。
何かが、強く胸の扉を叩いている。
どこかに行けと言う合図かもしれないし、何かが来る合図かもしれない。
どんなことでも、自分のやり方で受け止められますように。
できれば幸せに繋がるものでありますように。


2005年03月11日(金)

傷つけるのも傷つけられるのも怖い。誰もその手を汚したくはない。
そんな思いを持て余したまんまで何ができる?どこへ行ける?
道は一つでも、人はそれぞれの荷物を抱えて歩いていく。
温もりを探し続けて歩く事は悪い事じゃない。未来はたぶん自分次第。
私にだけできる事は何?こんな縮こまって自分だけを守ってる私に。


2005年03月10日(木)

だんだんクリアになる思い出に面影も薄れていく。
好きだってもっと言いたかった。
ふいに悲しみが押し寄せる街角で呆然と途方にくれる。
傷ついたその分だけ臆病になって人を遠ざけてしまうけど。
胸の奥にはいつだって大切な人のために空けてある席がある。
そこに座る人は友達かもしれないし恋人かもしれない。
探し続けて見つけるのかもしれない。街に溢れる誰かかもしれない。


2005年03月09日(水)

自分は恵まれてる。そう言い聞かせてそれでどうなるっていうんだろう。
錆び付いたフェンス。高架下から続く坂道。見上げる夕日。
楽し気に行き交う人々。
何もない闇から何もない彼方から呼ぶ声がする。
求めあう。響きあう。なくしても前を向いて歩き出せばいい。
でも、どこへ?


2005年03月07日(月)

好きなものを好きと言える、自由という勇気を。
あなただけにできることがある。
私の愛に答えて、声に出して私を呼んでください。


2005年03月06日(日)

夜はどこまで続くんだろう。
朝日はどうして昇るんだろう。
空はどこまで続くんだろう。
風は何を教えているんだろう。
誰かが誰かを裏切ってその痛みで誰かを傷つけて。
そんなふうに続く悲しみを今断ち切ってしまおう。
きっと世界中のどこにいたって皆が同じ事を望んでる。
もうこれ以上、争わないで誰とも。
星を見上げ祈る。もう1人にしたりしないから。


2005年03月02日(水)

まだ階段をのぼっている。
鳥が羽ばたくタイミングをはかっているように。
川の流れに逆らって泳ぐ魚のように。
真っ白いキャンバスにきちんと咲かせるんだ自分という一輪の花を。
人目をひかぬ花でもいい。一夜で枯れる花でもいい。
咲いた事がないよりかはまし。


志乃 |MAIL

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