長いお別れ
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自分の悲しみに甘えている。 でもこの胸の中何かが動き出している。 失う事を恐れていては前に進めない。 空を仰ぎ待ってみても青い鳥も流れ星にも出会えない。 そよぐ風に頬を撫でられて歩く街。 人恋しさで尖るように求める何か。 それは愛かもしれないし夢かもしれない。 でもまだ上手に扱えないこの気持ち。 身を屈め自分を抱きしめて泣いた。
パソコンが不調で中々ネットに繋げなくてすごくイライラしてました。 でも心のどこかで、このままネットから離れてしまった方がいいのかもしれないとも思いました。 ネットという自己表現の場がある限り、私は現実社会に復帰できないんじゃないかと。 文字だけの交流であっても、一度持ってしまったらなくすのが辛い。 いつか、この人達に会いたい。そう思っている人がいます。 だからそれまでは、せめてネットでだけでも繋がっていたいと思うのです。 でも。私はこの数年間、成長しただろうか。ただの一度もしてないんじゃないだろうか。 人と接するのを極力控えて、小さな箱のような家に住んで、二週に一度の診察を受ける。 病院にはデイケアもあるのに参加証明書にサインしたのに、一度も参加していない。 デイケアの人達と仲良くなれたとしても治療が終われば皆散り散りになっていく。 別れは辛い。でもこの世の中、ずっと一緒にいられる事の方が難しい。 思い通りにならない事が悔しいわけじゃなく。優しさを伝える術がないのが辛い。 言葉では真意、伝わらないから。 本当は触れたいんだと思う。だけどお互い傷が多すぎて、どこを癒してあげればいいのか解らない。 今書いてる言葉だって本当に伝えたい事からどんどん遠ざかっていく。 淋しい。淋しい。淋しいよう。どうして神様はこんな感情を人間に教えたんだよう。
形のないもの全て、愛と呼ばれるものすべてを壊してしてしまい。 そんな保証のないものに心を投げ出すなんて苦しくて辛い。 だけどちっぽけな心が、まだ行ける場所があるんじゃないかと問いかけてくる。 どこに行っても私は私だし、こんな重い荷物を持っているんじゃとても無理。 荷物の捨て場所はどこですか。生まれかわれますか?こんな私でも。
思い出は蝶になって闇を抜け光の道を残して胸に飛び込んでくる。 零れていく涙の蜜を求めて。
気が狂いそうな程淋しい。内側からどんどん貧しくなっていく心。
誰かの所為にしたっきり傷つけたままの愛。 自分の弱さに甘えて、人の優しさを疑って。 それで何になるの? 正直になんでも自分が選び取ったんだと自覚しなきゃ。 どうしても上手く行かない時は自分が何か選択を間違ったんだと思って。 今は明日に繋がるものが無くて、今日は今日でさようなら、だけど。 いつか毎日続く事がやってくるかもしれない。 新しい友達との夜毎の電話とか、明るい喫茶店で書く手紙のように。 それは明日来るかもしれない。10年後かもしれない。
目や身体は疲れていて眠りたいのに、精神が休まらない。 頓服を飲んでもイライラも憂鬱も消えない。 頭が熱を持っているようでそれは発熱とは違う。もっとドロドロした熱。 マグマのように流れ出す。いっそ何もかも焼きつくしてくれればいのに。 世界中で辛い事が起こってる。なのに私はたかが生きる理由が解らないぐらいで消えてしまいたいと思っている。 人の温もりに飢えている。自分では自分を抱き寄せられない。 手のひらを合わせただ祈るように指先に感じる自分の体温。 誰でもいいから誰かという気にはなれない。 友達に会う気力もない。笑顔が作れない。心に張りがない。
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