長いお別れ
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2004年07月31日(土)

一晩中おきていたってひとりぼっちじゃやることもない。
1日に2日分の薬を飲む癖がついてしまって、上手く行かない。
とりあえず今晩は頓服で頑張って、ずっと起きていよう。
そうすればたぶん明日の夜には眠くなるんじゃないだろうか。
先生より薬剤師さんと話してる方が楽だ。
「起きてても辛いから寝ちゃおうって人は結構いますよ」
「でもそれは身体を思っている以上に壊しますからね」
「だから頑張って元の状態に戻しましょうねえ」
と言ってくれた。頑張るしかない、私には私しかいないんだから。
好きなCDを片っ端からかける。もう何度も読み返した本をまた読む。
どこかに答えが載ってるんじゃないかと思う。
きっと載っているんだ。私が見つけられないだけなんだ。
ある日突然道が開ける。そう思ってやっていくしかない。
結局起き続けていることが耐えられなくて薬を飲んだ。
少しでも多く眠っていたい。薬を飲んでも3時間で目がさめる。
いつも思うけれど薬で気を失うように眠るのは本当の眠りなんだろうか。


2004年07月29日(木)

また会うための「さよなら」なら怖くない。
だけど、それを約束してくれるものは何もない。
それが淋しいと言うのは弱すぎるだろうか。
振り返らず生きていくのに必要なものはなんだろう。
大好きな友達が認めてくれてるから存在してもいい。
そんな回りくどい方法でしか自分を認知できない。
こんな淋しい人生はいつまで続くんだろう。


2004年07月27日(火)

夢がない。何もない。からっぽだ。
それなら何も感じなければいいのに。
何かに焦ってる。何かに怯えている。
毎日はいつも通り暮れていく。
でもこの瞬間は二度と来ない。
それは誰の上にも平等な時間なんだ。
それなら何かをしてみたいと思う事もある。
でも何をしたいのかがわからない。
暗い闇の中をとぼとぼと歩くようなものだ。
そして朝が来る。昨日よりほんの少しでも前を向いていればいいのに。


2004年07月25日(日)

心もデジタルだと良かったのにな。
好きと嫌いだけで生きていくには少し淋しい気もするけど。
あれもこれもと欲張って手に入れようとするけれど、途中で夢から覚めたように全てがどうでもよくなる。
なくしたものはもう見つからないんだから。
人生には諦めが必要だ。何を諦めるのかが違ってるだけだ。
だけどどうしても諦められない。あの頃の自分をまだ癒せていない。
泣きながら薬を飲んで眠る。どうすれば楽になれるのか解らない。
薬真面目に飲んでる。1日に1回は外にでる。
先生の言った事を守っていてもこの悲しみは消えない。
周りにいる人は皆優しくて聡明だ。知り合えた事が奇蹟なんだと思う。
なのにあまりの境遇の違いに、時々「さようなら」と言うべきなんじゃないかと思う。
私は彼女達のようには生きられない。言えない事が多すぎて。
最近、自分なんか消えてしまえばいいと思う。
いい人でいることに疲れているのに、どうしても弱音がはけない。
これがプライドなんだろうか。なんで強がるのかが解らない。
でもまだ薬を飲めば少し落ち着く。揺れ動いていた気持ちが。
本当はこんな薬なんかに頼らずに生きていたいのに。


2004年07月23日(金)

あの頃の二人の思い出を胸に目覚める朝が進もうとする足を止める。
伝えられない言葉だけが増えていく。二度とは会わない人。
もう笑顔も忘れた。仕草も口癖も思い出せないのに。
忘れようと決めた心がまた挫ける。いつまで過去をひきずればいい?
明日になれば朝がくれば何かが変わると思いながら。
笑われてもなじられても進むしかない。戻る場所はどこにもない。
うちなる声に耳をすましてドアを叩き続ける。いつか開くドアを。


2004年07月17日(土)

約1年半続けてきた事を今日終わらせました。
こことは別の日記です。
そこでの私は前向きで明るくて色んなネタを仕込む人でした。
とにかく元気な事だけを無理してでも書こうと思って始めました。
運良く友達が出来たりしてその日記をつけていた事は良かったと思います。
ただ、望まれている自分であり続ける事に疲れている事に今月に入ってはっきり気づきました。
自家中毒を起こす程無理して続ける必要はない。
ここをやめても、知り合えた人との関係は、自分次第で続けていけると思えるようになったのでお休みする事にしました。
なんだかちょっと呼吸が楽になりました。
自分の弱い所を見せる事が出来なかった。それは、オフで会うようになった人にもまだ見せていなくて。
この先見せるかどうかもわかりません。それでいいんだと思います。
どこかで「騙してる」ような気がしていて辛かった。
嘘はついていない、言わなかった事があるだけ。でも辛かった。
勝手だなあと自分でも思います。誰に強制された訳じゃない、自分でやりはじめた事なのに。
今日お休みする事を書いてアップした時、淋しいけどホッとした。
もう毎日無理をしなくていいから。
こんな風に終わると思っていなかったけど、今までやってきたことは無駄にはならないと信じたい。
どんな事にもきっと意味はあると思いたい。


2004年07月14日(水)

昨日ちゃんと午後から診察してもらいに行って
「これはいかんと思って」というと
「いかんね。うん、いかんよ」と言われました。
でも、想像していたほどきつく叱られたりはしませんでした。
先生はかなり考えた後「とりあえずね10日分出します」と言いました。
これにはちょっと驚きました。もっと少ない量になるかと思っていたので。
「とにかく時間を決めてきちんと飲んでね。そうしないと意味がないから」
と言われたので、頭を下げて謝って「頑張ります」と言いました。
普段は先生は「頑張れ」って絶対に言わないのですが、今回ばかりは
「頑張って」と言われました。
私は一人暮らしなので、自分で自分を律しなければいけないわけです。
それは本当に難しい事だと今回の事で実感しました。
薬剤師さんとも少しお話して「110日分出るなんて珍しいですね。先生、そういう事には厳しいので3日分くらいの方とかもいますよ」と。
これは、私の事をまだ信用してくれているからなのかな。それとももう見捨てられてるのかな、とちょっとどっちの意味で受け取ればいいのか解りませんでした。

でもここで後ろ向きになってもしょうがないので、信用してもらってるんだと信じて頑張って生活のリズムを戻そうと思います。
お薬を飲んでも眠れない夜は、眠らないで色んな事思い描こうと思います。
お友達には心配かけたくなかったから誰にも言いませんでした。
こんなこと聞かされても「大丈夫?」しか言う事ないよなって思って。

友達とは喜びや優しさをわかちあいたい。
辛い事は自分が解決しなきゃいけないんだから、泣くのは1人でいい。
だけど1人で笑うのってすごく難しいから、だからその時に友達がいてくれたらいいなあと思う。
今日は決められた時間にきちんと薬を飲んだ。辛くなったら頓服も飲んだ。
あとは夜のお薬をきちんと飲むだけだ。
甘ったるい音楽を聞きたい。歌詞にも音にもそれが現れているような甘ったるい音楽を聞きたい。


2004年07月13日(火)

結局、薬を二回飲むようになってしまった。
お医者さんの処方ではありません。
とにかく起きていて何もする気力がわかないし息するのも辛い。
眠ってしまえば楽になるから、目が覚めたら3時間ぐらいぐずぐず泣いては薬を飲んでしまう。その繰り返し。
当然薬の量は減って行く。今度先生になんて言えばいいんだろう。
明らかに早い時期に薬をもらう事になる。
正直に言うしかないけど怖い。怒られるだけの事をしたのにね。
こんな甘えた根性だから駄目なんだ。逃げてばかり。
何かに囚われたままずっと生きてきた。胸の扉は閉ざしたままだ。
この性格は変わらないんだから、それでもいいと自分が思わなきゃ生きていけない。
自分だけが大変なんて思うこの弱さをどこかに捨ててこれたらもう少し楽になるんだろうか。
大切なものはたくさんあるのに、それを守るのは自分なのに、どうしてこんな風にしかいきられないの。
誰かと暮らせばいいのかもしれないと思うけれど、また私は自分を作ってしまうだろう。
ありのままの私自身を認めてもらわなければ意味がないのに。
やっぱり今日午後から先生に診てもらおう。なんて言えばいいかわからないけれど。


2004年07月12日(月)

とるにたらない事を思い出しては傷ついている。
持て余すほどの情熱をぶつけあった幸せな日々はもう帰らない。
繰り返す日々に傷は癒えて流されるまま歩いて行くけれど。
まだこの胸の奥で何かがその行く先を阻んでいる。
皆同じ不安を持ちながら街を歩けばすれ違って行くばかり。
振り向いてばかりいちゃ出会えない人達が沢山いる。
夢だってあるし友達も大事なのにどうして前向きになれないんだろう。
頬を流れる涙に意味はあるんだろうか。
迷って迷って迷って、それでも歩いていける日が来るだろうか。
この両手で誰かを抱き締める事ができるだろうか。
未来を変えて行く力がまだ私にも残っているだろうか。


2004年07月08日(木)

少しづつすり減って行く自分を誰かのせいにしてしまいたくなる。
動きたくなくてどこに動いていけばいいのかさえ解らなくて。
あの頃確かに描いた夢は星空の彼方でただ光るだけ。
近寄りもしなければ離れても行かない。ただそこに光っている。
そこを目指してゆっくりでいいから足を動かして心を自由にして。
たどり着けると信じてやっていくしかないんだ。
輝きが溢れる場所へ。思いかなうと生きて行くんだ。
今こうして流している涙がいつか笑えちゃうようなそんな世界へ。
そんな世界へ辿り着いてみたい。


2004年07月05日(月)

やりたい事もやるべき事も見つけられない。
スタートラインに立つ事もできない。
街を行く人がどんなに素晴らしい人に見えても、
その人も何か悩みを持っていることはわかっているのに。
追いかけてみたい夢が無い。
最近、イライラするせいか甘いものを、見境なく食べている。
過食と言うわけでは無いが、確実に太りはじめている。
そんな自分も見るのも嫌で自分が人生に参加している事が嫌で
もうずーっと眠っていたいと思って、薬を二日分纏めて飲んだ。
こんなことで死ぬわけは無いし、処方されてる薬を全部飲んでも死ぬ事は無い。
少しでも多く眠ってられたらと思った。
でも全然。6時間もいかない内に目が覚めて、ただ気持ちが悪くなっただけ。
いつまでこんなこと繰り返すんだろう。治るってどういうことを指すの?
今、この胸に描いた思いさえ誰にも話せない。
私は怒りを手放したはずなのに。まだ言われた言葉がトゲのように抜けない。
今更会いたい訳じゃ無い。何の会話もできないし。
想い出を一所懸命上書き保存する為に、親しい女友達と昔よく遊んだ所にいく。
不器用なやり方かもしれないけれどそうしないと外に出るのも辛い。
戻らないものはもう戻らない。
ちゃんとわかってる。頭では理解してる。なのに心がついてこない。
もう疲れたと投げ出してみたって、誰かにこの痛みや淋しさを肩代わりしてもらえるわけじゃない。
どうしようもなく自分の存在を消してしまいたくなる夜。


志乃 |MAIL

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