長いお別れ
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2004年06月28日(月)

土曜日は好きな子供達のイベントにお友達数人と参加した。
握手会があると言う事だったので緊張して帰りたくなったけれど、
こんな機会はもう二度とないかもしれないので頑張ってみた。
イベントは無事に開催され、元気一杯に歌い踊る彼等を見て
すごいなあ。素敵だなあと始終にこにこしていられた。
普段は怖い人の目も、友達が一緒だと何でもない事のように思えた。
握手をしてもらった時は、嬉しいのと恥ずかしいのがごっちゃになった。
暑い中何千人というファンと握手する彼等の姿は確かに私の目に焼き付いた。
友達も皆楽しそうでお喋りも弾んですごく幸せだった。

それはたった二日前の事なのに。
どうして今はこんなに淋しいんだろう。
どうして幸せな気持ちが持続しないんだろう。
お薬も全然効かない。食欲がない眠くならない。
誰のせいでもないのに淋しい。
1人でいる事、に慣れるのはいつだろう。


2004年06月21日(月)

二日連続で違うお友達から電話を貰って嬉しかった。
私がここにいること、思い出してくれて嬉しかった。
でも淋しい事もあった。友達が幼子を連れて離婚する。
それは彼女が選んだ選択で、私なんかが口を出せる事じゃない。
今は落ち着いてるからと書いてあるメールが本当にそうなのかわからない。
根掘り葉掘り聞き出したところで今の私は役に立たない。
でも私は、彼女の味方でいたいと思う。物事は一面から見ただけじゃわからない。
それでも彼女があの日、私を支えてくれたように支えになりたいと思う。
何から初めればいいのか見当もつかないけど。でも1週間に1度でもいいから、元気?とメールを送ろう。
新しい生活が良い事ばかりで埋め尽くされるようにと心から祈っている。
 


2004年06月16日(水)

そのうち忘れるんだって痛みも消えていくんだって
誰かに言われた言葉が頭の中をくるくる回ってる。
そのうちっていつだろう。
前に比べれば思い出す事は減ったはずなのに。
見なれた街を歩いていると、あの頃の自分が胸に戻ってくる。
忘れたい事が多すぎてだけど忘れられなくて。
人を愛そうと思わなければそうすればきっと楽になる。
わかっていても止められない。人を思わずに生きていけない。
産まれたその日から逃れられない痛みをきっと誰もが持っているから。
だから探してしまうんだね。同じ痛みを分け合える誰かを。
明日出会うかもしれない人を皆待ってる。


2004年06月11日(金)

想い出に押しつぶされそうになるけど、失くしたものはもう見つからない。
待っていてももうこの手には返らない。新しい自分を探しに行かなきゃ。
心がカサカサだ。ささくれだってばかり。こんなんじゃあ誰にも会えないよ。
なんでこんなに辛いんだろう。何がこんなに辛いんだろう。
後戻りできない。戻る術はない。時は戻らない。進んでいくだけなんだ。
自分で自分を信じる事をやめて泣いてる、こんな自分が一番嫌い。
変わらなくちゃいけないのに同じ過ちばかりを繰り返している。


2004年06月08日(火)

気持ちを落ち着かせる為に飲んでる薬で吐き気がするって結構つらい。
心が暗い方向へむかないようにすることに必要なのは、本当に薬なんだろうか。
なんか頭の中、ぐちゃぐちゃだ。
楽になりたい、でも楽にならない。毎日毎日泣きながら眠るのはもう嫌だ。
嫌だと口に出してみたところで、何も変わらない。
他の人にとって簡単な事がどうして私は乗り越えられないんだろう。
足りないのはなんだ?気力?根性?努力?
必死になってやることに、あまりいい事はないように思える。
夢中になる事と必死になることは全然違う。
この日記だって、自分がここにいることを気付いて欲しくて認めて欲しくて
必死になって言葉を探してる。
月と太陽と雨は誰の上にも平等に降り注いでいる。
なのに愛は。


2004年06月07日(月)

友達にあうのはすごく嬉しい事なのに、とても疲れる。
別に少しくらい黙ったままの時間があっても構わないのに、
何故か沈黙が怖くて喋り続けてしまう。
一所懸命テンションをあげて、笑顔を張り付かせて。
見透かされてるのは知ってる。無駄な抵抗なんだ。
家に帰ったら、スイッチが切れたみたいに座り込んで動けない。
それでもPCの電源は入れてしまう。
沢山の人の日記を読みに行く。沢山の感情の在り方を知る。
薬を飲んで眠くなるのを待っている間が一番辛い。
引きこもりっきりの部屋。誰とも言葉を交わさない日々。
そんな毎日を送りたくて生きているわけじゃないのに。
感情のぶつけ方を忘れてしまった。笑顔を作るので精一杯。
体調もよくない。それが不安を煽る。何をしていても心が休まらない。
いつもいつも頭の中で罵声が飛んでる。「お前は馬鹿だ」って。
うん、馬鹿だよ。だけど幸せになりたいんだ、もう少しだけでいいから。


2004年06月04日(金)

皆幸せで皆が愛されててそんな理想の国は何処にもないんだよ。
誰か富めるひとのそばにはそのおこぼれをもらうために死にかかった身体を晒し出してる。
それでも何もかわりはしない。富めるひとか病める人が互いに口を開くまでは。

朝起きたら手に紙を握っていて上のような文章を書いていた。
寝てる間に夢の断片を書きたかったのか眠る直前に書いたのか。
どちらにしても後ろ向きだと思った。

最近、少しずつだけど前を向いて歩き出したと思ってたんだけどなあ。
私の心は病んだままなんだろうか。もうなんか何もかも投げ出しちゃいたい。
薬飲まなきゃ普通の事もできないなんて。笑顔一つ作れないなんて。
そういう自分も受け入れて顔をあげて歩きださなければ、この数年が無駄になってしまう。
こんな風に考えるからうまくいかないんだろうか。


2004年06月02日(水)

傷つくと強くなると言うけれど、私は全然強くない。
自分の弱さを知る事ができたから、優しくなりたいと思うけれど。
強さや優しさだけでは生きて行けない事も知っているけれど。
風のようにしなやかに物事を受け流していけばいいのに。
変わらないでいるなんてそんなのは無理。
今より良くなるかどうかは自分次第。だけど自分の力だけで物事は運ばない。
愚かな心は何処に行こうとしているんだろう。
そこに誰がいるんだろう。誰もいないのかもしれない。
何もない大地に立つ事になるとしてもそこに行かなきゃいけない。
神様が「もういいよ」と言うまで。


2004年06月01日(火)

諦める事は簡単なんだ。
この足をとめて、座り込んで動かなければいい。
でも信じていたいんだ。
まだ行ける場所があると。まだ笑顔も泣き顔も作れると。
朝のひんやりとした空気を感じながら歩く道は果てがなく見える。
ちょっと無理していいことだけを考える。そうすると呼吸が楽になる。
すり減っているのか身軽になっているのかわからないけれど、
去年の私はもういない。声を聞きたくなる人が沢山いる。
友達もにはいつも、会えた事、それだけで感動する。
彼女達を羨むのはやめよう。私が私だったからこの出会いがあったのだから。
ぼんやりと生きていても、泣いていても笑っていても、空と太陽と月は必ず私の頭上にある。


志乃 |MAIL

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