カタルシス
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2004年05月31日(月)  命が何百個あったって足りない 

下北沢 BASEMENT BAR にてグルタミンのライブだったんですが 出番がトリで21:30頃だっていうので 定時で退社して一旦自宅に戻るコースを選びました 何だか夜には雨が降るって予報だったし 蒸し蒸しして暑かったから 少しでも楽な格好で臨みたいなと思いまして

そんな訳で地元に戻って1時間ちょっとを過ごし 再び都心を目指します グルタミンだから行くけど 普通はこんな労力かけてまでライブ行かないっつーのよ これは愛が成せるワザなのです グルタミンLOVE〜♪

予定通りの時間に下北についたけれど やっぱり雨が降り出していて 会場までの道のりを億劫に思いました だってBASEMENT BAR ってば下北で行くライブハウスの中で一番遠いトコにあるんだもん… ちちち

それでもグルタミンのために黙々と歩き会場着 中へ入ったらまだ前のバンドが演奏中で3曲くらい聴いたかな? 全員女の子のバンドでした 女性ボーカルにありがちなキンキン声じゃなかったけれど 別種の苦手声でした(汗)何か結構好き嫌い激しいのかしら私…

そしてお待ちかねのグルタミン 前回が風邪っぴき3ピースで 個人的には不完全燃焼な印象でしたが 今回は打って変わって爆裂快調すこぶるOK!!!って感じで もう見ていて聴いていて ワクワクしてきちゃって楽しいったらない

それでこそグルタミン! いぇ〜いv

終演後声をかけてくれた豪さんに 興奮気味な感想を伝えたら満足そうに聞いてくれたので また嬉しくなって

「豪さん初っ端からテンション高かったですね」ったら
「さっきまで上で『ROCKIN'ON〜』の取材受けてたんで その勢いがあったのかも」って言う

「ロッキンオン?!」友人共々驚きの声をあげました

はーい 音楽雑誌読む人には 『ROCKIN'ON』がどの程度の雑誌だかお解りになると思いまーす
そしてその邦楽版である『ROCKIN'ON JAPAN』の7月号に 今回取材されたインタビューが載っちゃうらしいでーす
それが丁度6/19発売で レコ発ライブ当日とかぶってるってことで この日の話題はグルタミン一色になること請け合い!

『ROCKIN'ON〜』がよく解らない方は 書店にお立ち寄りの際 雑誌の「音楽」コーナーを覗いてみて下さい 絶対ありますから パラ見するだけでもどのくらいのランクだか察しがつくと思います
そんでもって どうせご覧になるならば 6/19発売の7月号 をゼヒ!よろしくお願いしま〜すv

『発光オレンジ』グルタミン


2004年05月30日(日)  虚飾の果てに 

映画好きの友人を誘って 新宿は紀伊国屋ホールまで芝居の舞台を観に行って来ました
劇団ひょうご公演『曲がり角の向こうには』 14:00〜の回

以前劇団☆新感線の舞台に行った時もらったフライヤーの中に 新感線の看板女優・高田聖子(たかだしょうこ)さんが出演するという公演のフライヤーが入っていて 他の出演者を見たら山路和弘と磯部勉の名前があったので「うわ!」っと思い 勢いでチケット手配してしまったのが今回の舞台です ちなみに今日のこの回が千秋楽!

山路氏・磯辺氏と言ったら 洋画好きの人には「吹替えの人」と認識されているんじゃないかってくらいに 多くの作品で声をあてているお二人です

山路氏の方は『処刑人』の主人公・コナーの声を吹き替えちゃってることから個人的に注目俳優となった人
磯部氏の方はドラマのゲスト出演で悪役を演じた際に「この人顔は怖いけど声が良いオッサンだなぁ〜…」と思って名前を覚えた人で 映画の吹替えが多いのに気付いたのは それからずっと後のことでした

彼らの他には既述の聖子さん 元ヅカの剣幸さん ベテラン舞台俳優の石田圭祐氏 富沢亜古さん の総勢6人です

パンフレットでの作品紹介文はこんな感じ
「会話を通して浮かび上がる、人それぞれの価値観。ユーモラスでお洒落な台詞にあふれたスタイリッシュプレイ。オーストラリアの女流作家の意欲作を六人の男女が演じます。乞うご期待!」

うーん… 実際に観た印象はこの紹介文とは意味合いが違うような気がしました
ひょうご舞台芸術は翻訳劇の上演が多いらしく というかメインなのかな? 登場人物や舞台背景は原作をそのまま活かして 役名は英名だし舞台はアメリカ 高級住宅の一室

6人の人物は3組の夫婦で 小説家のトム(山路)その妻で以前は出版業界にいたらしい美人のイヴ(剣)、出版編集業のダン(磯部)その妻でドキュメンタリー映像作家のジェーン(富沢)、アメリカ一の成績を誇る不動産営業のハリー(石田)とTV番組を持ち本も出版しているほどの料理研究家ヘニーの夫婦
トムとハリーは幼馴染みで トムとダンは学生時代からの付き合いで イヴは多分ダンの元同僚だろう ということが劇中の会話から読み取れます

セレブ同士 旧知同士で 仲良く付き合いが続いていた友人たちに 突然見舞われたハプニング それにより ある者は自分のあるべき姿に気付き ある者は隠してきた姿をさらけ出し またある者は真実の姿から必死に顔をそむけようとする

ただ一つ確かなのは 今までの世界が 関係が 虚飾に彩られたうわべだけのものだと 誰もが悟ってしまったこと…


というのが大筋だったと思います これらの流れを軽快な会話劇で進めていくといった手法で表現された 実に大人向けなお芝居でした

山路氏演じるトムという人物は 6人の中で最も虚飾の深みにハマっている傲慢な小説家で この物語でのいわば"悪役"でした

徹底した憎まれ役のハズなのに 何故か完全には憎めないキャラクターのトムを演じる山路氏は テンポの良い台詞と時にコミカルにさえ見える表情や動きで 私の目にはどう見ても「キュートな中年男性」にしか見えず 前から4列目という近距離で見たことで拍車がかかり 山路氏から目が離せなくなってしまいました(汗)

剣さんすっげー綺麗だったし 聖子さんもいつもの調子で不思議ちゃん化したヘニーを好演していたし 石田氏の飄々とした風情に 迫力の熱演だった富沢さん 磯部氏は相変わらずの美声で喋るたびに低音が耳をくすぐるっていうのに 私の頭の中は
山 路 一 色
こんな重めのテーマの大人っぽい舞台を観てて 重要点はそこなのか?!ってもんで

ホント 阿呆ちゃうか自分…

あああ 物語に関してはネットサーフで素敵サイトを発見したのでご紹介しておきます

↓ここのレビューがものっそい適確!興味のある方は一読の価値ありです!!
「しのぶの演劇レビュー」

ところで 劇場に贈られてた花なんですが 宝ジェンヌだった剣さんに沢山届いているのは良いとして なんで聖子さんとか全然ないの? そして山路氏に至っては『仮面ライダー剣』からオンリーだったんですが
ここ 笑うトコでしょうか?(苦笑)

『虚飾の果てに』POWDER



本当はこの後 VESSEのライブに行く予定だったんですが 日中の気温30℃という猛暑の昼間に動き回っていたためか 具合が悪くなってしまって急遽断念 久し振りだったから行きたかったんですけどね〜…
トリで20:40出番って 遅いよ(涙)↓がくり


2004年05月29日(土)  ライト・マイ・ウェイ 

本当は今日は何もない日だったんだけど 昨夜妹が渋谷のHMVで見つけた「姉ちゃんに見せたいモノ」とやらを見に行ってみるか という話になったので 午前中山のように溜まっていた洗濯物をこらしめて 『王様のブランチ』で映画情報を楽しんでから ゆるゆるランチがてら出かけることになった

一旦新宿で降りてレンタルしていたビデオ類をTSUTAYAに返却 それからタイ料理のバイキングでサクッとお腹を満たして 渋谷のHMVを目指す 彼女が見せたがっていたのは『AUDIOSLAVE』という洋バンドのDVDで それは以前に私が「ちょっと気になるんだけど知ってる?」と妹に尋ねたことがあったアーティストだった

ああ あの時のこと覚えてたんだな〜 と思う

そして到着した店頭で見せられたDVDの映像に ちょっと我が目を疑った 隣には得意げな笑みを見せる妹が寄り添うように立っている

「似てるでしょ?ショーンに」
ここで言うショーンとは ハリウッド俳優のショーン・パトリック・フラナリー氏を指している 私のお気に入り俳優の1人だ

「似てる! 確かに似てるよ うわー…」
としばらく映像にクギ付け 結局ほとんどのプログラムを店頭で見てしまった私は おもむろにケースを手にとって価格を見た

\2625… 安ッ!

姿を見たのは初めてだったけど 元々気になっていた人達だったし 見てくれがこんなじゃあ買っちゃってもいっか? いいよ!

ってな具合でお買い上げ  ああ 何たる衝動買いだよ…(^^;)
※写真日記に画像つきで書いてるネタです


その後恒例のように新宿まで徒歩で移動して私鉄に乗り込む 地元に着いたらもう18時で風もだいぶ涼しくなっていた
そろそろ夏が来るぞ〜…

暑いの嫌いだ

がおー

『Light My Way』AUDIOSLAVE


2004年05月28日(金)  パッション 

メキシコ映画『アマロ神父の罪』を鑑賞〜

とある小さな町に赴任してきた 将来を有望視される若き神父と 信仰厚く見目麗しい少女との 禁じられた恋の話

以前見た『司祭』という英国映画でもやはり妻帯も肉欲も禁じられた存在として 神聖なる聖職者であるべき自分と 生身の人間としての私欲に 板挟まれてもがく若い神父が描かれていたが こちらのネックは「同性愛」 今回の神父はヘテロではあるが 私欲に対する忠実さは『司祭』の神父を遥かに凌いでいる

主演のガエル・ガルシア・ベルナルはメキシコ映画界の人気スター
両親ともに俳優という環境に育ち10歳でドラマデビュー 以後この業界でキャリアを積んできた芸歴のしっかりした俳優だ ちなみに私生活ではナタリー・ポートマンのパートナーとして浮き名を流していたりする 私は『ウェルカム!ヘヴン』で初めて見たが 登場する時間の少なさの割に惹きつける青年俳優だなぁと感じた

相手役のアナ・クラウディア・タランコンは この作品で映画デビューとのことだったが どうしてなかなか堂々としたもので 綺麗だわスタイル良いわ 脱ぎっぷりもお見事(笑)情熱の国メキシコのイメージを壊すことなく みずみずしい少女の姿で画面を華やがせていた

そんな輝かしい主演の脇をベテラン俳優が固めたという メキシコ映画界の注目をひとしきり浴びまくった問題啓示作だそうだが 個人的な感想を言わせてもらえば あまり気持ちの良い話ではなかった 破戒という点においては断然『司祭』よりも醜悪だったと思う

肉欲に溺れてしまうのは解らないでもないが 堕ちるまでの苦悩があまりないこと そのために人を欺くこと 善良な者を私利のために利用し保身のために排斥すること 己の罪を他人に肩代わりさせること 命を奪うこと

一体いくつの罪を重ねていただろう 国や時代が違うにしても 間違いなく『司祭』の神父の方がまともだ というか 少なくとも破戒に大しての畏怖が感じられたし 十戒に背くまいと必死の努力を惜しまぬ様子がうかがえたが 今回の神父にはそれが感じられなかった
あのギリギリ瀬戸際に追い詰められて思い悩むような雰囲気どころか 「神」に対する後ろめたさよりも 周囲の人々への体面の方が気になってるという感じで「この子はなんで神父になろうと思ったんやろ…?」なんて根本的な疑問さえ抱く始末だ

確固たる信念もなく ただコソコソと色んなことを誤魔化して過ごしている姿が とにもかくにも気持ちが悪くて仕方なく 最終的に報われる人間が一人もいないという後味の悪さばかりが気になった

…そう思わない人がいるなら感想を訊いてみたい 嫌味とかじゃなくて 本気で見方が知りたい

誰か 教えてください

『パッション』2004年/アメリカ・イタリア

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日本人が乗った車が襲撃されて爆発炎上?!マジすか(戦慄)
遺体の損傷が激しくて本人確認不能って そら爆発したんだもんな…

どうすんの?ジュンイチローさん


2004年05月27日(木)  Every time with you〜 

吉祥寺曼荼羅で春山さんのアコースティックソロライブがあったので行ってきた 出張とかぶらなくて良かったよー 本当に良かった!

ちょっと早目に行って友人と食事を済ます 曼荼羅の上にある中華屋さんなんだけどね 時々行くのですよ 安くはないけど 味はまずまずイケるし お腹いっぱいになれるし(笑)

出番予定の時間になったので中へ入ったら まだ前のバンドが演奏中で それが結構長くて 音やリズムが攣れてて 何と言うか 聴いているのがちょい苦痛に感じてしまった ぶっちゃけ あんま巧くなかったよ…ねぇ?(苦笑)

その人達が結局20分は押して 本命の出番が30分遅くなった 苦笑いしながら録音用のMDを用意していたら 中身が空なのに気がついて肩を落とす …し しまった!今朝机に置いてあったのはコレ用だったんだ(後悔) ちょっと出がけに何枚もMDを取り散らかしていて 中身を確認しながらケースに戻していたんだけれど 1枚空のMDがあって「なんだこれ?」と思いつつ 未使用MDの棚に戻しちゃったんだ そのときにはもうプレイヤーに1枚入れてるつもりだったのね あはん・。

すぐさま隣にいた友人にダビングをお願いして 仕方なくプレイヤー一式を片付ける 仕事用のカバンに入れて持ち歩くには かさばって結構邪魔なヤツなんだけど 使い道もナシとなったら余計に邪魔に思えるよなぁ いやいや 普段さんざんお世話になってるから大事にしてますけど

春山さんの声はアコースティックでもすごく活きる 言葉も伝わるし何より艶があっていい 好き好きはあるかも知れないけれど 私はこの人の この声に惚れた人間なので アコースティックはまさに真骨頂と言える形態なんだ ホントに 惚れ惚れするんだってばよ

MCで7/25に自分主宰のイベントをすると告知があった ありゃーその日はブルーム悠さんのワンマンチケット取っちゃってるよ… 一緒にチケットを頼んでいる友人の顔を伺いながら「…売る?」と問えば「賛成!」と即答が返ってきた

あらまぁ 私は元々松ヶ下派だけど あなたは悠さん派じゃあないかい(苦笑)

そんな訳で多分 FC優先で押さえたチケットは近々売り払うことになるでしょう というか 買い手つくんでしょうか 全く読めません(汗)

今夜のトリは先月スーさんのソロの時にもトリだった吉田あきらさんだったんで 聴いて帰っても良かったんだけど なんとなく春山さんの余韻を残して帰りたくて 彼の演奏は今回聴かずに出てきてしまった 外に出ても裏に回っても誰もいなかったので サクサク帰ろうと友人2人と共に道を進んでいたら 曼荼羅裏口の真ん前に印度カレー屋があるのに気がつき「あれ!こんな店あった?さっき開いてたっけ??」と3人で看板ににじり寄る 見つけていたら中華じゃなくてこっち入ったのになー 今度はここ挑戦してみよっか? なんて話で盛り上がっていたら

いつの間にか我々の隣に並ぶようにして 看板を覗く春山さん

「わ 春山さん(汗)」私の声に 友人2人が続いて「うわ!」と小さく驚いた
こ 声かけてよ ビックリするじゃん!

何だりかんだりでそのまま話し込み 途中渋谷で友達と飲んでいた妹から連絡が入って「HMVで見せたいものがあるから来ない?」と呼ばれたのに「行く行く」と返しておきながら 話がいい具合に途切れなかったのでついつい長居をしてしまい 最終的に私の方が「ごめん まだ吉祥寺 こっち来ませんかー?足代持つから一緒に帰ろう」と妹を逆指名した

清算のためにライブハウスに戻る春山さんを見送って 妹が来るまでの間その場で待っていたら 妹の到着とほぼ同時くらいに 清算と着替えを終えた春山さんが出てきたので 成り行き上妹を紹介

時間も時間だったため そのまま駅までみんなで一緒に移動して 改札のところで京王線とJRに分かれるので解散 っつっても京王線は春山さんだけなんだけどね(苦笑)

何かね ギター背負って 髪を後ろで束ねて(侍ヘア?)Gジャンをタイトに着こなして歩く姿が カッチョイかったな やはり基本的にLOVEやわ…

7/25は悠さんチケットサバけなくても HARUYAMA ZERO TWO に決まりです オーイェー

『スリーダンス』Bahaha Orchestra

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グルタミンHPの掲示板に書き込みの際 自分サイトのURLをこっそり開示しておいたら 豪さんが見てくれたみたいで嬉しかったvきゃー
そんでもってWebclapが 普段は1〜2clapくらいしかないのに 今日の19時台だけで15clapも入ってて ちょっとウケ きっと同じ人がクリックしてくれたんだろうなぁ…(苦笑)

たまには一言メッセージも欲しいぜよ なんてね


2004年05月26日(水)  明日に向かって撃て! 

6:45起床 入浴 朝食(朝食券メニュー:サラダ・オムレツ・ソーセージ・クロワッサン・グレープフルーツジュース・紅茶&ミルク) 

9:00チェックアウト 会議の続き 昼食 会議のまとめ

15:00先方をお暇する 15:15のホーバーに乗って大分空港へ向かい 16:45の飛行機で東京を目指す

18:15予定より10分以上も早く羽田に到着 高円寺でPOWDERが19:30の出番と聞いていたので間に合いそうだったが 気力が続かず直帰

20:20地元着 母に車で迎えに来てもらう 本家用に買ったお土産を渡して自分は自宅へ戻り腰を据えてまったり

普段引き篭もりのようにして 滅多に外へ出ない社員の私に 九州出張はキツイって話 ああ しんどい
またしばらくは引き篭もりに徹します ふー…

『明日に向かって撃て!』1969年/アメリカ


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『ファイティング ラブ』観賞〜

トニー・レオン主演の香港映画です 相手役にサミー・チェン その他に見知った顔特になし

内容は王道をいくラブコメディでした “私の好きなトニー”が炸裂していて『英雄-HERO-』なんてクソくらえです(言いすぎだろ) 程よく頼もしくてイイ具合に情けない

彼が演じるチャンという若者は 街で人気の牛汁屋を切り盛りしている若旦那さん 儲かっているのでお金はあるけどセレブとは程遠い庶民派 でも母弟妹を立派な家に住まわせて養ってる この辺の家族構成がなんとも香港的で面白いんです

香港というよりは中華民の傾向なんだろうけど 一家の誰かが成功すると 他の家族は働かないでその一人におんぶに抱っこ状態になるっていうのを よく聞きます それも核家族レベルじゃなくて 叔父甥従兄弟に至るまでの“一家”で

この映画でもチャンは一族を養っているのに他の子らは働いてる気配がありません そして店の従業員はみな血族 人気店なのをいいことに結構ナアナアな態度で働いてたりするんだけど 身内だからクビにされないと思ってる

サミーが演じる男勝りのキャリアウーマンも 自宅に帰ると父親がいて やっぱり働いてる気配はゼロ いつも飼い犬と戯れていて「お前が唯一の友達だ」なんて話し掛けて可愛がる

そんでもって共通して感じるのが 養われていることに然程感謝をしていない様子です というか「養ってもらって当たり前」って雰囲気? この映画だけじゃなくて 他の見てても同じこと思います 親を敬い兄弟を大切にする文化の国だから むげにするようなことは基本的にタブーだし 成功者のステイタス的な見られ方もするみたいだから それはそれでバランスとれた人間関係なのかも知れないね

たださ それだと働かずに成功者に依存していくだけの人が結構できちゃうだろうなぁと 何かの拍子にツテが消えて生活に困るようになったら 普通に働くのかな? 案外ドライに考えてるもんかも知れませんな(苦笑)

まぁそんなチャンとデボラ(サミー)がひょんなことから知り合って デボラの方がひょんなことから失業してしまって これまたひょんないきさつでチャンの家に居候をし始めちゃうって展開で

開けっ広げでサバサバしてて勝気でお喋りなデボラに初めは抵抗を感じるものの 正直で明るい性格なのが解ってくると自然に打ち解けだすチャン 元々チャンには売れっ子アイドルの恋人がいて 彼女に会うときは着る物や車の内装を彼女仕様に仕立てなきゃいけない デボラに出会う前からその辺のギャップに疲れを感じ始めていたチャンだったが デボラといると自分が自然にしていられることに気付く そして彼は決断した…

という話 ね王道でしょ(笑)

初めチャンの家が裕福なのは 恋人の財力の恩恵なんだと思ってたんですが お金自体は彼自身が稼いだもののようで 彼女と別れられない理由は別段ないように思えました ハッキリと語られてはいませんでしたが 牛汁屋のTV取材に来たレポーターがアイドルの彼女で その時に知り合って付き合うようになったんじゃないかという感じ? もしかしたら店の人気はそのTV出演がきっかけだったのかも知れないから そうするとリッチな生活は彼女さまさまってことにもなるのかな?とか何とか 色々考えてみましたが 結局うやむやなままでした

サミー・チェンは毎回見る度に「美人じゃないよなー」と思うけど 同じくらい「なのに可愛いんだよな〜」とも思う女優さん 初めて見たのはアンディ・ラウと共演した『Needing You』って映画で 3年前台湾に行ったとき帰りの飛行機の中でした

その時は英字幕と広東語音声だったので喋りの抑揚や表情に割合集中できていて サミーを見ながら「何か可愛らしい動き&表情をする人だなぁ」と思ったのでした その可愛らしさは今回も健在で サミーも魅力炸裂状態 恋敵のアイドル役は新人さんだそうだけど 顔は綺麗なのに全然魅力的に見えなかったなー あれだけハッキリ差がつけばチャンもデボラを選びやすかろう(苦笑)

一見純愛路線と見せかけて 実は2人が親密になったキッカケは何とも今時だったりする とはいえ最近のドラマや映画にありがちな 生々しいという言うよりはえげつないシーンは一切なく あくまでもスッキリ爽やかな恋愛模様 ちょっともめるけど決してドロドロしてはいない気持ちの良さに 現実世界もこうだったら良いのにねぇ… なんてこと 思ったりしてみました

トニー好きにはおすすめ
サミー好きにもおすすめ
可愛い恋のお話が見たい人には 超おすすめ☆


2004年05月25日(火)  心の旅 

一泊で大分出張の朝 8:45発の飛行機に乗らなければならなかったので 6時頃の電車に乗る予定だったのが 前夜社長からの電話で「今日頼んだ件は明日中に欲しいのだけれど」と言われた 明日とはつまり今日のことで 大分へ行ってしまうから「明日中」と言われても …ねぇ(汗)

作業はほぼしてあったので残りは仕上げだけになっているその仕事を終らせるために 仕方なく始発で出て一旦オフィスへ寄ることにした 始発といっても5:05発なので あまり時間に余裕はない 結局作業できたのは30分間だけで 6時半には慌ててオフィスを飛び出すような状態だった

「JRを使わずにタクシーで『青山一丁目』まで行って大江戸線で『大門』に降りると早く着きますよ」という社長からの助言に従い 普段と違う経路で移動をした 不慣れな道のりだったので少々不安があったが 確かに社長の言った通り大幅な時間短縮になったので時計を見ながら感心する さすが出張ばかりしているのは伊達じゃない

今回初めて大江戸線の『大門』が 営団線『大門』とJR『浜松町』の中間にあることを知った はじめ「『大門』からモノレールに乗れます」と言われたときは内心「え?!距離あるじゃん(汗)」と思ったのだが 大江戸線の駅は『大門(浜松町)』と表記されているくらい 『浜松町』に近い位置にあった 自分の頭の中に新たな移動経路が組み込まれた瞬間だ
勉強になりました!(深謝)

そんな訳で モノレールに乗り込む前にチェックインを済ませ 7:30には羽田空港に到着 出発ロビーまでゆっくり移動しても余裕の時間だった ああドキドキした 間に合って良かった

今回同行の社員さんとは搭乗口で合流したが 各々でチェックインしていたので機内では席が別 お互い変な気遣いもしないで済むから都合がいいし 早い便で空席が目立っているというのに わざわざ狭っくるしくくっついて座る必要は ハッキリ言ってない 1時間半の空路を適当に寝て過ごした

大分空港からはホーバーに乗って市街まで 30分程度で運んでくれるが ホーバーを使わず車で移動すると1時間ちょっとかかるのだそうだ 海が荒れて運休することも少ないそうだが 今回天候にんだけはムカつくくらいに恵まれている 雲ひとつない九州の青空 暑い!っつの#

ホーバーの乗降所まで取引相手の方のお出迎えがあったので その車に乗って更に町の中心へと向かう

毎月うちの社から誰かしら一泊して参加する定例会議なるものの おはちが私に回ってきたという感じで 本筋であるコンサルに関しては社員さんの担当業務 私はそれに付随する製作物を作るのが仕事なので 会議の内容にはあまり口がはさめない なので8割方聞き手役 なので結構退屈する

…なんでここにいるんだろ私(黙)

昼過ぎになってランチ休憩が入り 近くの洋食屋で『鶏南蛮』なるものを食べた 「とり天」と並ぶ大分の名物らしい 名物といっても特別目新しい感はないのだが 確かに東京では「とり天」も「鶏南蛮」もメニューに見かけることがない その正体を単純に説明するなら「鶏肉の揚げ物」なのだが 「唐揚」ではなくて「天ぷら」なんだそうだ けれども 天ぷら独特のあの衣がついている訳でもないので 見た目には唐揚に近いのだが 地元の人に言わせると別物らしい

「鶏南蛮」の方は肉のサイズがチキンステーキというか カツのように切り目を入れた大ぶりのチキンフライだ 調理方法的には一般のご家庭でふるまわれていそうな内容なのに この食べ物の名称は?と訊かれると「フライドチキン?」と言うくらいしか適当な言葉がない しかし どうにもニュアンスが違う やっぱりこれは「鶏南蛮」なのだ

そんなプチグルメ論議に花を咲かせたランチを終えると また先ほどの会議が再開される 今度は退屈な上に満腹が加わって 徐々に睡魔の攻撃を受け始める …眠い 眠い

眠い! ひたすら眠い! 誰か助けて!この眠気から私を救い出して頂戴(必死)

人間の理性なんて ほとほと脆いものなのだと 痛感する数時間だった…

夕方になってやっと開放 …と思ったらホテルにチェックインしてすぐに夕食会?になるという 部屋に入って鞄から不要の荷物を抜き出して 簡単な身づくろいをしたら大急ぎでロビーへ舞い戻る 大して仕事してないのに 何だってこんなに疲れるんだろうな… 普段引き篭もりか?ってくらい外に出ない社員の私に 出張はキツイって話

社長さん行き着けの釜飯&焼鳥のお店(実は某社員の実家)で飲めや食えやと閉店まで 手料理風のメニューはなかなか美味で 飲まない私にも楽しく過ごせる店だった ハス向かいに座っていた男の子(社員)の実家だそうで 両親が厨房を 配膳は弟さんがこなしていて なんともアットホーム(笑) 前回が「ふく」屋で河豚のフルコースだったことを思えば 肩肘張らずに過ごせていいじゃん と社長さんの気さくさを快く思った

その後繁華街の中心へ出て 今度こそ本当に行きつけの バーに入って総仕上げ ウヰスキーと一緒に出されたチョコレートと 熟れて食べごろのメロンとデラウエアが 無茶無茶美味しくて口に運びつづけた 時刻は深夜と言える頃 こんな時間に果糖摂りまくりじゃ〜(汗)でも止まらん 美味い!

その後ホテルに戻って 明朝の支度を整えてから 疲れた〜とベッドに寝転んだら そのまま朝がやってきた

あやーん…
 

『心の旅』チューリップ


2004年05月24日(月)  Heartless 

香港映画『ザ・ミッション/非情の掟』を鑑賞〜

実はこれ 公開当時観に行くか行かないかを考えた作品で そうこうしているうちにアッサリ上映期間が終わってしまったという 自分的には「逃した」感のあったものだった なので にわかに香港熱が再燃し始めてきた今 あの時のリベンジを果たしてやろうと思い立ったと言うわけだ

内容は香港の闇社会に生きる男達の生き様と「掟」について描かれている 例えかたぎに戻っても一度闇の世界に身を置いたことのある者は かつての仲間に助けを求められたらそれに応じなければいけない いつどこでかつての敵に出会うか知れず 命を狙われる可能性は誰にでもある それは自分が助けを求める側になることがあるかも知れないからという暗黙の了解であり かつて闇に生きた男達のケジメとプライドなのだ

表向きは大会社の社長 しかしその実 裏世界に君臨する一大組織のボスでもある男が 何者かによって暗殺を企てられた 間一髪のところで生き逃れたものの このままでは表会社の経営に差しつかえると 今は既に足を洗いかたぎとしての生活を送っている昔の腕利き部下数名に闇の呼び出しをかけた 24時間体制で彼のボディーガードとして殺し屋から守り抜き 暗殺依頼した者を仕留めるまでその任務が解かれることはない そんな招集に応じた以前の部下3名と 腕利きと評判の若手2名の 精鋭5名がボスを守るためにチームを組む

前半は腕自慢の5人がお互い牽制し合いながらも死地を共にくぐり抜ける中で段々と絆を深めていき その堅い結束と息の合った行動でボスを守り抜き暗殺者を片づけるまでの話
そして後半は任を解かれ今や信頼し合った仲間同士となった5人の中に 組織の掟に触れる行為をした者がいることが解り 不本意ながらもその1人を処分しなければならなくなってしまうという展開

掟に触れたといっても仲間を裏切った訳ではなく ちょっとした出来心から小さな間違いを起こしてしまった程度 共に戦い信頼を得た仲間であり兄弟同然に思っている相手を手にかけるには あまりにも稚拙な過ちだった しかし だからといって情をかけて逃せば 残った4人が裏切り者として組織に狙われてしまう
見逃してやりたい思い 逃げ出してしまいたい恐怖心 それぞれが掟を重んじる組織への義理との狭間で思い悩む

「非情の掟」のメインは後半の方にこそある

主演にアンソニー・ウォン(黄秋生) フランシス・ン(呉鎮宇)  ジャッキー・ロイ(呂頌賢)  ロイ・チョン(張耀揚)  ラム・シュー(林雪)  助演にサイモン・ヤム(任達華)

前宣伝的にはフランシス・ンがメインのような描かれ方をしていたが 主役は間違いなくアンソニー・ウォン 絶対! 断言!
シャレじゃなく本当に本気でカッコ良かった 香港映画のクセに こんな真面目でいいのかよ?!くらいにクールでスタイリッシュ 日本の仁侠映画から“笑える極端さ”を引いた感じと言えば伝わるのだろうか 淡々としているのが重厚感を醸し出す 

仁侠映画の「どりゃー」「われぇー!」みたいな怒号は一切なく 徹底された沈黙の中に銃声が時折響くだけ
銃撃戦も最小限に抑えられていて 大げさなカット割りもない そして人が死ぬ瞬間は 驚くほど呆気なく描かれていた

騙されたと思って一度この映画見てみてもらいたい ここ何本かは香港映画に驚かされっぱなしだ 嬉しいような 悔しいような(苦笑)

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2000年/香港映画/81分/シネマスコープ/カラー
製作:ミルキーウェイ・クリエーティブチーム
The Mission 原題:『鎗火』
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第19回香港電影金像奨 
最優秀監督賞
第5回金紫荊奨 
最優秀作品賞/最優秀監督賞
最優秀助演男優賞(ロイ・チョン)
最優秀撮影賞 香港電影評論学会 最優秀作品賞/最優秀監督賞
第37回金馬奨(台湾)
最優秀監督賞 最優秀主演男優賞(フランシス・ン)
2000年ベルリン映画祭フォーラム出品作品
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ところで
常々思っていることなんだが レンタル店の香港映画ブースに「アンソニー・ウォン(黄秋生)」の棚を作ってもらえんもんだろうか 毎回探すのが大変で…(汗)

『Heartless』Godflesh


2004年05月23日(日)  幕末純情伝 

12時半に両国で待ち合わせて江戸東京博物館へ… と思っていたら 出るギリギリの時間になって待ち合わせの相手から「今起きた!30分遅らせて」というメールが届きました 一旦電車に乗り込んだ私は そのドアが閉まる前にホームに戻ります

30分遅れるんだったら家に帰るか(苦笑) 微妙な天気だったから服装見直そうかと思って

そんな訳で13時 改めて両国駅西口改札にて合流 目的の展覧会『新選組!展』は本日が最終日です

最終日なだけあって大層な混雑で 大河ドラマの影響からか若者年配入り乱れの来客層 小さいお子さんを連れてる人なんかもいて お客さんだけ見ていたらどこのテーマパークだ?って雰囲気なんですが 展示されているものは小難しい書類や古風な武具・身周り品ばかりでしょ
やっぱ子供はすぐに飽きちゃうよねぇ〜(^^;) あっちやこっちでゴネてたりムズがってたり一人遊びを始めたりと 時間を持て余している子が多く見受けられて ちょっと閉口 この場合子供が悪いんじゃなくて 明らかに場違いなところに連れて来ておいて面倒幹が見きれてない親が悪い

ちょっと考えれば展示内容がどんなもんか解るだろうに というか そもそも美術館や博物館に子供を連れて来るのが間違ってるって話 本人が興味を示しているならまだしも 親の趣味に付き合わされる子供の身にもなれってのよ そして居合わせた客にとっても迷惑千万です!

混んでいたのと 割合真面目に展示物を見て回ったのとで 出口に着いたのが16時を過ぎていて 友人と2人でビックリ 3時間も経っていたなんて どおりで腰が痛い訳だ(汗)
お昼を食べていなかったので館内のレストランでお腹を満たしつつ一休み 頃合を見計らって次なる目的地へと移動を始めました

目指すは夜の街・六本木

今夜はここでBahaha Orchestraのライブがあるのです
地下鉄の出口でさらにもう一人友人と合流して 3人でライブハウスに向かうことになったのですが まず自宅にプリンターのない私がライブハウスまでの地図を会社でプリントし忘れ 江戸博からの友人にプリントを頼んでおいたらHPが見つけられなかったとのことでプリントできないまま私と合流 後から合流の友人はパソコンを持っていないのでどうにもできず 結局誰もライブハウスまでの案内を持っていませんでした

一応HPで地図を見て大まかな目印を頭に入れていた私の記憶を頼りに会場を探すことになったのですが 記憶していた目印が見つからず40〜50分迷うハメになってしまいました(苦笑) 入り組んだ裏路地に入ってドツボにハマっていたようだったので もう一度出発点に戻って「目印探し」に集中しよう!と提案したところ 思っていたよりも先の方に目印になっていた店を発見し その後は難なく会場まで辿りつけました

目印が見つけられなかったのが最大の敗因だったようですな(汗)

それでも出番の20:30には1時間以上も間があったので ちょっと離れたところにあったカフェで のんびりティータイムに突入〜 博物館がすっかり足腰にキていた私と友人1名は ここぞとばかりに腰根を据えたのでした(^^;)

『六本木 ROSA FISTA』
本日の会場がここです 一時代前にはディスコとして盛況していたとのことでしたが マンション?の地下にあって そんなに大騒ぎできるもんなのか?と疑問に思いましたし 街の繁華部から遠いこと甚だしかったので 「盛況」というのはちと眉唾ものだなぁ…と勘ぐるのでした

今日のライブは Natural Hi-Tech プレゼンツのイベントで 進行役?林さんが登場して各バンドの紹介をしてました
Natural Hi-Techは 何だろ? ライブ企画をする事務所みたいなものなのかしら 最近インディーズレーベルを立ち上げて グルタミンが今度出すアルバムはNatural Hi-Techレーベルなんですな 創始者?の林さんはグルのライブ等でよく見かけていたんで顔は覚えてて ご本人とはまともに会話したことないけれど お子さんとはちょっとだけ遊んだりしてて(笑) そんな方にBahahaはご招待を受けたみたいです 他の人達の音楽を考えると ちょっと異色な感じでしたが…

ステージは20cmくらいの高さの半円形 円の中心を背にしてメンバーが外側を向く状態でスタンバってました

モッティさんがサポートベースとして参加v 櫻井さんはなぜかおヒゲを蓄えていて オカッチさんは一番奥でちょっと狭そう 演奏が始まって後から登場した春山さんはワインを一杯飲んでるとか何とか言っていてテンション高 いや 別に普段もライブじゃあんなテンションだから あんまワインは関係ないと思ったけどね 歌にも声にも影響なかったみたいだし…
それでも後半歌詞がゴニョったり リズム変になってオカッチさんに仕切り直ししてもらったりしてたんで おや〜?(^^;) とは思いましたが 酔ってたんでしょうかね? やっぱ ???

それにしてもこのライブハウス お手洗いが一番奥まった所にあって ステージの前を横切らなきゃいけないのが難点っちゃ難点 あれ 演奏者ヘコまないかね スルスルと前を素通りされてさ(苦笑)

そのお手洗いに終演後並びに行ったら すぐ前が控え室になっていて 奥にいたモッティさんと目が合ってお互いに手を振りあってみたり 順番待ってる間に春山さんが来て今度あるソロライブの出番をわざわざ向こうから教えてくれたり 何やら顔のニヤけることがたて続いて 足腰の疲れも吹き飛ぶような気分でした
夜の六本木って昔から嫌いな街なんだけれども 今夜の帰り道はちょっとウキウキした足取りで歩けました

何て単純なアタシ

『幕末純情伝』1991年/日本


2004年05月22日(土)  EBONY AND IVORY 

午前中『トロイ』を観ていた友人2人と15時に有楽町マリオンで待ち合わせて合流 それから銀座一丁目にある印度カレー屋『グルガオン』に入って遅い昼食を摂った

カレーは辛さや種類が選べて ナンやライスにも種類がある サイドメニューも色々だったので まんべんなく味わえるコースが良いなと考える ランチタイムだったらお値打ちなコースがあったみたいだったが いい加減な時間だったので“ディナー・セット”になってしまうが仕方がない おなかも減っていたし ちょっとくらい豪勢にしてもイイよね ってな話で景気良くディナー用の簡単なセットを注文した

サラダ 好きなカレー 好きなライスorナン タンドリーチキン(2P)orチーズクルチャ(インド風ピザ) 好きな飲み物 好きなデザート が選べるボリューム満点のセット

3人だったのでタンドリーチキンとライスが2人 ナンとチーズクルチャが1人という分け方をして 3人で分けちゃうつもりでいたら注文の際店の人から「チキンを3本にしてチーズクルチャを1.5倍サイズでお持ちしましょうか?」と言われた それは願ってもない!という訳でそのように注文 ライスは自力で3等分したが ナンは初めから3つに切り分けてあって至れり尽くせりだったv

辛いもの好きの友人2人は 唐辛子マークが3つのカレー マーク2つのカレーをそれぞれに選び 私はマーク1つのものを選んだ マーク無しの種類もあったけれど 内容的に惹かれなかったので読み流す 味は印度カレーならではの香味高く香辛料が沢山入っている感じだった 私は丁度いい辛さと思って自分のカレーを食べていたが2人は物足りなかったらしく テーブルにセットされていたスパイスを ふりかけ ふりかけ 食べ進む 毎度思うけど 彼女らの辛いもの好きはケタが違ってるよなー(^^;)

ごはんを食べながら雑談に次ぐ雑談 食べることよりもそっちがメインの集まりだから 我々より後に来て先に出る客が何組もいた しかし そこはコースのいいところ 運ばれてくるものの一つ一つをゆっくり食べていれば 次の皿が運ばれて来ないので うまいこと時間を使うことができた

ランチにしてはちょっと値が張ったけれど この味と時間と 落ち着いた店内の雰囲気が満喫できたので まずまずの印象 今度はランチタイムのメニューを試してみたいな♪

2人とは銀座の駅で別れ 一人丸の内線に乗って新宿へ ダメ元でTSUTAYAに寄ったら 狙っていた『キリクと魔女』『28日後』のDVDが1枚ずつ棚に戻っていた

おお!ラッキー? 即レンタル 即帰宅


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『キリクと魔女』を観賞

スタジオジブリ配給のフランスアニメ でも舞台はアフリカ(笑)
一人の魔女によって苦しめられている村を 生まれたばかりの小さな英雄キリクが さまざまな困難を乗り越えて救うって話
勧善懲悪じゃないのがポイントなんだろうけれど それ以前に色々とシュールな設定が湯水のように沸いて出て いちいち面白い ツッコミどころ満載 だけど素直に可愛いと思えるアニメ作品

大人が見ても 子供が見ても 超OK☆ 楽しみ方は多分違うと思うけどね(笑)

『EBONY AND IVORY』PAUL McCARTNEY


2004年05月21日(金)  さまざまの夜 

写真日記でちょっと話題にした『恋の骨折り損?』の一般チケット発売が昨日からだったので電話をかけてみたら 難なく希望日に2席取れてしまったので 今日そのチケットを引き換えに行った
1枚5000円のチケット 手数料も送料もナシで買うのは久し振りで 何やら新鮮な感じ 一般で取れるんだったらその方が色んなロスが省けて良いよなぁ と思った

GETした席はH列というから前から8列目 なのかな? 客席は左右中央に分かれた配置で そのうちの下手側の2席だった

どんな演出かにもよるけれど まんざら悪い席でもないだろうと 機嫌良く窓口を後にする


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本日吉祥寺PLANETKにてグルタミンがライブ 新曲もありと聞いていたのでウキウキと吉祥寺入り
出番が20:20頃とのことだったので 19時過ぎくらいに現地に着いてしまっていた私は 新星堂で買い物がてらDVDを物色してみたり適当に時間を潰してみたけれど とうとう間が持たなくなってきたので 仕方なくライブハウス近くのカフェに腰を落ち着けた しばらく一人でぼ〜…っとする

20:15 そろそろ動くか と外を伺いながら残りのお茶を飲み干そうとしたら目の前を友人が通り過ぎたので 思わず名を呼ぶ 時間も頃合だったので「もう出る 行きます」と言って彼女と もう一人たまたま同じタイミングでその場に居合わせた友人と3人会場入り …したら丁度セッティングが済んだところだった模様
うわあ ギリギリやんかいさー(汗)

レコ発を控えて今ノリにノッてるグルタミン 1曲目の演奏を聴いて「あれ?」と思う 続いて2曲目で「豪さん体調良くないな」と確信 後で声かけよう と思っていたらMCでベーシストの工藤さんが「3人揃って風邪気味です」と話し出した その声が完璧に鼻声で ステージ上で鼻をかんだりしてて
あちゃー… 大丈夫かね(苦笑)

新曲は『ありふれた恋の唄』ってタイトル なんだけど詞の内容はラブソングじゃなくて(笑) 何だかグルダミンっぽいなと思った 楽曲はオールドロックというかロカビリーというか ちょっとレトロな印象のある王道ROCKなイメージ+サビは割とキャッチー路線 というのが私の感想 ベタといえばベタだけど嫌いじゃない というか むしろ好きv
この次は風邪気味じゃないグルタミンで聴かせて欲しいね

終演後 工藤さんとドラムの高橋さんとちょっと雑談
「これちゃん こないだのPOWDER珍しく来てなかったね」と工藤さんに言われて失笑 なんでグルタミンのライブ来てんのにPOWDERのライブに不参加だったことをツッコまれてるのかしら(^^;) 5/1のことだから 確かに行ってなかったけど(笑)

高橋さんとは映画話が続いてて 明日から『トロイ』が封切りだね なんて話題で盛り上がった
彼は割と大作好きで 私はミニシアター贔屓なので 実はあんまり観てる作品がかぶっていない 微妙なズレには苦笑いするしかなかった 私が役者目当てで観てるメジャーな作品がかろうじて引っかかってるって感じで 同じ「映画を観る人」でも好みが違うと話が続かないもんなんだなーと実感(苦笑)

その後 打ち上げに参加…というには 晩ごはんを食べに行ったような状態の居酒屋で終電まで雑談に加わって 時間を見て退散して来た 豪さんに「お先に失礼します」と挨拶しに行ったら「帰っちゃうの?俺ら朝までいるから大丈夫だゼ」と面白い答えが返って来た 何が大丈夫なんだろう(笑) というか風邪気味ならオールなんてしてないで早くお帰りよ と ちょっと思ったけれど これが楽しみになんだろうから敢えて言わずにバイバイする

別に明日は早くから用がある訳じゃなかったから残っても良かったんだけど 結構人数がいたし 店はうるさいしで 全然人と会話できなかったんだよね 2人隣の人の声すら聞こえないくらいで… だから黙々とごはん食べちゃった訳なんだけれども(苦笑) そんなところに居てもかえってメンバーに気を遣われそうだったので ここは引き際良く去りましょう とね

経つ鳥あとを濁さず ですよ (違う)

『さまざまの夜』1964年/日本


2004年05月20日(木)  ありふれた愛のおはなし 

今更ですが観ました『太陽と月にそむいて』 L.ディカプリオが若き詩人ランボーを演じて 何やら問題作扱いされてた映画

観てはみましたが 別にそんな大層なモンじゃないじゃん ってのが正直な感想 問題なのはディカプリオじゃなくて デビッド・シューリスの方だっていうのは解った(笑) やけに艶かしい立ち振る舞いにヒゲ面ハゲ頭で まっぱ …修正が中途半端でかえって痒い仕上がりになってましたね(涙)

個人的には世に言われている同性愛のシーンよりも シューリス氏の手の綺麗さにビックリ仰天しておりまして ディカプ以上に華奢な体つきや真っ白い肌を見るだに 素ではハゲない体質だろうなぁこの人… と思ってしまうのでした ←女性ホルモン多そうな感じ?

この人あれよ ベタニ主演の『ギャングスターNo.1』でインテリなマフィアのボスを演ってた人だよ あの仕草はまんま変ってないけど ヒゲで口元が隠れ気味だったから一見して彼だとは解り辛い その点もアラン・リックマンに似てる(独断意見)

よくよく考えたらシューリス氏って 夏公開のハリー・ポッターにルービン先生役で出るんじゃんね 予告でチラっと見たけど口ヒゲなんだな〜… ルービン先生はヒゲ無し希望だったのにな〜 そして何気にリックマン氏と共演 しかも同窓生役(笑) 彼等口元そっくりなのにヒゲがあったら解らんじゃないか!(…だからか?)


…話を『太陽と月にそむいて』に戻しましょう

イギリス映画だから仕方ないっちゃ仕方ないんですが フランス人の話なのに全編を通して英語なのはやっぱり違和感があります ロンドン滞在中でも2人きりの時は仏語だったと思うのだ 何かリアルさにかけるよねぇ リアルさでいうなら後半のディカプリオの老けメイク あれは何だ?!ハリウッドのくせに半端すぎる!全然老けてねーっつの! 脚を切断したあとでの全裸カットなんかはすごいなって思う処理してんのに ワザとだろ?あれ レオ様に老けメイクは許されないとでも? それこそ許すまじ#

詩人ランボーといったら今尚評価の高い作風を誇っている天才詩人ですが 字幕じゃその良さがよく解りませんでした というか大元は仏語なんでしょ?英語で語られてる段階で韻の雰囲気とか変ってくるんじゃないのか? 小説でも思うんだけど やっぱり原書で読めてなんぼだと思うわけですよ それが最も感覚的に簡素化された「詩」という媒体でニュアンスを伝える翻訳っていうのは多分 有り得ないと思うんですよね だから本当にその作品を知りたいと思ったら原文で読まないとさ… っつー訳で 詩人としてのスゴさはイマイチ実感できないまま「自由奔放で小生意気な新進気鋭の若年詩人」の半生を追ってみました って感じでした
…この作品を作品として評価してる人には申し訳ないですが 私には役者頼みの映画に見えました 別に嫌いじゃないですが そう思います ヴェルレーヌの妻マチルド役のロマーヌ・ボーランジェは絵画から出てきたような美しさ ←フランス女優

そして主演のレオ様ですがね 少年っぽくて実にキュート 本当に若い こんときいくつ?
で 一部の人にごめんなさい

確かに似てましたアノ人に!
顔の創りも遠くはない上に あの挑戦的な イタズラっ子のような表情は アノ人を思い出させるに値した! 思わず「確かに似てるかも…」とボソったら 一緒に見ていた妹まで「ああ 似てるね うんうん」だってさ 前に言われたときはそう思わなかったから「似てないよ〜」って言ったけど 前言撤回します

あの当時のディカプリオに限っては 確かに似てると思いました! スンマセンっした!!

『ありふれた愛のおはなし』1999年/フランス


2004年05月19日(水)  メイド・イン・ホンコン 

『ジェネックス・コップ』を鑑賞

久しぶりにまとも?な香港映画借りたな〜… しかも若手ばっかのアイドル映画だよ(笑) まぁ気軽に見られそうだからと思って借りたんだから それで良いんだけどね



気を抜いて見ていたら思いの外よくできていて驚いた あれ? 何か面白い かも??
一体香港映画をなんだと思っての感想だろうね いやいやいやいや 私はこれでも香港電影好き まがりなりにもファンだっつのよ(^^;)

一応主人公と思われる新米刑事トリオ+1に
ニコラス・ツェ スティーブン・フォン サム・リー グレース・イップ
ギャング役にダニエル・ウー テレンス・イン ジェイミー・オング
と香港の若手スターが名を連ね

新米トリオのまとめ役にエリック・ツァン
別のギャングにフランシス・ン(ン・ジャンユー)
そんでもって一番の強敵が 仲村トオル(仲村亨)
なんて何やら豪勢な顔ぶれなんだわな

そして最後の極めつけには導演監修ジャッキー・チェン
劇中にもカメオ出演 …カメオっちゅーには目立ち過ぎだったけど(苦笑)

近年日本と香港をまたにかけて活動している日本の新興ヤクザ赤虎(仲村)が大量のロケット燃料を強奪した それは極少量でも大爆発を誘発させるに充分な強力なもので 爆弾やミサイルに使用されることから 大規模な武器売買に発展すると予測した香港市警は 赤虎を最大のターゲットとして手配していた

腕利きの潜入捜査官の手引きにより 取引の現場を抑えられた赤虎は消息不明となるが 後日その捜査官宛に爆弾が届けられ同僚家族共々吹き飛んでしまう それは警察に対する赤虎の報復だった

ある夜 香港の一角を牛耳るギャングのボスが何者かによって殺され その弟であるカナダ帰りのダニエル(ダニエル・ウー)は腹心の金牙(テレンス・イン)と共に 兄の残したシマを取り仕切ることになる 彼は不慣れな香港での取引をスムーズに済ますためにと選ばれた赤虎のビジネスパートナーでもあった

一方 血気盛んな若者が訓練を重ねる警察学校で 潜入捜査のスタッフを選びにきたベテラン刑事チャン(エリック・ツァン)は 型にはまったタイプばかりの訓練生に半ば諦めかけていた 彼が欲する人材は 身のこなしが良く機転が利いて有能な それでいて警官にはとても見えない容姿・雰囲気を持ち合わせた者だったが 訓練教官が紹介するのは見るからに屈強そうな 警官らしい警官ばかり

これではとても作戦実行は望めないと席を立とうとしたところへ現れた 3人の落ちこぼれ訓練生 教官の不正を暴露したため 強引に免職を言い渡され その抗議に来たのだった
そのやり取りを目の当たりにしたチャン刑事は 彼らしかない!と心を決める

チャンは有能だしベテランだったが その冴えない容姿や持病の癇癪を揶揄されて 警察組織の中ではミソっかす扱いを受けていた 境遇的には落ちこぼれ3人組と酷似している 初めはお遊び半分だった3人もチャンの真剣な取り組みに感じ入るようになり 徐々にチームワークが固まっていく
先に爆弾で家族ごと吹き飛ばされ殉職した捜査官はチャンの同僚であり その仇を打ちたいという気持ちも多分にある この一見ちぐはぐなチームに 殉職した捜査官の妹Y2K(グレース・イップ)が加わって 彼女のハイテクと日本語力が力強いバックアップとなり チームは最強の布陣を得たのだった

殺されたダニエルの兄の兄弟分であるロコ(フランシス・ン)はダニエルを呼び出して「犯人に懸賞金をかけたから半額は実の弟であるお前が持て」と言ってきた 苦楽を共にしてきた兄弟の仇を討とうと思っているらしい 承諾したダニエルは 自分が経営する店で騒ぎを起こしたチンピラに金の運び役を命じるのだが そのチンピラとはダニエルが赤虎に通じていると睨んでマークしていた 潜入捜査中のジャック(ニコラス・ツェ) マッチ(スティーブン・フォン) エイリアン(サム・リー)の3人であった


とまぁこんな感じの展開ですわ 人間模様入り乱れでしょ? ついでに言語も入り乱れ
広東語と英語と日本語がまじゃまじゃになってんのよ 日本語は日本人にしか通じていなかったけれど 英語と広東語はどんなに混ぜても理解しちゃうらしいのは 香港人特有の言語形態かと
なのでよくよく聞いてると広東語の最中に突然英語での台詞が入ったり(単語程度じゃないぞ) その逆があったりして大忙しだった

聞き取れた中で面白いなと思ったのが ジャックのことを「阿Jack」と呼んでるところ 頭につく「阿」は親しみを込めて呼ぶときのもので 例えば「兄」が「兄上」だったら「阿兄」は「兄ちゃん」くらいの違い
それ 英名にもつけるんだ〜(笑)と思わず感心

仲村トオル演じる最大の敵「赤虎」はニヒルなイイ男に描かれていて 香港映画にありがちな安っぽいただの悪者じゃあない 彼は彼なりの摂理に基づいて ある目的を達成させようとしてる そして恐ろしく頭のキレる人物だ 日本人の姿もよりリアルになってて カンチガイの日本は薄れてきた感じがした
でも 和太鼓の演奏と ご婦人方の着物の着方は 微妙に違います ってか笑えるから(爆)

裏のかき合いとか 敵味方で絡まり合った猜疑と信頼が テンポよく描かれていてちょっと驚き 香港のアクション映画でこんなに筋書き凝ってるのって見たことなかったし アクションは「さすがジャッキー」と言わしめるに価する豪快で見栄えのする動きでもって画面を存分に賑わせてくれた サム・リーのコミカルなキャラクターで徐々に積もっていくシリアスな重さを 絶妙なタイミングで空気抜きしていくあたりなんかは巧い  そして香港特有なのかジャッキー特有なのか知らんけど ほとんどのスタントを俳優本人がこなしているって 見てて解るのがスゲぇ!
「え? 今 顔ホンモノだったぞ?!」とか「これも本人か??!」見たいな驚愕の連続 だってさーニコラスとか特に超売れっ子のアイドルなんよ? 綺麗な顔してるし 本業は歌手だからライブとかもこなさなきゃならない体な訳じゃん それなのに結構ハードなスタント実演しているんだもんさ…

ジャッキー・チェンがするような極端にスゴいことはないにしても 日本じゃ考えられないレベルのアクションがちりばめられていて アホちゃうか?(汗)って思うくらいにはスゴいんだ 後で特典のメイキングを見てみたら顔も判別できないようなシーンですら自分らで演っていて 恐るべし香港人!!と本気で思った
恐れ入谷の鬼子母神

正直 あなどって見始めた自分を反省した
認めようじゃないか これはなかなか秀逸な作品だ!とね

物語の終盤 赤虎にも新米刑事たちにも「仇討ち」の意志が存在していて さまざまな“復讐”が小さくも大きくも描かれていることが解る このことに何の意味があるのか イマイチ理解仕切れなかったが「争いごとには必ずその発端になったものがある」ってことなのかなぁと 薄らボンヤリ想像してみたのだった

■役者本位な感想■
ニコラス綺麗!美人!さすがアイドルだ!! ※男性です
スティーブンはちょっとオッサン化が始まってたな… ジャッキー・チェンがより甘くなったような顔だったけど 若いうちが華だわね
サム・リー!サイコー!!激ラブ!!! 決してハンサムな顔じゃないし体型もガリ痩せ型なのに なんちゅー生命力 表情の豊富さ 存在の強さ この人は素でも面白い(インタビュー等) 写真じゃ全然オーラ感じないけど 動いて喋ると超絶に活きる人 しかし今回の役名“エイリアン”(異形)って 一体どんな名前やねん…

ダニエル・ウーはヘタれなキャラがイケてて拍手もの 実際のプロフィールも生まれ育ちが米国って人だから 広東語よりも英語がツルっと出てしまうカナダ帰りの若造って設定がしっくりきてた でも個人的には腹心・金牙役のテレンス・インの方が好き系の顔だったりする …また名前の話をするけどさ「金牙」ってカッチョイイ名前なのに英訳されて「Tooth」ってどうなん? 「トゥース」かよ!「歯」なのかよ?!

仲村トオルは何気にアジア進出中 トニー・レオンとイーキン・チェンが主演した『東京攻略』でも謎の黒幕を演じていたし『ロスト・メモリーズ』ではチャン・ドンゴンと共に韓国映画に主演している 『ロスト〜』は観てないけれど『東京攻略』でもこの『ジェネックス・コップ』でも 台詞は日本語と英語を使っている でも英語はかなりヘタれ… イカした役なだけに失笑が漏れて仕方ないが 国内での活動にある程度見切りをつけて海外に飛び出したって点はすごいと思う それもアジア映画を的にした辺り なかなかのキレ者と見た!
そしてまた役名ネタ 赤虎はクレジットで「AKATORA」と書かれていたので英語圏で公開される場合は「アカトラ」と発音されるようだ「レッドタイガー」じゃないの? 意訳だったりそのままだったり不思議だな…
ちなみに広東語では「赤虎(セッフー)」「金牙(ガムガッ)」と発音されていた模様 ※自分リスニングなのでツッコまないように

坊主や五分刈りじゃない髪型で見たのが初めてで 最初誰だか解らなかったフランシス・ン 私的にはン・ジャンユーの名前の方が馴染み深いけど 前髪あるとトニーとちょっと似てる? いやいやいやいや…
演じていたロコというギャングのボスは 硬派な男前で似合ってたね ジャックに死んだ弟の姿を投影していたロコは「兄弟」という関係を大切に思っていたに違いない だから兄弟分を殺した犯人が許せなかったんだろうな〜…
敵同士であるジャックとの間にチラっと見せる信頼関係なんかは お互いに「敵にしておくのは勿体ない」みたいな感情が混じっていて ちょっとトキメいた 何かこれって男の世界じゃん? 女じゃ有り得ない関係だと思うんだよなぁ (あ…『クローサー』では女怪盗と女刑事の間で成り立ってたか?)
とにかくこの時の二人はカッコ良かった! うん 良かった!

エリック・ツァンは今回 寸詰まった体型と異様に高い声とコミカルな動きで みんなにバカにされる役だったけれど『インファナル・アフェア』ではマフィアのボスで ふてぶてしい親分にちゃあんと見えていたし こないだ見た『1:99』の特典映像で金像奨のスピーチをしていた姿には どちらの役とも違う熟練役者の威厳みたいなオーラがあって やっぱりただのオッサンじゃねーな と改めて心服した訳だ

グレース・イップは初め 兄家族を無惨に殺された妹として 仇討ちに燃える鋭い顔つきで登場したにも関わらず後半は普通の女の子っぽい柔和な表情になっちゃってて ちょっと残念 でも顔自体は素直に可愛いと思える女優さんだったv
唯一セクシャルな役どころだったジェイミー・オングは モデル出身?と思うくらい表情が不変 井森美幸似の顔はむしろグレースよりもボーイッシュな印象 クール系の化粧は似合ってたけど 恋愛が似合う女の子じゃなかった
「愛なんて自分がイイ思いするための常套句でしょ」って感じ? 分かり易くいえば「不二子ちゃん」系
ギャングの女だった時はそれでも良かったけど 「恋」に目覚めた乙女になった後は化粧を変えるべきだったと思うなー 服装は変えてたけどね 顔が同じじゃ意味ないって 特に眉毛ね 眉毛(苦笑)

全体的にタイトでテンポ良く進む映画だったけれど 個人のキャラクターに深みがないのが難点だったかと 特に思ったのがニコラス演じるジャックで どういう性格の男の子なのかイマイチ伝わらない感じがした 常にクールであんまり感情を出さないけど多分3人の中で一番正義感があって義侠心に厚い人? あんなに綺麗な顔をしているクセに女の子には興味がないような硬派な人? 敵も味方も傷つけずに助けたいと思っている理想家? むーん…

特典映像の中にある未公開シーンには 彼だけじゃなく他の2人もY2Kもロコも 人物の個性や感情がより深く語られるシーンばかりが入っていて
「なんでコレを切るんじゃー!」
と怒鳴りたくなった そして本編と同じくらいの長さがあるんじゃないか?っつーようなカットシーンの量に 段々解ってきて
「…テンポを優先させたな?」
という答えが出る

確かにこの“語り”を入れてしまうと あの軽快なリズムが狂ってしまう気がする ダラダラと間延びした映画にはしたくなかったんだろうし スタッフのコメントの中に
「最近の“X世代”と言われる若者の考えていることは我々の世代には理解ができません」
というのがあったのを思い出した
「この作品はそんな“X世代”の若者たちに面白いと思ってもらえるような映画にしたかった」
とも言っていたな

聞いた時は「X世代って何じゃ!」という気分だったけれど よくよく見ればタイトルの『ジェネックス・コップ』は『GEN-X COPS』と表記されているし これはやっぱり GEN=ジェネレーション(世代)だよねぇ…

つまり 私みたいに「キャラが読めなかった」とか言ってるのは ジェネレーション・ギャップによって彼らの感覚が理解できないと そういうことなのかも知れんね〜(苦笑)

寄る年波には勝てませぬ

『メイド・イン・ホンコン』1997年/香港


2004年05月18日(火)  幻の光 

『ビューティフル・マインド』を鑑賞

ベタニーのハリウッド出世作と言って良い作品 ついでにここでの共演が奥さんであるジェニファー・コネリーとの出会い☆ 子持ちでバツイチだった彼女との結婚を決める前に 彼女の一人息子とはすっかり仲良しになっていたらしい彼 ベタ兄さん それは素なのか計算なのか(笑)
いやいや マジな話 二人の間にできたお子さんと4人で仲良く暮らしているそうなので 何となく嬉しい

みんな幸せが一番 末永く続きますように〜

で映画の方はと言うとだね 3/4くらいまでは面白かった ただ残りの1/4が間延びしちゃってもー 実話だって知ってたから見れたけど あのテンポを見続けるのは辛いわ(苦笑)

ラッセル・クロウが実在した数学者を演じたことで 公開当時結構話題になっていた作品だけど 内容の説明をしようとすると「数学者ジョン・ナッシュの数奇な半生」とまでしか言えない… 面白いと思わせる部分は全てネタバレになってしまうもんで(汗)

でもアレだよ 1回見たらつまんなくなっちゃう系じゃなくて 全部解ってから再度見直すと別の面白さが出てくる感じよ まぁ 長いからそうそう何度も見たいとは思わんかも知らんけどね(苦笑)

ベタニーはジョンの学生時代のルームメイト チャーリーの役で 卒業後もジョンの唯一の親友としてちょこちょこ登場してた 何でも割り切ろうとする数学者のジョンに対して文学者のチャーリーは自由奔放っつーか テンションが高くて表情豊か 黙って立ってると感情なんかないんじゃないかって顔つきのベタニーが コロコロと顔を変えるのは 見ていて楽しい

級友に堅物加減を馬鹿にされて癇癪起こしてしまうジョンを なだめて すかして 最後にパチン☆なんてウィンクかまされた日にゃもう うっはー!(≧∀≦)〜vv って調子の見進め方で(笑)

DVDで見たけれど 特典映像も結構たくさんあってねー ただでさえ長いのにこんなにカット場面があったのかっつーような長さでさ 見てて感心するというより 呆れてしまったくらいで

でも 内容的には「あれ これ削らない方が良かったんじゃないの?」と思うところがあって 逆に本編の方には「これは短くしちゃって良いような…」と思う場面がチラホラ見られたので 何を見せたくてこういう編集にしたのか ちょっぴり疑問にも思っちゃった プロの考えは素人にゃ図りかねる

観客の大半は「素人」じゃないのかって 思うけどね(苦笑)

そんな訳で 素人の私に作品の善し悪しはよく解らなかったけれど ベタニー的には見るべし! 頭の中も筋肉が詰まってるんじゃないかって印象があったラッセル・クロウも 非常に良い演技をしてたので見直した 彼のあの“変人”ぶりは一見の価値ありだと思う

昔「天才は先に答えがひらめく。それを他人に説明するために、式を後から組み立てる。」って話を聞いたことがあって 「天才」の定義は長らくこのイメージだった私にとって この映画で描かれていたジョン・ナッシュの視覚っていうのかな? ジョンが見ている「ひらめき」のビジョンが ものすごく私の定義を確証づけるものに見えて ちょっと鳥肌が立った

「天才にはこんな風に見えるもんなのかも…」と思う映像

まるでSFのシーンなんだけどもね 本人が存命しているから 多分本人チェックの入った映像だろうと勘ぐるわけじゃない? だから

S(サイエンス)F(フィクション)ではなく S(サイエンス)D(ドキュメンタリー)になるんじゃないか?
なーんてね 思ってみた


真相は天才のみぞ知る

『幻の光』1995年/日本


2004年05月17日(月)  YELL 

買っちゃった 買っちゃったv
『ロック・ユー!』のDVDをネットオークションで落札
やはり特典映像のベタニーは捨て難かった!

チョーサー 早く届け〜v ←ベタニの役名




ELLEのサイトで「セレブ&モデルのスナップ100連発!」って企画してて
ノーマンがピックアップされてます 1ヶ月前のカッチョ良い方の写真で(^^;)
→●ELLE ※ファッションのコンテンツへ進んで#92をクリック☆
→●ノーマン

ELLEってばモデル御用達のくせに情報遅くね? 元々妻でもないし…

『YELL〜エール〜』コブクロ


2004年05月16日(日)  ラーメンたべたい 

写真日記にも書いたけど お昼に食べ行ったラーメン屋さん『ラーメン二郎』

席は埋まってても行列とかはできていなかったんで じゃあここ入ってみるか ってな軽い気持ちで入ったんだけどね 待ってる間他のお客さんに運ばれてくラーメンを見て仰天した訳よ まー写真見てもらえたら解ると思うけど 量がね 半端無くて…

食券制だったんで入口の券売機で券を買った 私は「小肉入り/¥750」父は「大肉入/¥850」 「小」より小さいのはなかったんだけど 一瞬大丈夫かなぁ(汗)って気分にはなった 最近あんまり食べれなくなってるからさー…  …ん?! 今何か私年寄りくさいこと言った?

席が空いたんでカウンターに父と並んで待つこと数分間 運ばれてきたラーメンは やっぱりものすごい量だった
「…これで小なん?」

太く柔かいオリジナルの麺はまるでうどんのようで かんすいの黄色っぽさだけが“ラーメン”の証しであるみたい その上にキャベツともやしをサッと湯がいた“野菜”が山盛りに積まれていて 麺もスープも見えない状態 で その脇に厚切りのチャーシューがゴロンと並んでた ちょっと小ぶりのハム1本分くらい 野菜を掻き分けて中を覗けばスープは豚骨の背脂が浮いた醤油ベースで こってりと濃い味

麺の太さと野菜の量には結構面白がっていたんだけど 一口食べてみたら味が濃過ぎて「しょっぱ!」と思っちゃったんだよね もちろん聞こえるようには言わなかったけど隣の父にはコソっと訴えてみた

父はラーメンが好きだけど「通」を名乗るほどの執着がある訳じゃないし 何気に好みがあるので「好き」の範疇が結構狭い人なんだ 太麺より細麺が好きだし 真っ直ぐの麺より縮れてるのが好きみたい スープもコテコテしたのよりアッサリ派のようだし 知らずに入ったとはいえこの店のラーメンは 多分父の好みではないだろうなと 食べる前から予想してたんだわね(^^;)

そしたら案の定「こってりし過ぎかな…」という苦笑いが返って来た ほらやっぱりね 「大」を頼んじゃっていたから辛そうだった 「無理すんな〜 何だったら店変えてもいいよ?」なんて耳打ちしてみたけれど 一旦頼んだものに対する意地があるらしく「大丈夫」と言って箸を進めていくのだった

〜そして数分後〜

へ 減らない… 食べても食べても 減りません!

普段薄味のものを好んで食べている我々にとって この濃い味はなかなかにキビシイものがあった上 量があるので食べるのに時間がかかる 時間がかかるとスープのこってり感が増してきて余計に胸にきてしまうという悪循環で 厚切りのチャーシューは美味しかったけれど食べきるのは無理だろうなと 諦め始めた

出された食べ物を残すという行為にものすごく抵抗感を覚える自分が 苦肉の決断をした瞬間だった
「…もう無理」

これ以上食べたら 即リバースです(屍)

箸を置いて隣の父を見たら 何も言わずにコクリと頷き 自分の丼をカウンターの上段に上げた 私もそぉっとそれに続いて「ごちそうさま…」と席を立ったら 店のオバちゃんがさっさと器を取りに来て
「お腹いっぱいになっちゃった?(笑)」と景気良く言い放った
「なっちゃいました(苦笑)」と苦しい笑顔を返す私
残しちゃったことが後ろめたい私のことなど気にする風でもなく オバちゃんは器を下げて次の仕事に取り掛かっている

ああ きっと多いんだろうなぁ 残す人 っつーか女性には「半玉」くらいで充分だと思うんだけどな…

お腹も胸もいっぱいの私は 車に戻る前にコンビニに寄ってもらって お口スッキリ用のガムを購入

父と食後のキシリトールを分け合うのだった

えっと 個人的にはちょっと難ありだった二郎のラーメンですが 一般的…というか通の間ではかなりの人気を誇っている有名店です マズいとは思わなかったし 店の奥で製造しているらしき自家製の太麺は オリジナルを自負するだけあって口当たりの良い麺でした もし興味のある方は『ラーメン二郎』で結構検索にひっかかります 都内中心ですが支店も多く点在しているので 充分にお腹を減らしてから挑戦してみるもの面白いかも知れないですよん☆ ちなみに我々の行った『新小金井街道店』ってのは特に量の多いことで名を馳せている店舗だったみたいです 何つーか 色んな意味で“当たり”引いちゃったんだな〜と 思ったのでした
以上!


『ラーメンたべたい』矢野顕子

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『シャロウ・グレイブ』を鑑賞

ユアン・マクレガーの主演で有名な作品ですが 私が興味を持ったきっかけは4月に観た『スパニッシュ・アパートメント』と“ルームシェア”つながりの作品として紹介されていたときのコメントでした

サスペンス風味で精神の内面暴露というか 騙し合い騙され合い 極限状態に追い込まれたときに人間が考えること取る行動とは?みたいな 最後に笑うのは誰か!みたいな そんな話らしいと知り 主演がユアンならまぁ 作品的にツボらなくても許せるかな〜なんて思ったわけです

そして観てみた感想… いや ちょっと これ 面白かったです!
やってくれるじゃないか英国映画! ユアンがいなくても楽しめたと思います ラストで「おお〜…」となった 感心したわ

アパートメントでルームシェアリングして住まう3人の男女が4人目のルームメイトを面接するところから映画は始まります 部屋の様子からして決して貧しい様子ではなく かといって上流というほどのレベルでもなく それぞれに外で仕事を持つ3人の若者が 共同生活を楽しんでいる風でした

何人もの入居希望者の中から選ばれたのは作家と自己紹介するミステリアスな壮年の男性 彼を4人目として迎え 新たな共同生活を始めたはずが 入居して以来誰も彼の姿を見ていない ずっと留守なのかと思ってみたものの外には彼の車が置かれたままなので 不振に思った3人は彼の部屋に呼びかけるが返事がない しかたなくドアを蹴破って踏み込むと そこにはルームメイトが変わり果てた姿で横たわっていた
半分パニックの3人は対処に困ったものの 彼の私物のカバンを見つけ その中を見て息を飲んだ そこには抱えきれないほどの札束がぎゅうぎゅうに詰め込まれていたのだ
複雑な表情でお互いの顔を見合わせる彼ら

かくしてこの大金を横領しようと企んだ3人の危うい協力関係が結ばれたのだった

物語を思い返してみると 初めの“謎の男の死”以外大したストーリーがあるわけではありませんでしたが 常に“人と人”の関係を意識させるやり取りがされていて その度に登場人物のキャラクターが見る側に刷り込まれていきます 複数の人間が集まればこんなことが起こるんだゼ 的な展開が立て続けに映され 穏やかなものだったり 陰湿なものだったり 猜疑と妄想 真理と信頼 楽しい関係もあれば不快な関係もあるし 深い絆もあれば浅い繋がりもある といった具合です

タイトルの『Shallow Grave』を直訳すると「浅い墓」? 1つの家で共同生活している主人公達の末路を暗示しているのかも知れませんが 劇中死体を埋めるために掘る穴が「浅い!」と言い争うシーンがあるので そこに絡んでくるんだと思われます

でも

個人的には “Shallow”=軽薄な “Grave”=重大な のニュアンスを活かして「容易ならぬ軽薄さ」という皮肉も込められてるんではないかと 勝手に推理してみちゃったのでした(苦笑)

ユアン以外はハリウッドで見知った顔は出てきませんが(英国映画の人は結構チラチラ出てました)役者本位でなくても充分見応えのある映画だと思います 常にダークな展開ですが ラストはある意味小気味の良い印象でもありましたし 機会があったら是非観てみて下さい

以上 若いけど細くはないユアンが見られるサスペンス映画のお話でした〜
色んな意味でピッチピチ☆(笑) ←別にデブな訳じゃないぞ
 


2004年05月15日(土)  そして僕は途方に暮れる 

友人と2時半に半蔵門で待ち合わせをして 駅近くの店でちょっとお喋り 3時半になったのを確認して移動を始め 国立劇場へ向かいました

今日は通し狂言『妹背山女庭訓』の午後の部を観に行くことになっています

今日の席を手配して下さった方からの指示により 上演前に楽屋へお邪魔してチケットの代金をお支払い 手配をして下さった方は直接に知り合いですが 代金をお渡しする相手はそうじゃないので緊張… というか これから舞台に上がられる人形師さんなので いうなれば俳優さんに直接代金を手渡すようなものです

しどろもどろになりながらご挨拶をすると「ちょっと待ってて」と奥に戻られてしまったので 控室の暖簾の前で友人と二人ガチガチになって立っていたら「これどうぞ」と引出物?を頂いてしまいました おそらく名入りの御手拭ではないかと… 恐縮して更に緊張する我々は 何度もお礼を言って 逃げ去るように楽屋を後にしたのでした

…場に馴染まぬ! どう考えても馴染まない!(苦)

16時 時刻を遅れることなく公演は始まります 何てったって長丁場な舞台なので 時間が押したりしたら演者さんもお客さんも大変なんです!

『通し狂言』なので午前の部と午後の部は物語が続いていて 両方通して観る人は午前中11時から夜は21時過ぎまで一日中ずっと観続けることになります 半券があれば外に出ることも出来ますが 何しろタイトな時間割でスケジュールが組まれているので うかうか外へ出ようものなら幕間に席へ戻れなくなってしまう恐れがあるのです おまけに国立劇場の周囲には特にこれといった店がないので 何をしようともまずは成せない状態だと思われます

私にはそんな1日を過ごせる自信がなかったので 演目を見比べて より面白そうと思った方の半日を 観劇にあてることにしたのでした それがたまたま午後の部だったというだけの話

この予定を組んだのが大体半月前くらい 普段は昼夜ある公演だったら昼にして夜は空けておくようにしているのですが そんな事情から今回は夜の予定が埋まってしまいました

何故夜を空けるようにしているのかと言いますと「ライブが入るかも知れない」からなんですな(^^;)
インディーズのライブは直前になってスケジュールが入ることが多いので 迂闊に夜を埋めてしまうと慌てることになるのです でも今回は半月前で5月のライブもパラパラ決まっていた時期だったし 色々なアーティストの予定をすり合わせて見て「もうこの日は大丈夫だろう」と踏んで決めた日程でした

ところが

5月を目前にしてPOWDERのライブが飛び込んで来て それがよりにもよって初のワンマン(プチだけど)だと言うじゃないですか 思わず「ええ?!」と焦りつつ「告知が遅ぇーよ!(涙)」と悪態をついたのです

だってだって 席の手配をお願いしたのは演者さんの身内の方だし 一緒に行く友人も仕事があるのを頑張って早上がりしてくれるってことだったし 今更その予定を蹴れる訳ないじゃん!
POWDERのバカバカー!

…という訳で 友人には終演後行きたいところがあるからと 現地解散を申し出て お茶の時間を開演前に設定してもらいました ライブの会場が四谷三丁目にあるバーなんで 半蔵門とは目と鼻の先なんですわ(苦笑)

16時から21時ちょい過ぎまで しっかりみっちり上演された舞台は やはり見応えがあって 時々眠気を誘われたりもしましたが 全体的には来た甲斐を感じるものでした
物語はまぁ… アレな感じなんですけどね(苦笑) だって内心「有り得ねぇ!」の連発だったし でもこれが文化 日本ノ心!

つじつまが 合ってなくても 大団円

そもそも大化の改新の話なのに服装や髪型や建物・小物に至るまで まるっきり江戸風俗だしね そんなの歌舞伎でもそうだけどさ どんな時代の話でも「江戸風」にしちゃうのが当時の定番だった訳だから 根本的につじつま合わせる気ないんだよね いい加減っちゃいい加減の文化だけど それを解釈するのが「粋」ってことで

終演後会場の前に都バスが特別に待機していてくれて(国立劇場御用達)新宿駅行きに乗れば四谷3丁目も経由するので迷わずそれに乗り込んだら ライブの会場まで15分足らずで到着してしまいました

店に入ると演奏は休憩中で 見知った顔が大勢で飲み食い談笑の真っ最中 チャージに2000円を払って 顔見知りの友達に誘われるまま空いた席に着いたら

「間に合って良かったね」と言われました

…うそ 間に合ってんの?

実は今夜はライブ自体には間に合わなくても 遠方から来ている友人と会うために 遅くなっても行くって話をしてあって 翌日休みだし何だったら夜明かしで遊ぼうか みたいな感覚だったのです 文楽行くって決めてた時点でライブは諦めていたので この時間(21時半)で「間に合ってる」と言われたのは驚きでした

聞けば開始が大幅に遅れた上 構成上2部に分けての演奏だったらしく 1部目は既に終えていましたが2部目がこれからだとのことでした なるほど 私が聴けるのは2部オンリーってことね?

お腹が減っていたので 料理に定評があるという店のウリ文句を信用して POWDERドラムスCHRIさんおすすめの特製カレーを注文 ライスのみの皿とルーの入った小鉢が運ばれて来たので一口食べてみたら なるほど良いお味

ふーん これは確かに美味しいかも

2部の演奏が始まっているのもお構いなしに 黙々とカレーを食べ進める私

演奏中に失礼かとは思ったけど 冷めちゃったらイヤだし そもそもここ飲み食いする店だし 何よりも演奏がさ… 多少なりともお酒飲んじゃってんな〜 って感じだったから

カレーを優先させて頂き ま し た !

楽しそうでイイんだけどねー… もそっとプロ意識持ってもバチ当たらないと思うのよ だってお金取ってる訳じゃんよ こっちゃお金払って聴きに行ってる訳じゃんよ

ああ 聴きに来て良かった

と思わせるくらいのステージにして欲しい訳よ 私なんて1部聴けてないんだからさ 半分の時間に正規の金額出してるんだからさ
…まぁ 遅刻したのはこっちの勝手なんだけども

そんなことを思いながら 割と冷静な視線をステージの彼らに向けていたのでした

演奏後 少しっぱかりCHRIさんとお話 ボーカルのスージーとは挨拶程度 一番構ってくれたのがゲスト出演していた春山さん

「今日は初めから出る予定だったの?」と尋ねたら
「いや 出番の2分前に言われた」との返事

またですかい(汗)

お客さんとして店を訪れた春山さん しばらくしてPOWDERマネージャーの北原さんに「次歌って下さい」と言われて「…は?」みたいな それから落ち着くためにトイレに行ったというリアルなことまで話してくれて 友人共々大いにウケまくったのでした

仕方がないので歌ったみたいですが 散々ため息をついて客席を笑わせたそうだし 楽器も出演者から借りたんだってさ 前回のスーソロの時も当日の朝いきなり言われたって言ってたけど 今回はそれ以上じゃない
スージーの我が儘ここに極まれりって感じだよ 彼氏の愛を試す小悪魔彼女じゃないんだからさ そんな風に毎回甘えて困らせてると愛想尽かされちゃうぞ! …いや 毎回何だかんだで言うこときいてあげちゃう春山さんにも問題あるんだけど

ああもう 結局バカップルなんだなアンタ達!(>m<;)

馬に蹴られる前に退散します はいはい そうしますよ

メンバー含め出演者達は割とアッサリお帰りになり 終電に乗れるか乗れないかの私は結局朝までコースを選ぶことになりました しばらくは店に残って時間を過ごし 皆のドリンクが空になった頃合いで場所を移動 JR四ッ谷駅の方向かう途中にある24時間営業のファミレスを目指して てくてく テクテク…

最終的に残った5人でファミレスに入り 電車が動く時間まで様々な話題で盛り上がったのでした

翌朝は5時過ぎくらいに店を出て四ッ谷駅に向かい JR1名 メトロ4名に分かれて帰宅 メトロは更に池袋方面と荻窪方面に3名1名に分かれ 私は1人で新宿まで

遠方から来ていた2名は大手町にホテルを取っていたのでそこへ戻って行きました
せっかくホテルとったのに夜明かししちゃって悪かったなぁ 体調的にもキツかったみたいだけど大丈夫だったんやろか… すまなんだ

『そして僕は途方に暮れる』大沢誉志幸


2004年05月14日(金)  さらば、わが愛 

『1:99 電影行動』を鑑賞
SARSの脅威に怯える香港に元気を取り戻させようと 電影界の大物がこぞって参加したPRCMのショートフィルム集です 監督協会から人気俳優から各専門スタッフから とにかくボランティアに近い状態で製作された豪華なCM 『無間道(インファナル・アフェア)』で当時話題の中心だったアンディ・ラウやトニー・レオンも参加しています ついでにアンソニー・ウォン エリック・ツァン サミー・チェンも参加 みんな『無間道』つながり!

CMなだけあって短いです とにかく短くてあっと言う間に見終わってしまいますが 特典映像に入ってるメイキングが見応えありました

2002年の冬から2003年の春にかけて猛威を奮ったSARSは活気溢れる香港に暗雲を運びました 街を歩く人々は大きなマスクに顔を隠して 何を障るにもハンカチ越し 友人や家族とのスキンシップもままならない日々が続いたそうです

香港のアカデミー賞である“金像奨”は4/1に急逝したレスリー・チャンの喪に服すため開催を延期 予定を遅らせて開かれた催事も 出席者は顔をマスクで覆っていて俳優も女優もあったものではなく 喪中の意を表すために衣装も黒を基調にしたものを着る人が目立つという有様です

精気みなぎる香港の姿はこの時 見る影もありませんでした

そこに立ち上がった電影界の重鎮たちが 自らもSARSの感染に気を付けながら撮影したこの短編映像は 一介のCMとは思えぬクオリティで 香港の人々の目に飛び込んだのです

それは医学力も外交力も持ち合わさない映像の世界の人々が 映像の持つ力でもって人々に希望を与える 力強いメッセージでした

多くの人の快い力添えによって 驚くような低予算で作り上げられたというCM達は 別段目を見張るような特殊効果や 練りに練ったストーリー展開を見せる訳ではありません

シンプルでストレート 穿った言い方をすれば単純でステレオタイプの代物ですが そこに込められた強い思いというものが確かに感じられるものではありました
メイキングを見ると余計にそう感じます

去る2月私は実際に香港へ行って来ましたが 確かに以前に訪れたときの雰囲気とは違った空気を感じました 小綺麗になってというか すました街になったというか…(九龍側に限った感想ですが)
それでもSARSの痛手を感じることはなく やっぱり活気溢れる香港の印象を受けて帰って来ました

メイキング映像の中に映し出される当時の街の様子は ニュースや報道で知っていたことなのにも関わらず 初めて「あの香港にもこんな時期があったんだ…」という実感を伴いました

頑張ったなー香港
偉いぞ香港
近いうちにまた 遊びに行ったげよう

なんて思ったのでした(ただ香港に行きたいだけって話か?)

オマケ:金像奨の司会に指名されたエリック・ツァンは暗いばかりのご時世を嘆く余り「司会なんて勘弁してくれ」と一度申し出を断りましたが 活動する様々な人達の姿を見て「俺も何かしなければ」と思い直したそうです その彼のスピーチが特典映像として収録されているのですが 聞いていたら泣きそうなりました ただのオッサンじゃねーです あれが役者としての演技でも 素の言葉だったとしても 私ゃアンタを尊敬するよ 間違いなく偉大な名優だ! オッサン万歳!(>o<)""




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妹の帰りを待って『ベント 堕ちた饗宴』を鑑賞

ミック・ジャガー ジュード・ロウ イアン・マッケラン等の出演が気を引く1997年の作品ですが 私の目的はポール・ベタニー(苦笑) 彼はこの作品で銀幕デビューなんス 当時27歳? ピッチピチ♪

ドイツが舞台のようだったけど 皆さん見事に英語を喋ってらっしゃいます ハッキリ言って国籍や細かい背景なんかはよく解らなかった サー(マッケラン氏)は英国紳士に見えたけどなぁ? 主人公のパトロンなのは確かだと思うんだけど… ←結局解ってない

主人公はユダヤの男性で同性愛の恋人と2人で暮らしています 夜な夜な怪しげな饗宴に入り浸っては 夜の相手を見繕って遊んでいる感じで 恋人の方はその宴で踊りを披露するダンサーくん

で ある夜の相手がたまたまナチに粛正された人物の部下だったことから ゲシュタポに部屋に踏み込まれ 同性愛は弾圧の対象であったために彼らも追いかけられるハメになる そして何とか逃げ出す2人

でも結局掴まってしまって 強制労働に追われる毎日が始まってしまう訳です

今年の初めくらいに同名の舞台が椎名桔平と遠藤憲一の主演で公演されていましたが これ舞台で演ったのー?!(汗)って印象でした 題材が題材なだけに切ないこと虚しいこと この上ない話です おまけに実話を元にした話だってんで余計に気が滅入りました

なんでよー ユダヤもそうだけど 同性愛の何がそんなにイケないんだー!
生殖的な関知で言えば確かに不毛な関係とされるものなんだろうけどさ 人間愛を突き詰めた結果なら認めてくれても良いんじゃないの?って思っちゃうし
倫理に反するって言われても そもそも元になってる倫理観が 人間の手によって定められたものである限り 絶対なものではないわけで

同性異性に関わらず不埒な行為を蔑むってんなら解るけど
不道徳でも異性間なら黙認してもらえて 純愛でも同性間だと断罪ってのは 納得いかんやろ

それにナチのすることはいちいち極端でビックリするぞ 本当人間の所業じゃないってば
今世間で騒がれてる「虐待」も 解っている以外のことが こんなやり方だったりしたら 人間性の欠如も甚だしいって話だよ 想像するのもおぞましい  …うええぇ

勘弁しろホント 映画を見て疑似体験してるだけもこの不快感なんだ 現実に起こったなんて ましてや今でも起こってるなんて考えたくもない

地獄は宗教観による断罪の舞台じゃなく 人間の手によって作られる現実の世界だ

まったく クソくらえだな


映画の感想はどこへやら(汗)
ああ ベタニーはね 何役だか知らずに見てましたが 出てきた途端に見つけましたよ(^^;)
薄々予想はしてましたが 軍服がよぉっくお似合いで… まぁつまり鬼畜側の人でした・。
確かにああいう印象の顔してるしねー 納得の配役だったけどねー ははは・。

それより私と妹はジュード・ロウが見つけられなかったんですが! どこにいたよ? 誰の役だよ??!(本気)

『さらば、わが愛 覇王別姫』1993年/香港


2004年05月13日(木)  夢芝居 

うおおー!『バナナが好きな人』面白かった!!思いがけないヒット☆
キャラクターの個性と演出が絶妙で 物語の薄さが吹き飛びました 生の舞台は演出が命なんだなぁ〜…

話の内容は
「無意味に礼儀正しい父(中井貴一)と、気づかいのかたまりの母(いしのようこ)の間に生まれた、似ても似つかない煮え切らない子供(温水洋一)。そんな家族の幸福を守ろうと、意味なく奔走する飼い犬(酒井敏也)が、知り合いの野良犬(山西惇)と近所のお姉さん(粟田麗)そしておばさん(近藤芳正)を巻き込んでの大騒動に発展させてしまう、微笑ホームコメディー。」
と案内されていました

作:大森寿美男&ダンダンブエノ
演出:近藤芳正

中井貴一の役は「無意味に礼儀正しい」というよりも「口上クセのある無垢なホラ吹き」って感じの父親でした いしのようこが演じた母親は一昔前の“妻”って感じで 夫には敬語で話し掛ける そんでもって温水洋一が頭に何も被らず素のままの姿なのに「小学生」にちゃんと見えたのが とにかくスゴくて 私ゃ感動しましたよ アンタ本物の役者や!って

酒井敏也と山西惇は犬の役なんだけど 普通の格好しています 尻尾だけついてたけど フツーに喋ってたしね でも人間とは言葉通じてないって設定だったんで 犬と人間の会話がすれ違ったまま続くのが面白かった 手で尻尾持ってパタつかせる姿が本当に犬みたいに見えて へ〜…という感じ

そして何気に注目していた粟田麗(あわたうらら)はTVで見てたのの何倍も魅力的なキャラクターを演じていて そのエキセントリックな様子にバカウケしてしまいました 一言でいうなら「ハジけてる」? あの人絶対舞台の方がイイ!間違いない!!

東京・北九州・山口・大阪・名古屋 の5都市で公演される舞台ですが 今日は公演開始2日目
役者の顔ぶれが豪華なだけあって劇場に届いている花の贈り主もビックネームばっかり

目に付いたところ挙げると「森光子」「三谷幸喜」「西村雅彦」「陣内孝則」「佐藤浩市」「ヒロミ・松本伊代」「戸田恵子」「恵俊章」etc…

開演前にロビーでくつろいでいたら松金よね子が後ろを通り過ぎたので 母が思わず「あら松金さん!」と声をかける

アンタ知り合いかい!(汗)

反射的に足を止めてこちらの顔を見てくれた彼女に対し 慌てて「こんにちわ!」と言い添えます

名前呼んだなら挨拶までしようよ母!  ビックリしたよ〜もー…(松金さんにじゃなくて母にッ)

終演後同じロビーで一心不乱にアンケートを書いていたら 石野真子が我々のすぐ隣に座り お連れの方と談笑を始めました アンケートを書いていた私はチラ見をして手元に視線を戻しましたが 私を待っているだけの母は興味津々な様子で ロビーの人々を観察しています
しばらくして控え室から薬丸裕英が出てきて 石野さんに挨拶したあと我々の前を通り過ぎたので「ヤッくん!ヤッくん!」と隣の母が肘で私を小突きながら小声で告げます うんうん 本物だねー(笑)

アンケートを書き終えたので劇場を出る前にお手洗い… と思って向かったら 丁度お手洗いの前が控え室の出入り口だったらしく さっきまで舞台に立っていた酒井さんと山西さんが談笑中でした 彼等の前を通らないとお手洗いに入れなかったので「お疲れ様でした〜」と逃げるように中へ駆け込みます

なんで女子トイレの前の壁にもたれてんだよー(><;) 入りにくいし 出にくいじゃんか!

用を済ませて手を洗いながら鏡に映った自分を念入りにチェック 湿度の高い一日だったので髪の毛がハネまくってしょうがない(汗) うわあ こんな頭で役者さん達の前を行き来すんのイヤだなぁ(涙)

意を決してお手洗いを出たら イキナリ目の前に中井貴一

なぜだ?!何でよりにもよってアンタがそこに!!

必死に髪の毛を押さえて「お疲れ様でした〜!」と足早に通り抜けると 背後から「ああ どうも〜」と返事が返ってきました 軽く振り返れば笑顔の中井貴一

他の人には「ども」と軽く会釈で流されただけだったけれど 彼は明らかに笑顔をつくってこちらを見てくれていたので 振り返ったまま頭を深めに下げてから 母の元へと急いだ

「いま中井さん返事してくれたよ」
「へ〜 さすがね!」

だから知り合いかっつーの(苦笑)


外に出たら雨がひとしきり降った後で 駅までは傘なしで辿りつけました 上演中切っていた携帯の電源を入れたら途端に妹から電話がかかってきて「仕事終ったんで新宿ウロついてるんだけどそっちはどこ?」と訊かれます 「ちょうど渋谷の改札抜けたとこー」と伝えたら「じゃあ待ってる」と言われたので母と新宿で下車

「お茶くらいおごるわ」という母の提案にまんまと乗った我々は 新宿の喫茶店でお茶とケーキにありついたのでした

地元の駅からはヒドい降りにみまわれましたが なかなか面白い半日だったので 良しとしましょう(笑)

劇団ダンダンブエノ ちょっと注目株です!

『夢芝居』梅沢富美男


2004年05月12日(水)  TROY 

わー!『TROY』のプレミアに出席はいいけど ノーマン!
ひと月でこのボリュームの変化は何事ですか?!(>.<;)
→1●  →2●
※手に上着持ってるのが5/10 ペールピンクのシャツを着てるのが4/14 の写真(苦笑)

ドイツの映画 一体どんな役なんだよ〜ぅ…


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『真珠の耳飾りの少女』を観た人の感想を読んで
だんだん観たくなって来た今日この頃 (^^;)
行くべきか? 行ってくるべきなのか?!

とりあえず『ロスト・イン・トランスレーション』は日曜辺りに観に行く予定
何気に楽しみなのが マシュー・南だったりして(笑)

『トロイ』2004年/アメリカ


2004年05月11日(火)  壬生義士伝 

今日は土方歳三の命日だったので(陽暦に直すと6/20頃なんだけどね)何となく歴史の知り合いに向けて画像を配信〜

写真日記にUPしているのと同じものを送ったんだけど これが意外にウケが良くてお礼の返信が続々返ってきた
あら 何か嬉しいじゃない?(笑)


夜 特に見たい番組もなかったし 録ったままためていたヒーロー番組をさっさと消化してしまおうと思って見始める 普段は絶対に録画なんてしないんだけど 日曜日2週連続で朝から外出だったので 仕方なくイレギュラー録画しておいたものだ 『デカレンジャー』と『仮面ライダー・剣』ね(苦笑)
見たら消すテープを使用!

見てみたらどっちの番組も大展開を見せる回だったので 思わず「うおお 録っておいて良かった…」と唸ってしまった こんな回見逃したら先の展開について行けん(汗) っつーか もうこれ 子供向けって範疇の番組じゃねーよ!

ライダーの方には2回とも山路和弘が出て来た!久々の登場だ〜い♪ と思ったらチベットに行っちゃったよ烏丸所長(←山路の役)… またしばらく出て来ないらしい・。
それにしても何だか以前よりデコが広く見えてしまったのは気の所為か? あんなに目立ってたっけ?? というか 肌触り良さそーうvとか 触ってみたいーvとか思っちゃった私は …もうお終いだろうか(汗)

でも5/30に彼の出る舞台観に行くんだよね ナマ山路v ナマ兄声vv(おいおい)

録画をためてるといえば 大河ドラマいい加減見ないとなぁ… 一体何週ためてるんだろう 保存する予定だから消さないけどね 見とかないと話題に乗り遅れるっていうかぁ〜
何だかんだ言ってもその程度なのかね 自分にとっての大河ドラマ(苦笑)

そーいや今日は高幡不動で浅田次郎が講演会してたハズだわ 何喋ったんだろうねー(実は結構どうでもいい) 自分から聞きたいと思うのは歴史家・伊東成郎氏の講演くらい あとは そうだなー…加来耕三も一度くらいは聞いてみたいかも
…でもやっぱ 成郎さんだよ 成郎さん ←彼の話はホントに面白いっスよ 何気におすすめ(笑)

『壬生義士伝』2003年/日本


2004年05月10日(月)  フォーチュン・クッキー 

昼間「応募したら当たりました 13日お芝居観に行きませんか?」という内容のメールが母から届いた

予定のない日だったので「良いけど他に誘いたい人はいないの?」と返したら チケット引換券が届いたのが今日だったので 今週のお誘いを今からするのは迷惑だろうと 身内に的をしぼったらしい
そういうことなら遠慮なく行きますかね(笑)

内容を訊くと 中井貴一が主演のホームコメディで いしのようこ他の面々だという 会場は青山円形劇場

…結構な舞台なのでは?

帰りが早かったので本家を訪ねて夕飯をご馳走になりがてら 舞台のチラシを見せてもらった

劇団♪♪ダンダンブエノ 第3回継続公演
『バナナがすきな人』
出演:中井貴一 いしのようこ 酒井敏也 山西惇 温水洋一 粟田麗 近藤芳正(兼・演出)


ん?「粟田麗」? どっかで聞いたような… あ!『仮面ライダー〜』にこないだまで出てた女優さんだ 先先週死んじゃったけど(苦笑)
そうかー舞台やるんだ TVでは“美人女医”って役だったけど 顔微妙だな〜と思ってたんだよね 舞台だったらイケるかも うん ←無礼

いつも聞いているラジオ番組に中井貴一がゲストした際「視聴者プレゼント」として案内されたものを当てたらしい 放送で「○○市の△△さん」とか何とか 名前が読まれたそうで 同じ番組を聞いていた叔母から「姉さん当たったね!」と電話をもらったそうだ 当選は5組10名
時々こんな風に何かを当てる母はスゴいと思う まぁ ハズれてる回数もスゴいんだろうけどね(笑)

とにかくそんな訳で13日は母と観劇! 押忍!

『フォーチュン・クッキー』2003年/アメリカ


2004年05月09日(日)  Rainy Rainy Rainy 

ウチから車で20分ほどの駅で友人2人が9時に待ち合わせ その時刻に合わせてもう1人の友人が車で彼らを迎えに行き 2人を乗せて我が家まで私を拾いに来てくれるという話だったので 一応9時には身支度を整えて彼らからの連絡を待っていた

〜30分経過〜
…連絡が来ないな どうかしたか?

〜さらに10分後〜
車を出してくれる友人から「今から○○駅を出ます 遅くなってごめーん」との電話が入る するとこれから20分くらかな?

〜電話から30分が経過〜
あれ〜? 何で来ないんだ?? あの駅からウチまで20分あれば着くだろ??? 訝しながらも待つこと更に十数分…

携帯電話が鳴った 「今着いた!」…ホッ c-(^^;)

結局私が車に乗り込んだのは10:20 どうやら道を間違えて迷ったらしい この辺の道には詳しいハズだったので意外だ 何だかもっとゆっくりできたな〜… でもまぁ車出してもらってるんだから文句も言えないわ(苦笑)

本日は日野の石田寺にて土方歳三忌が執り行われる日なので お焼香をあげに日野を訪ねつつ 近くに点在している史跡を軽く巡ってみようという話になっていた

と言っても実は 史跡巡りの話は昨日唐突に決まった話であって 元々一緒に歳三忌に行く約束をしていた友人とは「適当に行って高幡不動での講演会を聞くか聞かないかはその時の気分で決めよう」なんて この上なくいい加減なスケジュールしか立てていなかった それが昨日の昼過ぎに「明日の歳三忌行く?」というメールを別の友人からもらい 「行く」と応えてから数回のやり取りを経て 「○○さんと9時に待ち合わせをしました もし向こうで合流できたらご一緒しましょう」というお誘いがかかり 私の相方も向こうの相方もみんなひっくるめて知り合いだったので それじゃあ4人で一緒に行くか!

という展開になったと そんな取って付けたようなグループの割に皆相性が良く それからの一日を楽しく過ごすこととなる

まず向かったのは石田寺(せきでんじ)
歳三の他 土方家代々の墓所がある ちなみにこの辺一帯は「土方」姓が多く お寺の檀家も自然に「土方」だらけになる 以前はどの「土方」が歳三の家の墓なのか解らずいちいち墓石の裏に彫られた俗名(生前の名前)を確認して墓参するという難儀を強いられたものだったが 昨今の幕末人気にあやかったサービス?で墓所案内が立つようになった 今年に至っては大河ドラマの影響で 市中の至る所に史跡の案内や看板が設置され 街じゅうが新選組だらけである そして去来の客足も例年の比にならない盛況振りだった…
人がウザい(黙)

夕方から降るといっていた雨が既に本降りを始めていて 傘を邪険にしながらの焼香となる 雨の中人だかりにまかれていても意味がないので 早々にしてその場を離れた

次なる目的地は日野館(ひのやかた) 指定の駐車場に車を停めて雨の中歩いて門前まで
ここは歳三の姉ノブが嫁いだ佐藤彦五郎の住居である 少し前までは家屋の一部を使って蕎麦屋を営んでおり 蕎麦通にも美味いと評判の味を誇っていたらしい 残念ながら日曜休業だったので毎回訪ね損ねているうちに 蕎麦屋の営業は別の場所に移転し 現在の佐藤邸は小さな資料館へと その様を変えてしまった

歳三がよく昼寝をしていたという座敷を隣に見ながら 界隈でも評判の生蕎麦を食べるのがちょっとした夢だったので 今は蕎麦屋でなくなった佐藤邸に少々の嘆きはあったが その代わりに奥の座敷が何間か公開されるようになったので それはそれで良かったと思うことにした 入館料\500 ミニパンフ付(係員による解説あり)

それにしても「美味しい蕎麦」というのを食べてみたい!

次に彦五郎邸から徒歩で移動できる距離の井上源三郎(いのうえげんざぶろう)資料館を訪ねる
現在井上のご子孫が住まわれている場所に縁の品を展示する蔵がある 今年の初めに正式開館となった新しい資料館だ 展示物はそう多くないが 一品一品ご当主からの説明が頂ける 入館料\500 ミニパンフ付

その後一旦日野駅へ向かい 土方歳三と近藤勇の肖像がオレンジカードとして売られているのを友人が購入 昼時だったので適当な店があればと見回したが 特に何もなかったので引き返すことにする

途中の八坂神社で天然理心流の奉納額を拝観 拝観料\100 説明書き&ポストカード&巫女さんからの解説付き
更に大昌寺(だいしょうじ)に寄って佐藤彦五郎・ノブ夫妻の墓へ参る 迷うかと心配したが卒塔婆立てに「誠」の鮮やかな幟旗が差してあったので一発で発見 …祭の期間だからだよね? こんなん家の人絶対嫌がるだろうによ(黙)

大河ドラマでは小日向文世氏が愛嬌たっぷりに演じているが 実際の彦五郎は文武両道の大名主で 人柄的にも経済的にも申し分ない 頼れる兄貴分であったはずの人物だ 当時のよもやま事を事細かに日記に残しており 貴重な史料の提供者として また 多くの蕎麦通を唸らせたという蕎麦打ちの名人としての顔も持つ マルチな才人だったようである

日野館で聞いた話によると ご子孫の方々は大河ドラマを見て「あんな情けない人じゃあ なかったんですよ?」とこぼしているとのこと いやはや実在の人物を脚色するのは大変だねぃ(苦笑)

雨足は一向におさまる気配がない 車まで戻って今度は高幡不動(たかはたふどう)を目指した 土方歳三がデザインされたパスネットがあるらしいのだが それが見つからないと言って友人2人が躍起になっている 高幡不動まで行くのなら最寄り駅には京王線が通っているから そこで訊いてみてはどうだろう?という話になったので 不動尊の駐車場に「お参りです」と言って停めさせてもらい先に駅へ向かった

「うちでは扱ってませんね」
京王の駅員は事も無げに即答する この反応から考えるに今までにも同じ質問を繰り返されてきたのだろう すぐ横のバスカード販売機には土方の写真をあしらったカードが売っていたが バスカードは友人らにとって需要のないもののようで手を出さない 「買ったら使う気だったのか…」と内心思った

いい加減お腹が減ってきたので不動へ戻る前に蕎麦屋に入って遅い昼食を摂ることにした 日野館を訪ねてからずっと蕎麦が食べたかったので駅にいた市中案内のおじさんに「この辺で蕎麦の美味しいお店ありませんか?」と尋ねて聞き出した店だったが 日野館の味を知っている2人の友人は思いっきり

イマイチ!

って顔をして食べている 私自身も「これで美味しいのか?」と首を捻る感じ 別段不味い訳ではなかったが かといって美味しいとも思えない 可もなく不可もなく「普通の蕎麦じゃん」というのが率直な感想
…ちょっと悔しい
5時でお不動さんの駐車場が閉められてしまうので その時間に間に合うように車へ戻った その後は特に寄るような場所もなかったので このまま地元を目指すことにした 今回の面子は比較的近い界隈にお互いの住まいがあるのだ

「9時まで時間つぶせるの?」と 帰りの車中で訊かれる
夜地元で飲みませんかと昨日のうちに声をかけてもらっていたのだが 夜はライブがあるので不参加の旨を伝えてあった …しかし あまりにも時間が余り過ぎて 確かにどうしたもんかと考える 飲みに行くと言っている店は自宅の最寄り駅から2駅先にあるらしいので一旦自宅に帰るという手もありだ

「飲み行こうよー」と繰り返されているうちに 行っちゃうか?行っちゃうか!ってな気になってしまい 結局1時間ほどしか居られないにも関わらず同席を強行してしまう 最終的に19〜20時の間で酒宴に参加し その後大急ぎでライブ会場のある吉祥寺に向かうという慌ただしいスケジュールになった

でもまー 楽しかったし 美味しかったし 居心地も良かったので 良しとしませう♪


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そんな訳で慌てて到着した吉祥寺は20:31 出番が21時と聞いていたのでまずまず理想的な時刻だ
今夜のライブはBahaha Orchestra

友人との共同出資で用意したGWの旅行の土産を雨の中一日中持ち歩いていたのだが こんな日に限って顔見知りの参加が少ない(涙)オマケに来ると思っていた旅の友は仕事が片づかず来られないとの連絡をよこす始末である

次回みんなが集まりそうな15日のPOWDERライブは私が行かれないので 今日の残りは彼女に預けるつもりだったのに 来られないのでは話にならない そんならいっそ今夜で配りきってしまえ!ってなヤケっぱちな気分になり 取りあえず会えた人に渡したあとは 終演後メンバーに「好きなだけどーぞ」と景気良く振る舞った 思いの外好評だったので少し気分が晴れる

と いう訳でもうほとんど残ってません POWDER友達でこの日記を読んでしまった方 恨むなら今夜来なかった友人を恨んで下さい(笑)

ウソ お仕事お疲れちゃん 勝手に配り散らした私の責任なので その次のライブで文句受け付けます(謝るしかできないけど) ごめんちゃい

今日のBahahaも3Men 『スリーダンス』が聴けて嬉しかったんだけど やっぱり4人で聴きたいなー  ぽて・。
みなさん雨の中お疲れさまでしたー そして何より自分がお疲れ!(屍)

歩き回ったし酒入ってたしで
家着いた途端に電池切れ

Z Z Z …

『Rainy Rainy Rainy』Bahaha Orchestra


2004年05月08日(土)  真珠の耳飾りの少女 

GWがあった所為で妹は土曜日なのに通常出勤 お気の毒に…
私はというと珍しくグダグダ寝ていて 10:30頃布団から這い出した 窓の外は良いお天気♪

今くらいの時間にTVをつけるとTBS『王様のブランチ』で映画のランキングを始めるので 目覚まし代わりのまま聞いていたラジオを一旦とめてTVのスイッチをONにする ランキングにはまだ少し間があるようだったので おもむろに洗濯を開始 この天気なら半日で乾くに違いない!(期待)

洗濯機をかけながら映画のランキングを眺める GWだっただけあってTOP3が子供向け映画だった
3位:名探偵コナン
2位:クレヨンしんちゃん
1位:ホーンテッドマンション

あ ワタクシ1位の作品に貢献してますな(笑)

意外と映画好きの間で評判の良い『スクール・オブ・ロック』が気になり始めた だってみんなの感想が
「ジャック・ブラックの演技にひきひきで見始めたのに後半ノリノリで観てしまった 可愛気なのない子役が可愛い!」
判を押したような好評価でちょっとビックリしたんだもん 「JBにひきひきだったのに」ってところが結構ポイント 私もあのオッサンがネックだったからさ(^^;)ゞ
まぁ 映画館で観なくても そのうちレンタルで見ちゃいそうな予感だわ〜…

今日は月に一度のミニシアターランキングも発表があって 2月に公開された『グッバイ、レーニン!』が堂々の3位をキープ すごいすごい ロングヒット! そして1位と2位が『ロスト・イン・トランスレーション』と『真珠の耳飾りの少女』だった 上位2作品とも主演がスカーレット・ヨハンセン

『ロスト〜』の方はアカデミー等々にノミネートされて話題になっていたから解るけど フェルメールの映画がウケているらしいのがちょっぴり意外 主演のコリン・ファース結構好きだから気にはなってたんだけど 映画館で観るにはタルそうな印象だったんで「DVDになったら…」みたいな気分でいたのだ 特典映像ありそうだし あったらスゲー見たいじゃんね!

で そのランキングを見ていたら唐突に“フェルメール”が見たくなって 上野の東京都美術館に行って来ちゃおうかな?って気分になった しかし 洗濯その他よもやま事を済ませて時計を見たら14時

…う 微妙(汗)

今夜は18時に渋谷待ち合わせで友人おすすめのお笑いライブに行く約束があったし 昨日突然社長に「これ見ていらっしゃい」と渡された大丸ミュージアムのチケット 日付を見たら会期が5/9までとなっていたもんで 明日一日予定が入っている身としては 今日行っておかなくちゃいけない状況な訳で…

フェルメールは7月まで見られるから また今度!(涙)

という結論に達し 仕方なく大丸ミュージアムのある東京駅を目指して家を出ることにした ち 絶対見に行ってやるぞフェルメール!


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大丸ミュージアムでやっていたのは 田中一村という人の作品展
晩年を赤貧の中奄美大島で過ごし 大胆な色彩と構図で個性を発揮する昭和の日本画家
若いうちから相当な描写力で 作品の年代を見ていたら 21歳や23歳で驚くような絵を残していてビックリした
晩年の絵は よく言われている強烈な色彩や緻密な描写力に加えて 構図のスゴさに圧倒された 私にゃこんな構図絶対に考えつかないよ!この人スゲーよ!!(汗)
よくよく見ると遠近を色の濃淡だけじゃなく 手前のもののアウトラインを白く抜くことで際立たせて見せていたりして 純粋な日本画というにはディフォルメされたイラストの要素も伺える作品だった 特に晩年に近づくほどその特徴が多用されてくるので 彼の経験がその手法を選んだということなんだろう 構図も多分自然のものじゃなくて 画面の中を「構成」してるって感じ 絹地に顔料絵の具を用いて描画しているのだけれど パッと見油絵に見えるような鮮やかな色彩 でも油絵のような荒々しい筆のニュアンスは全然なくて 近くで凝視しても実に細かく書き込まれている やっぱり日本画なんだな〜って感じ

久々に見応えのある生絵を見たわ
世の中スゲい人は星の数…


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そして18時 渋谷のセンター街をずっと奥まで進んだところにある小さなライブスペースでお笑いのライブを見る

「お笑い」のライブって見るの初めてだったんだけど いつも通っている友人たちが面白そうに話しているのが気になっていたので 「行ってみたいなー」といったら電光石火の勢いで場の手配をしてくれた

今回はピン芸人特集な企画で コンビやトリオは一切なし ピンの芸人さんばかりを集めたライブだった 友人たちから聞いていたおススメの芸人さんが出るというので楽しみにしていたのだが 楽しみにし過ぎていたのかイマイチスイッチが入らなかった …あれ?こんなもん??

全プログラム終了後 こっそりその旨を伝えたら 2人の友人は「今日はイマイチ!」と嘆きの声をあげる 「せっかく誘ったのに何か悔しい!」と言われて苦笑するしかなかった 確かにお笑いに厳しいこの2人が この程度で「面白い」と勧めて来る訳がないよなーと妙に納得してしまった

とりあえず博多弁?でホスト設定の「ヒロシ」と茨城訛りの女の子「赤いプルトニウム」は結構面白かった 「波田陽区」はギター侍でTV人気高いらしいけど特にピンとこず 「猫ひろし」の体芸にはドン引き(割と笑いを取っていたけれど俺には理解不能…) あとは司会進行役だったアバレヌンチャクの斉藤恭央くんの声が非常に良ろしくて耳に潤いだった!
…そんくらいか?

終演後 劇場を出たところで携帯が鳴り 出たら妹が仕事を終えたところだというので 新宿辺りで合流して帰ることにする ごはんを食いっぱぐれていたので半端にお腹が減っていたけれど 明日は午前中から外出なので寄り道せずに帰った

色々話したがっている風だった2人の友人には申し訳なかったけれど 今夜はこれにて退散 積もる話はまた今度ね(^^;) スマヌ

『真珠の耳飾りの少女』2003年/イギリス


2004年05月07日(金)  RAINBOW 

MステにSoweluちゃん出演
サポートとしてBahaha Orchestraの櫻井さんと春山さんが後ろに映ってた
おおお…

新曲の度にMステやPJに出演しているSoweluちゃんだけど 可愛いし歌も下手じゃないのに 楽曲がパッとしないと思うんだ だって聴いててちっとも面白いと思わないし 耳にも全然残らない 今後どうなるのかちょっと心配になっちゃう

まぁ余計なお世話だろうけどね(苦笑)

『RAINBOW』Sowelu



今日は昔好きだったゲームのキャラクターの誕生日だった
そんなものをまだ覚えていた自分にちょっと驚き(笑)
本当だったら今年で44歳って設定だけど
架空の人物だから年は取りません

羨ましいゼ!


2004年05月06日(木)  ビューティフル・マインド 

謙さんが米ピープル誌恒例の企画“世界で最も美しい50人”(2004年)に選ばれたとな
へぇ〜 へぇ〜 へぇ〜…
解ってんじゃんピープル!(>w<)b☆
ショーンも選ばれたことあるんだよー パトリック・フラナリー氏

そしてノーマンが新作の撮影に入ったらしい『Anti-Matter』 ドイツの映画
…『Boondock Saints』の続編はどうなったんだろう やっぱり実現はされないのかしら(苦笑)
それはさておきD'URBANのミニサイズカタログがリニューアルされてるらしいので どっかショップに行ってもらって来なきゃ〜♪

『ビューティフル・マインド』2001年/アメリカ


2004年05月05日(水)  スシ食いねェ! 

8時半起床 朝からパソコンを立ち上げてサイトの整理をしていたが 洗面所で見た自分の髪型に目がいき一瞬動きが止まった 昨晩変な濡らし方をした所為もあるが サイドの髪のハネ具合がそろそろヤバい 時計を確認してから電話の受話器を取る

「ストパーとカットをお願いしたいんですけど今日の予約できますか?」

美容院に11時の予約を入れて再びパソコンに向かった

10時50分 美容院に出かけようと玄関に立つ私に妹が部屋から声をかける 彼女はまだ布団の中にいるようだ
「帰る頃には起きてるから〜」
はいはい どうぞゆっくりお休み下さいな(苦笑)

相変わらずパーマのかかりにくい毛質の髪は 丸々2時間使ってもまだ足りないくらいのハネっ返りだったが 気合のこもったブローによって一応の収まりを見せた
でもブローし過ぎて毛先が痛んだ気がするんですけど… この店来るのやめようかな(考)

家に戻ったら妹が「早かったね」と部屋から出てきた まだ寝てたんかい(^^;) お茶にでもするー?と訊かれたので「ベタニー見ようよ」と誘ったら即答でOKが出た

ベタニーってのはポール・ベタニーのことで 借りたまま見てなかった英国映画『スカートの翼ひろげて』を指している ただお茶だけなのもつまらないと妹がポップコーンを炙り始めた フライパンで加熱してポンポンさせるヤツ 油はエキストラバージンオイル 塩はなずなの天日干塩 何気に食材には凝っちゃいます

ポップコーンもできたし コーヒーも入ったぞ というタイミングで家の電話が鳴った 受話器の向こうには母の声
「お昼まだだったらお寿司食べに行かない?」
週一で母が手伝いに行っている近所の寿司屋ではランチのおひつがお手頃価格で提供されているので 休みの日にその店で昼食をすることが結構あった 我々はそのつもりで気軽に「いいよー」と返事をしたら 「新宿の?島屋で食べ放題があるのよ」と母は言う

え 新宿?!

妹にその旨を伝えると彼女も新宿だとは思っていなかったようで 一瞬「新宿なの?」と動きを止めたが どうせ何の用事も入れていなかったし ポップコーンも映画もまだ手をつける前だったので
「じゃあ14時に家を出る感じで」という約束をして受話器を置いた 14時まであと15分だ

大急ぎで仕度をして 約束通り14時には家を出た 合流するはずの駅に着いても母の姿は無く 2本ほど乗れる電車を見送った あれ?何かあった?? 携帯を鳴らしても出ないし 我々の携帯に連絡もない おかしいなー?と様子を見に駅の外へ出てみたら丁度母が到着する姿が見えた
「あ 来た」と思ったら自転車を停めようとして隣の自転車を倒し慌てている 思わず見なかったことにして駅に戻る私…

それから3人で私鉄に揺られて30分 ?島屋の上に入っている『築地玉寿司』というお寿司屋さんで実施されている食べ放題のメニューを注文した

何でも唐突にウニが食べたくなったらしい母 ウニって店によって良し悪しが極端に違うじゃない だもんで美味しいウニが食べられる店をネットで検索したら この店が引っかかったんだそうで 普通寿司の食べ放題とかいうと 初めに決められた皿を食べてから好きな物を注文していくって形式が多いらしく その初めの皿には大抵青魚だとかクセのあるネタが混じっているという話をよく耳にする 生魚が苦手な私にはその皿はきっとクリアできないと思われるので 私に寿司の食べ放題なんて楽しめる訳がないと長年思っていたのだが この店では初っ端から好きなネタを注文してって良いらしい

普段の価格でも たまごを注文しようがウニやイクラを注文しようが同じ値段だそうで どのネタを頼んでも価格的な損得は同じだよ と板さんに言われた でもやっぱ 好きなだけ食べられるんならウニとか頼んじゃうじゃんね

そんな訳で母は当初の目的でもあったウニを筆頭に 普段気軽に頼めないネタを手当たり次第といった風
妹は好物の穴子を中心に ウニ・イクラといったセレクション
私はひと通り貝類を制覇して ウニ・イクラ・カニ味噌をリピートしていく注文になっていた

「カニ身をシャリ少なめで!」
母の注文に両サイドの我々はちょっとビビった どこの世界に食べ放題で「シャリ少なめ」なんて注文する人がいるっちゅーんだ(汗)慌てて「それはちょっと…」と小声で嗜めると 板さんは笑いながら
「はい!シャリ少なめね」とカニ身をネタ台に2巻並べてくれた

ありなのか?!

とは思っても やっぱり「少なめ」なんて注文はできねーです 一応ギリギリのマナーじゃないかと…(黙)

さんざん食べてお腹が一杯になったので 私と妹が「終了」の意思表示をすると 母が「じゃあ最後にウニ!」と最後の注文をした よく入りますね母上様!!(驚)
すると板さん シャリをくるりと海苔で巻き 普通にウニの軍艦を作ると見せて 仕上げに乗っけるウニを運ぶ手が 止まらない 止まらない
「はい!」
と目の前に置かれた軍艦は 山盛りのウニでバランスを崩しそうなほどのボリュームだった

「「「うわー!」」」

3人で驚嘆の声をあげた 板さんはガラスケースの向こう側でニコニコしている
うむ!気持ちの良い店だったぞ また来ちゃうねきっと!

と思いながらも お腹の中はすし詰めパンパン状態で しばらくの間 寿司はいい… とこっそり苦笑いの家路だった
満腹過ぎてくるしぃぃ〜い!c-(>_<;) ケフッ

『スシ食いねェ!』シブがき隊


2004年05月04日(火)  劇的な瞬間 

5/1にも観た舞台 明治座公演『燃えよ剣』を再び観に行く
今回は先行プレで取ったA席 桟敷の2階席だが舞台を右側からなめる感じの場所だ 前回が極左の1階席だったから視点が真逆で面白そう(笑)

今日は特に慌てる用事もなかったので開演の11時に席に居られるようにと 最寄り駅の『浜町』に10:40着で逆算した時刻に家を出た 自宅から浜町までは
地元の駅(私鉄)→ 高田馬場(メトロ)→ 九段下(都営メトロ)→ 浜町
という経路を辿る 時間にして1時間前後の道のりだ

順調に移動を続け高田馬場からメトロに乗り換えた直後のこと 次の駅にすら着かないタイミングで車内アナウンスが入った
「先ほど『門前仲町』駅で人身事故が発生しました 次の駅でしばらく停車します」

…うっそ マジすか?

次の駅って『早稲田』なんだけど
東西線の他に路線通ってないんだけど
乗るんじゃなかった!(>_<;)
馬場にいるうちだったら新宿まで出て都営メトロに乗ることができたのに何ちゅータイミングだよ!

「えー 先ほど10:20頃『門前仲町』駅にて人身事故が発生しました 現在東西線は上下線とも運転を見合わせております」
腕時計に目をやると時刻は10:23 …ホントについさっき起きたんだな(汗)
駅に着けば携帯の電波が入るので まず今日一日行動を共にする友人に事故のことを知らせるメールを送った それから乗り換え案内で別の経路検索を試みてみたが 回線が混雑していてつながらないというメッセージが出るばかり 何度やっても同じ結果だったので とうとう諦めてしばらく様子を見ることにした みんな調べてんだよねきっと

「先ほどの事故ですが警察の調査が入ることになりました よって運転見合わせが長時間になる可能性があります 大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません…」
との車内アナウンス あちゃーこりゃ本格的に遅刻だなぁ(苦笑) 一度観ている演目だからまだ気がおさまるけれど そうでなかったら金返せ!って誰に言えば良いんだろうか ちなみに今日の席は8,000円 決してお安い価格じゃないんですのよ

仕方ないので改札に向かった 地上に出てバスか何かで馬場まで戻るか いっそタクシーに乗って会場を目指すか あれこれと算段しながら階段を上っていったら 改札は予想通りの大混雑 駅員に食ってかかる年配の客や いかにもお出掛け仕様のマダム 皆が皆次なる経路を尋ねるのでいちいち時間がかかって 如何ともし難い状況だ 駅員もテンパっちゃっててかなり態度が悪い それに腹を立てて抗議する客と悪循環が始まっている

や〜 電車が止まってるのは駅員の所為じゃないしな〜 でも あの態度は確かにムカつくよな〜 と列に並びながら考える 自分の番が来たので極力穏やかに「浜町まで行くにはどうするのが一番でしょうかね?」と尋ねたのだが「向こうの改札を出てバスで馬場まで戻って下さいッ」と代金を返された 向こうの改札?と思って踵を返したら「もう精算したからこっちから出て!」と呼び止められる …だったら精算の前に向こうの改札へ行けって言えよ(不快)
指さされた改札をしぶしぶ抜けた このまま地上に出てもバス停のある出口を探さなきゃいけないんだよな…と階段を上り始めたら
「中野〜大手町間で折り返し運転を開始します」
というアナウンスが背中越しに聞こえてきた その駅間だったら目的地まで辿り着ける! 慌てて引き返して改札を入り直した 他の客も急ぎ足で電車に乗り込んでいる

結局20分のロスを余儀なくされ浜町の駅に着いたのが11時 私の他にも駆け足で駅を抜けようとしている人が何人もいたので 同じ理由で遅れた同じ目的地を目指す同志だろうと思った

入口まで来てチケットを探る 走って暑かったので手に上着を持っていた私は少しモタついてしまい 鞄からチケットの入った封筒を出すところまでは出来たものの その封筒からチケットを取り出すのに難儀していたら もぎりの受付嬢が「お出ししましょう」と言い封筒ごと手に取って中から出したチケットを勢い良くもぎってくれた 私は咄嗟に「あ!」と声を出したが間に合わない

その時初めて紙面を見たように 切り離されたチケットの半身をそれぞれ左右の手に握って
「ごめんなさい私 違うチケットを切ってしまいました!」と慌てふためく受付嬢
…あー やっぱりやっちゃった?(^^;)

封筒の中には夕方にある日比谷野音のチケットも一緒に入れてあったのだ しかも舞台のチケット同様e+で取ったものなので印字されている内容が違うだけでデザインは同じチケットだ 私が取り出すのにモタついた原因も実はそこにあった

「いやー こちらこそ一緒にしてたから… ややこしいことしてスミマセン(苦笑)」
「あの …大丈夫でしょうか これ」
「…さぁ」
だってそうとしか言えないじゃん? 普通チケットって切り離し無効だからね まぁダメなら帰って来ても良いかな〜なんて少し考えた 今夜雨らしいし
取りあえず公演は始まっているので これ以上時間をかけるのもナンだと思い 受付嬢さんに本当のチケットをもぎってもらって急ぎ足で席に向う 座席案内の人に誘導されて友人の座る隣へ腰を落ち着けた
「結構早かったね 今始まったばかりだよ」
耳打ちする友人の声
「野音のチケット間違ってもぎられちゃったよ」
と言ったら
「え!」と驚かれた

やっぱり?

切り離し無効な上 妙なところに厳しいディスクガレージがイベンターだもん 不安になるのも当然だわ それ以上は周囲の迷惑になるので会話を続けなかったが 一抹の不安は終演後も残り続けた

1日の日記には詳しく書かなかったが この『燃えよ剣』というのは司馬遼太郎原作の時代小説のタイトルで 今回の公演はその小説を原作に頂いてラサール石井が脚色し舞台に仕上げたという代物である 主演に上川隆也・風間杜夫 助演に羽場裕一・葛山信吾・富田靖子 そのた他etcといった面子
主演の2人だけで席が埋まるっちゅーねん(汗)

舞台は幕末 主人公は新撰組の土方歳三である 幕末好きなら『燃えよ剣』=土方 がすぐに出てくる基本中の基本な司馬作品だ しかも土方役を上川が 近藤勇を風間が演ると聞いた日には 演劇ファンも黙っちゃいない それ故にチケット確保は熾烈な展開を想像させた

その争奪戦をアッサリくぐり抜けてしまった私は 今回大いにラッキーだったと言わざるを得ない 花道沿いの特別席と 二階とはいえ花道が一望できる桟敷席の両方を e+のプレオーダーでGETできてしまったのだから

本来なら一般発売の日に泣くような努力をしなければ得られないチケットだ 全くもって運が良い

しかし
肝心の芝居にはやや不満が残った 1日に相方が寝てしまったというのがイイ説明になるかも知れない やや間延びの感と物語のはしょり方の激しさが両極端で 移入する間がない だから夢中になれない ダレる …寝る?(苦笑) という図式なんだろう 原作を知っているというのがかえって良くなかったとも思えた これはもう今更どうにもならないギャップなのだ

それを証拠に今日一緒に舞台を観ている友人は 幕末のことなんて教科書程度でしか知らない一般的な観客だ 公演を見たがったのは「好きな役者が出ているから」というシンプルな理由からである そしてそこにお笑い好きの趣向が加わり
「面白い舞台だね」
という感想が繰り出される

確かに演出の点ではコミカルでテンポが良い 爆笑するようなベタなネタはないが 思わずクスっと笑ってしまう小技が随所にちりばめられていて「ラサール石井ここにあり」といった感があった ストーリーを気にしなければ普通に面白い作品なのだ

「私は史実も小説も知らないから単純に面白かったよ 大河ドラマは見ているから 時々違和感はあったけどね」
というのが彼女の総評である

全くもって ごもっともなご意見でやんす(平伏)

終演後 この近辺には何もないからと さっさと日比谷に出てしまおうという話になり 明治座から人形町まで歩いて東京メトロの日比谷線に乗り込む お茶するつもりで銀座で降りた

開場16:30 開演17:00 日比谷野外大音楽堂 ここでのライブは1999年の10月ぶり ブルームさんがロシアから戻って来て全国にお礼巡りした時の無料ツアーが この野音でファイナルだった 何だかんだ言ったところで懐かしいには違いない

明治座でもぎられてしまったチケットは 封筒に半分を隠して係りの人に端を抜き取ってもらい「スミマセン!」とか言いながら半券を中から出してチェックしてもらうというワザとらしい演出で通り抜けた 係りのお兄さんが気の良い人で良かった〜 c-(^^;)

今日の出演は 河口恭吾・コブクロ・斉藤和義・平川地一丁目 フロントアクトに大宮のストリートデュオ「サスケ」
夕方から雨 と言っていた割には結構降らずにいてくれたが やはり最後まではもってくれず
サスケ 〜 平川地一丁目 〜 河口恭吾 〜 斉藤和義 の途中で大粒の雫が落ち始めた 降り出した?!と思ったら

ザーッ!!

『歩いて帰ろう』なんてもう 本当に帰りたいくらいの土砂降りの中で聴かされた
トリのコブクロでは降ったり止んだり土砂降ったり 雨天決行と解っちゃいたけど やっぱツラいわ 雨(泣)

降ったら帰る気でいた私は合羽を用意しておらず 降っている最中はGジャンを頭からかぶって誤魔化していたので 全プログラム終了の頃にはすっかり濡れ鼠になっていた かろうじてTシャツとGパンは許せる程度の被害で済んだが 被っていたGジャンは搾れるくらいにびしょ濡れで とても袖が通せる状態ではない

仕方なくTシャツのまま上着は羽織らず 銀座の街を闊歩し 食事を済ませ 電車に乗り込み 新宿を通り抜け 私鉄に乗り替えて地元の駅に着く頃には いい加減気温も下がっていたのだけれど 上着を着る方がよっぽど寒いので家路を急いだ

明日はゆっくりするぞ! そのつもりで予定を入れなかったんだ ゆっくりしてやる!

『劇的な瞬間』斉藤和義


2004年05月03日(月)  黄金の野郎ども 

朝7:30に揃って起床
朝食を8:30にお願いしてあったので その時間に間に合うように軽く朝風呂を頂きに行く 外は寒いがやはり露天はイイv 極楽極楽〜♪

朝食も和洋のどちらかを選ぶようにと言われ 昨晩のうちに洋食をお願いしてあった 昨日とは違う自家製パンが出されて皆ご満悦 バターは昨日と同じクリィミィな真っ白バター プレートにはキュウリ・トマト・レタス等々と半熟卵とソーセージが綺麗に盛り付けられている サラダも卵も味がしっかりしていて新鮮で ドレッシングの代わりにオリーブオイルと天然岩塩がテーブルに並び 希望をすれば自家製マヨネーズも出してもらえたようだが マヨは誰も頼まなかった(苦笑) 紅茶か珈琲を選ぶ際に紅茶を選択 その他に林檎ジュースとヨーグルトが添えられていて どちらもこの界隈で売られている特製食品だった 当然のことながらまいうー!

1時間半ほどかけてゆっくり摂った朝食の後は 部屋に戻ってチェックアウトの支度に入る 11時までに出なければいけない
女の子4人ともなれば皆で一斉に化粧を始める時間が必ずある訳で 普段そんなに頓着しない方の私は 皆が持ち寄るめくるめく道具と技の数々を 興味津々の眼差しで観察するのだった 

ベースメイクを済ましたところで一人の友人に「眉毛描かせて!」と言われたので描いてもらうことにする 彼女は小学校の頃からの付き合いで いわゆる幼なじみってヤツだ 物心ついてからの大半を一緒に過ごしていたハズなんだけど どこが分かれ目だったんだろうねぇ〜(^^;) 女性らしく華奢な半面バリバリに仕事をこなす第一線のデザイナーで ご同業の彼氏と都内のマンションに2人住まい 最近はパン造りに凝ってるとかで 休みの日は午前中から生地を捏ね 一日中色んなパンを焼いているんだそうな 今回の旅の面子で今度一緒にベーグルを焼こう!なんて話も出ている 自分ではあまり食べないから 焼いたのの大半を職場に持って行って配ったりしているらしい 何が一番楽しいのかと尋ねたら「捏ねる」作業だそうで 無心になってベッタンベッタン生地を練るのがストレス解消になるとか …やっぱり相当溜まってるんだろうなぁ 仕事ハードだしね(苦笑)

そんな彼女に眉を描いてもらって 他の2人に感想を訊いてみたら「何となく女っぽくなった」と言われた
…「何となく」? まぁ いいけどね
鏡を覗くんでもなきゃ自分では見ることのないものだけど ちょっとだけ普段と違う気分になれて楽しい

チェックアウトを済ませ昨日訪れた道の駅へ向かう コインロッカーやクロークがあれば大きな荷物を預けて身軽になれる そうすれば山の奥のお寺さんや湧き水が汲める散策ポイントへも気軽に出発できると思ったのだ 朝食を食べたばかりでお腹は減ってなかったし 帰りの新幹線までにはまだまだたっぷり時間がある

ざっと見回したがロッカー等は見あたらず 考えてみたら「道の駅」何て所へは普通車で訪れる訳で ロッカーなんかはハッキリ言って必要ないものだ 忘れ物や犯罪じみた間違いが起きるとも限らない分 設置してもデメリットの方が大きいのだろう ちょっと想像すれば簡単なことだった

さて そうなるとこの大荷物はいかがしたしたものか…

取りあえず観光案内まで行って近辺の案内地図をもらうついでにロッカーがないかをダメ元で尋ねてみた 受付にいた老齢の係員は「ないねー」と苦笑したあと「ここで預かりましょうか?」と付け加えた
え!マジすか?!

「お願いしても良いんでしょうか?」
「良いよー でも貴重品は持ってってね」
「「「「はい!」」」」
渡りに船とはこのことだ 大荷物で山登りなんてことになったらどうしようかと思ってた 極力コンパクトにまとめた荷物を係員のおじさんに預けると 戻る予定の時刻を伝えてよくよくお礼を言いながら案内所を後にした

いい人ばっかだなー この町は♪

散策に出る前に帰りのタクシーの迎え予約をしておこうと 昨日の運転手さんにもらった連絡先に電話をかけてみた 電話を取った担当者に運転手さんの名前を告げると「ああ聞いてますよー昨日のお客さん」と柔らかい返事が返ってきたのだが「今尾瀬の方に送迎に行っててねー指定のお時間には間に合わないかも知れませんが…」と言うので 「新幹線の時間があるので違う方でも結構です ○○さんに宜しくお伝え下さい」と伝え 念のため唯一電波が生きている友人のdocomo携帯の番号を控えてもらった

4人いて3人がTu-Kaなの 珍しいでしょ?
元々は全員Tu-Kaだったのを1人がdocomoに乗り換えたんよ 眉描いてくれた幼なじみの子なんだけどね 彼との遠恋時代にメールする都合が良いっつってね

そもそも私に携帯を買い与えてくれたのはこの3人で 「連絡取れなくて不便だから持ちなさい」と誕生日に店へ連れて行かれて好きなのを選ぶように言われたのが初代の携帯なんだ その時3人がTu-Kaユーザーだったから 同会社機種間のメールが出来るようにと選択肢はTu-Kaに限定された その名残で今もしぶとくTu-Kaを愛用しているんだけれども 宿でも道の駅でも全くもってアンテナが立たないことに 他人事みたいに大ウケしてしまった こんな時にはdocomoの強さを痛感するね まー仕方ない Tu-Kaだもんよ(苦笑)

万全を期していざ山の奥へと散策の足を伸ばす 川を2本渡り上へ上へと蛇行する道を進んだ 天気は快晴 標高の高いところにいるので気温は低いが紫外線がキツい 暑くても長袖は絶対脱げないぞ(汗)
途中観光スポットになっている日本酒工場の前に差し掛かったが 寄って行けるほどの時間がなく素通り 利き酒ができるとの案内に酒豪の友人が後ろ髪を引かれているようだったが 見ないフリ見ないフリ

大量の水を湛える山寺『青龍山・吉祥寺』に辿り着いた 初め『きっしょうじ』と読んでいた名称が『きちじょうじ』と読むのだと知り 東京に住まう我々的にはちょっぴり違和感が残った イメージがあるじゃんイメージがさ(苦笑)
つつじや水芭蕉の他 色とりどりの花々がそこここで出迎えてくれる綺麗なお寺さんで 至る所に清流が通り見た目にも涼やかな空間だった 本堂の裏手に山から流れ出る小さな滝があり マイナスイオン吸い放題といった感じ(笑) 水が流れる以外の音がなく耳に心地良い余韻だけが残る これぞまさしく天然の「癒しの空間」だ

しばらく無心

一息ついたあと再び歩き出す 湧き水の出ている場所まで行ってみたいのだ 地図に従って進む道には農家の軒が並んでいる 立派な鯉のぼりが青空に悠々とたゆたっている姿は とうてい東京では見られないものだった こういう風景が本来の日本の姿なんだろうなぁ…としみじみ思う 合理性・利便性を追求した結果が今の都会の姿なら その利点を欠いている分この地には土着の文化が息を続けている そんな風に見える景色だった

湧き水も無事発見し 持参したペットボトルに注いで少しだけ持ち出した またトコトコと 来た道とは違う経路で道の駅を目指す 帰参予定の14時を少し前押しで戻り荷物を引き上げた 観光案内所のおじさんにはよくよくお礼を言って退散する

沢山歩いたので頃良くお腹が減っている タクシーを呼んだ15:30までの間 お昼を食べたりお土産を買ったりの時間に充てるつもりで行動を開始

まずパン工房で適当に数個のパンを買った 次に昨日は「並」を4人で分けた『山賊焼』を「大盛」で2皿注文 飲み物はそれぞれで調達し 芝生に設けられているテーブルの1つを確保した
パンと山賊焼(ベーコン・ハム・ソーセージetc)は皆で分けてつまむ つまむと言ってもそれなりの量だ 地ビールや日本酒も少しずつ分け合って飲み比べ 散策中に素通りを余儀なくされた工場の商品も混じっている

『水芭蕉』という純米酒で 売店に並ぶ酒の中では高価な方だったらしい 飲んでいる友人曰く「確かに美味しい」だそうだ 私も嘗めさせてもらったが ハッキリ言って味の善し悪しが解らないのでそれ以上は口にしなかった(苦笑)

15時になって土産物を見にテーブルを引き払った それぞれ下見で目をつけていた商品を手早く買い揃え荷をまとめる そろそろ迎えのタクシーが来る頃だ
駐車場が2ヶ所あったので どちらだろうと周囲を見回したらタクシーが一台目に入った 時間はまだ少し早かったがこんな場所にタクシーを呼んでいるのは我々くらいなモンだろうと そちらへと向かった 運転手さんは昨日の人ではなかったが呼んだタクシーに間違いなかったので 手早く荷物をトランクに詰めて 助手席に1人後部座席に3人サッサと乗り込む 何故って雲行きが怪しくなって来たから(苦笑)

予報でも今日は雨が降ると言っていたので何となく覚悟はしていたのだが 幸いにも動き回っている最中はすこぶる晴天に恵まれた 昨日も降られそうで降られずに済んだし 東京では結構な雨が降っていると聞いていた そういえばこの4人で出掛けるときは割合天候に恵まれる というか天気で困った記憶がない(暑さ寒さは別だけど)もしかして晴れ女がいる? …いや 4人揃うと晴れるのか??

ふと 荷物の底に押しつぶされているであろう折りたたみ傘のことを思った

タクシーは聞いていたよりも少ない金額で目的地まで運んでくれた 道が空いていたのか運転がうまかったのか 別段スピードを出している様子でもなかったので少し驚いた 予定よりも早く着いてしまったので 待合所のイスに陣取ってのんびり構えることにした
目の前にはお土産品 買って来たハズなのに更に買い足してしまう友人の心理は解らなくもないが『うどん』は重いだろう『うどん』は… でも確かに美味しそうだよな『水沢うどん』 …じゅる。。。

…また次来たときだな!うむ!(また来る気だし)

新幹線の中で食べる用にクリーム大福を個売りで1つずつ購入 餡の中央に甘くない生クリームが入った大福で1個120円 別の商品かも知れないが 以前にこんな大福を食べたことがあり美味しいと知っていたので 迷わず購入した
新幹線の中で早速口にした友人の一人が「あ クリーム入ってる」と意外そうな声をあげたので「そう書いてあったじゃん!ってか それがウリじゃん!」と3人で総ツッコミ 一番初めに買ってきた当人がそんなことを言うのだから可笑しいったらない どうやら甘いモノなら何でも良かったようで「クリーム大福」の名前すら見ずに買ったとのこと

かなり面白いぞ君!

帰りは上野まで1時間程度 行きに2時間半かかった道のりがあっという間だ 金さえあれば何でもなるんだな…などと さもしい思考を過ぎらせるのも束の間 18時には上野駅19時には地元の駅に舞い戻っていたのだった

「今夜の夕飯は19時半です」という母からのメールを受けていたので その時間に間に合うように身支度を済ませ 慰め程度の土産を手に本家を訪ねる たまたま父が早番でこんな時間にも関わらず食卓を共にすることができたので買ってきた地ビール3種を早速味わってもらえた 食後にブルーベリーティーと蒟蒻餅でお茶タイム 一気に土産が昇華される

まぁこんなもんよね

唯一バイトで留守だった弟に 残りの蒟蒻餅を託して自宅に戻るのだった  たんと食えー(笑)

明日は再び明治座で『燃えよ剣』の舞台 その後日比谷の野音でライブイベント
私のGWはまだまだハードだぜ…

『黄金の野郎ども』1967年/日本


2004年05月02日(日)  渓山荘 ←宿の名前 

午前9時 上野駅入谷改札にて集合 学生時代の友人4人で群馬県にある川場・塩河温泉へ1泊旅行へと向かった

行きは在来線の特急等を乗り継いで割とのんびり電車の旅 水上方面へと進み『沼田』の駅で下車した 駅前にあった蕎麦屋に入ってお昼にするが あまりの手際の悪さにげんなりする 声をかけるまでメニューは持って来ないわ 昼時にしちゃ大した事ない客数なのに注文してから30分以上待たすわで 店に入ったことをちょっぴり後悔

宿まではバスかタクシーで山の上の方へ上がらないといけなかったので時間を調べたらバスの時間が中途半端 金額も聞いておいたのでその辺に停まっていたタクシーの運転手さんに タクシーで行ったらどのくらいかかるかを訊いてみたら 4人割したらバスとそう大差がない金額を言われたので 時間を無駄にすることを考えたらさっさと移動した方が特だ!とばかりに そのタクシーに乗って宿まで行くことにした

途中 金額がちょっとオーバーしそうだからと わざわざメーターを止めて宿まで運んでくれた運転手さん 明日は新幹線で帰るので呼んだら来て貰えるかと訊いたら もちろんです!と営業所の連絡先を教えてくれた 損して得取れとはよく言ったもので 多少高くついても彼のタクシーを使ってあげようという気分に4人全員がなっていた 蕎麦屋での不快もこれでチャラかな(笑)

チェックインの時間までまだ少し間があったので 大きな荷物をフロントに預けて 近くにあった「道の駅」を覗いてみることにした 夏にはブルーベリー狩り 秋には林檎・柿・ぶどう狩り 冬にはスキーと オールシーズン賑わいを見せているらしい道の駅『かわば』では ブルーベリーの館や地ビールの工場 自家製のパンやハム・ソーセージ類の直売とともに その場ですぐ味わえる施設が整っていた GWの所為か団体や家族客で芝生や遊具も大賑わいの様子である 蕎麦なんか食べてないでパン工房内のレストランでバイキングを楽しんでも良かったな! ハムやソーセージを焼いて山盛りにした皿が『山賊焼』という名で売られていて 地ビールのつまみに人気を博している ブルーベリーのソフトクリーム 牛乳・ヨーグルト等の乳製品も地元産で美味しそうったらない 結局宿に戻るまでの間に山賊焼と地ビールとブルーベリーソフトを誰とも無く買い 皆で味見するという策に出ていた

みんな美味い!

夕方になって宿にチェックイン 部屋に通されてから少し一休みして 早速温泉へ向かった 夕飯を19:30に頼んだのでそれまでに戻ってくれば良い

この宿の湯はアルカリ泉質で「美人の湯」と呼ばれているそうだ 浸かると肌がツルツルして潤う感じの軟水 飲んでも大丈夫とのことだったが ちょっとニオイがするので美味しいとは思えなかった 露天風呂もあってダラダラと長湯してしまう居心地の良さ

これぞ温泉旅行の醍醐味♪

危うく湯あたりという寸前で やっとあがる …家の風呂が温泉だったら良いのに

和食と洋食が選べる夕食は 以前同じ宿に泊まったことのある友人の勧めで「洋食」を選んだ 和食より美味しかったそうだが 味以前にちゃんとしたコースになっていたのが驚きだった 温泉宿でっせ?

日本家屋をアレンジしてうまい具合の和洋折衷を演出した大正モダン風の内装 洋食のコースが運ばれて来た「大広間」という場所も 畳敷きに椅子テーブルといった風情だ 照明もノスタルジックな傘のついた電球で 和装にエプロンドレスの女給さんが現われそうな雰囲気だった(さすがに女給さんは出て来なかったけど/笑)
料理も美味!手間がかかっていてとても綺麗な盛り付けだったし 食材にもこだわりがあるらしく全てが自家製の有機野菜 オリーブオイルも塩も砂糖も 調味料に至るまで全部が自然派の特別なものらしい バスケットに取り分けられたパンも もちろん自家製 そして激ウマッ バターも真っ白でクリィミィ どこのバターだよ全く!o(>w<)o

山ほどあるベルギービールのメニューから 食前酒におすすめという フランボワーズ(木苺)のビールを頼んで飲んでいたら 大した量でもないのにすぐに回ってしまって 結局1/3くらいを酒好きの友人に肩代わりしてもらった こんな時お酒の強い人が羨ましいと思う訳だ むんむん

寝る前にもう一度温泉に〜 と思っていたが 皆してすっかりお疲れモード もしくはホロ酔いモード(私だけか)で 食事が終って戻った部屋に布団が並べてあるのを見たら 全員がそれぞれに突っ伏してしまったので 風呂は明朝に入ることにして今夜は早々に床に就くことになった


群馬の山は寒いぞー そして携帯の電波が全く入らない ちょっと感動した(笑)


2004年05月01日(土)  ニック・オブ・タイム 

POWDERのダブルヘッダーライブに参加するため 愛知の友人が友達を連れて上京して来た 夜行バスに乗って東京着6:00

…早(汗)

私は今日のPOWDERにはダブルのどっちににも行けないことが解っていたので 友人とは朝ちょっとだけ会うことにして待ち合わせをした 浜町のファミレスに8:00

早ッ!

なんでそんな時間になっちゃったのかってーと 私の都合で11:00から明治座の公演を観ることになっていたからなのだ だからわざわざ東京から浜町まで来てもらって3時間弱のお喋りを楽しもうという訳 別に早起きはそんなに苦じゃないし 愛知からの遠路・出費に比べたら大したことじゃない

そんな訳で大体予定通りの時間に合流して 10:30まで初対面のお友達を含めた3人で 朝から軽快なトークをぶちかまして来た

時間になったので彼女らと別れて移動 一人明治座の席へと向かう

一緒に観劇するハズの友人は「開演ギリギリ着」との連絡を寄越して来たので やれやれと苦笑い 今回のチケットは先行の先行の先行 くらいのプレオーダーで奇跡的に取ることができた1枚¥13,000のSS席 花道沿いの奥まった場所だった

…ここ 遅れて来たら入るの大変そうだなぁ(黙)一抹の不安がよぎる

もう一人 別にチケットを取って来ているハズの友人に連絡を取ってみた 席は違うが終演後に時間があったらお茶でもしようと話していたのだが いざ時間割を見てみたら間に30分と25分の休憩が入っていて 終演予定15:15となっている 次の予定が16:00に川崎だった私が焦ったのは言うまでもない とにかく席の違う彼女に時間がないことを伝えなくちゃ!(汗)
ピー… メールを受信「チケットを忘れて取りに戻ったので少し遅刻です」

アンタら2人とも一体何やってんのー!(>д<;)

結局2人の友人のどちらにも会えないまま開演の時刻となった 夜の部が15:30からとタイムトライアルな時間設定だ 開演が遅れるなんてあり得ない 予想の通り時刻ぴったりくらいに幕は上がったが隣の席は空いたまま

……あーあ 知らんぞ(苦笑)

遅れて来た隣席の友人は案の定人の前を申し訳なさそうにガサゴソと通り過ぎて着座した その上飽きてしまったのか公演中時々船を漕ぐ始末(苦笑)確かにちょっと間延びした芝居だったけど 寝るこたないだろ寝るこたぁ(^^;) まぁ眠くならなかった私も ちょっと緩い展開だなぁ…とは思ったけどね ¥13,000も悪いことしたかなぁ ははは…

2回ある休憩時間にもう一人の友人と会って雑談する 時間がないことを謝ると また今度と言って許してくれた こっちはこっちでまた申し訳ない(汗)今日はなんだか時間に振り回されっぱなしだな

終演が少しだけ早まり15:10に閉幕してくれたので この後POWDERに行く予定の隣の友人にスー氏宛ての差し入れ&手紙を託し 離れた席の友人にはその場で大きく手を振って 脱兎の如く会場を後にする 何でって15:25の電車に乗らないと次の約束に間に合わないから!

何とか頑張って25分の電車には乗れたものの 東京駅での乗り替えに手間取り東海道線を1本逃してしまう 仕方なく京浜東北線に乗り替えたら予定の3分遅れで川崎に到着した
うおおおお!暑い!!(汗だく)

地下街を抜けて百貨店の『さいか屋』で上階へ上がったら丁度ゆうちょのATMがあったので 残金5,000円だった財布を潤し 大急ぎで目的地のCLUB CITTAに向かった 母と妹が開場待ちの列に並んでいるハズだ

これから行くのは千綿ヒデノリ主宰のアコースティックイベント 押尾コータローが面子に入っていたのでFC先行でチケットを申し込んだら何と50番代の整理番号が割り振られて来たので これは並ばにゃなるまい!と思った訳だ 席はあれども全席自由なんでね 早いもん勝ちってこと

おかげさまで中央ブロックの前から5列目 通路から3席を確保し 近過ぎず遠くなく ベストな視界を保った場所で3時間半悠々とライブが楽しめた 母も妹も満足してくれたみたいで内心ホッとする

会場を後にしたのが21時前 なかなか健康的な時間だ ライブの帰りがこの時間ってスゴイかも(笑)
POWDER班はこのあと深夜2:30からの新横浜BELL'Sを観るんだろうけれど 私は明日9時上野集合で友人達と温泉旅行なんで 素直に真っ直ぐ帰るのサ

なーんか初っ端から飛ばしてるな 今年の黄金週間は(汗)

『ニック・オブ・タイム』1995年/アメリカ


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