カタルシス
DiaryINDEX|past|will
定時を待って会社を飛び出す。今日は母上とデートのお約束があるのだ。
過日ラジオ番組の応募で当てた芝居のペアチケットが手元に届き、その相手に娘を指名した母。場所が新宿だったので帰りついでに寄れるな〜と、内容も聞かずにOKを出した娘。何となく不毛さを感じなくもないが、母子で出歩くのは久しぶりなので良しとする。
会場は紀伊国屋ホール。以前に一度行ったことがあったので道に不案内な母を先導し、書店の階層を上がって行くと『月夜の道化師』のポスターが見えた。どうやら我々がこれから観る芝居のタイトルらしい。 チケットを当てた当の母も内容がよく解っていなかったらしく、「何で応募したの?」と聞いてみたら「渡辺えり子さんが脚本してるの」と彼女は答えた。ははぁ、さてはトークのゲストか何かに来ていた渡辺さんの話が面白かったんで、気まぐれに応募したクチだな。と納得した。
うちの母親はそういう人である。 そして、そういうものをよく当てる人である。
紀伊国屋ホールという劇場はそう広くない規模だが、割合名うての劇団や役者陣がお目見えすることが多い場所だ。席の傾斜や舞台の装備はしっかりしていて、なかなか綺麗な劇場である。 応募でGETした席だから後ろから3列目くらいの場所だったが、規模が小さいので肉眼でも役者の顔がまぁまぁ見える感じ。でも、私は演劇だったら…と思ってオペラグラスを持参で行っていたので見えなくて困るなんてことは更になかった。
通路側の席に並んでいた我々の隣の通路には補助席が設置されており、開演のブザーが鳴った頃 目深にキャップ帽を被った女性が2列ほど前の補助席に腰を降ろした。何となく目に入ったので見ていたら、帽子を取った顔に見覚え…
「おかん、相田さんだよ。ほら。」 元Winkの相田翔子だった。周りの人に声をかけられて、愛想良く会釈してる姿がほんのすぐ前にあって、芸能人は大変だなぁ… と、のんきに眺めていた。 「あら、本当。可愛い人ねーぇ。」 と、隣の母もニコニコとご機嫌のご様子。Wink時代はどうでも良いが、最近の天然さ加減は結構好きだったので何か得した気分にはなった。そして確かに可愛かった。もうそれなりの年齢のハズだが、“可愛い”が一番しっくりくる形容詞。ホンモノね〜…
さて、お芝居の内容はと申しますと。 休憩なしで2時間半ぶっ通し。出ずっぱりの役者さんもいて、スゴいスタミナだなぁと感心する。テーマは「痴呆」つまり、老人ボケの話だった。 家族や介護士が老女の介護に奮闘する姿を明るくコミカルに描く一方、青春時代の切ない思い出や人間模様を回想するシーンが絡んで来て、なかなか凝った構成だった。 私的には最後の最後、総まとめのシーンを抽象的にボカして逃げてしまった感があって、ちょっと残念な気がしたが、全体的には2時間半の長丁場を飽きることなく見れる面白い舞台だった。
入場の際もだが、退場の時にも妙に若い人達が多く居るのが気になった。若いというか、いかにも学生風の団体? もしかしたら介護学校とか演劇学校とかでまとめて見に来ていたのかも知れないが、 「ほとんど寝てた〜」「つまんなかった〜」という声が聞こえて、少々ガックリ。 君ら何を見ていたかね。ツメの甘さは感じたけれど「寝ていた」というのは失礼が過ぎる。別に渡辺えり子の肩を持つ気はないが、そんな感想を耳にしたら気の毒にもなろうってもんだし、熱演を披露していた役者陣だってこんな声を聞いたら残りの公演がやるせなかろう。作品の善し悪しを見極めてのダメ出しならともかく、どうせ何も見てなかったんだろ。そんな感想だったら会場離れてから言えよなー。 割と気分良かったのに台無しじゃん。
帰りに昨日のカメラ売場を通ったら夜遅かったにも関わらずまだ営業していた。これは神様が買えって言ってるのかな?と思い、昨日のおじさんを探したが見あたらない。どうせ買うなら気持ちよく対応してくれたあの人の成績にしてやろうと思ったのに残念。と、諦めて 他の店員に「このカメラ予約したいんですけど」と声をかけたら「少々お待ちください」と言われ、彼は何やら別の作業に取りかかるようだった。 〜数分経過〜 交差点の信号が二度目の青に変わったのを見て、店員の様子をうかがってみたが 戻って来そうがないので、 「帰ろう。」と母に促した。 これは「今買うべからず」ってことに違いない。
しかしあの店員、他の店員に話を振る訳でもなく 売場係りと雑談しながら作業をしているのがっずっと見えていたので、どうも癪に障った。なので、もし今後 買うことになってもこの店では買わない。おじさんには悪いけど客の心理なんてそんなもの、一度の応対で買う気にもなるし 買わない気にもなる。恨むならあのアホ店員を恨んでくれ。
あばよ!(捨て台詞)
早く帰れたので何となく新宿で寄り道。 紀伊国屋書店前・ヨドバシカメラの店頭で前々から気になっていたオリンパスのデジカメを見ていたらおじさん店員に声をかけられた。この際だから聞いてみようと思って、こうこうこういう感じのものが欲しいのだけど。と相談してみたところ、 おもむろに胸のポケットから何かを取り出して曰く 「これ、来月発売されるデジカメです。実物はまだなのでこの見本しかありませんが…」 と言って、紙製のモデルを見せてくれた。 「…薄いっスねー。」 「ええ、厚さ1cmです」 「4倍ズームですかー。」 「ええ、光学ですけどね」 「シャッター押してから切れるまでのタイムラグは…」 「ほぼ同時です0.1〜0.3前後です。」 「お、それはイイ! で、いかほどなんでしょうか。」 「29,800円です」 「?! 安ッ!」
みたいな会話をして、今なら前予約できますよ!と勧められたものの、やはり実物を見ないでは不安なところがあったので、カタログを貰って退散して来た。 今持っているデジカメはニコンのクールピクス(確か48,000円くらい)。サイズやグリップ感、解像度やズームの倍率を考慮して選んだものだし、何よりも「ニッコールのレンズ」の誘惑に負けてしまったカメラだ。決して悪い品ではないのだけれど、シャッターを押してから切れるまでに2〜3秒かかってしまうのが痛い。「撮りたい!」瞬間をことごとく逃してしまうのだ。旅行などに行って記念写真を〜とか、静物を資料用に撮りおさめるのであれば何の問題もないが、ライブの撮影にははなはだ向かない事は身に染みて解っている。ニッコールレンズの魅力は確かにあるが、瞬間にこそ得られる価値というものがあろう。 それを考えたらこのカシオ製の新製品はボタンを押してからシャッターが切れるまでのズレがほとんどないという。 おまけに4倍ズームだし。 更には超薄型&軽量だし。
一応は断ったものの、気持ちの上では買う気満々の帰り道であった。
物欲魔人降臨。
ヒマだった。 一日中ヒマで21時出演予定のバイクメンライブは絶対余裕だと思ってた。なのに、定時になるぞ!って時に注文よこしやがって!しかも明日着にして送れ? ふざけてるのか?!っちゅーの。 …ええ、ええ、お客様は神様ですからね。致しますとも喜んで。(憎ッ)
ってな状態で、待ち合わせしていた相手を大幅に待たせて現地に到着。申し訳ないったらない。本日の会場三軒茶屋Heaven's Doorは初めて行く場所だったので、まずは位置確認。三茶の駅から案内図に従って進んだら難なく見つかったので、再度時間の確認をしてから 軽く腹ごしらえに一旦その場を離れた。
駅の方へ戻り、途中にあったドトールへ入る。友人と3人でお茶していたら、窓の外をマネさんが通り過ぎた。青いアロハシャツを着て、颯爽と進む姿はいっそ凛々しい。
また暫くすると人混みをかき分けるようにゆっくりと進むバイクが一台。見るとセコッチこと葛迫さん。バイクにまたがったままキョロキョロと辺りを伺い 駅の方へ消えて行った。その姿を見送ったのが、バイクメン出演予定の15分前。 なかなかの滑り込み人生だな。またまた惚れ直す。(笑) さて、我々もそろそろ会場に戻ろうか。昨日の二の舞はごめんだ…
頃合いを見計らって入った会場では、前のバンド『グルタミン』の演奏真っ最中だった。 BAMBIのドラムサンダーさんがベースを担当している『ハリマオ』というバンドがあって、そのボーカルをしている熊井夢立さんのいとこさんが『グルタミン』のボーカルだと聞いた。見ればカッコイイお兄さんだ。ほぇ〜… 意味もなく感心。 いとこといってもあんまり似てないんだな。とも思ってみたり。いや、夢立さんがカッコ良くないと言っている訳ではなくて、タイプが全然違うなと。ね。 …それにしても どデカい音に耳がキンキンするライブハウスだなぁ。
バイクメンの番になって前方へ上がったら余計に耳に負担! す、スゲい音だ〜ぁ。 耳で聞くというより 頭殴られてる感じ。ぐわんぐわんよ。マジで。 時々気が遠くなるので、仕方なく片耳を塞いで その場を凌いでいた。 せっかく生を聞きに来てるのに何してんのかな 私は…。
クラクラになりながら表に出ると、夢立さんが一人でちょこなんと道路脇に腰を降ろしているのが見えた。あ、来てたんだ… 声をかけようかとも思ったけれど、向こうにしてみたら知らない奴なので(^^;) やめておいた。だいたい何て話しかけたら良いのかもよく解らないし。喋ったことないからどんな人かも解らないし。考えたら知ってるのは顔と声とステージでのテンションくらいなものだ。話しかけるには ちょいと情報不足。でも、なんで一人で座ってるんだろーう? 哀愁漂う感じで気になっちゃったヨ。
葛迫さんや春山さんと少し話をさせてもらって、ふと気付いたら見慣れた後ろ姿。あや、スーさんもいたんだ。全然気が付かなかったワタクシ… ここまでバイクで来たらしく、ヘルメットを片手に提げて厚ぼったいパーカー風の上着を着ていた。バイクメンだから?関係ないか(笑) 彼がバイクで来ている雰囲気を感じたのは去年の夏の赤坂以来のことだったので、私的には新鮮。贅沢を言えば乗っている姿を一度見てみたい。いや、見せろ。春山さんもだ!
今日本当に久々だったのはタロさんだ。春山さんはSBで見ているし、葛迫さんはフライデーで会えたから、一月振りのバイクメンで本当に一月振りだったのはタロさんだけ。 音は爆音だったけど、タロさんが弾けてくれたおかげで良いライブだったと思えた今夜のステージ。出番が終わって外へ出ようとライブハウスのドアを抜けたら、目の前にどっとお疲れのタロさんがいた。声をかけたらいかにもしんどそうに「休憩してんの」と返ってきた。…大丈夫か〜? 本当に疲れているならここで構われるのも嫌だろうと思ってサクサク外へ出てきた我々だったが、しばらく経った後で見かけたタロさんの姿は、缶ビールを片手にテンション上がりまくりのご機嫌な状態だった。さっき見かけたのは幻か?っちゅーような元気っぷり。本当、お酒の力ってスゴイや。
彼は自宅から自転車で今日の会場までやって来たと言う。マジですか? 距離が特別あるとかじゃなくて、楽器持参であの246を走って来たのかと思ったら ちょっとおっかなくなった。しかも目前の彼はアルコール摂取でへべれけな感じ。帰りの心配するのは当然のことだと思う…
「タロさん、自転車も飲酒運転になるんだよ。帰り大丈夫?」 「大丈夫!大・丈・夫〜。(何故かVサイン)」 …全然大丈夫そうじゃねーよ。
結局彼の酒気が抜けるまではその場にいられなかったので、帰りがどうなったのか解らないけれど 帰宅後、残っていた人にメールをしてみたら「大丈夫そうだったよ」との返信が来たので、勝手に納得して寝ることにした。 大人だしね。ははは。
では、また来月のバイクメンを楽しみにしていようかー。 …本当に月1バンドになっちゃったわねぇ(涙)
去る25日の土曜日は劇団☆新感線の次回公演の前売り予約開始日だった。10時から電話をし続けたものの、つながった時には既に完売。残るチャンスは窓口発売と、一緒に観に行く友人に頼んでおいた。 その発売日が本日27日の午前10時。
ここのところ、観たい公演のチケットは何とか都合してきた我々だったが、前回の公演で黒星をこうむった。『天保十二年のシェイクスピア』客演・主演に上川隆也と沢口靖子。他にも熊谷真実などの有名俳優が名を連ねていたこの公演のチケットがどうしても入手できず、「観たいのに行けない」状態を経験した訳だ。 役者の面子を見て「今回はいいや」と思う時もある。例えば『犬夜叉』とか再演の『スサノオ』(主宰違うけど)とかは面子に惹かれなかったので、チケ争奪には参加しなかった。が、その逃した公演は観たかったんだ!かろうじて古田新太が加わっていたし、舞台の上川っていうのにも興味があった。 で・も・な。 多分、その上川のおかげでチケ取りが異常に困難だったんだよ。上川ファンは他の芸能人のファンよりも舞台のチケ取り手慣れているだろうし、劇団系のネットワークには目を見張るものがある。我々のようなにわかファンに勝ち目がないと知らしめるかのように、この公演を2度、3度として観たことを報告する声も耳にしたし、脚本のデキを褒め称える賛辞も目にしている。 何か悔しい…。何か負けた感じだー! どチクショーッ(泣)
…という辛酸を嘗めた後だったので、今回は何としても取りたいな。と思っていた。 今回の客演は市川染五郎、堤慎一、水野美紀… 何だよその豪気な面子は〜(^^;) また大変じゃないかぁ! しかも、今回は新太さんの出演はない。ガックリ… 『スタアの恋』にレギュラー出演していたと思ったら『木更津キャッツ・アイ』にも出てくるし、『眠れぬ夜を抱えて』ではかなり美味しいポストについていなさった。今クールこそ舞台に戻ってくる!と思いきや『ぼくが地球を救う』に出演が決定? …マジ?
もう一枚の看板である高田聖子は、日曜朝の子供向け番組にレギュラーで出ているから1年は空かないと見ているので、今回の公演は3番目のバロメーターにしている粟根まことがかろうじて出演しているくらいのものだった。何だかなぁ… でも観たいからチケ取りするのだ。
10:30頃友人からの一報「チケ取れた」。おお、さすが友人様々! 「楽日は無理だった」仕方ないよね。 「土日も無理だった」まぁ、覚悟はしてたさ… 「平日の昼間はかろうじて避けたよ」あ、ありがと〜う心の友ヨ!(泣笑) と、いう訳で今回はかろうじて勝利をもぎ取ったのであった。って、私何もしてないけど(^^;)ゞ
午前中は舞台のチケットのことで そわそわしていたが、解決した次に控えていたのはライブのチケット。実は今日はヴェスのライブ。前売りの申込方が解らなくて前回も当日券で入った。僅かな差とはいえ、あちこち飛び回っている身としては少しでも経費は浮かせたいのが本音なのだが、確認がのびのびになって、結局当日になってしまった。他のよもやま事に気を取られ過ぎた。ぬかった。
同行はお馴染みの小川ちゃん。出番の時間は事前に調べていたので時間までごはんでもしていようということになり、下北沢で落ち合ってから会場に近い店を選んで中へ入った。あまり時間もなかったので、注文しがてら急いでいることを店員に告げた。客足が薄かった所為か融通をきかせてくれて早めに運ばれてきたメニューをパクパク。普段食べるのが遅い私は時間に遅れないようにと一生懸命だったが、向かいに座る小川ちゃんの皿がまだ運ばれて来ない。大丈夫かな?と思っていたところにやっとお給仕さんがやって来た。遅れてスタートの小川ちゃん、割と余裕…?
時間が少し過ぎてしまったが、多少は押しているだろうと期待して会場の251に向かう。階段を降りるとヴェスのデスクに「ただいま演奏中」と置き紙がしてあった。「え?!」慌ててチケットを買おうとしたらカウンターの兄さんが電話中。「少々お待ちください」のジェスチャーで話をやめようとしない。 中からは聞き慣れた曲が響いているものだから、思わず 「今出てる人達聞きに来たんです!始まってるんですけどッ」と必至に訴えると、隣にいた人が 「店の人間じゃないんだけど、代わりに…」と言ってチケットを売ってくれたので、半券を受け取るや否や二人揃って中へ駆け込んだ。
録音時間28分。 一体何曲スッ飛ばしたんだろう(泣)周りに聞いてみたら3・4曲目で入ったようだった。無念… でも、珍しく会場がノリノリで ちゃんとどの人がヴェスのファンだか解る感じだった。普段はみんな驚くほど大人しいので、いつも不思議に思っていたのだ。 そんな今日のノリをメンバー達も感じていたのか、いつにも増してテンション高めのステージだったから、遅れても見られて良かった。と思えたし、たまたま偶然だけどベースのセキドさんが投げたピックをGETしてしまったので、アンラッキーとラッキーは相殺された感じかな。いや、出口でドラムのタケひさんと会話できたし、上で王子とセキドさんの姿も見られたしで ラッキーの方が上回ったと思おう。
うむ。
日曜朝の週課となっているTV鑑賞をしながら、昨日のバウムクーヘンの切り落としを朝食がわりにヒョイとついばむ。 「あれ?」 何かちゃんとバウムクーヘン味だ…。しっとり感が抜けて頃合いの口当たりになっていて、ちょっとびっくりした。 レシピに「生クリームを添えると良い」と書かれていたのを思い出して、生クリーム…と思ったけれど買い置きがなかったので、少し考えてから 無駄に豊富なマイ・チーズ陣の中からマスカルポーネを取り出して器に適量を取り分けた。それにラム酒を少々…と思ったけれど これも買い置きがなかったので、代わりにピーチリキュールを少々加えてミキシング!そのままでは少し硬目だったので牛乳をちょっと加えて更にミキシング!! ポマード状になったマスカルポーネをバウムクーヘンに添えて食べてみた。
「美味!」
行き当たりばったりの調理もたまには功を奏すものだ。お気に入りのモーニングアッサムをミルクティーにして、ご機嫌のブレックファースト。…をひとりで演出。 ここで優雅なBGMでもかけていればもう少し様になったかも知れないが、一連の動作は全てTVを見ながらやっていることなので、優雅な雰囲気はこれっぽっちもない どころか、そもそも切り落としの余り物食べてる訳だから貧相な影が落ちるというもの。見ていた番組がいっそ潔いくらいだ。
毎週日曜日はビデオ屋へ行く日になっているので、先週借りてきたテープを並べ 見逃しがないのを確認するとフラリと外出。返却後ガオvol.2、3、4と香港映画を1本借りてきた。本当は目星を付けていた韓国映画のうちのどれかを と思っていたのだけれど、そこはいなかのビデオ屋さん、キッパリさっぱり置いていなかった…。だからってまだ『シュリ』や『カル』を観る気分じゃなかったので、代わりに元々好きな香港モノに手を伸ばしてみた訳。
今回のタイトルは『永遠の恋人たち/バタフライ・ラヴァーズ (原題:『梁祝』)』ちょっと笑えるでしょ(笑) 元になっているストーリーが『梁山箔と祝英台』と書かれていた。これは中国の古典的な悲恋物で、そのあらすじは私も知っている。ただ、監督がツイ・ハークだったので もしかしたら斬新な切り口で描かれているのかも?と変な期待があり、王道とも思われるこの作品を借りてきたのだった。が、観てみたら、意外にも王道の王道。めちゃくちゃ普通に『梁山箔と祝英台』だった。なんかちょっとガッカリ。ツイ・ハークも昔は普通だったんだな…と思ってしまった。(何を期待していたのか自分/笑)
あらすじを少し説明すると、良家の娘が女の身でありながら学問を好み 両親を説き伏せ、1年の約束で家を出て学舎に入る。当時は婦女に学問は不要という考えが普通だったので、彼女は男装をし正体を隠しながら学んでゆくのだが、学問のライバルで同時に親友にもなった青年に次第に惹かれていく。 学舎の者に正体がバレれば1年を待たずに家に連れ戻されてしまうし、1年経てば自分は家へ、彼は科挙(官吏になるための試験)へ旅立ってしまう。青年は貧しい家の出で、学問のみが道を拓く術とばかりに色も恋もない日々を勉強ばかりに明け暮れて、彼女を弟のように可愛がり義兄弟の杯まで交わしたというのに、それが女性であることになど全然気が付かない。 そして1年が過ぎようとしていた…
と、いう感じかな。その後は一応ネタバレ防止で伏せておくことにするけれど、とにかく見事にそのままの話だったのよ。笑うしかなかったさ。わはは。 まぁ、本物の話だと、娘は聡明な子で純粋に学問を習いたくて親元を離れるのだけど、この映画だと何をやらせてもダメで 書・詠・琴といった女性としてのたしなみすら ままならないお転婆娘に将来の不安を感じた両親が、母親が若い頃そうしたように男性に混じって学問を習っていらっしゃい!ってな具合で無理矢理山へ送られてしまう。という筋書きになっていた。
そのお転婆娘・祝英台を演じていたのがチャーリー・ヤン(楊采[女尼])。美人というには抵抗があるが、キュートでチャーミングな女優だ。この作品だと娘姿の時より男装している時の方が可愛く見えた。屈託ないキャラクターがピッタリとくる。 相手役の梁山箔に扮していたのがニッキー・ウー(呉奇隆)、台湾のアイドルである。この彼がまた随分と綺麗な人で、ボーイッシュなチャーリーと並ぶと彼女が陰ってしまうような華やかさがあった。映画を観ていて、ついチャーリーが気の毒になるような瞬間が 時々…。 華奢なので初めは弱々しい感を受けていたが、半裸のカットを見て意外にしっかりした体つきをしているのに驚く。後で知ったことだが、幼いころから蹴拳道(テコンドー)をたしなんでいて しかもなかなか成績優秀だったらしい。優秀ったって、蹴拳道は型で進段だから組手が強かったかどうかは計れないのだけれど。ちなみに型は「トゥル」組手は「マッソギ」と言う。(不要なマメ知識) マッチョというのではなく、バランス良く締まった体型でめちゃ好みだったん。…良いかも ニッキー。
ところで、この作品の説明書きに「あの『金枝玉葉』のモデルにもなった物語!」とあった。ここでいう『金枝玉葉』ってレスリー・チャンとアニタ・ユンの『君さえいれば』のことなんだけど、私はこの映画を公開時にちゃんと観に行っている。確か学校の帰りだかに一人で行った。(一人かよ…) 当時も『梁山箔と祝英台』の内容は知っていたが、この映画のモデルになっているなんて ちっとも気付かなかった。説明書きを見て「え、あれが?!」みたいな。 確かに男装した女の子が「女です」と言えないまま男性に恋してしまう話だったけど、ハッピーエンドだったし… 男装ものなんて他にもいっぱいあるじゃない。あんまりかけ離れた物語だったので解らなかったよー。(^^;)ゞ
そんなこんなで香港熱が再発。ニッキーもチャーリーも台湾の人だから香港熱っつーのも正しくない気がするけれど、製作が香港の公司なので無理矢理ひとくくり。ツイ・ハークがもたらした新たなる出会いに乾杯☆なのだ。
午前中は掃除洗濯買い出し。割と気持ち良く過ごす。 フライデーOh!Oh!のライブがあるので夕方からおでかけなのだ♪
昼過ぎてから思い立って菓子づくりを開始。家にあった材料で適当に作り始めたから皆に配れるほどの数ができなくて、仕方なく葛迫さん分のみ用意することにした。こんなことなら卵の買い置きしておくんだったなぁ…。
作ったのはバウムクーヘンだったんだけどね、何か本に書かれている材料と分量見ていたら「…これってホットケーキなんじゃん?」って思えてきた。でも、簡単だし、材料もありもので都合がつくので細かいことは無視して作業に取りかかることにした。 無塩バターと小麦粉と砂糖を混ぜて作った生地をフライパンに薄くのばして焼き、裏返してその上にまた生地を薄く重ねてひっくり返す。その繰り返しで40分くらい経ったら適当な厚みになった。出掛ける時間も迫って来てるし、こんなもんでいっか。網台にのせて冷ます。
端を切り落として味見をしてみたら、やっぱりホットケーキ風味で少々ブルー。独断と偏見で指定の分量よりも砂糖を減らしたのが悪かったのか、味がもの足りない気がするし。そもそもバウムクーヘンてこうじゃないだろう… でも、今更遅いわな。他にあるものといえば… そうだ、ブルーベリージャムつけたらどんな? あ、美味しい。結構イケるかも。 料理は化学と母に教わった私。でも、彼女の作業を見ていて学んだことは、料理は目分量だということ?いや、分量を重さや数で覚えるんじゃなくて、割合で覚えろって言われてたんだけど、間違った応用の仕方してるみたいね、私。 でも、結果的に食べられるものがデキれば良いや。って思考の人間だから毎回こんな感じよ。どうだ参ったか。(誰に言っている?)
形を整えて、パックに入れて簡単に包装。横にされても良いようにジャムを塗った上にパラフィンを乗せてからフタを閉じた。見た目は悪くないが、こんな経緯があったなんて知ったら食べてもらえないかも知れないな。だから黙って押しつけよう。うむ! もらう方にしてみたら いい迷惑。(苦笑) いつもみんなから美味しいものもらってるから警戒しないで食べちゃうだろうなぁ… ごめんねぇ、かっぴん。(--;)ゞ
ギターの真崎さんが明日お誕生日だと聞いていたので、会場に向かう途中で洋酒を購入。細かい好みが解らなかったので、無難にシャンパンを選んだ。まぁ、取り敢えず飲めるだろう。(苦笑) 本日のライブはなかなか趣向の凝らされたイベントで、場内では杏仁豆腐やビーフシチューの販売があった。早速ビーフシチューを頂く。美味♪ フランスパンが添えてあって、個人的にヒット☆ やっぱフランスパンだろ フランスパン(笑)※5/4の日記参照
今日のフライデー、新曲あり重大発表ありと やけに盛り沢山。嬉しい情報はヘイカモン!だけど、今日のはそういう訳にもいかなかった。ギターの真崎さんが来月いっぱいで卒業するとのことで少なからずショック。ええ?!そうなの?厚みのあるツインギターが大好きだったので、6月以降はどうするのか気になってしまう。
その後ドリンクを交換しに後ろへ退却。ドリンクを受け取ったものの、前へ戻るには混み合いが過ぎていて 仕方なくドリンクカウンターの隅で続きを眺めることにした。 程なくしてフライデーメンバー 真崎さん、タコさん、ヤスヒコさんが連れだって登場。3人仲良くドリンクカウンターで飲み物を注文していた。そのまま3人は元来た方へは戻らず、その場でステージを楽しむ様子。 最後に出演者によるセッションがあるって言ってたけど、3人ともここいて良いのかな?と思ってみた。でも、落ち着いて考えてみたらあの狭いステージに各バンドのメンバーが全員乗っかる訳がなく、最終的には各バンドからボーカルさんのみが代表で上がっていた。つまり、フライデーはお兄さんだけ。その姿に3人は大盛り上がりで、私はそっちも気になっちゃってステージを見たり、隣を見たりと大忙し。 その時思ったこと。「もう一人いるでしょこのバンド…」イカすぜマイペース。孤高の荒虎!(笑)
全メニュー終了後、受付のヒロさんに真崎さん宛の品を預けて外に出ようとしたら「そこに本人がいるから直接渡してあげて下さい」と言われた。そうね、せっかくだしお言葉に甘えて手渡ししますか。洋酒の包みを手に提げ、トコトコと歩み寄って声をかけた。 「マナさん」一瞬“誰?”って顔。まぁ、そうだろ そうだろ。 「明日お誕生日とお聞きしたので粗品ですが受け取って下さいまし」包みを渡すと破顔を見せた。前々から思っていたけれど、愛嬌のある人だなぁ。 「来月でお終いなんてショックですー。どこ行っちゃうんですか?」ついでの勢いで聞いてみたら思いの外詳しいことまで話してくれて、少々驚いた。それでも、 「長年やりたかったことを始めようと思って」と語る明るい表情に 少し気分が晴れた。 「そっか。そういうことなら応援します、頑張って。いってらっしゃいませ。」 頭を下げたら向こうもお辞儀をしてくれた。残り2回のライブを大切に聞こう。と、思った。
…あれ? 残りっていつよ。確か6/4と 6/22じゃんね。22ってBAMBIとかぶってんるんだよね。…ええーッ!嘘ぉん! どっちかだけなんて私に選べるのか?両方見逃したくないじゃんよ。ぐぁ〜…(苦) よし!時間がズレたらハシゴしよう。完全にかぶっちゃったら諦めてどっちかを選ぼう。今はまだ選べないけど… ぐすん・。
外へ出たら葛迫さんが階段の上に座り込んでいたので、持ってきたブツを渡す。実は本日のメインは菓子じゃなくてビデオ。ちょっと見て貰おうと思って用意してきたんだけど、内容が子供じみているので バカにされるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしてた。なもんで、中身を告げずに渡したら 「何?いかがわしいもの?」と聞かれた。 …んーと、ある意味いかがわしさもあるかな?水着着た女の子が悪者蹴り上げるシーンとか入ってたからなぁ…(←謎!) 返答を濁していると、向こうから別の話題を振ってきた。 「それより見て見て♪スゴイもん買っちゃった。」
彼が取り出したのは本。写真集のような感じだけど、内容はヒーロー戦隊の総集編みたいなもの。 …わお。俄然自信が出てきたぞ、あのビデオはきっと喜んでくれる!よし! 何を用意してきたのかはご想像におまかせするとして、彼の持ってる本はなかなかのワザ物。いや、クセ物?だった。ここまで特撮が好きだったとは、予想以上だな。私も子供の頃はよく見ていたけどね。見なくなって久しかったのに、この兄ちゃんの所為で禁断の扉を開けちゃったみたいだよ…。 基本的に好きなんだってば、ああいうの。(困)
しかも その手の写真集(図鑑?)を2冊も持っていて、荷物が重いと文句を垂れていた。 「だったら1冊借りて行きましょうか?次のバイクメンの日に持ってきますよ。」と声をかけたら 「マジ?」喜々として荷を開け始めたので、 「ただし大きい方ね。」と付け加えたら、「そっちはダメ!」と即答された。 「じゃあ借りない。」「む!」 およそ大人の会話じゃない。でも、こういうやり取りができちゃうところがラブvなんだ。ああ、いよいよ核心まで腐れてきたか 私の頭…
結局本は借りて来なかった。大きい方というのは歴代戦隊が全て集約されている図鑑のことで、もう一方は歴代26ヒーローを2つに分けたうちの前半作品のみが収録されていた。つまり、古いヒーローしか載っていない。彼曰く、 「この本を読破した上で明日のハリケンジャーを見るんだ!」だって。 だってもう11時だよ?ここ(吉祥寺)から横浜までバイクで帰るんでしょ?明日の番組って7:30からじゃん、間に合うの? だいたい打ち上げどうすんのよ。 「行かない」 ……。
山田く〜ん、座布団ありったけ持ってきて! もう兄さんが大将です。文句言いません。惚れました!(>o<)q!! こんな話に夢中になって、あわや終電に乗り遅れそうになっている自分は相当の大阿呆だよ。ささ、明日の朝も元気にTV見なくちゃね☆
忍びチェンジ! はぁッ! ↑ ※ポイント
BOBBANDを見に原宿へ行った。 去年の夏スプリングベルと対バンになって、それ以来時々行ってる 踊る系の人達なんだけど結構BBSとかぶっちゃってて私は今日が今年初なのだ。クロコダイルに行ったら階段の下に液晶画面が設置されていてビックリ。一緒にいた2人は前回見ていたようで、「前からあるじゃん」と言っていたけど、絶対なかった!今年からの設置だろ。中のライブの様子が入り口の階段上から見られるようになっている。何か、スゴイぜ。
到着した時にはひとつ前のバンドが演奏してる最中だったのだけれど、店員さんに中へ入るよう促されて 案内されるまま席に着いたら、それが一番前のかぶりつき。いや、ここはちょっと近すぎますぅ…((((^^;) 目下演奏中のバンドもハイテンションな踊る系。その名も『魅惑の東京サロン』だって。金管入りの編成でムード歌謡をこよなく愛する大人のバンドと銘打たれていたけど、ボーカルの兄さんのキテレツな格好と動きに3人して苦笑い。友人に「君、結構好みでしょ」と囁いたら、にんまり顔で「とってもv」と返ってきた。ハデでキテレツだったけど演奏も歌も上手いし、衣装を脱いで私服になったボーカルさんの地味さ加減もかなり点数高かった。 滅多に書かないアンケートをきっちり書いて出している友人の 気に入り度合いが知れるというもの。
さて、BOBBAND。彼らは毎回テーマを決めて出し物チックにステージを演出すんだけど、今回はW杯。サッカーでした。何かね、メンバーが… もとい、リーダーとボーカルがサッカー大好きみたいでさ。最近HPの掲示板サッカ話ばっかで埋まってんの。そんななんでサッカ音痴の私はここのとこ書き込みに参加していない、ってかできない(苦笑) メンバーが10人、客席でカメラを構えた常連さんが1人、合わせて丁度11人の青いユニフォームが会場を埋めて、楽しそうだった。ここのバンドの売りはオケ編成と本人達が楽しそうにしてるトコ。技術や演出の冴えのことを言ってしまうとまだまだ精進せいや〜って感じだけれど、楽しそうなのが伝わってくるのが良い。頑張って欲しいもんだ。実はリーダーやボーカルは自分と同年。だから余計に頑張って欲しいと思っちゃう。 その昔SONY主催のSDオーディションに応募したことがあると聞いてちょっと笑えた。何故ってそのオーディションでブルームはデビューしてるから。っていうとどんな位置づけなのか解らなくなっちゃうだろうから書いておくと、平井堅がそこ出身。…やっぱり微妙?
クロコダイルってさ、原宿より渋谷の方が近かったりする?しないか??いつも気になるんだよ。ついでに考えることといったら、以前ここでBahahaもライブしてるんだよな〜ってこと。見てみたかったね、それこそ最前列かぶりつきで(笑)
大宮までスプリングベルを見に行った。 前日まで行こうか行くまいか考えていたのだけれど、出番の時刻と仕事のボリュームをすり合わせたらギリギリ間に合いそうな感じだったので挑むことにした訳サ。職場から向かうのにはさほど難しい経路じゃないのだけれど、何分行ったことのない会場だったし 乗り換えの駅が不慣れな場所なので、滞りなく辿り着けるのかが不安のタネだった。
何しろ初めての道はかなりの確率で 迷う。今回は同行者もいないから余計に心配だった。私の迷い歴を挙げてみると 吉祥寺曼荼羅、下北沢 Club Que 。どちらも地図を持って目前まで来ているのに、会場が見つけられず街を徘徊した。吉祥寺スターパインズカフェも事前に調べに行った時はアーケードを突き抜けて奥の通りまで出ちゃったな… 阿佐ヶ谷DRUMもビルの周り何周したか知れないゼ。QUATTROも何故か地下だと思い込んでて、下のパルコの周りをかなり廻った。表参道FABも入り口解らなくてロイホの奥の道まで行っては返ってを繰り返したし、最近では西荻窪TARNINGがある。これらの過去を思い起こすだに 大宮の道のりが遠く感じる訳で…
仕事がちょっと押して、予定の時間に出られなかった。 あ、ちょっとヤバイかも。ネット検索した最速経路が使えない。通勤時間帯の埼京線はダイヤが複雑で使い慣れていない者にとっては乗り換え・乗り継ぎで明暗が分かれるのだ。この上、乗り継ぎに失敗したら出番の時刻に間に合わない。とにかく急いで現地へ行き着かなくては。
赤羽で運良く通勤快速なるものに乗換えができたので、思ったよりも早く大宮駅に着けた。こりゃもしかして、幸先が良い?と明るく展望、ライブハウスまでの案内地図を確認する。「東口へ降りる」よし、東口だ。
出演の予定時刻まで10分くらいの余裕があったが、決して油断してはいけない。自分の迷子遺伝子はなかなかにくわせものなのだ。緊張の面もちで大宮駅構内を移動するが、階段を上り、上り、また上り… おいおい、一体いつまで続くんだ?コレ(^^;) 上りきったところで出た改札が『南口』だった。 「?!」 手にした地図には東西の口は記してあるが南北はない。しばらく改札の手前で思案…むぅ。落ち着け自分、周りをよく見るんだ! と、改札の向こう側に『東口』を指す案内板を発見。 あ!あった、このまま行けば良いんだ〜(ホッ)いざHEARTSへ。改札を抜けて意気揚々と外へ出ようとした その先には、長〜い通路。…え、まだ出口じゃないの? 方向が間違っていないのは一定間隔に設置された案内板で確認できたので、とにかく黙々と歩いた。 何となく、いやきっとだけど私、大宮の駅 嫌いかも…。
この通路の突き当たりが東口の出口だった。構外へ出るとまず地図と照らし合わせて道の確認。ざっと見て分かり易いのは、目の前を堂々と通っている大通りを行き目印のある角を曲がる行き方だが、どう考えてもロスが出る感じだったので、周囲の様子をうかがい最短距離の想像をしてみた。普段なら絶対にしないことだ。時間さえあれば例え回り道と解っていても確実な道順を選ぶのだが、予想外の駅の広さに手間取り、既に時刻は出演予定の2分前。
私は賭けに出た。 おそらくこの道はつながっている!
根拠のない確信を胸に高島屋の裏手を進み、そのまま直進。中山道を越えてパーキングを突っ切って、出た道は市役所の前だった。大宮HEARTSは市役所通りにあるコンビニの下にあるので、この道だ!とばかりに右折をしたらコンビニの明かりが煌々としている。「I win,yes!!」 足早に進みながら勝利の拳を握る。何とかギリギリ出演予定時刻だ、ちょっとは押してくれるだろ…
ライブハウスに通じる階段を降りると、マネさんが「間に合ったね」と声をかけてくれた。前日、前チケ予約のメールに「ギリギリだし方向音痴ひとりで不安」とメッセージをつけていたのを読んでくれていたのだろう。本当はめちゃめちゃ嬉しかったのだけれど、そこに行き着くまでのテンションの上げ下げに疲れていた上、無事に辿り着いた&出番に間に合ったという安心感で気が抜けて やや放心気味に「あ…ありがとうございます〜…」と返すくらいしかできず、ちょい後悔。 反応鈍くて申し訳なかったなぁ。本当は抱きつきたいくらいだったんだけど。<それはそれで迷惑
中へ入ると前のバンドが演奏している最中で、客の入りもまぁまぁといったところ。ただ、このライブハウスちょいと音がビンビンしている。割れ気味の音やハウリングにめっぽう弱いので、耳が心配になった。
スプリングベルの番になったので前の方へ移動。しかし、ステージの真ん前にズラリと並ぶ人達に遮られて前が見えそうにない。最近の女の子は背が高い人が多いな〜と思いながら、荷物を録音セットをテーブルに残して後方の一段高い場所へ移動した。準備をしている影に湧いてる様子からして前方の人達はスプリングベルを見に来た人なんだろう。前回のegg-siteの時も思ったけれど、着実に動員数増やしてるんだなぁ。と感心しながら眺めていた。ちょっと遠いけど、ここならステージが見えるので悪くない。後ろから他の人の反応を見るのもなかなか面白かった。
今夜のスプリングベルさん、一生懸命盛り上げようとしていたにも関わらず 会場の反応がイマイチで何かやり辛そう。後ろの方では大声で話しをしている人達があって、何で演奏中にそんな大声で話すかなァ?!(--;)とムッとした。別に聞きたくないならそれでも良いんだけど、聞こうとしている人もいるんだから邪魔はしてくれるなよ。と思う。床にベタっと座って数人で輪になってベラベラ… 私の位置からは斜め前方にその姿が見えていたのでブルーになった。ついでに音チェックなのか、マネさんがその辺に立って腕組みしながら険しい表情をしているのも同じ視界に入るのが、何ともかんとも。 きっと見ていただろうし聞いていただろうなぁあのお喋り。辛…
そんな感じでね、中途半端にライブを見てきた所為か 正直言って今ひとつテンション上がらなかった…。誰が悪いんだ?自分か??
帰りは大宮の駅から埼京線で 途中まではゆきさんとご一緒させて頂く。行きよりも更に近そうな道を選んで駅まで向かった。帰りは家に着けさえすれば良いので、帰路に冒険をしかけることは結構多い。知らない道を歩くのが実は好きだったりする。迷うのは目的地を設定するからであって、当て所もない散策であれば関係ない話なのだ。初めて行く目的地に辿り着くのは大の苦手であるけれども、一度通った場所は「道」が変わらない限り大体覚えている。それが何年も前に一度行ったきりのところでも、土地開発等で道が変えられていなければほぼ思い出す。来た道を戻るのには迷わないので、散策していて帰って来られないことはまずない。 だから、進んでみてダメだったら戻れば良い。くらいに思って歩き廻る。が、同行者にとってみればいい迷惑かも知れぬ…
この時は難なく駅まで最短コースで辿り着いた。スムーズに帰れば22時からのドラマがちょこっとくらい見られるかな?と思いながら大宮駅の構内へと進んで行く。来た時には長く感じられた道のりが、時間を気にしない所為か、はたまた同行の相手があった所為か存外あっさり屠れてしまった。 改札を抜けてすぐに電光掲示板の案内が出ていて、現在の時刻と発車の時刻を見比べながら 乗車するホームを目指した。ところが…
全く失念していた。 階段を上り続ける延々とした時間のことを。ホームに向かう為には今度はこの階段を降りて行かねばならない訳で、降りて、降りて、降り続けて、やっとホームに着いたと思ったら、目的の電車は一足先に発車してしまった後だった。まんまと乗り遅れてしまった我々だが、決して道に迷った訳ではない。順調にやって来た結果がこれなのだ。行き慣れた駅であれば、道のりの目安もつけられるだろうが、初めて来たっつってんだろ! 空っぽのホームでしばし呆然。仕方がないので次の電車を待つことにした。そして数分後… 目の前に目的の電車『埼京線/新宿行き』が入ってきた。来た来た、あれに乗れば良いの… か…? あれ?何か、違う気するんですけど
ホームが。
乗りたい電車は向かい側のホームヘ入って来たのだった。時間がズレたために乗り場が変わったらしい、慌てて階段を駆け上がるも時既に遅く、2台目の埼京線も見送るハメになった。 脱力の我々、次こそは間違えまいと掲示板を探し、次の到着ホームをしっかりと確認してから、再び階段を降りた。ああ、本当二人で良かった。この間の悪さは私の所為かも知れないが、一人だったらどこまでヘコみ続けたか知れない。共連れの有り難さよ…
ホームを降りると程なくして『埼京線/新宿行き』が入ってきた。ああ、この電車だ と乗り込む。発車時間にはまだ間があったが、しばらく停車する様子だったので この駅始発か何かだったのだろう。席もガラガラだったので並んで座り、歓談。
数分後、同じホームの反対側に電車が入って来た。何気なく視線をくれると『埼京線/新宿行き』。 …まさか。 隣の車両に座っていた人達がパラパラと立ち上がり、向こうの電車へ移動を始めたので 慌てて立ち上がり今来た電車に飛び乗った。 プシュー。 電車は動き出した。先ほどまで腰を下ろしていた車両が どんどん遠くなる。あ、危なかった〜… もう少しでまた一台見送るところだった。今回はギリギリでセーフ。(^^;)
行きは通勤時間帯だったので運良く通勤快速に乗ることができたが、さすがに帰りの時間にはそんな上等なものは走っていないし、そもそも「のぼり」だ。通勤快速は朝に走っているんじゃなかろうか? 最終的に乗り込んだ電車はお察しの通り各駅停車。いやはや道のりの長さを感じずにはおれない。ドラマの後半?そんなの全然無理〜。最初の電車に乗れなかった時点で諦めたさ。別にさほど固執している訳ではないから、もうどうだって良い。 無事帰れさえすれば。
ゆきさんと別れてからも暫く埼京線に揺られ、池袋で乗り換えて、高田馬場で乗り換えて、私鉄にまた揺られ… やっぱり結構遠いんだなぁ。と改めて感じながら思った。
何となく、いやきっとだけど私、大宮の駅 嫌いだ。
特に何の予定もなく家にいたので、フラリとビデオ屋へ赴く。先週貸出中だったアレがあったら借りて来よう、と思って棚を見ると、きっちり返って来ていた。 おお、あった…。 しかし、手に取るのを少々躊躇。 目的のブツはキッズコーナーの特別ブースにある。何故か他の物とは別格に扱われていて、どうも人気の高い作品らしいことが伺えた。
いわゆる『特撮』ってやつ。そのブースには主演のオダギリジョーが注目されるきっかけになった『仮面ライダー クウガ』、その次回作の『仮面ライダー アギト』、背中合わせになった棚には『タイムレンジャー』と『ガオレンジャー』。雑誌の切り抜きだか絵本のコピーだかで飾り立てられていて、前に立つのが非常に恥ずかしい。いや、借りようと思って店に行ってる次点で充分恥ずかしいんだけどさ…(--;)
大人としての羞恥心よりもお子さま的思考の好奇心の方が勝り、意を決して棚からテープを引き抜くと即行でその場から離れる。誰が見ているともないが、居たたまれない感じがしてしょうがないのだ。そのうち慣れるのかも知れないが… いや、ちょっと慣れたくないかも。
『ガオレンジャー』のテレビシリーズ第一巻と歴代ヒーローと競演してる映画版?を1本。でも、この2本だけでカウンターに行くのもナンだったので、韓国映画の『八月のクリスマス』を混ぜて持って行った。こう書くとついでみたいに聞こえるだろうけれど、公開当時 気にしながらも結局観に行けずに終わった作品なので観たいには観たかったんだよ。…や、ついでだったのも認めるけどさ。
ガオに関してはおいておくとして、この『八月のクリスマス』、観てみたらなかなか面白い作品だった。盛り上がりや盛り下がりがサッパリない。気味が良いほどに淡々としている。セリフが少なくとても静か、なのに飽きずに観られた。ふむ… 不思議な映画だったな。映像は爽やかで綺麗な世界が印象に残る。綺麗といっても飾られた美しさとかではなく、普通の街や人々を 普通に撮っているだけなのだが、純な感じがしていて気持ちが良かった。 韓国で1・2を争う人気の俳優ハン・ソッキュが主演。『シュリ』や『カル』での名優振りを観る前にこの『八月のクリスマス』を観ておきたくて、あえて話題をさらっていたこの2作品は観ずにおいたのだが、どうやら正解だったようだ。顔やイメージが固まっていなかったから、ハンとしてではなくジョンウォン(役名)という一人の男性として観られた。相手役の女優も割と名のある女優さんらしいが、解らない。質素な役の所為もあるが、実に地味。言ってしまうと華がない。でも綺麗。他の作品で本当にスッピンで出ているのがあるのだが、彼女の可憐な美しさは絶賛されている。 目を見張るような華やかさも確かにありだが、見ていて心地良いもの、もっと言えば不快を感じない段階で「美しい」と言って良いのかも知れない。 そんなことを思わせる女優シム・ウナは、昨年の頭に突然の引退宣言をして銀幕から姿を消している。
このままいけばガオの為に毎週レンタル屋に足を運ぶことになるのだろうから、その度に誤魔化し分の何かを混ぜよう。まだ『シュリ』には行かず、『ペパーミントキャンディー』とか『美術館のとなりの動物園』とかが観たいな。『JSA』や『チング』も興味ある。『リュヨン』はイマイチ。ちなみにどれも韓国映画なのだ。
と、最初の話題をそらしてみた。 ニヤ。
2002年05月18日(土) |
庶民が愉しむ江戸の世界 |
|
花緯どのと江戸東京博物館へ参る。 企画展『利家とまつ展』と常設展の両方を楽しめる入場券を所持して居った故、前回に次いでお誘い申し上げた。 前回 花緯どのは写真機を持たずに入場し、至る所で見かける撮影特所にて地団駄を踏んでおられたので、此度はご用意のほど 万全であろうと思いきや、またしてもお忘れになられたとのこと。誠に甲斐のないことに御座候らう。
とね、現在NHKで放映中の大河ドラマ『利家とまつ』にあやかった展示な訳だけど、書物・掛け軸の類が多く、無学の徒である自分には 前回の『昔のおもちゃ展』の方が随分に面白かったように思う。書状見たって解るのは押印・花押くらいなものだしさ。花緯さんと二人、容赦ないペースで進んでいた。解らないものに裂く時間があったら常設展の精密模型を眺めていた方が何倍も有意義だもの。
ええ、そう 私は模型好き。
江戸東京博物館の常設展へ行ったら、必ず『三井越後屋』と『日本橋』の模型の前で暫く動かなくなる。次点が『銀座煉瓦通り』。見たことある人は解ってくれると思うけど、この模型の芸の細かいことには、ほとほと感心する。自分も人形と同じサイズになって中を歩き回りたい衝動に駆られるんだ。
今回も同じように模型の前でつっかかっていたところ、一番のお気に入り『日本橋』の周囲に双眼鏡が設置されているのに気がついた。今まで何度か訪れている場所だが、双眼鏡の設置は初めて見た。一気に心が騒ぐ。
「見えるー 見えるよ結構♪ きゃあ〜」 本気で大はしゃぎ。そうか、この手があったんだ! 双眼鏡を使えば、今まで遠くて見えなかった細かい部分が、いい感じに見える。しかも、周囲の視界が遮られるので 本当に江戸の町を覗いている気分♪ ワクワク度は大盛り上がりだった。 「くぅ〜、次はマイオペラブラス持参でッ…」 拳を握ったことは言うまでもない。 きっと いつまでもその場を離れない有様に、同行の花緯さんは苦笑いだったことだろう。 でも、そのくらい好きなの。 模型が。 江戸の町が。
ひとしきり廻って満足した我々は博物館のある両国から東京へと場所を変え、洋食屋に入り昼食とする。そのあと八重洲の地下街をプラプラして、ちょっとお茶をしてから 花緯さんは帰りの新幹線の時間、私は次なる約束の時間が近づいてきたので、それぞれの目的場所に向かって分かれることになった。 また、次のBAMBIまでご機嫌良う(笑)
さて。 ワタクシの次なる目的地はと申しますと、半蔵門は国立劇場に御座居ます。 近頃仕事をご一緒しているライターさんのお口添えで、文楽のチケットを入手致しました。しかも前から8列目のど真ん中。文楽の舞台を観るには最高ランクのお席で御座居ますのよ。ほほほ。
この度の演目は 通し狂言『菅原伝授手習鑑』。一般に歌舞伎や文楽の公演は見やすいように細かく幕分けされていることが多く、一つの物語を見せ場毎に区切って上演されたりします。通し狂言とは、物語を最初から最後まで全部上演するもので、大抵一日がかりの大舞台。もちろん、長いので間間に休憩時間は挟んでいますが ストーリーは端背負わずに演じるのが基本です。
今回私がお願いしたのは通しの後半、『午後の部』のみ。チケットは午前と午後に分かれているので、本当に全編通しで観る人は2枚分の料金が必要になります。ちなみに1枚5800円でした。 でも、出演者の人数(人形1体に3人つく)や舞台の規模から考えると安いと思うのよ。8000円代の舞台やコンサートだって沢山あるもんね。人間国宝のお出ましもあって、値踏みなんて畏れ多いってもんヨ(笑)
『菅原伝授手習鑑』は以前に歌舞伎で一度観たことがあり、その時も後半部分だったので、今回は文楽の切り口を愉しむつもりで臨みました。 歌舞伎も文楽も扱われる題材はほぼ同じ。でも、舞台の性質上 見せ場や演出が変わるので、同じ物語りでも違った趣が楽しめます。歌舞伎の方が派手で外連味が強いようです。歌舞伎って仕掛け凝ってますしね。大衆芸能だから大掛かりなものがウケたんでしょう。
その点でいくと文楽は人形を使う分動きが制限されますが、そこは芸人の技。本当に生きている人のような動きや表情を 情緒豊かに魅せつけてくれます。もう本当 うっふりvよ。 で、出てくる小物とかにも私はトキメいちゃうのね、模型好きだから。(笑) もっとも、模型と言っても文楽の人形は結構大きくて130〜150cmくらいあるので 小物もさほど小さいって訳じゃありませんが。でも実寸とは やはり違う。お子さまサイズくらいです。
スゴイ良かった。 昨日のBAMBIにも感動したけど、別の感動を覚えました。太夫(台詞やナレーター)の言っていることもパンフレットと一緒に売っている床本集(台本みたいなもの)を追えば素人の私にも充分理解できたし、一度見ている上 事前にあらすじをおさらいして行ったので割と困らずに舞台を楽しめました。
人形奇麗だった〜 三味線と太夫の雰囲気も結構好きだし。日本芸能万歳って感じ。 ただ、前回も思ったんだけど 『菅原伝授手習鑑』のストーリーって劇的で人情に訴えるものはあるけれど、現代人の感覚で見ちゃうと 目茶苦茶な話だなぁって。昔の価値観や考え方なんかが解ってないと 何でああなっちゃうのか理解できないと思うよ。 人の生き死にの感覚に相当なズレが…。
しかーし!それが江戸の粋。 鮮やかに散る徒華と 喝采を送らねば 江戸っ子の名がすたるってもんだい! <誰が江戸っ子じゃ
今日のBAMBI超良かったー! どうしようどうしよう、22日フライデーとかぶっちゃってるけど BAMBIにしようかな。しちゃおうかな。 今日はスージーをいっぱい見たな。いつもカッコイイけど、今日は私が見た中では一番にカッコ良く見えた。 みんなに聞いたらもっとカッコイイ日もあったって言うから、スゴイびっくりした。もっとカッコイイってどのくらい?!もう想像つかないよ〜
帰り、花緯さんを新宿のホテルまで送る間も 興奮が冷めなくて、何か頭がポクポクしてた。 心地良い余韻にたゆたいながら帰路に就く。ほぁ〜… よい〜ん…
今夜はスプリングベル。仕事も特になかったので早々に渋谷入りし、彼らの出演時刻までプラプラ街を散策しながら、取り敢えず会場のegg-siteを目指す方向で移動をしていたが、PARCOの交差点辺りでふいに思い出したことがあり立ち止まった。
最近面白がって見ているWeb上のTシャツブランドがあるのだが、確かこの辺に商品を委託販売している店舗があった気がする。時間はまだあったし、同行の友人に承諾を得た上でウロ覚えの記憶を辿り、そこいらにあるハズのショップを探すことになった。
ハンズの向かいの小路地を奥に進み、雑貨や衣類の店が小さく隣立する中を二人でキョロキョロ。 「何てお店?」 「…うーんとね、確かね… うう、ごめん店名覚えてない。」 大まかな位置は記憶していたものの、ショップの名前を覚えていなかった。 何とも具合の悪いところである。 「何か爆発した感じの名前。バーン!とかドカーンとか…」 「…何だよそれ、わっかんねーよ。」 へぇ、おっしゃる通りで。(´`;)・。
ひとしきり廻ってそれらしき店が見つからなかったので、諦めて引き返して来る途中、袋小路に続く角があった。 見るからに怪しげな雰囲気だったので、初めは足を向けなかったのだが 探していた店が見つからなかったために仕方なく恐る恐るながら、奥へ踏み入れることにした。
通り一本入らなければいけないために、人通りがほとんどなく 建物の陰に街明かりが遮られているので、ちょっと不気味な感じ。暗がりの中に浮かび上がる電光看板が黄味がかったレトロな色を放っていて、時折 ジジっとでも言いた気に 小刻みな震えを見せる。 ここ、本当に渋谷?(^^;) 何か雰囲気違わないかい?
華やかな大通りから小道に入り、更にその脇から伸びる袋小路への道。 そんな裏界隈にまで小さなショップが軒を構えているのだから、さすがは渋谷 と感心するべきなのだろう。
それにしてもこんなところ、一人だったら絶対に入らない。昼間ならまた違った様相を呈するのだろうが 今は夜だ。つくづく同行者のありがたみを感じながら、とっとと退散しようと思っていた。 一応ダメ元で奥を一望する。と、
「あ。」 あったのだ。看板を見て店名を思い出す。『BRAIN BUSTER』。 「爆発した感じ」ね… まま、そんなに遠くはなかったということで。 古びたアパートメント風の建物の1階と2階にそれぞれショップが入っていて、目当ての店は階上に構えていた。 これまた一人では絶対には入らなかったであろう雰囲気で、建物脇に取り付けられた金属製の簡素な階段を 恐る恐る上り、中をのぞくとアマチュアデザイナー系の衣類や装飾品が並んでいた。 ストリートっぽいのやら ハードコア風、テクノチック、サイバー系も少し混ざっていたかな? 何だか何でもありのチャンポンなセレクション。 レジには男性店員が一人厳つい表情でテレビを見ていた。 ニット帽をかぶった感じからしてボーズ頭かスキンヘッド。 うわぁ、何だか恐いなぁ… と尻込んでいると、後ろから友人に先を急かされた。仕方ない、目的の物があるかどうかだけでも 確認しなくては来た意味がないからな。
意を決して店内に入ると、目当てのブランドはすぐに見つかった。 しかし、ブランドは確かにあったが 欲しかった図柄が置いておらず、無念を噛みしめる。 それならば長居は無用とばかりに退散しようをきびすを返したその前にレジの店員の姿。べ、別にとって食われる訳でもないのに こういう時って何で萎縮すんだろうね。 すると厳つい男性店員は何やら手元をゴソっとやってから小さなビラを差し出し、 「定期発行のチラシなんですけど、良かったら見て下さい。」 と、ちょっとテレたような笑顔を見せた。
…なんだよ、良い人そうじゃん。
ビラを受け取ると「どうも」と会釈をして出口に向かう。何となく気になって振り返ったら、店員さんと目が合って、笑顔でお辞儀をされた。 「ありがとうございます」
いや、何も買ってないし 更には根拠もなくアンタを恐い者扱いで見ていた私に礼を言われる資格はないワ!っとばかりに 心の中で「ごめん」を連発する。 人を見かけで判断してはいけません。 学習。
この辺りはアマチュアブランドを扱っている店が結構あって、独特の商品が見れるのが面白い。 私が今回探していたのはTシャツオンリーの『悪意1000%』というブランドで、世の中を嘲ったようなコピーをあしらったり、ブランドやメーカーのパクりロゴをデザインしていたりして、その阿呆さ加減に個人的にウケている。(や、敬意を込めて言ってます) 基本はネットでの通販なのだが、送料とか支払いとか色々面倒なんで 委託販売している店を見てからでも良いなと思った訳。
そんな ひとりドラマを経て、ライブ会場へ向かった。 対バンに今度のイベントでご一緒するISSUEさんがいたので、彼らも見ていこう と思いながら着座。 スプリングベルの番になって前の一角を埋め始めたお客さんがいて、おお、ファンは増えているのね〜。と感心しながら 自分もステージが見える位置まで移動する。 前方のお客さんはスーさん側に皆かたまっていたので 我々は春山さんの真正面くらいに陣取ったのだが、何でここはスッキリ空いちゃってんの?(^^;)
ま、でも気持ちは解るし 個人的には前方に障害物がないのは万々歳だから良いんだけどね。 本人的にはどうなのかを想像すると ちょい気の毒だったかな? いやいや! その分一人一人のラブが超サイズですからノープロブレム!(笑)
で、そんな中で始まったライブはというと これが非常に○ いや、◎。 良い意味ではっちゃけていたね〜 ガヅンと来ました。何かが。 しきりに「俺達は負けない!」って言っていたけれど、今夜は確かにあなたがたの勝利でしょう。 テンション違って面白かった♪
アーティストやミュージシャンのたまごが 詰まった街。 いつか孵って 飛んでいけ〜☆
2002年05月12日(日) |
にちようび いろいろ |
|
今日は母の日だ。 しかし、法事でいなかの岩手に行っているので母は不在。 結婚記念日だー 誕生日だー と立て続けに母イベントがあるので毎年この時期を面倒くさがっていたが いなければいないで 何やらつまらない気になるものだ。ふむ。
最近の週課である「朝のテレビ」も問題なく見れたし、天気も良かったので洗濯や掃除に時間を費やす。 何の予定も入れずのんびり過ごすことにした。
実は用事が全くなかった訳ではない。と、ある友人に『周恩来展』に行かないかと声をかけられていて、今日はその展覧会の最終日だった。でも、面倒になったので行くのをやめた。 他にも、年に一度の『土方歳三忌』の執り行われる日でもあった。 毎年この時期になると土方の生地である日野の石田寺で法要があり、その後 土方を祀っている高幡不動に場所を移して講演会なるものが開かれていたりする。毎年様々な作家や歴史家を招き、土方について語って貰うのだが、これが結構 独断と偏見の弁論で 話し手によっては聞くに絶えない思い込み論だったり、想い入れが先走って支離滅裂な発表だったりするので、ただでさえ歴史がらみの友人には討論好きの思想家が多いのにこの期に及んでプロの作家からまで個人的な想像論を言い聞かされるのはうんざりだ。と、足は遠のき気味である。 なので、事前に講演者が誰なのかを調べて 興味の湧かないテーマや好まない話し手であれば講演会へは行かないことにしている。ついでに土方の場合は行く気になればいつでも墓参が可能なので法要の方もパスすることが多い。要するに最近は行っていない。
去年は講演者が好きな歴史家さんだったので珍しく行く気になり、友人と二人で日野〜高幡不動までを車で遙々参加しに行ったのだが、年々増えているらしき幕末フリーク?まぁ、若い幕末ファンの人達のことだが、その走っちゃってる加減に引き気味の自分がいた。うう、以前は自分もあんなだったんか?嫌だ嫌だー!
何年か前から日野の『新撰組パレード』という催しが日程を合わせるようになり、ますますマニアック色の濃いイベントと化してきた。パレードの列の中に居るなら許すが、ダンダラの浅葱羽織に袴姿でリュックを背負って町中を闊歩するのは勘弁してくれ… 幕末好きとして恥ずかしい(涙) この日は月に1日のみ開館する土方歳三記念館も日程を合わせるものだから、日野は妙な輩で大騒ぎになるのだ。歴史つながりの友人と久々に会えるのは嬉しいが、そんな浮かれ過ぎた場面に出くわすと どうもブルーに沈んでしまう。素直に盛り上がれない自分が悪いのかも知れないが、あれらとご一緒できない自分を改める気はサラサラない。
好きも勝手 嫌いも勝手の世界なのだから、これで良いのだ。
と、いう訳で 今回の講演者にアンテナの立たなかった私は土方の墓参をあっさり蹴った。言わせてもらえば墓参という行為は大勢でワイワイ行くようなものではないだろう。もうちょっと感慨にふける雰囲気があっても良いような気がする訳で。
そもそも親族でも何でもない人間が余所様の墓に参るというもの少々おかしな話なのかも知れない。しかし、彼らくらいになったら頭に超のつく有名人だ、その辺は親族の方にも納得して頂くより他はないと思う。イベント化しているのは個人的には好ましく思っていないけれども、ファンだったら墓参したいと思うのも解るし、もしも個々の行状の悪さに困った末、大勢でまとめての法要を企画したのであれば、それもまた仕方のないことなのかも知れず、増上寺のように錠を降ろされていないだけマシと思うべきなのか、微妙なところだ。
天気の良い日曜日にうちでのんびり過ごしながら、そんなことをボーっと考えていた。 「あ、もしかしたら函館の五稜郭祭もこの週末だったのかな?また機会があったら行きたいなぁ 五稜郭祭。」 とかね。
夕方思い立ってビデオ屋に行く。実は最近気になって探しているビデオがあるので、品の入り具合をのぞきに行った訳。すると、目的のモノはしっかりあった。しかし、只今貸出中の札がかかっている。 あらら、ないんじゃ仕方ないなぁ。 と、ボヤきながら 内心ホッとした部分もあったりして。何でって、探してたモノって『百獣戦隊ガオレンジャー』のTVシリーズ版だったから。何でそんなもん見たいのかって?
聞かないでくれ… (--;)
5/8付けで回線がISDNからADSLに切り替わっているので今までのままではネット不通になってしまう。ISDN用のターミナルアダプタを外し、送られてきたモデムとルーターを手引書にしたがって接続、フレッツ接続アプリケーションをインストールして、再起動をかけた。立ち上がったマシンを前に、いざ接続!と思いきや、エラーメッセージ。「あら?」NTTの接続確認用仮サイトにはアクセスできたので、配線は間違えていないようだ。と、なるとアプリケーションの設定がおかしいんだろうけど… ここまでが昨晩の話。
何度設定をし直しても接続はいっこうにうまくいかず、そうこうするうちに朝になった。仕方がないので時間を待ってNTTのサービス窓口に問い合わせの電話を入れた。これまでの経緯を説明すると先方は 「それでしたらNTTの管轄する部分は大丈夫だと思います。その上で接続ができないのでしたら、プロバイダーさんの方で何か引っかかっているんでしょう。」と言って、詳しく説明も聞かせてくれたので、原因がNTTでないことがわかった。次はプロバイダーに電話だ。
利用しているのはSo-netなので早速問い合わせをしてみたら、存外アッサリ原因が分かった。 「ご利用コースの変更がされていないようですので、これを変えて頂ければOKです」 ホッとして、変更を依頼すると 「こちらではできないので、お客様自身でお願いします」 とのこと。ふむふむ、で、どうすりゃ良いの? 「インターネットでソネットのサイトに接続して頂きまして…」 …は? 「ご利用コースの変更というメニューがございますので、そちらで『即日変更』というボタンを押して頂きますと、数分後には変更が完了となります」 いや、だから 今ネットにつなげられなくて困ってんですけど… 「他のマシンはございませんか?では、どちらかのネットカフェ等をご利用になられるとか…」 ネットカフェ行くの?! え、自宅にあるのに? うそぉん。( ̄▽ ̄;) と、いう訳で地元でネットカフェを探す旅に出ることになった…
新宿や渋谷だったら何軒か知っているが、接続手続きの数分間ネットするためだけに時間をかけて都心に向かうのも面倒だなぁ… と思い、自分よりは詳しかろうと弟にこの近辺に手頃なネットカフェはないか?と電話で尋ねてみた。答えは 「知らない」 何と無下な返事。その際、たまたま父が休日を持て余していたようだったのを察知し、弟宛にかけた電話で父を誘い出した。足(車)を確保!もちろんタダで頼むには忍びなかったので、「お昼おごります」と頭を垂れる。ネットカフェを探しにレッツらゴー☆
自宅から車で15分ほどの場所に『マンガ喫茶&ビデオ観賞&ネットし放題』の看板を発見した。あら、結構簡単に見つかったじゃない。と思って店へ入ると「会員制で入会金300円、ネット使用料は30分500円」とある。30分で500円?!相場知らないと思ってんのか?だいたいこんな辺鄙なところにある店の会員になってもネットが開通したら二度と来ないだろうし、何より休日の午前中から いい年そうな兄さん方がズラリと並んでビデオを観ている情景が薄ら寒かったので、何も言わずに退散させて頂いた。
こうして探してみると、本当に全然ないもんだなぁ…と思って地元をぐるぐる。都心だから需要があるのであって、こんな都下の小さな町にネットカフェを作ったところで利用者が見込めないのだろう。繁華街な訳ではない、ごく一般的な住宅街だもの自宅にパソコンがあればそれ使うっつーの。私自身がそうだった訳だしな…
昼も頃合いの時刻となったので、約束通りご馳走しようと店を探す。母が不在だったので弟を拾って移動を始めた。 何食べたいの? 何でも良い。 何食べたいのか言ってよ。 うーん… 話にならんなぁ。普段母の手料理食べているから 外食してまで食べたいものがないのだ。料理上手の不在はこんな形で波紋を呼ぶ。ちなみに料理上手の母から生まれた私は最近まともに料理をしない。普段ひとりでいるので適当なものばかり作って済ませる傾向にある。妹と2人でいた頃はまだ「人にふるまえる料理」を作っていたのだけれど、ひとりっちゅーのはどうもイカン。作るのが面倒になって食べない時もあるくらいだ。 …閑話休題。 ぐるぐるしていても始まらないので、目に付いた店を指さしては あれは?これは?!と聞いてみる。そのうちの1軒に弟が反応を示した。 「ステーキ食べよう」 若者だな君。まぁ良いや、朝からお茶以外口にしてなかったからお腹は空いてるし。ってな訳で親子3人でステーキのチェーン店に入ることにした。初めて見る店だったけれど『DON』だって。知ってる?
まぁ、その店でたらふく食べて、一息ついたら弟を家に送って、いい加減私も疲れて来たので最後の賭けに出ることにした。 「所沢まで連れてってー。そこで降ろしてもらえたら帰りは自力で帰るから。」 と父に頼む。所沢は地元駅2つ先、埼玉県所沢市の『所沢』。自転車でも行けるので、天気が良くて時間がある時はサイクリングがてら出掛けることがある。 ここは駅前だけだがプチ都会なのでヘタに地元を彷徨うよりは都会っぽいものが手に入るところだ。そこならカフェがあるかも知れない。もし見つからなかったら、諦めて新宿に出ようと思っていた。時刻は既に14時を過ぎている。 何と阿呆な一日を過ごしているんだろう… あ〜あ。
所沢の駅前で車を降り、あてどもない阿呆旅につき合ってくれた父に感謝の手を振る。さて、ネットカフェ ネットカフェ… 「あ。」 車を降りて約5分、あっさりカフェは見つかった。ビバ☆プチ都会! 料金も「1時間380円・超過30分毎に100円」となっていて、本物の都会ほどではないが納得できる設定だ。これを考えると、午前中見つけた店は随分と法外な値段だったんだなぁと妙に感心してしまった。 危ない 危ない。
店に入ると、1時間のうちにSo-netのコース変更、今まで見られなかったメールのチェックや必要な返信を済ませ、更に余った時間で波乗り遊びをしてみた。そこの店はマンガ喫茶とお昼寝コーナーが併設されていて、こういう場に不慣れな私には面白い場所だった。若いお兄さんがひとりで何でもこなしており、喫茶の為の料理をするのか エプロン姿が妙に可愛らしかった。 たまにはネットカフェも面白いな。と思いながら店を後にする。
帰りの道々食料品を買い込み、昼お世話になったお礼も兼ねて本家へ持ち込んで調理。私の大ざっぱな大皿料理と、母の魚料理や刺身、父が買ってきたツマミ用の揚げ物などが渾然一体となった奇妙な食卓を 何の違和感も感じず取り囲む家族4人。 食べられれば良し。 美味しければ尚良し。 こんな家風だから 人にふるまう料理がつくれなくなるんだっつーの(苦笑) 最近思うんだけど 「どんな料理が美味しいか」よりも「誰と食べる料理が美味しいか」ってのが大事よね。 ひとりは味気ないよー。一流料理出されても カップ麺出されても、大差感じなかったりしそうだ。
おっと、肝心のADSLはというと ちゃんと開通してました。 これでやっとHPの更新ができる、良かった 良かった。 紆余曲折あったけれど、終わり良ければ全て良し、で ございます。
雨の中、ヴェスのライブにGo! この日のために仕事まきまきで片づけたので割と早い時間に退社ができた。 でも雨じゃん。何か憂鬱だよねぇ せっかくの週末がさ。ライブがさ。
西荻窪TARNINGが今回の会場なんだけれど、私も同行の小川ちゃんも初めてだもんで、HPから地図をプリントアウトして それを頼りに道を進んだ訳だけど、目印らしい目印が書いていないちょっと困った地図だった。
「まず初めの目印は交番」交番ね、こうばん。歩いてみるが見つからない。もしかしてもう通り過ぎちゃったんじゃん? 次の目印は? 「三和銀行」銀行… あ、ディスペンサーならあるけど郵便貯金のだった。違うね。 出番の時刻までに軽く食事をしようと思っていたので、道々の食べ物屋を気にしながら進むこと数分、道はT字路に突き当たった。
「間違いなく通り過ぎてます」そりゃそうだ。そのくらいは私にも解るよ… 仕方なく引き返す。雨・の・中・を!
目印が役に立たないようなので、今度は住所からおおまかな場所を割り出す方法を取った。電柱の番地を追いながら、もう少しだと思うけど…と雨をよけるつもりで建物の陰に入った。隣は行きの道々に見ていた中華料理屋さん。夕食時だというのに客足がないので「ここはやめておこうか(笑)」なんてやり取りをした場所だった。 さて、地図を確認… と思って傘をたたんだ時、かすかに何か聞こえた気がした。あれ?何か音楽が…
自分の立っているすぐ横には地下に通じるドア。その前に『TARNING』の電光看板がひっそりと出ていた。 「わぁ、ここだ!」 本当に偶然の発見。行きの道でこのすぐ隣の店をのぞいていたにも関わらず全然気が付かなかったよ。それも2人揃って。(^^;) 私ら阿呆コンビ?(涙)
時間はまだあったので食事のできる場所を探そうと、駅の方へ向かうことにした。ついでに三和銀行と交番を見つけてやる!と思っていたんだけど、歩いている途中にハタと気が付いた。 「三和銀行ってもうないじゃん…」 そうだよね、今はUFJになってるハズだもん。目標も緑の看板じゃなくてエンジ色の看板になるんだよ。っつーか、そんなもんなかったぞ! 場所的に怪しいのはやっぱり郵便貯金のディスペンサーなんだよ。それなら「三和銀行」じゃなくてせめて「三和銀行CD」とか書こうよ。銀行があるんだと思うじゃん。 で、交番はと言うと 駅を出た真ん前にある交番のことだったようだ。駅の出口を北口と書いてくれてるのに、わざわざこんな真ん前の交番を目印にする意味が解らん。道は1本しかないし、交番がなくても間違えようはないんだけど… 地図更新した方が良いよTARNING。ついでに目印も、もうちょっと考えてほしいな。「中華屋となり」って入れるだけで発見率変わるって絶対。
結局駅の方面をそぞろ歩いても適当な店が見当たらず、ライブハウスの隣の中華屋まで戻って来たら 数組の客が入っていたので、ここで良いやってなって 結局その店で腹ごしらえをすることにした。 ごく普通の定食屋といった構えで気っ風は良いのに、特に構われることもなく、味も悪くはなかったし まぁまぁ○。TARNINGにライブの時はここで済ませれば良いや。って思った。<ただの中華好き
そんな思いをして辿り着いたヴェスライブだったけれど、楽しかったよ。やっぱり王子(じゅんさん)は面白いね。個人的にはベースのセキドさんとドラムのタケひさんが好きだけど、小川ちゃんは断然王子LOVEだし その次はナヲッキィさんだって。 毎度のことだけど大まかな好みが似ている割に 根底の部分では対極にいるんだよなぁ。面白い友達だなぁ(笑)
色々あったけど 終わり良ければ何とやら。 西荻窪も悪くはない街だよ。うむ。
どうでも良いけど、中央線沿線の駅って構造似てません? 西荻窪ってば高円寺に くりそつヨ。 デジャブーかと思っちゃったい。
今日から切り替わったハズなんだけど、うまくネットにつながらないんだよねぇ。 最近仕事忙しいから腰据えて調べるのは週末になっちゃうなー…
2002年05月06日(月) |
あ〜ぁ 連休も最終日か |
|
5/3・4を忙しなく動いていた反動で、5・6はゆったりまったりの「休日」にしてしまった。 天気も良かったので溜まっていた洗濯物を一掃させて、久々に布団も干した。 うん、気持ち良いじゃん。
開店時間を待って美容院に電話、予約を入れて髪を切りに行った。 本当は毛先に少しパーマをかけてもらおうと思ったんだけど、頭皮が荒れているので今日はやめることにした。身体は丈夫な方だし、アレルギー等は特にないのに、何故か頭皮が弱い。他の肌は何ともないし、昔は何ともなかったのにねぇ。何でだろうね?
最初の職場を辞めようかなって頃に髪に色を入れたことがあったんだ。この頃はまだそれ程 頭皮が弱くなかったんで全然問題なかったからさ。何か言われたら辞めちゃおう〜と思っていたのに、逆に「良いね」なんて言われちゃって、変な上司だなぁって思ったものさ。ちなみに何色だったかってーと赤。真赤じゃなくて、臙脂色っていうのかなアメリカンチェリーみたいな色にしてもらったの。「室内では黒っぽく見えて、でも光に透かしたり表に出たりしたらわかるような感じにして下さい」って注文をした。当時の担当美容師さん、わざわざ色混ぜて作ってくれたよー。良い人だったなぁ。
それからしばらくはその色だったねぇ。担当さんがいなかに帰っちゃった後は自分でやっていた。ブリーチしないでヘアマニキュアのショッキングピンク入れると似たような感じになるのを発見したのだよ。色抜かないから楽ちんだし、何よりもお金がかからないっちゅーのが魅力で(笑) 今でも頭皮さえ元気を取り戻したら再開したいんだけどね。ボロボロになられると困るので最近ではシャンプーまで選ばなきゃいけなくなっちょる。面倒くせー…
そんな訳で、今日もまた何ということのないシャンプー&カットで終了してしまった。 頭がサッパリしたところで現実に戻る。やれやれ、明日からまた仕事だよ。 そんな連休最終日でした。
ちなみに、何となく気にして見ている最近の薬局には 愛用していたヘアマニキュアが見当たらなくなった。もしかしたら販売終了?手軽で良かったのになぁ〜…
9時頃起床。 主食にするものを切らしていたので近くのパン屋までひとっ走りするも、目的のフランスパンがなく、尋ねてみたら「10時半頃に焼けます」とのこと。1時間も待ってられないなぁ…と次の店へ。 ところがそこでも「10時半」と言われて、仕方なく3つ目の店に向いながら、それでダメならもう別のパンで代用するかーと思い入店。ソフトフランスパンがあったので「ラッキー♪」とばかりにGETし即行で帰宅する。花緯さんに留守番頼んでいたもんで…
個人的な好みで食パンよりもフランスパンを常食しているのダ。別に食パンやその他のパンが嫌いな訳ではないけれど、塗りたいものが硬めの土台を求めるので柔らかいモノは自然と避けてしまう訳。フランスパン自体のほんのり塩味なトコも好きだし♪ ベーグルもよく買うけどフランスパンの方が経済的なのは言うまでもないやね。 朝のパン屋にはフランスパンが当然売っているだろうとタカをくくってたのだけれど、どうもそれが一番の敗因だったみたい。需要がないから店頭に並ばないんだろうし、つまりフランスパンを朝食にって人が少ないってことなんだろう。私にとっては心底意外。
普段私がパンに塗っているもの クリームチーズ(主にフィラデルフィア)、マスカルポーネ、カマンベール、クロテッドクリームなど。これらに合わせてブルーベリージャムやメイプルバターを一緒に塗ったりもする。どれも硬めの塗りものなので(マスカルポーネは例外だけど)柔らかいパンだと表面を削ってしまって、見た目にも悪いし 何よりキメがぐちゃぐちゃになってパンが美味しくないのよ。市販の食パンでは思わないけど、パン屋の食パンだったら何も塗らずにそのまま食べた方が断然美味しいと思っているんで。
でもって、花緯さんに食べさせたかったのはパンよりも塗るものだったから、土台は硬くなきゃいけなかったのサ。考えてみたら、クラッカーの買い置きがあったのに その時は思い出さなかった。わざわざ3軒も廻らずにクラッカー開ければ良かった。いまサラー。
まったりしながら朝食を摂り、一休みしてから昼過ぎ13:30を目安に外出。目的地は梅島、この日SBがフラカンさんのフロントアクトを務める会場があるところ。愛知の花緯さんはこのステージを観た後、その足でお家に帰る予定でいる。
『フラワーカンパニーズ フォークデイズ』5/4・5の2日間でフォークライブをするらしい。SBはそのフロントアクトということなのでそう沢山演奏してくれるとは端から思っておらず、テーマ、それぞれ1曲、テーマくらいかな?と予想していたから、当初は行かないつもりだった。でも、連休で花緯さん来るっていうし、そんならせっかく来てライブもあるのに観ないで帰るのも面白くないよね。って話になったので、行くこと自体が割と日数の差し迫った時期に決まった訳だ。
会場はチケ売りがぴあ50、会場20、当日20の90名MAXという規模で、ギリギリまでチケ購入を考えていたためにぴあでも会場でも前チケットは完売してしまっていた。仕方なく当日券で入ることにしたのだけれど、問い合わせの返答によると「当日券も早めに来ないと売り切れてしまうかも知れません」との事で、愛知からやって来る人を「チケが買えなかった」で送り返す訳にはいかないから、開場の15分前に販売を始める当日券をGETするために15:00会場着の予定を立てて行動することにする。ちなみに開場は17:30。
足立区梅島は地図で見る位置的にはそれほど遠い場所ではないのに、手頃な交通手段がないためにエラく遠回りして行かねばならない面倒な土地。比較的よく会っている友人が住んでいるが、一度も遊びに行ったことがないのもそんな「距離」が関係していると思う。「知ってはいるけど降りたことのない街」のひとつだったその場所へ、今日は降り立つ。
待ちあわせた2人の同行者と合流し梅島の駅を出る。案内図とその説明書きのおかげで、会場のユーコトピアは存外あっさり発見できた。店の前まで行き人影がないのを確かめると一旦駅前のファーストフード店まで戻り、小腹を埋め 御不浄を拝借する。この後は長期戦になるのでそのための身支度のようなものだ。ひと息ついてから再び会場とへ向かい、今度は列を成して待機。我々4人の他にはまだ誰もいない。
しばらく待つと駅の方から見慣れた茶髪が… 真っ先に見つけたのは多分 私。 「あ、来た…ね。」と言いながら4人のうちの最後にいたのを良いことに しゃがんで身を隠すフリをしてみせた。冗談のつもりだったのだが、前に並ぶ3人が想像以上の反応を返して来たのでちょっとビックリしてしまう。 SBとマネさんが近づいてくるを見て慌てたのか、前の3人は身を隠す場を周囲に求め、店のある建物の奥の角まで行って道を曲がってしまった。しゃがんだまま取り残された私は予想外の事態に「ええ?」とするしかない。その一連の騒動の間にマネさんを先頭にした3人は目の前まで来てしまっていたからだ。
「わー、ありがとーう」まず初めに声をかけてくれたのはマネージャーの森口さん。春山さんは軽く会釈をくれ、「何〜?早いじゃん」と鈴木さん。「お疲れ様です…」と冴えない返答しかできない自分に不甲斐なさを感じつつ、後ろをうかがえば 先の3人が建物の陰から頭だけのぞかせてこっちを見ている訳で。 すると森口さんはそのまま前進、彼女らの方へ向かって歩き出した。SB2人もその後に続く。「どうしたの〜?」と言われているみたい。見送っている私には細かい会話は聞こえなかったけれど、2・3言交わして通り過ぎて行った。 てっきり目の前にある入り口から中へ入るのだと思っていたので、通り過ぎて行く後ろ姿を見ながら「裏口があるのかな?」と単純に考えた。でも、建物の角に隠れていた3人を通り過ぎ、そのまま道を直進したので 「ん、打ち合わせ?」と不思議に思いながらそのまま見送り続けていたら、先頭の森口さんがきびすを返しこちらに戻って来る。あら? 手には何やらメモ書きのようなものを持ち、周囲を見回しながら進む彼女の後に続く兄さん方の姿… もしかして、ここ(目の前のドア)に入るんだったの? 「間違えちゃった〜」と笑いながらライブハウスに入っていく後ろ姿に手を振りながら、良いネタご馳走さんです。と肩を震わせた。
ビバ☆SBマネージャー!そんなあなたにエールを送ります。頑張れ!
程なくして中からリハーサルの音が聞こえてきた。歌声やハープの音色が聞こえてくる。こんなに音漏れて良いんだろうか…と思うようなハッキリさ加減。フラカンさんハープ上手いなぁ… しばらくしてフラカンさんのファンと思しき女性が最後尾に加わって待ち人は5人になった。時折通り過ぎる町の住人に怪訝の視線を受けたり「何の列?」と尋ねられたりしながら、整理券の発行を待ちわびる。
予定の時刻を1時間押して入場が開始され、スタートしたのは19時を回った頃。17:30op・18:00stのハズだったのにスゴイなぁ…。私は良いけど、愛知へ帰らなければいけない花緯さんはドキドキだったみたい。気の毒に… SBの演奏は予想の通り テーマ、それぞれ1曲、テーマの計4曲でお終い。覚悟していたとはいえ、やっぱり短いな〜。でも、フラカンさんのファンの人は結構見てくれていたみたいだったから、その辺は良かったんじゃないのかな。本人的にはどのくらい手応えを感じたのか興味あるところだけど。
時間が押したこともあって、フラカンさんの演奏はあまり聞いて行かれず少々残念だった。こんなことでもなければ生で聞こうと思う人達じゃないからさ。実はブルームさんと一緒に番組出たことがあったんでフラカンさんは知ってたし聞いたこともあった。その時はバンドスタイルで結構ワー!って勢いの音楽で、個人的には苦手な部類だったんだけれど、今回は「フォークデイズ」と銘打っているだけあって、フルアコースティックの大人しい(静かとか淋しいとかいう意味じゃないヨ)雰囲気だった。へー、こんな風にもできるんだ。と素直に感心したよ。苦手意識あったのもチケ購入を躊躇してた要因だったんだよねぇ。 知らないって損なこと なんだなって思った。 SBには不完全燃焼だったけれど、なかなか面白い1日だったので 初体験の梅島は悪くない印象だった。
まぁ、片道2時間は感じ悪いけどね…
2002年05月03日(金) |
500円だよフライデー |
|
ドラえもん風に↑
朝も早よから有明まで遊びに行く。このGW唯一の人ゴミ予定。 花緯さんは午前中夢うつつでした。
3時頃に退却してぽや〜とお茶。 紅茶ゼリーの入ったアイスロイヤルミルクティーがあったので面白がって頼んでみたら かなり甘かった… ちょい後悔(--;)
夕方、頃合いを見計らって下北沢へ向かう。 本日はフライデーOh!Oh!が500円企画のイベントにお呼ばれしてるのだ♪ チケット500円〜 でも、ドリンクも500円(苦笑) 今までフライデー未体験の花緯さんを誘うのにも丁度良かった。 イベント主催のチョコレート・パフェさんに感謝 感謝!m(_ _)m
会場はgarage。企画のためかスゴイ大入り状態でビックリする。扉を開けても中に入れないくらい ぎゅうぎゅうだった。一体何人くらい入っていたんだろう?見たことない込み具合に呆然としてしまった。 それでも何とかなるもので、フライデーの時には前の方へ移動して、割と近い距離でステージを楽しむことができた。
大入りの所為か、前回に引き続きお兄さんのテンションが面白かったv いいぞ いいぞ〜 楽しいぞ〜♪ 持ち時間が少なくてあっという間に終わってしまったけれど、新曲が聴けた。ラッキー☆ 録音には失敗しちゃったけれど ライブの余韻に浸りつつ、良い気分で帰宅with花緯さん。
1日歩き回っていた所為か、はたまた単なる寝不足か、 何れにしても結構疲れていたみたいで、花緯さんがおフロに入っている間に睡魔に襲われた。ああ、布団敷かなくちゃ〜ぁ。と、フラフラ自室へ戻り布団を敷いて、その上に突っ伏した… ところまでは覚えているのだが、次に気づいたのは翌朝の5時頃だった。あれ?
花緯さん曰く「声かけても返事なかったんで見にいったら、眠ってるみたいだからそっとしておいた。」と。 いや、布団かけてちゃんと寝てたならいざ知らず、掛け布団もかけずに布団の天地逆さまに突っ伏していたら 起こして欲しいと思わないかな普通。(^^;) 明かりもつけっぱなしだったじゃん… 朝の5時にフロに入って、その後布団へ戻ってちゃんと掛け布団をかけて おやすみなさい♪ 悔しいから9時まで寝直すのだ。
夜、愛知から山田花緯さんがやって来た。 何やら大量の手土産と共に登場した彼女は 日中普通にお仕事をこなした上で新幹線に乗り、東京も隅の隅 私の住む小さな町に着いた時刻が23時半。 何ちゅーか、この上なくパワフル。
本当は夜バスで来たかったらしいが、切符を買いに行った時には既に満席で売り切れだったそうで、3日の朝から出掛ける約束があった為に前夜遅くの東京入りとなった。 お疲れさん。
家に着くなり荷ほどきにかかる。 干菓子、生菓子、ケーキにプリンにババロア、冷凍にフリーズドライの食品群。次から次から出て来る出て来る… ざっとテーブルに並べてひと言 「いなかのおかんが一人暮らしの娘に会いに来たみたいでしょ(笑)」 と笑っていた。 彼女から時々届く宅配荷物の中身にも こういった「実用品」が含まれていることが少なくない。と、いうか それがメインの時すらある。それこそまさに「仕送り」じみた荷物になっていて、愛知にひとり母がいるような感じ。 母なんて言ったら怒られるであろう年齢の相手だけれども。(笑) 愛知のおかん 付け加えて曰く「これで長袖のシャツとか入っていたら完璧だね」 …ははは、いまいちシャレに聞こえないのは何故だろう(^^;)
翌朝早くから外出予定なので 適当に就寝。 でも何か3時半くらいまで起きてたなぁ私。
早いね。 去年のGWはブルームがゲストに出るラジオ番組の公開録音とか行ってたなぁ。遠くて嫌いな「海浜幕張」まで(^^;) いやいや、懐しいなー。
今年のGWはフライデーOh!Oh!やスプリングベルのライブに行ったらその後は何も予定は行ってないのだ。 のんびりするのだ。 だって、GWに行楽地行くなんて精神衛生上良くないもん。 人が働いてる時を狙って遊ばないとね。
何つって、そもそも行楽地というものにあまり感心がなかったりする(^^;) 歩き回るのは好きだけど 並んだり待ったりは基本的にしたくないし、 人ゴミ嫌い。乗り物弱い。とくりゃ、 近所を散歩でもするか 家でのんびりしてるのが一番って誰だって思うじゃん。 ねぇ。
ふふ、こんなこと考えてるけど 実は今日も残業なのヨ〜 明日は夜に花緯さんがお泊まりに来るから早く帰らない訳いかないんで、仕方なく今日残り。 私のデジカメちゃんは社長らと一緒にお出掛けの真っ最中。
何だかなー…
DiaryINDEX|past|will
|