「人柄を把握するのに、茶で1年、酒で1ヶ月、セックス・賭博で1時間かかる。 スパイは絶対、無駄に飯を奢らない。 協力者を獲得するための接待には、金を惜しまない(1〜5万の店で食事)が、スパイ同士だと、交互に相手の好きなものを奢る。 スパイ一人が使える予算は年間5000万。
スパイはメモを取ったらダメなので、記憶術を鍛える必要がある。 昨日、おっぱい揉んだ時、何の話してたか?とか、情景とセットで、会話を覚えると良い。
理想のために命を捨てる覚悟ができた人は、他者の命を奪うことに躊躇しない。大量殺戮は、自らの命を差し出す覚悟ができた人々によって行われる。
イスラエルの特殊部隊は、上官に報告しておけば、ゲイはOK。外務省・軍情報部はOKで、モサドはダメ。 ロシアの矯正施設は、日本の刑務所と違って自由。 でも、おかげでゲイが多くて大変。昔は思想犯や宗教犯が守ってくれたけど、今は凶悪犯ばっかりで止める人もいない。
スパイは、情が移るから、セックスで情報を得ることはしない。逆に遠慮なくポイ捨てできるなら、セックスで情報を得るのは可能。 セックスで情報得るのがダメなのは、別れる時に揉めるからっていうのもある。
動物行動学で、動物は警戒してる相手と一緒に餌を食べない。 食事が無理なら、珈琲にクッキーでも良いから、食べながら話をするべし。 同じく、排泄も警戒してる相手の前ではできないので、トイレで重要な交渉をしよう。
一回食事に誘ったら、50%の確率で懐柔成功。 次につなげたかったら、本を借りるとか、小さな貸しをつくる。 CIAは異常に離婚率が高く、アル中が多い。 アメリカは、ヒューミント(人的情報収集)が苦手。ハイテクに頼ってる。
スパイは、不必要になった協力者を切ることが必要なので「どうやって関係を終わらせるか?」を考えてから付き合う。 プレイボーイが女性に嫌われる方法としては「音たてて食事する、鼻くそほじる、相手の両親の悪口を言う」などして、女性から去っていくようにしむける。
協力者に毎月一定額渡してると、段々情報が荒れてくる。 それに、関係を切った時に恨まれる。 いい情報を持ってきた時に多額を払う、という方法だと、こちらの関心事を知られる。 情報の質にかかわらず、協力者の息子の誕生日などに多めの金額を払い、 「友情の印」と思わせるのが良い。 ただし、スパイの本当の友人は一人か二人なので、これは見せかけの友情である。
サード・パーティー・ルール。 人から得た情報を、第三者に無断で流さない。 これはスパイじゃなくても、勝手に人の情報を流す人は嫌われますね。そういう人には、自分の個人情報も話しません。
スパイが使う筆記具は2B鉛筆。書き味なめらか。万年筆だと開けるの時間かかるし、水に濡れると文字が消えてしまう。 軍事情報以外なら、公開情報(新聞など)で98%くらい、その国について欲しい情報が手に入る」
佐藤氏、しびれ薬入りウォッカ飲まされたり、危険な目に色々あってる。刺激的な話や参考になる話がいっぱい。
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