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やすみ日記
梅子
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2013年09月18日(水)
池井戸潤「陸王」

小説すばるで連載中。

老舗の足袋メーカーが、生き残りをかけて、ランニングシューズを開発する話。面白い!

最初は、和装の衰退産業っぷりが物悲しいけど(^^;
(百貨店の売り場減らされたり、銀行に融資しぶられたり、社長の息子が跡継ぐ気なくて就活してたり)

和装業界を、そんな死にかけみたいに言わないで!!

故障した有名ランナーを応援したい! と売り込みにいって、監督には無碍にされるけど、あとでランナーが履いてくれるようになる場面も好き。

有名デザイナーがデザインした可愛い地下足袋って、SOU・SOUみたいな? と想像してます。

ネットで検索してみたら、地下足袋でランニングする人って実際にいるんですね。へー!
学校教育で、裸足が推奨されたりしてるし、時代の潮流なんかな。



2013年09月17日(火)
「教場」長岡弘樹

警察学校を舞台にした連作短編集。
「ジョーカーゲーム」(柳弘司)みたいな印象です。

ほぼ全部ダークなオチ。
最初の短編。平田が、宮坂に手錠かけて押し倒したところで、何するんだ!? と思った(^^;

立派な警官を育てるためというより、駄目な人をふるい落としていくという、過酷な教官の試練と、殺伐とした人間関係恐ろしい。
しのぶの敵は結局、見つからないままなんだな…。

厳しすぎるけど、こうでもしないと、安定してるし公務員だしって警官になった人が、犯人を前にして、市民ほっぽり出して逃げないとも限らないから、厳しすぎるくらいでちょうどいいのか。

しかし、警察学校に「友情」というものは存在しないのか…と思わされれる。



2013年09月16日(月)
草津で女子会

ホタルさん、森田先生とともに、
滋賀県・草津駅前のボストンプラザホテルでランチしてきました。

着物で行って、帰ってきた時には、強風で髪の毛が逆だってました(笑)
ランチは美味しかったですv 私は、魚にしましたが、お肉メニューもおいしそうだったなぁ。

ホタルさんが、「いつか、着付教室開きたい。周りに蔵持ってる家が多いから、アンティーク着物屋をやりたい。外国人向けにレンタルもして…」
と言ってはったので、
「私も参加したいです! webサイト作って通販して、英語・中国語勉強して、車の免許取って、買取に行きたい!」
と妄想で起業してました(笑)

帰りの電車でも話してて、
ホタルさん「でも、こちらから『買取させてください』ってお宅訪問するのは、法律でダメなんですよ」とおっしゃってて(チラシ配るのは良いそうですが)、
仕入先の確保が難しそうですねー。
ちょっとしたお直しだったら、自分でできたほうが良いし、そうなると和裁の技術も必要。

京都駅までもどってきて、
京都茶寮で帯留めの展示を見ました。可愛い。

その後、アバンティの中のたんす屋さんへ。
半額セールしてたので、紅葉の帯を買いました(1500円)。
超季節限定(^^; 
着物は季節先取りなので、紅葉と桜は着るタイミングが難しい。

黒の着物と合いそうすが、黒の着物は持ってない…と悩んでたら、
ホタルさんが「紺か水色もいいと思います」とのこと。なるほど。

帰りはかなり大雨だったので、300円ショップでポンチョのレインコートを買いました。
renketu



2013年09月08日(日)
梅田に行ってきました

梅田に行って、ミヅキさんと本屋巡り&遅めランチしてきました。

私「『ちはやふる』を読んでて、私は太一が報われるといいなと思ったんですが」
ミヅキさん「新とくっつくに決まってるじゃないですか! 幼馴染が二人いて、転校生が来たら、転校生とくっつくのが少女漫画の決まりです。鳶に油揚げの法則です!」
と言ってはって、笑った。
私は天才型と努力型がいたら、努力型を応援したい方です。

富国生命ビルの地下の「SOLA」で、パスタセット食べました。美味しかった。

似鳥鶏さんがテレビに出てたという話をしたら、
ミヅキさんから「見たかったです!」と熱い反応。

元刑事のパティシエが活躍するミステリ書かれてる方で、私は初めて知ったんですが。
ミヅキさんは前からご存知だったようです。今度読んでみよう。
似鳥さんは「鶏に似てるのでこの名前」って言ってはったけど、鶏には似てなくて、さわやかイケメンでしたよ。

進撃の巨人にハマってます」と言ったら、
ミヅキさん「(読んでないけど)みんな巨人に食べられちゃうんでしょう? 巨人怖い!」と言ってはりました(^^;
珍しくメジャーな作品にハマったので、皆と話合うだろうなと思っていましたが、甘かった(笑)
ミヅキさんは「ボクラノキセキ」にハマってるそうです。

あと、ミヅキさんに聞いて知りました。
明日から9/14まで、「大阪クラシック」があるんですね。
http://www.osaka-phil.com/oc2013/
大阪市の街中で無料でコンサートをやるという(一部有料)
面白そう。

あと「陽だまりの彼女、原作読みましたよー」と言ったら、
「どんな顔して読んでるんですか!」とツッコミが(笑)
「オチがビックリする」っていうレビューが多かったので気になって。
確かに予想外だった。ファンタジー的オチだと思ってなかったので。

書店のポスターで知りましたが、『凶悪』って映画化されるんですね。ひいい!
昔、読んで、恐ろしかったですよ…。
実際にあった事件を取材した本で、死刑囚が未解決の連続殺人とその犯人について告白し、それを記者が追いかけていくという…。



2013年09月01日(日)
「ステノグラフィカ」一穂ミチ

お弁当美味しそう。赤だし飲みたくなる!
速記者という、珍しい仕事の描写も素敵だった。滅び行く切なさとか、日本語に対する鋭い感覚とか。
翠が、古風で真面目な暮らし方をしてるのが、いい。

すみれが男社会の新聞社で、自分の立ち位置に悩んでる時に、翠が「君の目は綺麗だ」って言うところで泣いてしまった。
西口が元妻と別れてから、元妻がいかに地道に仕事頑張ってきたかを知り、職場で大泣きするシーンで、こっちも大泣きした(^^;

西口が、ほぼ初対面なのに、翠のお弁当を物欲しそうな目で見たり、こどもっぽいところ可愛い。
西口が、「女のファッションってネイルとかレギンスとか、全くこっちの望みとはかけ離れた方向へ行くよなー」と言ってるのを読んで、
(40過ぎのおっさんの言いそうなことや)と思ってたら、
翠が、「あなたは年取ってるからそう思うんです」と、その通りなツッコミを入れてて、吹いた。