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やすみ日記
梅子
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2013年08月15日(木)
京の七夕

先週、京の七夕に行ってきました。
http://www.kyoto-tanabata.jp/
ホタルさんと、娘さん(4歳)とご一緒。

5時半くらいに堀川会場に着いて、京都国際ホテルで、友禅の型染め体験をしました(無料)。
たすき用ゴムを持っていたので、役にたちました。

最初、加減が分からず、色塗りすぎたりしたけど(^^; 15分くらいで終了。
ホテルの方が、すごく親切だった。
テーブルセンターなんですが、ブックカバーにでも改造しようかなと思ってます。

6時半くらいに案内所に行ったら、和装特典の扇子の配布(先着30名)がまだでしたので(7時から)、待つことに。
すでに15人くらい来てました。
扇子は、黒字に桜の模様で、骨組み?のところに「京の七夕」と書いてありました。

7時15分くらいに二条城へ。
(この期間中、夜間は入場無料です)
7時半からプロジェクションマッピングを見ました。
今年は携帯用クッション持ってきたので、お尻が痛くないです。

去年とは、映像の内容が違って、今年も綺麗でした。
ホタルさんの娘さんが「どうなってるのー?」としきりに言ってはったけど、私も上手く説明できない(^^;

疲れたので、ここで帰宅。
すんごい暑さでした! 二条城横の自販機、7時頃に1/3くらい売り切れた(^^;
夏着物着てこようかと一瞬思ったのですが、浴衣にして正解。

ホタルさんは、金魚の柄の、透明の帯留めされてて、涼しげで素敵でした。
いいなー夏用帯留め!

娘さんは、紺地の浴衣でレトロ可愛い。
外国人観光客に次々と「写真撮らせてください!」と言われてて、大人気だった。

kyoumini



2013年08月14日(水)
初恋料理教室

お知り合いの藤野恵美さんのweb連載小説が始まりました。
「初恋料理教室」
http://www.poplarbeech.com/hatsukoi/008087.html
京都を舞台に、若き建築家と図書館司書さんの恋。



2013年08月06日(火)
「夢を売る男」百田尚樹

自費出版の会社の話。

なんつう口の上手い編集者! 1000部つくるのに200万円って高すぎだろう。
と思ってたのですが、年金暮らしのお婆さんの出版を「断れ!」って言ったり、最後の1行でいい人に思えてきたり。

あとから出てきたライバル社なんか、書店に配本しなかったり、1500部の約束で500部しか刷ってなかったり、もっとひどかったので、主人公の会社はだいぶマシかも、と洗脳されてしまう(^^;

しかし、自己満足のために200万…お金持ちの人が多いな。同人誌を刷ってイベントに出るか、ネットで公開すれば安あがりなのに。

「『俺の本は売れなくてもいいんだ』って言ってる小説家はブログにでも書いてろ! あと、売れっ子や漫画家を馬鹿にする作家! その人らのおかげで、売れてないお前の本も出版できてるんだっつーの! 感謝しろ!」って毒吐きすぎ(^^;
百田さんは作家の友達はいないのだろうか…。

東野圭吾の、出版界の内幕を描いた小説に似てる。
けど、東野圭吾の方が、作家に対する愛情があると思う。
百田さんは出版業界が嫌いなのか? と思いました。



2013年08月05日(月)
「日本に恋した中国人オタク 脳残君ものがたり」

日本大好き中国人オタクが、日本留学の日々を綴った、コミックエッセイ。

父親に留学を許可してもらう条件が「結婚して、子どもをつくること」なのがビックリ!
それまで彼女無しだったのが、100人以上とお見合いして、本当に結婚しちゃうのもビックリ。
なんてよく出来た奥さんだ…さみしいだろうに。

安定した仕事(新聞記者)を捨てて、身重の奥さんを置いて、そこまでする日本への猛愛っぷり凄し。
中国人の、勉学に対するガッツは見習いたいです。

「外国から見た日本はこんな風」っていうのも面白いし、中国では漫画を描く人の地位はめっちゃ低い、とか、へーと思うこと色々。



2013年08月04日(日)
「耕せど耕せど―久我山農場物語」伊藤礼

80歳のおじいちゃんが、せっせと庭で野菜を作るエッセイ。
ただ、それだけなんですが、丁寧で脱力系な文章が面白い。

小型耕運機買ったよ!って自慢してたら、広大な農場と誤解されて、アメリカで大農場持ってる人から詳しく質問されて焦ったり。

網はどこで売ってるんだ! 東急ハンズ? 高い! ホームセンターに半額であったー!と一喜一憂したり。

クワイを育てるための大きな箱を求めて、アマゾンのレビューを見たり。

「わたくしは、もう歳なのだから」と何度も書いてはるけど、こんなに元気で、好きなことに夢中だったら、年取るのも楽しそうだなと思います。



2013年08月03日(土)
「光の教会―安藤忠雄の現場」平松剛

低予算だから質素な建築を! とバブル時に、工務店&設計事務所が奮闘して、大阪の茨木に教会を建てる話。

安藤忠雄が、
考え事しすぎて、車に三度はねられるとか、
「窓ガラス入れない! 暖房入れない!」と、美しさ重視で、住む人の心地よさ二の次だったり、
『芸術家』のイメージ通りで面白い(笑)
犬の名前が、コルビュジエってのも笑える(笑) 。

コンクリートは単なるコンクリートだとしか思ってなかったのですが、細かいこだわりがあるんですね!

「住吉の長屋」の審査員のコメントが「この不便な家に住んでる人に賞をあげたい」って、笑えるなぁ(笑)

吉田修一の「路」に光の教会のことがチラッと出てきたのと、
平松さんの他の著書「磯崎新の『都庁』」が面白かったので、読んでみました。



2013年08月02日(金)
「沈黙の町で」奥田英朗

読後感が重い。

「『いじめられてた側にも問題がある』みたいな視点なので、打ち切りになった」という噂があるみたいですが。

しかし、この小説が言いたいことは『被害者が悪い』ってことでは無いような。
被害者の性格が悪いのは、プライドが高いせいなので、気持ちが分からなくもない。

けど、自分が中学生だったら、なんでこの人、人の親切を無駄にしたり、年下や女子に暴力振るうの!?(怒)としか思わないだろうなぁ。

一つの事件を、色んな人の視点から見るという意味で、「悪人」を思い出す。

親は、子どものことをわかっていない。
子どもの世界は狭く、周囲の人間関係に流されやすい。
親は、自分の子どものことしか考えてない。
という様子が、非常にリアルだった。



2013年08月01日(木)
「黙示」真山仁

出だしはとっても面白く、最後はすーっとフェードアウトするように終わりましたね。

ミツバチの大量失踪に、農薬が関わってるのではないかと訴える、元戦場ジャーナリストの養蜂家。
農薬の開発者だが、自分の息子が農薬でアレルギーを起こしてしまったことで悩む男。

農業を取り巻く環境ってこうなってるのか…ということが、ストーリーにぐいぐい引っ張られながら学べる感じ。

ところで、平井さんの不倫は、何かの伏線(ハニートラップだとか家庭が崩壊するとか)かと思ってたら、そんなことは全然なかった(^^;