第1章(シュール過ぎて怖い)を読んだ時は、どんな話になるか分からなくて、 最後まで読んだ今は、グロくて、意外な展開で、お腹いっぱいです。
面白いけど、後味は良くない。 好きな人は凄く好きだろうけど、苦手な人は苦手だろうなという作風。
国民的人気の画家が、実は虚像の人生を送っていて…という話。
実在の知識人の談話が織り込まれたり、実際にあった事件にかかわりのある人物が出てきたり。 ん? 画家にも実在のモデルって居たっけ? と一瞬思ってしまった。
元はと言えば、暴力オヤジが悪いのに、あっさりあの世へ行ってしまうなんて。 縛って、地下室に放置しといたら良かったのに。
お母さんが、画家と一緒に家を出なかった理由は何だったのかなぁ。 起こる出来事は、めちゃくちゃ濃いんだけど、登場人物の心理描写は少なめでした。
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