初日 最新 目次 MAIL HOME


やすみ日記
梅子
MAIL
HOME

2011年03月26日(土)
「女たちのジハード」篠田節子

保険会社に勤める、OL5人を描いた、連作短編集です。

10年くらい前にテレビドラマを見て面白かったので、ふと思い出して読んでみました。

康子が、競売物件のマンションを買う話が面白かった。
ヤクザの脅しに屈せず、策略までめぐらせて、部屋に人が住んでないか調べたり。
すごい行動力。

一話目の、無神経な男の話も面白い。
ある意味、正直で憎めない人やけど。

リサは、自分のことを「玉の輿を狙う計算高い女」って思ってるけど、最終的に、僻地医療志望の医者についていくあたり、いい人だと思う。

解説で「何にもできない紀子が、男性読者に評判いい」と言われてましたが、紀子が男だったら、誰も可愛いと言わないだろうな(^^;

康子も沙織も、打ち込める対象を見つけてるし、後味のいいラストでした。



2011年03月23日(水)
「盤上のアルファ」塩田武士

左遷された新聞記者&33歳無職男
二人が同居して、将棋のプロを目指す、
おっさんの青春小説です。

真田が、秋葉の家に押しかけてきて「ここに住みたい」と言い出し、
後日、若手棋士&犬がたむろして、勉強会を初めてしまうくだりに笑った。

「困ってる人を助けるのが、新聞記者やろ!」
「新聞記者は、警察に『ここに困ってる人が居ます』って知らせるのが仕事や」
「役立たず!」
というやりとりもウケた。

秋葉は、最初はひねた性格でしたが、
最後は、真田が試合に勝ったことが嬉しくて、トイレで泣いてるし。
お人よしで涙もろいキャラに変貌してました。

秋葉を狙う、小悪魔な棋士・佳織ちゃんも可愛い。

将棋を全然知らないけれど、一度やってみたくなりました。



2011年03月03日(木)
「あぁ!美しきモダーンズ」展

ファッションショーの後、神戸ファッション美術館に行きました。
(神戸ファッションマートの隣です)

「あぁ!美しきモダーンズ―東西新世代女性たちの装い―」展。
(和装入場無料)
http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special.html

雨が降ってたこともあってか、ガラガラ。
ゆっくり見てきました。

着物はほとんど無いです。
2点くらい。赤の十字&水玉の銘仙が可愛かった。

アメリカの1930〜40年代のドレスが可愛かった。
朱色に白のラインのドレスが、特に好き。

グレゴリ青山さんの展示も、面白かったです。
「大正浪漫着物展」のレポート漫画も展示されてました。



2011年03月02日(水)
ファッションショー

公開録音終了後、神戸へ。

センスコレクションといって、友達の通っているウォーキングスクールが主催しているファッションショーを見に行くためです。

公開収録が思ったより長かった上に、JRがボヤ騒ぎで延着。
神戸ファッションマートに着いたときには、友達の出番は終わってました。ごめんなさい〜(。。;

でも、休憩時間に友達と会えて、更に、友達の家族&お友達とお茶しました。
「京都から一人で来たの? 着物で?」と不思議がられました(^^;


その後、漫画家こやまゆかりさんと、センス代表・月乃さんのトークショー。
こやまさんは、モデル業界を舞台にした「バラ色の聖戦」という漫画を描かれてます。

なぜモデル業界を舞台に?
「最初、編集部からは、女子アナか女子ゴルフを描いて欲しいって言われました。
でも、『あの子、私より上手く喋ってる。悔しい!』って言う気持ち、一般人に分かります? 
それよりは、誰でもキレイになりたいとは思ってるはずだから、モデルという美の世界を選びました」

もし、ドラマ化するなら、キャストは?
「ライバルの紗良役は、外見は小雪さん。主人公の真琴は、お笑いの女性がいいかも。北陽さんとかしずちゃんとか」

「悪役でも、その人なりの理由がある、という風に描きたいと思ってます。その人自身は正義だと思ってると。でないと、薄っぺらな人物になってしまうから」

面白かったです。
こやまさんって、ベテランの方だと思ってたら、若くてきれいな方でした。



2011年03月01日(火)
ラジオの公開録音(ゲスト:ANATAKIKOU)

ラジオの公開録音(ゲスト:ANATAKIKOU)に行ってきました。

会場は、大阪・北堀江にある放送芸術学院。
「びび☆ラジ」という番組の収録です(FM85.1毎週水曜夜8:30〜放送)。

学校内の小さな教室が会場で、お客さんは20〜30人。
DJは学生さんで、20歳の女の子でした。若くて元気!

トークの収録が40分くらい(ライブ一曲含む)、そのあと、4曲ライブがありました。
<ラジオ番組内>
1.寒がりのセーターシック

<終了後のアコースティックライブ>
1.てのひらに  
2.ウロコのない魚
3.アーチ、こえて
4.いけないところで

トークは、サイコロを振って、質問に答えるという形式。
赤のアブノーマルサイコロと、青のノーマルサイコロがあります。

1.生まれ変わったら何になりたいですか?(赤)
藤井さん「犬が好きなので、犬」
松浦さん「ドングリです。自然の物なのに、まるで人が作ったかのようなあのツヤ! 帽子までかぶってて。完璧でしょう? 可愛いですよね〜ドングリ」

2.好みのタイプは?(赤)
藤井さん「シャンとした人」
松浦さん「AB型の女の子とは、気が合います」

3.お互いの第一印象は?(青)
藤井さん「僕は覚えてないんですが『学生時代、最初に出会ったとき、藤井君は、その場限りの適当な受け答えをする人だった』って言われました」

松浦さん「バンドを組む前に、一度二人で遊びに行こうってことになって、カラオケに行ったんです。二人とも曲を選ぶ時間が長くて、とてもいたたまれない雰囲気になりました(笑)」

サイコロについて。
松浦さん「赤は全然アブノーマルじゃないですよ。僕らを子どもやと思ってません? 36歳のおっさんですよ! (第一印象の質問を指して)青の方がよっぽどアブノーマルや(笑)」

ニューアルバム「きいちご」について。
松浦さん「木苺じゃなくて、奇異・稚児と書きます。2人編成になって、僕らも生まれ変わって、子どもになったということで…」

他にも色々曲解説があったのですが、要約するのが難しいので、ラジオをお聞きください(すみません)。

収録前に配られたアンケート用紙に、質問を書く欄があったのですが、私の質問が読まれました。

Q.不思議な歌詞はどういう時に浮かぶのですか?
松浦さん「不思議という言葉は嬉しいですね〜。3秒くらい黙祷したい気分です。
歌詞が浮かぶのは、ドングリを見ている時です。
数珠って、どこまでも続いていくでしょう? あんな感じで心が落ち着きます」

DJのはっしゃんさんが「いいですね。ドングリ数珠! グッズとして売り出してみては?」
とドングリネタを広げようと努力されてました(笑)

その後、アコースティックライブ。

「ウロコのない魚」=人間、だということを初めて知りました。そういう意味だったのか!
ゆっくりしたテンポで、最初、違う歌かと思いました。

「ウロコ〜」と「アーチ〜」は、「ニート時代、ベッドでずーっと寝てて、これからどうしようって思ったときに作りました」とのこと。

「てのひらに」は、甘酸っぱい青春ラブソングな感じ。

「いけないところで」は、ライブハウスだと大盛り上がりですが、椅子席なので、皆静かに聞いてました。

藤井さんは、曲によってスティックを変えてはりましたが、途中で筆みたいなもので、シャラーっとドラムを撫でてました。あれは何…?


とても楽しかったです。
文化祭的な雰囲気で、素敵でした。