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やすみ日記
梅子
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2010年04月28日(水)
アニメ「四畳半神話大系」

森見登美彦の小説が原作の、アニメ「四畳半神話大系」を見ました。

変なアニメだった!(笑)面白い。
切り絵のような平面的な絵に、途切れのない膨大な科白。

小津は思いっきり妖怪だな! 主人公のことを好き過ぎだろ(笑)
明石さんは、クールな男前だった。坂本真綾なので、もっと可愛い感じかと思ってたから、意外。

古都・京都ってイメージを覆す、サイケデリックな画面でした。
次週も楽しみ。



2010年04月26日(月)
「天地明察」冲方丁

初めて日本オリジナルの暦を作った、渋川春海。
無自覚愛され主人公が、色んな人の手を借りて頑張る、という話(笑)

数学の天才・関孝和と、最後の最後まで出会わないのも、やきもきさせられました。
関さんへ出した問題が間違ってたからって、泣きながら腹を切ろうとするあたり、春海が純粋で可愛いやら萌えるやら。
春海は、関さんを好き過ぎです!(笑) 

北極出地で一緒だった、じいちゃん達も素敵だ。
関さんが30代だと聞いて、「若い先生は良いのう。教わってる途中でぽっくり逝かれることもない」と弟子入りしたがってる様子に笑った。

20年かけて、改暦が成功したとき、世間の罵倒を浴びながらも、(伊藤さんや建部さんに褒められたかった)と満足に思うところ、ジンと来た。


「この本を好きなのは自分だけだと思ってた」という感想が多いそうですが、なんか気持ち分かる(笑)
地味だけど、いい話です。



2010年04月24日(土)
「冲方丁のライトノベルの書き方講座」冲方丁

ハウツー本として、というより考え方が面白い。
小説を書くことの、敷居を低くするのに役立つ本。
「小説を書く人が増えれば、本はもっと売れる」という考え方、目から鱗だなぁ。

文章もくだけてて読みやすいです。
「『業界全体のことを考えるより、自分一人が仕事できてれば良い』と考える人しか居ない業界なら、滅びればいい」という一文が、印象的。

冲方さんがどうやってプロットを立て、編集者のアドバイスを元に削っていったか、という実例も載っていて、興味深いです。
作品を知ってると、更に面白いでしょうね。今度読んでみます。



2010年04月21日(水)
雷電本紀/大阪府BL規制/本屋大賞

「雷電本紀」飯嶋和一 を読みました。
江戸時代に実在した力士、雷電の話です。
力士萌えに開眼した(笑)

商人の助五郎。
町で雷電を見かけ気になり、相撲を何度も見に行き、豪華な廻しをプレゼント。
それは、一目ぼれ&追っかけだよ! と突っ込みたくてたまらん。
この話は、雷電と助五郎の十年愛物語だと思う(笑)
けど、最後が悲しすぎる…。

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【コラム】 大阪府の「BL規制」検討で腐女子の皆様ご立腹
http://news.livedoor.com/article/detail/4723563/
>「もうだめだ…かけ合わされるぞ大阪…」
吹いた。
何と掛け合わすんだ(笑)東京?

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本屋大賞、「天地明察」に決まりましたね!
冲方氏の名前、最近まで知らなかったのですが、「蒼穹のファフナー」の脚本書かれた方だったんですね。
時代小説が大賞って、初めてじゃないだろうか。
読むの楽しみ。



2010年04月17日(土)
「チェイス〜国税査察官」

NHK土曜ドラマ「チェイス〜国税査察官」1回目を見ました。
(ハイビジョンで一足先に放送してるんです)

硬派な社会派ドラマで面白かったです。
ネカフェのトイレの裏まで調べて、「〜〜〜、ざっと3億の脱税だ!」って言うとこ、数字読むの早いな! 
導入部、テンポ良くて引き込まれます。

家庭ネタ。
いい話だけど、脱税を追う流れが切れてしまう…と思ったら、脱税の話につながっていくのか!



2010年04月12日(月)
「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」万城目学

猫と女の子の話。

小学生1年生の視点が新鮮でした。この頃のことなんて、すっかり忘れてる!
マドレーヌ夫人(猫)と玄三郎(犬)の夫婦愛に、涙ぐんでしまいました。
玄三郎のドッグフードのくだり、万城目さんは本当に犬の気持ちが分かるのでは? と一瞬思った(笑)
かのこちゃんのお父さんは「鹿男あおによし」の主人公? と思わせる描写にニヤリ。

* * * * * * * * * * * *
先週「週間ブックレビュー」を見ました。
「天地明察」のレビューが面白かったです。

「天地明察」、まだ読んではいないのですが、気になってます。
江戸時代。囲碁の天才が、天文学・数学を駆使して、日本初の暦を作る、という話。
作者・冲方丁さんは、ライトノベル出身で33歳だそう。若っ!

レビューした石田衣良さん。作家とは思えないほど、口が滑らかで話が上手かったです。



2010年04月11日(日)
擬人化漫画「四国四兄弟」

四国擬人化web漫画「四国四兄弟」を読みました。
面白かったー。関ヶ原ネタ&忠臣蔵ネタ、歴史の勉強になる(笑)

四国以外の地域も出てきます。
福島さん、武士のような男前!(笑)
福井さんのしたたかな商売っぷり、笑える(笑)
災害時に、救援物資が届きすぎて困ったって、ええ話やな…。
http://www.h6.dion.ne.jp/~mogura45/o/sikoku/top.htm



2010年04月10日(土)
トリノ・エジプト展

「トリノ・エジプト展」に行ってきました。

「あげは」でランチ。
せいろ蒸しセット、美味しかったです! もともと、野菜好きではないのですが、これはペロッといけた。
窓越しに見える、向かいのお店「野菜とパン」が気になりました。パン食べ放題みたい。いつか、行ってみたいなぁ。

「トリノ・エジプト展」(神戸市立博物館)へ。
入り口付近は混んでましたが、中はそうでもなかったです。
説明書きが上下に二つあったり、薄暗い照明など、展示の仕方が良かったです。

体毛は不浄の物だから剃った、という説明を読んで、ご一緒したSさんが「だから、『王家の紋章』の神官は頭ツルツルなんですね!」と(笑)

日本初上陸、ツタンカーメン像は、イケメンでした(笑)
ミイラの作り方図説とか、内臓を入れた小壺とか、ビックリする展示も。
木彫だの箒だのって、よく今まで残ったなぁ。
生活の様子が分かる展示が多くて、面白かったです。

大丸1階の「カフェラ」でお茶しました。
カプチーノもクッキーも美味しかった〜。接客が丁寧で、制服が格好良かったです。
テラス席があって、外国にいるような気分(笑)



2010年04月09日(金)
プリンセストヨトミ映画化

万城目学「プリンセス トヨトミ」が映画化されます。
大阪の地下には、独立国家「大阪国」が存在する! という話。
 
キャストは、綾瀬はるか、岡田将生、堤真一。
堤真一=松平はピッタリだと思います。
が、鳥居が女で旭が男になるってことは、大輔に「大阪国、女の歴史」を話す場面、おかんのフリして迎えに行く場面はどうなるんだろう?
映画だからしょうがないけど、美男美女ばかりだと、原作のデコボコトリオの面白さが出ないかも。



2010年04月07日(水)
京都読書空間/テンペスト舞台化

「京都読書空間」
京都にある、ブックカフェ・図書館・古書店などを集めた本。
北白川の私設図書館とか、行ってみたいなぁ。
森毅さんのコラム面白い。「教養は、心のおしゃれなのです」
なんというカッコイイ台詞!(笑)

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池上永一「テンペスト」が舞台化されます。

仲間由紀恵・主演。敵役は生瀬勝久だそう。
朝薫と真牛役が誰なのか、気になるなー。
個人的には、映画にしてほしいけど、琉球王朝のセット・衣装に凄いお金かかりそうだから、無理かしら(^^;
http://tempest2011.jp/

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家で、ダージリンの紅茶を飲もうとしたら、母に「それはお客さん用だ!」と止められました。
で、家用の安い紅茶を淹れたのですが、美味しくない(^^;
私「自分で紅茶買ってくるわ」
母「じゃあ、その紅茶、あんたが居ない間に勝手に飲むわ」
私「何!? 責任とって、安い紅茶を飲んでよ」  
遊びに来てた妹が「なんて、みみっちい話をしてるんや!」と笑ってました。



2010年04月04日(日)
蹴上インクライン〜哲学の道

蹴上インクライン〜哲学の道に行ってきました。

桜満開。
哲学の道、すごい人でした!
喫茶店、どこもいっぱい。歩いてるうちに、妹が、疲れて段々無言に(笑)
着物の人もちらほら居て、素敵でした。

京都駅行き市バスに乗ったのですが、あまりにもギュウ詰めだったので、途中の岡崎で降りました。
「平安殿」という和菓子屋さんのイートインで、抹茶と桜餅を食べました。美味しかったーv

昨日も、家族でお花見に行ってきました。善峰寺に。
桂昌院お手植えの桜は、5分咲くらい。
天気良くて、景色良くて、気持ちよかったです。
近くの十輪寺にも寄りました。しだれ桜満開。

写真は、恵文社バンビオ店のポップ。「船に乗れ!」の人物相関図です。力作だ。
P4161859



2010年04月02日(金)
「神無き月十番目の夜」飯嶋和一

徳川幕府ができる頃、一つの村が消滅した…という史実を基にした小説です。
役人を殺した報いが、村人300人皆殺し。
こんな恐ろしい事件があったなんて、知りませんでしたよ!

村に、一人の武士がやってくる。
数日前まで人が暮らしてた様子なのに、村には一人も居ない。
不審に思ってると、森で村人全員の死体を発見…という場面から始まります。

そこから3ヶ月前にさかのぼるので、鬱度MAX。
検地役人と村人のいざこざが、悪い方へ悪い方へ転がっていく様子が、怖いけど面白い。

伝承しか残ってない事件を、見てきたかのように詳しく描けるとは、小説家って凄いなぁ。

疑問など。
鍛冶屋の佐市はどうなったの? もしかして、最初に出てきた、道案内の吾助と同一人物?(考えすぎ?)
この事態を避けるには、
・隠田を正直に申告 ・吉弥を小頭から外す ・藤九郎から村全員に逐一説明
すれば良かったのかな。難しいですね。