初めて日本オリジナルの暦を作った、渋川春海。 無自覚愛され主人公が、色んな人の手を借りて頑張る、という話(笑)
数学の天才・関孝和と、最後の最後まで出会わないのも、やきもきさせられました。 関さんへ出した問題が間違ってたからって、泣きながら腹を切ろうとするあたり、春海が純粋で可愛いやら萌えるやら。 春海は、関さんを好き過ぎです!(笑)
北極出地で一緒だった、じいちゃん達も素敵だ。 関さんが30代だと聞いて、「若い先生は良いのう。教わってる途中でぽっくり逝かれることもない」と弟子入りしたがってる様子に笑った。
20年かけて、改暦が成功したとき、世間の罵倒を浴びながらも、(伊藤さんや建部さんに褒められたかった)と満足に思うところ、ジンと来た。
「この本を好きなのは自分だけだと思ってた」という感想が多いそうですが、なんか気持ち分かる(笑) 地味だけど、いい話です。
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