本当に、大事件でした。(^0^;
【勝手にノベル】の原稿を書いていたところだったのですが、突然PCがじりじりじり……とか言い出して、まぁ、放っておいたんですけれどもね。 そのうち、どんどん反応が遅くなってきて、時々、どかん、ばちん、とかあ言いながら、あれよあれよ……という間に、ぷしゅーっと落ちてしまいました。
このときのショックといったら……。 今は笑い話ですが、筆舌に尽くしがたいものがあります。 普段からバックアップをほとんど取っていませんから、書いた小説が全部真白になるところだったのですよね。
その後も全然再起動せず、見たこともないような英語の忠告なども出て、私の知識ではどうにもならなくなりました。 どうもハードの問題のような感じですが、まったく立ち上がらない、立ち上がっても何の反応もない、ついに匙を投げました。
朝になってスイッチを入れてみると、立ち上がるのにものすごい時間がかかりましたが、どうにか動いたので、さっそくバックアップ。 とはいえ、CDを入れたらまた落ちたので、時間を置いて再起動させ、カメラ用のメモリーカードに小説だけを入れました。
その時にでたメッセージは…… 「深刻なトラブルは解決しました」 でした。が、そのメッセージ、立て続けに三度も出て、まるでハワード・ヒューズみたいでした。 怪しみながらも、「もうこのようなことはない」というメッセージを……信じてもいいんでしょうかね?
君のどこが『女の子』なの? なんていわないでね。(^−^;
つまり……はっきり言うと今日は久しぶりに○○痛が重くて、ひどく辛かったということです。 あーあ、女の子って本当に辛いです。 『ムテ人』たちはいいなぁ。だって、五年に一年でいいんですもの。(笑) 絶対にこの設定って、私の希望が入っているよなぁ……。
薬を飲むとよく効くほうなのですが、体のだるさと精神的な憂鬱は抜けない。しかも、胃が痛くなったり、胸が苦しくなったりすることもあるので、できるだけ飲まないようにしています。 微熱が出るので、動くのも嫌なんですよね。 ゴロゴロゴロ眠り、でも、日本語講座と英会話には行きました。 が……帰って来たら、バタン・キューです。(−−; 旦那が帰ってきたことも気がつかなかった。 ううう、今日は寝ていて送リ出すことも、お迎えすることもできず、何だか調子でないです。
***
【信じて神様・疑って悪魔】の完結に来てくださった方、ありがとうございます。 おそらく、今日はサイトを開いて一番の大盛況だったのではないでしょうか?
カウンターでは381人でしたが、実はアクセス分析のユニークでは316人、トータルでは548人でした。 このバブリーなカウンターは……まぁ、いいか。(笑) おそらく数時間以上アクセスのなかった人は、カウントするのかもしれません。また、携帯からのアクセスは、リロードを数えてしまうようです。
いずれにしても【信じて景気】ですね。(^−^) アクセス分析によると、427人の方が読みに来てくれ、1187人のトータルアクセスがありました。 それに、あとがきまで達してくださった方が203人(トータル222人)いらっしゃいました。 少なくても200人の読者に愛された作品だった……と、自負することにします。
こんなお祭りは、めったにない。(笑) 皆さん、本当にありがとう!
2005年05月28日(土) |
【執筆ネタ】信じて神様・疑って悪魔 |
ついに完結しました。 めでたい。 付き合ってくれた皆様、ありがとうございます。
おもえば、フランスにいたときに急に気分が乗ってきてしまい、一気に書き上げてしまったのです。 その書き上げた部分を連載している間が……なんと、10ヵ月もかかったんですねぇ。 一話一話が短め……ってのもありますけれども。
原稿用紙カウンターで数えてみたら、895ページとなりまして、今までの中でも長編のほうです。 この作品は、わりと気楽に書き始めたのに、かなり苦しめられました。 いえ、内容に詰まったことはないんです。むしろ、サクサクと書けた作品です。
ファンタジー書きなものなので、現代物を書くときの心構えができていませんでしたわ……。
たとえば。 結婚前の頃の気持ちを思い出して麻衣というキャラを作ったのですが「これってあなた?」と言われると……困る。 困るのは私じゃなくて、私の周りの人ね。(^−^; だって、どうせ私が生み出したキャラなのだから、麻衣に私っぽいところがあったりしても当然。 だけど「あなたの友達ってそうなの?」とか「そんな失恋したの?」とか言われたりすると、まるで友人を裏切っているような気になってしまうし、男運がないかのように思われてしまう。いや、確かになかったけれど……私の場合は、祥子さん系の縁のなさだったんだよなぁ。 モデルになった人がいないと言えば、確かに嘘になるのだけれど、じゃあその人が「あの性格? あんなことする人なの?」と言われれば違う。でも誤解を与えてしまったかも知れない。
それで、途中で書けなくなってしまった。
書いたとしても、露骨なことが書けなくなってしまいそうだったから。 全員が悪者……ってわけじゃないけれど、善人でもない話ですしね。 さらに、麻衣が工藤を罵るシーンなどでも、けっこう悩んだし。 本当に人を恨むときって壮絶なんだと思うんだけど、リアルに心情を描こうとしたら傷つく人がいる。 ファンタジーの設定と違って、現代物って同じような立場に立たされている人って多いから。
そうなると、ますます書けなくなった。
私には、どうも現代物は書けそうにないなぁ……。 というのが、正直な気持ちです。 でも、今はかなりその悩みから脱却しかけています。
一つは、まぁ、どうせフィクションだから。(笑) それだけリアルに描けているのだと思おう。 もう一つは……傷つけた人もいたかも知れないけれど、励まされた人も多いのではないかな? と、思えるから。 あまり、あとがきでいいわけはしたくないのだけれど、誤解されて読まれる可能性があることだけ、強く否定させてもらいました。 そんなことを書かなくても、きっと多くの人は読み取ってくれただろう……と思うのですが。いや、思いたいです。
そんなこんなで、やはり現代物は、書くのにファンタジーよりも気を使います。 少し度胸が付いてから、また挑戦してみたいですけれど、しばらくはファンタジーで気を使わない執筆をさせていただきます。 (^−^)
ダーさんは近頃ゴルフにもはまっています。 「別にやりたくないんだけど、友人が誘うから付き合わなければならない」 この友人にすべての責任を転嫁しようというどうしようもない性格。 彼にかかれば、すべてが「しなければならない」なんですから。 で、私は5時に寝たというのに、7時に起こされて……。でも、10時ごろまた寝ました。(^0^; 33人中31位という最低な成績で帰ってきました。
私は本日、英語とフランス語のレッスン。 しかしまぁ、最近気力が落ちていて、まったく実になりません。 フランス語の先生ですが、一生懸命元気を出しているようですけれど、まだまだ立ち直っていないみたいです。 奥様に突然なくなられてしまったショックは、相当みたいなので、かける言葉もなくしてしまいます。
さて、びっくり……というのは、帰りに駅の階段から落ちた人を見てしまったことです。 (@@; 私は音がしてから見たので、それほどすごいところを見ていなかったのですが、一緒にいた友人が一部始終を見てしまいました。 かなり上のほうから、転がり落ちるように落ちてきたらしいです。 私が見た感じでは、足を滑らせたかなにかして、しりもちをつくような形で、でも、後頭部を激しく階段にぶつけながら落ちて来たような気がします。 あ、あ、あ……という感じで、周りの人も呆然。 起き上がる様子がないので、そろりそろり、と、人が集まっていました。 その激しい落ちっぷりをまともに見ていた友人は、 「これは駅員さんに言ったほうがいいんじゃないかなぁ?」 といって、走り出しました。 私のほうは、そうだなぁ……と思いつつ、頭が働かず、しばしぼうっとしていました。 でも、徐々に集まってきた人が動かそうとしていたので、思わず 「今、人を呼びに行きました! 下手に動かさないほうがいいと思います!」 と、叫んでいました。 意識はあるようなのですが、まったく動けないようですし、よく見ると頭から血が出ているようです。 本当はどうしたらいいのかはわからないのですが、頭を打っているときは動かさないほうがいいと聞いたことがあるような……。で、ついそう叫んじゃったのでしょう。 でも、ちょうど階段に寝ているような感じなので、横にしたほうがいいのかも? いや、まてまて……。頭から出血しているわけだから、頭を低くしたらますます血が出るよなぁ? などと。
駅員さんが走ってきて、どうやら救急車も呼んだみたいなので、私たちはそのまま列車に乗って去っていきました。 だから、その後どうなったのかはわかりません。
ただひとつ、わかったことは……。 私は、どうもこういう場合に対処する能力がなく、呆然としてしまう人のようです。 本当にこういった場合、人って人それぞれの動きをするんだなぁ……と、後から思い出すと、不思議でした。
まずは、駅員さんをすぐに呼びにほうがいいと思い、その行動にとっさに出られた人は、私の友人だけでした。 その後、駅員さんが来る寸前に、たまたま通りかかった人が、「これはすぐに人を呼びに行くべきだ!」と、叫んで走り出しましたが。 遠巻きに囲んでしまう人がほとんどで、その人たちも何かしなくちゃ……とは思っているのですが、私同様にぼうっとしてしまったようです。 女性がひとり、話しかけたりしていました。 また、少し知識があるのか、それとも動揺のなせる業なのか、別の男の人が倒れた人の靴紐を緩めていました。 あと、学生服を着た少年が、散らばった荷物を集め、アタッシュケースの中から飛び出した書類を綺麗に整理して、きちんとしまっていました。呆然としながらも非常に丁寧な仕事ぶりで、不思議なくらいでした。 きっと、何か力になりたいのだけど、何をしていいのかわからず、自分ができそうなことをしよう……と、とっさに行動に出たのでしょう。
倒れたおじさんは、大荷物でした。紙袋やらアタッシュ・ケースやらを持っていましたが、サラリーマン風には見えませんでした。地方から出てきた人かもしれません。 時間も遅かったので、もしかしたら列車の中でお酒でも飲んで、少し酔っていたのかもしれないし、疲れでよろめいたのかもしれません。 まったくの不注意かも知れないし、誰かとぶつかった勢いで、かも知れない。 でも……。 よく考えてみたら、この駅の階段ってすべり止めがないんですよね。 固い石材でできた階段。しかも、色が白っぽいので、踏み外す危険性もあるかも? エスカレーターもあるのですが、初めての駅だったらばわからないし、降りる時は階段を使うっていう人も多いですよねぇ。 今までまったく気にしたことはないのですが、足腰の弱った人や目が悪い人には、ちょっと怖い階段かも知れません。
たかが階段、されど階段。 皆さん、階段には気をつけましょう。
2005年05月25日(水) |
【執筆ネタ&サイトネタ】絵師募集 |
先日、別サイト【そるすぃえーる】を更新していて……。 雑風景だなぁ、と、つくづく。
もともとこちらでやっている【ソーサリエ〜アガサとアガタと火の精霊】は、どちらかというと少年少女向けのファンタジーで、ハリーポッターの女の子版みたいなノリなのです。 原則としては、作風もサイトも、軽く軽く軽く……。です。 作品とメール・フォームと感想掲示板以外なく、あまり交流を重視していないサイトかも……。 名前も『麻森りん』という別ペンネームを使っていますし。 まぁ、姫としてあちらこちらでしゃばっている私ですから、今更別人名で二重生活するのもおかしいですし、かえって誤解されちゃいそうですよね。 (^0^;
おかげさまで【そるすぃえーる】のほうも好調です。 火曜日更新ということで、アクセス数は火曜日が一番! という(笑) でも、文章だけで何もないというのも寂しいかなぁ? と思ったのが昨日。 縦バナーや横バナーで宣伝しようと思っても、絵がない。 自分で書こうと思っても、画力がない。(笑)
そういえば、どこかに【絵師を募集するサイト】っていうのがあったよな? と思ったら……なくなっちゃったんですね。(汗) 思いつきで絵が欲しくなったら、欲しくてたまらなくなりました。
別サイトのことをここで書くのも何ですが、何せあちらのサイトは『交流がほとんどない閑古鳥サイト』なので、こちらでチラチラ書いてみたり……。 とりあえず、しばらく『絵が欲しい』とわめいてみて、それで病が治らなければ、本格的に探そうかなぁ? と思っています。
でも「ファンなので書いてみたい」って人は、こそこそこそ……と、立候補してみてくださいね。(^−^) やっぱり作品が大好き! って人に書いてもらえるのが一番!
やはり、有閑奥様にもなれば、たまにはお昼などをリッチにフランス料理でも……などと、私が考えるはずがない。(^0^; かつての職場の友人に誘われて、常に暇な私は行って来ました。
けっこう本格的な、でも、気取りのない小さなお店で雰囲気はよかったです。味は、可もなく不可もなく……。 まぁ、こんなものかな? 2000円のコースですし。 パンが美味しいよ、パンが。(;;)
不良妻の私は、昼からワインなどを飲んじゃったりして気持ちよくなり、その後言った英会話の授業では、一人でハイパーになっていました。
***
なんだかんだいって、仕事を辞めちゃった私でも、こうして遊ばせてくれる旦那様に感謝! と思い、晩御飯も気合を入れよう! ……と、しているところ、「あ、食べてきた」 何ですって! なんで、電話をくれないんだ!(−−; 今月わずかに残った米を全部炊いてしまったんだぞぉ! もう米ないんだぞう! 冷蔵庫に入れてレンジでチン! は、嫌いなくせに……。
……。 我が家って、もしかして貧乏なんでしょうか? 贅沢が身に付いて、金がない。(^0^; 大根の皮で金平作って、ご馳走だといっている私って。。。
どうも長年の共働きで、お互い外食が身についているなぁ。
久しぶりに友人の結婚式でした。(^^) もちろん、同年代ではありません。 友だちの子供が結婚……って話のほうが多くなりそうなこのごろです。
久しぶりに外で酒が飲めるということで、初めからハイテンションでして、かなりおだっていました。 きゃいきゃいしておりまして……年甲斐ないやつです。 私って、本当に落ち着くことがあるんだろうか?
結婚式も、手作り感あふれる素敵なものでした。 一番気に入ったのは、最後の花束贈呈で、花のかわりに【テディ・ベア】を両親に渡したということかな? なんと、熊ちゃんの足の裏に、それぞれの名前と誕生日が刺繍されていて、しかも生まれたときの体重に調整してあるんです。 花よりも長く持つし、かわいいですし、いいですよね。(^^) でも、絶対に粗末にできないや……。
今回は、本当に久しぶりの友人にも会いました。 十年ぶりくらいですが、あまり変わっていないなぁ……よかった。 思えば、私の周りって年齢より若く見える人が多い気がします。 いいことですねぇ。この年齢になれば……。(^^)
不思議なことに、我旦那って見飽きないですねぇ。 最近は、私が夜更かし……を通り越して、朝に寝るんですよ。 なので、旦那の寝相の具合をチェックできます。(^−^)
もともと、旦那(もーめんどくさいから、ダーさんとしよう)は、寝方に特徴がある人なんです。抱き枕タイプといいますか……。 つまり、隣に私が寝ていると、腕枕したり、抱きしめたり、くっついてくるんです。これを愛情のなせる業……と、勘違いしている私は、いつも幸せなんですけれど。 暑い日なんかは、蹴っ飛ばしてベッドから突き落としてくれます。寒い日なんかは、布団に蓑虫みたいに包まってしまい、私に布団をくれません。 つまり……。抱きつければ、何でもいいんです。(−−;
ちなみに。 【エーデムリング物語】のギルティや【信じて神様・疑って悪魔】の場渡の寝相は、ダーさんがモデルになっているのです。
先日、寝ようとしてみたら……。 ダーさん、トンでもない状態になっていました。 まんまる団子。 しかも、髪の毛がちょちょちょ……と見えていて、足が膝から下、にょきっと出ている。 しかもですね、ダーさんの足は、人差し指が親指よりも関節ひとつ長い【ゴブリン足】なのですよ。(^−^;
もう、おっかしくて寝れないではないですか! だいたい団子状態になった布団のどこから潜り込めって言うんですか? たとえるなら、【ムーミン】に出てきた黒いヤツとか【千と千尋】や【トトロ】に出てきた、あれですよ、あれ。 もちろん、翌朝イラストを描いてダーさんに教えてあげましたよ。 その日一日、思い出しては……泣いていました。私。(^0^; 当然、笑いすぎです。
もちろん、ギルティにはそんなまね、させませんけれどもね。(笑)
フランス語なのですが、どういうわけか今日は臨時の先生でした。 その理由が……ショック。 先生の奥様が亡くなっちゃったんです。 実は、この語学学校に来て一番初めに対応してくれた日本人女性が、その奥様でした。 最近になって、ご夫婦なんですよ、と他の生徒さんから聞いて、微笑ましく思っていたんです。 同じ職場で、先生と事務職だなんて……(*^−^*) 一緒にいるところは見たことがないのですが、自分の妄想の中で【大恋愛の国際結婚】などを思い描いていたので、余計にショックが大きいです。 しかも、まだ30代だというのに、何と心不全の突然死だそうで……。 ご冥福を祈るとともに……先生、ショックでフランスに返ってしまうのでは? と、ちょっと心配しております。
何が悲しいって、突然死ほど悲しい別れってないかも知れませんね……。
****
暗い話になったので、少し明るい話も……。 実は前にも日記に書いたのですが、ちょっと不真面目な高校生がいたのですけれど……。 なんと、彼女! 猛烈にやる気を出しております。(^−^) 詳しい事情はわからないのですが、その子はピアノの英才教育を受けているらしいのですが、最近海外のコンクールに出たらしいのです。 そこで、フランス人のピアノの先生から何かアドバイスを受けたらしいのですが、ちんぷんかんぷん。 いきなりフランス語の重要性を認識したらしいのです。 なんだかやる気が出ると、態度とかもガラッと変わるもんなんだなぁ……。 頭の柔らかさでは負けるので、今度は私が落ちこぼれないようにがんばらねば、マジにやばいです。(^−^;
2005年05月18日(水) |
【旅行の思い出】風車三昧 |
今回の旅行は、帰りが非常に天気が良かったです! フランスの風景は、何処までも続く畑と時々点在する街。パッチワークのような景色です。
そのうち曇ると思っていたのですが、ずーーーといい天気で、窓を強制的に閉じられるまで、ずっと窓から外を見ていました。 ドイツ方面上空になると、パッチワークの感じがちょっと変わります。 フランスでは菜の花畑などで黄色が多かったのですが、色が俄然と深くなりました。もちろん、夕暮れが迫っていたせいもあるのですが、落ち着いた緑のパッチワーク。 そのほかにも、木々を連ねたあぜ道があるらしく、畑の形も心なしか細長くなった感じがしました。
でも、何よりも驚いたのは……。 点在する風車群です。クルクル回っているのがよく見えました。 初めは、あぁ風車が見える、程度にはしゃいでいたのですが、さすがに海の中にも作られていると、もう驚愕です。 フランス上空で見た火力発電所(形は原子力? まさか?)の姿に比べて、なんとものどかです。 のどか……といっても、あんなに数があったら……すごいなぁ。
ここ10年ほど、北海道でも風力発電の施設を作っているところが多く、その機材はドイツあたりからの輸入だそうです。 その話を思い出して、えらく納得してしまいました。 たしか、日本では20年ほど前に全国で初めての風力発電所が採算に合わず封鎖されたような記憶があります。 それ以来、風力はだめだねぇ……という話でしたが、結局はやりようなんでしょうかねぇ。太陽電池よりも有望?
2005年05月17日(火) |
【執筆ネタ】サクサクと書くときは…… |
すごい勢いで書きまくっていて、もう【銀ムテ】三幕に手をつけようかなぁ……などと思い始めているこのごろ。 ただ、気がかりがあるのです。
サクサク……と進むときは、描写が全くなくて、それこそプロット状態なんですよ。(^−^; もう少し書きこみたいですが、ストーリーばかりが浮かんでしまう。 とにかくメチャクチャ書きまくれ! って感じです。 この感覚は、【陽が沈む時】にもありまして、いまだに書き込み不足を後悔しております。 まぁ、あれは一気に書かないと書けなかったでしょうから、後に改稿するか、次回は気をつけるか……。
ということで、今、連載をしてもいいのは、二作目か三作目くらいですね。 【マール・ヴェールの祠】を書きなおしていて、うう、今の私にはこの描写が欲しいんだよなぁ。もうちょっと……と思っています。
感想などをいただいたほうが、イメージが膨らむので、連載開始にしようかなぁ? などと思っています。
2005年05月13日(金) |
【旅行の思い出】JALさん、なぜ? |
えーと、適当に思い出すがまま、順不同に書いています。 最近問題のJALについて。
姉がJALのマイレージを貯めているせいもあって、今回はJALを利用しました。 セントレアを利用したかったので、名古屋経由で前泊です。 えーーーーーー。。。 名古屋の人には怒られちゃいそうな、なかなか楽しい経験をさせていただきましたが、それは次回に。(^−^; セントレアは乗換えが便利そうで、北海道からは使いやすそうです。 上手くすれば前泊はいらないし、羽田―成田の移動もない。関空のような寂しい感じもないし、ショップも充実しています。 私のお気に入りは【謎の旅人・ふーくん】です。
ところがなぜか、乗ったJALなんですが……。 日本語のアナウンスと英語のアナウンス、それとなぜか韓国語のアナウンスなんです。字幕の注意書きには、なんと中国語です。 あのー、あのー、フランスに行くんですよね? フランスですよね? なんでフランス語のアナウンスも字幕もないんでしょう? 思わず、今飛行機のったところは、名古屋じゃなくて韓国だった? などと思ってしまいました。 あのー、フランス人のお客様に失礼なんじゃないでしょうか? だって、乗っている白人って、だいたいフランス人だと思うんですよ? 飛んでいってしまえば同じことだし、別に日本人である私には問題はありませんがね。
でも考えても見てください。 もしも私たちがフランスから日本に帰るエール・フランスの機内の中で、日本語のアナウンスが全くなく、フランス語と韓国語のアナウンスで英語の字幕つきだったとしたら……。 やっぱり気分悪くありませんか? (^−^; これが、韓国経由とかならわかりますが、直行便で、ですよ?
もしかしたら、そういうところってけっこうあるのかもしれませんが、海外旅行歴20年目にして初めての珍事だったので、びっくりしました。 日本人って、こういうところの気配りが行き届いている人種だと自負していたのですが、最近は日本の古き良き思いやりもなくなったようです。 JALは、やはり最近気合が足りないのかなぁ?
2005年05月12日(木) |
【サイトネタ】アクセスその他 |
週ごと、月ごとの分析結果の見方を、やっと理解しました。 いったい何ヶ月使っていることやら、照れ照れです。
分析しているページ全体のアクセス数は、4月に入ってから激減しています。分析するページは増やしているのに。 なぜならば……【銀のムテ人】の連載が終わったから。(^0^; でも、【姫様御殿】トップのアクセス数って、実に安定しているんだなぁ……と、改めて驚きました。 さすがに、旅行中は落ちていましたけれど。
時間的な差があるのか、カウンターとアクセス分析の数字には、微妙な開きがあります。 日付け変更の1時間前後がアクセス数が多い頃ですから、それがどちらかにずれ込んでいるのでしょう。 毎日のようになんだかんだ更新を始めてからは、1日平均180くらいのアクセスがあるようで、本当にうれしい限りです。 たぶん強みは、ファンタジー主体のサイトではありますが、恋愛物の連載もしているので、ひとつひとつの作品では多くの集客は見込めないのですが、幅広く通ってきてくれる人がいるってことでしょうか……。
作品ごとで見ていくと【信じて神様・疑って悪魔】がアクセス数が多いのですけれど、週3回更新のこの作品と、週1回更新の【ソーサリエ】を比較しても意味がないですね。 【銀ムテ】に至っては、一話完結するたびにお休みですし……。 作者は、どうにかどの作品が受けるのか? を探りたいと思ってしまうけれど、結局はわからんのだなぁ、これが。(笑) 結局は、読者の反応を気にしながらも、自分の書きたい作品を描いてゆくしかないってわけです。
ということで、昨日1作書き上げました。(^−^) 18ページの短編で【カシュの「人には言えない恥ずかしい悩み」】という私が書いたとは思えないシモネタ系の話です。 【銀のムテ人】の番外編なのですが、18禁にしようかどうか悩んでおります。描写は18禁に値しないと思うのですが、なんせテーマがさぁ。(笑) この作品を公開するためには【銀ムテ】二幕の【青の手紙】までを公開しないと、ネタばれになってしまいます。 それまでに、本当に人には言えないような恥ずかしい内容なので、公開するかどうか悩んでおきます。(〜〜;
えっと、パリの思い出話です。
実は今回、姉の希望でオペラ座でバレエを見てきました。 信じられないかもしれませんが、チケットは6ユーロから80ユーロです。 パリのオペラ座の建物見学は8ユーロです。 しかも、シャガールの天井画には光が当たっていない状態での見学です。 どちらがお得なのか、よくわかると思います。(^0^; 今回は奮発(?)して、20ユーロの席を友人に2週間前に買っておいてもらいました。
演目は【シンデレラ】満員です。 19時30分開演なのに、どういうわけか待たされる・待たされる……。 寒い日で、しかもスカートをはいていったので、辛いです。(;;) なんと9時まで待たされて、さすがの我々もプッツン! 「イタリアではこんなことなかった!」 と、姉は怒るし……。 ちなみに、姉も私もそんなにバレエに詳しいわけではありません。私は完全に付き合いですし、姉もバレエよりもオペラ座の雰囲気を味わいたいわけです。
お客様は、さぞや盛装……と思いきや、そうでもありません。 イタリアではかなり豪華な人もいたそうなので、姉はびっくりしていました。どうやら観光客が多いようです。 中にはバレエをしているような髪形の小さな女の子も親に連れられていて、何だか微笑ましいです。 長らく待たせるということで、係りの人がお客をなんと階段に座らせるという……なんだか日本では考えられない状態に。 はい、いい服をきたおばあさん、おじいさんが、なんと階段にジベタリアンです。 ピカピカ豪華な階段ですが、さすがに私たちにはできませんでした。
席もわかりにくくて3階だというのはわかったのですが、個室の表示がよくわからん。聞きまくって案内してもらってやっとたどり着きました。 なんせ、もう9時だよん。 でも、これは珍しいことだったらしいです。(^−^; 支配人らしき人が舞台挨拶をして、なにやらお詫び。その後、お客様から歓声と拍手の嵐。 何事か? と思ったのですが、私のつたないフランス語の耳ではわかりません。 どうやら何かのサービスがあるらしく、考えられるとしたら、幕間の飲み物くらいしか想像できません。 そして、どうやらその通りでした。 シャンペンがタダで振舞われました。2回目の幕間では、7ユーロの表示がありましたから、おそらく……。 1杯でかなり効きました。寝不足もあったからでしょう。
で、バレエなんですが。 これが、酔いと眠気に一瞬落ちてしまいましたが、非常に素晴らしく、しかも楽しくて、身を乗り出してみてしまいました。 席はとてもいい場所だったのですが、真横だったので身を乗り出さないと舞台半分が見にくかったのです。 初めは高所恐怖で近寄れなかったのですが、最後は姉に 「頭邪魔!」 と怒られる始末。 ついには椅子を降りて地べたに座り、そのまま頭を突き出す格好で見ていました。 個室でよかった。ヘンな格好です。(^−^;
内容はまさに【シンデレラ】なんですけれど、現代に置き換えてあり、コミカルで楽しかったです。 魔法使いは映画監督、シンデレラは映画スターになるのです。 カボチャの馬車ならぬカボチャの車です。映画にはなんとキングコングが現れます。 王子様は硝子の靴をもって、シンデレラを探しに世界中を旅します。 世界各国の女性達が現れて、絢爛豪華でした。
でも、何よりもおかしかったのは、シンデレラの継母と姉たちトリオ。 継母は、なんと男性のダンサー。その三人のコミカルな踊りが楽しかったです。特に青服の姉は、大傑作でした。 カーテンコールの拍手も、もしかしたら主役の二人よりも大きかったかもしれません。
ぐいぐいと引き込まれる楽しいステージで、エンターテーメントととしてもレベルが高かったし、バレエの技術の高さも、素人の私でもため息が出るほどでした。 姉も大感激! 実は、イタリアで見てきたバレエは、ちんぷんかんぷんでつまらなく、寝てしまったそうです。 この舞台を20ユーロで見れて、しかもシャンパンもいただいて、大感動! いい思い出となりました。
帰りはもう12時近かったのですが、地下鉄で帰りました。 パリの地下鉄は12時過ぎまで走っています。さすがに治安のほどは怪しくなりますが、まぁ、極めて悪いわけではありません。 酔っ払いなどは乗っていませんしね。(酔っ払っては乗れないほど危険?)
パリに行く予定の人は、オペラ座(オペラ・ガルニエ)でバレエ観賞などはいかがでしょう? (^−^)桟敷の6ユーロでも充分に楽しめるはずです。それに豪華なオペラ座の隅から隅まで見学できますよ。
2005年05月10日(火) |
天気が悪くて困ります。 |
本当に北海道は寒い! どうしちゃったんでしょうねぇ? 帰国した日は、あちらが20度とかでこちらが5度なんだから。
まだまだゆとりあるケースの中に、セーターやらコートやら入れるかどうか悩んで、結局持ち込んで正解でした。 「どうせ、迎えが来るし。寒くてもわずかな間だし」 と、思っていたのですが、そのわずかな間でも、コート&セーターがあっても寒かったです。
ヨーロッパは大陸のせいか、ものすごく気温変化が大きいように思えます。
今回はパリに入り、ベルギー、そしてパリに戻り、モンサンミッシェル&ロワールの城廻り、そしてパリに戻って帰国という計画でした。 ベルギーは寒い! と聞いていたのですが、それがとんでもなく晴れ上がり、夏でした。 あまりの暑さに、私はキャミ一枚で歩いていましたよ。(^−^; その日はパリも暑かったらしく、ボルドーに旅行に行っていた友人のメールでは、30度を越えていたようです。
モンサンミッシェルに入った日はまだ暖かかったし、翌朝もいい天気で暑くなりそうだったのですが……。 ちっとも暑くならないどころか、帰りにはバケツをひっくり返したような雨です。 翌日のトゥールでは凍えてしまいました。 ついでにお財布も凍えてしまい、トラベラーズ・チェックが使えなかったら破産するところでした。
なんたって、この旅行での最大のショックは……。 トゥールでどしゃ降りにあたり、ポケットに入れていたクリエに水がかかり、壊れてしまったことでしょう。 カメラ付き、ビデオ付き、録音機能付きの優れ物だったのに、ただ、小説を読むためだけにしか使ってなかったという。(^−^; ご存知のとおり、クリエは生産中止になってしまったので、もうおしまいです。
未練がましい私は、いまだに必要なストーブの側で、もしやもしやと、もしやもしやと、無駄な希望に胸を膨らませ、クリエを干しているのでありました。
えーこの台詞。 覚えている方はいるでしょうか?
元々は、エーデムリングのギルティの台詞です。 「必ず道はある。あきらめるな……」 はじめて出てきたのは三章7の【白亜門】で、ギルティがメルロイにいった言葉でした。 別になんの変哲もない、工夫もない、凝った台詞ではありませんでした。 ところが、この言葉、なんとエーデム本編3作ですべて出てきているのです。
【エーデムリング物語】 必ず、道はある。 メルロイはお守りをにぎりしめた。 そして歩き始めた。
【陽が沈む時】 あきらめるな! 必ず道はある。 アルヴィは、手を伸ばした。 先に俺の首は飛ぶ。だが、あきらめない。
【漆黒のジュエル】 「デューン、顔をしかめていても運命は変わらないぞ。 必ず道はある。あきらめるな!」
どうやらこの言葉は、ギルティからアルヴィに引き継がれたようです。
……こうしてみると、エーデムのテーマは 「どんな運命が襲ってきても希望を捨ててはいけない」 ということなのかもしれません。 (作者もあまり定かではありませんが)
はい、それで今日の私です。 時差ぼけで4時まで寝てしまいました。(笑) で……。 実は、失業の認定日が明日でして、それまでに二回の就職活動をしなければならないんです。 1度はしました。でも、もう一回は旅行から帰ってきてすればいいや……などと甘いことを考えてしていませんでした。 つまり、今日しかないのです。でも、ハローワークは5時まで。 どう考えても無理じゃん! その時、この台詞が頭に響きましたよ。
「諦めるな! 必ず道はある!」
はい、ありました。 調べてみると、ハロープラザなるものがあり、そこは7時まで職業相談を受けているのでした。 ししし、知らなかった! ……って、確か説明されたような気がしていたのですが、不真面目な私は聞き逃していたようです。(^−^; いってみると駅前に近く、今までがんばって30分歩いてハローワークにいっていたのがばかばかしいくらいでした。 こうして私は6時45分に求人情報をチェックしまくり、無事事なきをえました。
皆さん、希望は捨ててはなりません! いや、その前にちゃんと前もって準備しろ……ですよね。
フランスから無事に帰ってきました。
色々ありましたが、楽しい旅行でした。 時系列に書こうとも思いましたが、印象深い事件からピックアップしてご報告を。
【サン・マロ・警察を呼ぶぞ! 事件】困った度50%
サン・マロは、モン・サン・ミッシェルに行く途中で寄った歴史ある街。 とても素敵なところでした。が……。お昼で事件発生。 あまり日本人が来ないせいか、英語もあまり通じません。 12ユーロの定食を頼んだけど、デザートが出てこないで2時間もいる羽目に。 腹が立つのは、その料理がまずかったことと、店員の態度が別の客に対してと違いすぎること。 前のテーブルの団体さんには愛嬌を振りまくのに、こちらには何も言ってこない。(−−; 言葉があまりわからないから、どうしても無愛想風になるのはわかるけれど、あんまり。 「コーヒーをください。それと、まだデザートがきていないけれど」 を、どうも私が言い間違って 「コーヒーをください。デザートはいらない」 と、受け取られてしまった。 で、コーヒーとデザートを交換しておいたと言われて、プッツン。 「私はコーヒーもデザートもいるんだよ」 と、説明するのにすごい時間がかかり、しかも向うは私がクレームをつけて値切り倒そうとしていると勘違いされてしまい、とんでもないことに。 普通の日本人ならば、ここでコーヒーを飲んで諦めるところだろうけれど、海外で言葉が通じないことで甘んじてきたことも多かったので、ここで負けて自分の主張を曲げては悔しいと思い、がんばりました。 そうしたら、向うはなんと 「ちゃんと納得するか、警察を呼ぶかどっちかだ!」 と言い出し、電話まで持ち出す始末。 電話されたって、私は注文をしたものを出してくれればそれでいいのだから、逮捕なんてされない! と強気に「呼べば!」と言って見たけれど、ポリスが英語を話せるとは限らない。 で、もう一度フランス語で「意味がわかりません!」と言って、中学生でもわかるような英語で「私はパンケーキが食べたいだけ!」と言ったら、やっとわかってもらえました。
……かなり熱かった。(^−^; もう、旅の恥は掻き捨てです。 ……っていうか、こういうことはちゃんと通さないと、日本人は適当なところで納得してくれるんだ、と思われても嫌だと思ったからなのでした。
【サン・ミッシェル鼻血事件】 困った度60%
夜、寝ていたらなぜか突然鼻血が……。 おそらく、空気がかなり乾燥していたせいと、疲れのせいだと思う。 病気とかではなく、比較的鼻の皮膚が弱いせい。昼間にサン・マロで熱い戦いを繰り広げたせいかも? かなりの量だったので、あちらこちら血だらけにしてしまい、翌朝も鼻ツッペ。 量のわりには汚さなかったけれど、枕銭は多めにしておきました。
【ホテルのメモがない事件】 困った度90%
パリのホテルに荷物を預けてモン・サン・ミッシェル&トゥール方面へ。 しかし、姉がホテルの予約表を忘れたと言い出した。で、私が「いやーね!」と言いつつメモを出した……ところまではよかった。 けれど、私もトゥールのホテル・メモを忘れてきてしまい、泊まるホテルがわからなくなってしまった。姉のことは全然言えない。 仕方がないので、サン・マロでインターネットで調べました。(−−; ネット・カフェが偶然見つかってよかった……けれど、日本語がすべて文字化けで調べるのに3ユーロも費やしました。
【ブリュッセル・タリス乗り遅れ事件】 困った度95%
なんと、帰りの列車の時間を勘違いして乗り遅れました。予約してあったので、大変です! 往復二人で98ユーロだったのに、片道で買いなおすと、一人71ユーロと言われました。(;;) 姉が「17ユーロ?」というと「71ユーロです!」と言われてガーン。 しかも、乗った列車には席がなく、戸口の補助席に座ってパリへ。 途中で車掌さんが席を見つけてくれて教えてくれたけれど、皆様、列車の時間は要確認です。
【ブリュッセル・地下鉄事件】 困った度20%
地下鉄が妙にわかりにくいです。5回回数券を買いましたが、結局は二回しか乗りませんでした。 今度ブリュッセルに行く人、教えてください。差し上げます。(笑) しかも、その二回の乗車で二回とも乗り違えるという……。 初めの時は親切なおじさんが教えてくれました。二度目も親切な若者に聞きました。 しかも、2回目の時はタリスに乗り遅れるのは確実だったし、荷物は重いし、混んでるし……で気分は最悪です。 財布に気をつけながら乗っていると、たまたま前にいた男の人の肘に私の胸がぶつかる形になってしまいました。 別に仕方がないことだったんですけれど、彼は大変恐縮してしまい、何だか大げさに謝るんです。 「あぁ、僕はなんてとんでもないことを!」という感じで、頭を抱えてしまうんです。 で、気にしていません、というと、今度は何か勘違いされたらしい。 空いてきてからも、彼は私をじーーーーーーーと見つめていて、照れました。 しかも、手すりにつかまっている手がふれあっていて、ちょこっとずらすと彼もずらす、ちょこっとずらすとちょこっとずらす……。 これは、誤解されたようだ。うーん困った。 で、それで荷物を抱えなおすふりをして手を離したら、今度は列車がひどく揺れて倒れそうになり、その人に手を支えられて倒れることを免れました。 お礼をいうと、彼はますます誤解したらしく、ますます熱い眼差しでじーーーーと私を見続けました。 そして、地下鉄を降りるときもなぜか親切にエスコートしてもらい、お辞儀までされてしまい、手まで振られてしまい……???? 追いかけてきたり、失礼なことをしたりはなかったので、大変いい思いをしたというべきなんでしょうけれど、何だかよくわかりませんでした。 とりあえずは、ずっと守っていただいたような??? 5分間のお姫様気分? こういう男の人って日本にはいませんよね? ちなみに。 姉が「あのおじさん、じっと見つめていたね」と言いましたが、はっきりいって私よりは10歳は若いでしょう……。
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