2005年03月28日(月) |
【執筆ネタ】銀のムテ人完結 |
2002年から書き始めていた【銀のムテ人】が、一応の完結をみました。 うれしいです。(^^)これも皆様の応援があってからこそ。
とはいえ、この作品ほど不思議な生い立ちを持っている作品もないかもしれません。 もともと【銀のムテ人】という作品は、【エーデムリング物語】の中にあるミーアともう一人のメル・ロイの物語だったのです。 沖さんが 「マール・ヴェールって本当はもう一人のメル・ロイなのでは?」 という推理を打ち立ててくれています。 私もそうかも知れないなぁ……と思いつつ、確信が持てません。 というのも、マール・ヴェールがミーアと共に暮らすほど、長生きできたのか、自信がないからなのですが。 ミーアとメル・ロイの恋愛があまり膨らまなかったので、今度は主人公を特定しないムテの人々のエピソード・シリーズにしようと思い立ちました。 その中で、ミーアのエピソードを短く書いてもいいかな? と。 それで、とりあえずは【漆黒のジュエル】で評判を落としてしまったエリザとサリサの弁護をしようと思い立ち、【初夜】を書いたわけです。
ところが、この作品が思ったよりも受けがよく、しかも話が膨らんできてしまい……(^0^; 1年間ほど迷ったあげく【銀のムテ人】は、すべてエリザ&サリサで行こう! と決断したのでした。 元々【銀のムテ人】のストーリーになる予定だったものには、今連載中の【サリサの冒険】やミーアの物語、それにギルティの話などが入る予定でした。 なぜギルティが? と思われる方もいるかと思います。 実は、彼は子供の頃、短い期間ですが、ムテの学び舎に入れられています。 おそらく、サリサとも面識があったはずなのです。 実は【ハニースィートキャンディ】の中で、サリサがアルヴィの第一印象を語るシーンがありましたが、あまりにも通しかわからないということでカットしました。 おそらく……【サリサの冒険】のラストには、ギルティを思い出していやーーーな気持ちになったサリサの心のうちが語られるはずです。
このようにして、話の方向性は付いたのですが、なんせ最後が……なわけなので、ほのぼので最後まではいけません。 でも、どうにかほのぼの……で行きたいなぁ……というのが私の願いでした。 ラストに近づくたびに、当然厳しくなりました。 結末ありき、で始まっているので、どうにか結末に軟着陸させたいと思い、苦労しました。 【漆黒のジュエル】を読んでくれている人は、だんだん痛さがしみてきたと思います。 作者は、同じ作品で【ジュエル読後者】と【ジュエル未読者】の感想の違いを楽しませていただき、苦労のしがいがあったです。
このようなおかしな書き方ができたのも【読み切り連作】という形式をとったからですね。 エーデム本編では出来ません。(^0^; そして二幕以降も、書くとしたら同じ状態になると思います。 エリザ&サリサで行くのか? フィニエルで行くのか? はたまた、全く違うアプローチで行くのか? 霊山から行くのか? エリザが戻ってきてからで行くのか? 祈り所を描くのか? ですね。 寄り道するのか、直線で行くのか……それすらも決まっていない状態です。
でも、こういう書き方も楽しいですね。(*^^*) いただいた感想がインスパイアされて発想が広がったからなんだと思います。 改めまして【銀のムテ人】を愛してくださった皆様方に感謝です!!!
英語・フランス語に続きまして、日本語を習うことにしました。(^0^; 物を書いていながら、どうも私って日本語をあまり知っていないなぁ? などと思いまして。 物を書くため、とか、正しい日本語を身に付けるため、とかではなく、どちらかと言うと、言葉の持つ力というか、興味からなんですけれども。 英語を習い始めてから、本当に日本語に興味を持つようになっていたんですよね。
この日記を読んでいる人ならばもうわかっていると思いますが、本当に最近、言語に妙に惹かれています。 頭がもっとよかくて勉強が大好きだったなら、もっと色々な国の言葉を学んでみたいのだけど。(笑) 学生時代からのものぐさでは、3ヶ国語で限界ですね。 たぶん、文法とか……私の弱いところをやることになると思うんですが、きっと英語とかフランス語とかの違いがわかって面白いかもしれません。
ネックは……やはり北海道なまりか? (^0^;
標準アクセントとの違いを知ることも大事ですよね。 ……って、今、NHKのしゃべり場を見ているのですが、あらら、関西系アクセントの子とか、いろいろで面白い! というか、若い人って皆、私とはアクセントの位置が違うような?
今日も雪です。(−−) 今ははれてお日様が照っていますが、窓から見える東の空は暗く、しかも山も見えない状態なので、これからふぶくのでしょう。 おお、嫌だ。 なーんか、これで赤いものがピカピカゴロゴロだったら、LOTRの世界だなぁ。(^0^;
最近、方言の話題で盛り上がっています。 楽しいですねぇ。お国言葉の違いを語り合うのは。
とはいえ、方言を大事にしよう……って動きは、昔は少数意見だったと思います。 出来るだけ共通語で正しい日本語を身に付けることが重要だと思われていたと思います。 特に接客業・営業関係だと、あまり感じがよくないですよね。 だから、私も出来るだけ標準語を話すように、親から言われていたような気がします。 地方の言葉しかしゃべれなかったら、今風にいうグローバルな人間になれないって感覚でしょうね。 確かに、それもその通りだと思います。
でも、言葉は地方や世代によって変遷を遂げてゆくのが当たり前だし、文化を伝えるものでもあると思うのです。 あと、文字だけじゃないですね。音とか、アクセントとか、音楽的要因が言葉にはあるので、そう簡単に地方色は消せませんよ。 まぁ、それでいいじゃないですか! と思います。 方言も、表現として音や響きを味わうと、標準語にはない雰囲気がでますよね。
たとえば。『しばれる』 これって、本当に寒そうに聞こえませんが? 氷がキュンと締まるような、音を感じるんですよ。 寒いとか、いてつくとか、じゃ、雰囲気でないです。
あと『嫌です』のような拒絶の言葉。 なぜか、関西弁でいうと、どこか温かい響きになって、あとくされなく聞こえるらしいです。 だから、比較的関西の人のジョークはきつくても笑いが取れるのかも?
ちょっと話が飛躍しますが。
そういえば昔。 エスペラント語っていうのが教科書にありました。 言葉さえ世界共通であれば、人間はもっと平和になれる……って思想で作られた言葉だったと思います。 しかし、その精神は賛辞されたけれど、言葉はそれほど根付かず、英語がグローヴァルな言葉になりつつあるようです。 なぜだろう? まぁ、勉強して身に付けるのが大変だから、とかあるでしょうが、縦の継承がなされていないからなのかな? と思います。 世界共通の言葉があれば、おそらく地方地方でやはり方言が出来てきたり、独特な言い回しが出来たりして、やはり通じなくなってくるかも知れません。 それが、人間の本質なのでしょう。 祖先が積み上げてきた文化や歴史を無視しては、やはり平和は成り立たないのかも知れません。
自分達のお国言葉を守ることは究極の文化保持であり、他の地方のお国言葉を知ることは、究極の文化交流じゃないのかな? などと思います。
私の場合、アクセントは北海道なまりらしいのですが、自分では標準語を話していると思い込んでいます。(^0^; つまり、標準語を知っていないのかも? 日本語もよくわかっていない私ですが、言葉は脳ミソが許す限り、色々知りたいですね。
2005年03月25日(金) |
なんとふぶいています。 |
今日は冬逆戻りのひどい天気です。 外に出たくないなぁ……。(−−;
最近、読み書き共に気力減退です。 ただし、本を読んでいます。 映画で気に入ってしまった【ロングエンゲージメント】です。 今、まだ読み始めたばかりなのですが、すごい! ぐいぐい引き込まれていきますね。 映画そのもののシーンが続きます。 いやぁ、こういう作品を書きたいものです。
気力減退なのですが、何かやりたい気持ちも強く、特に知識欲が強くなっています。とはいえ、元々ぐうたらでお勉強嫌いなものですから、何もしていないのですが。 特にフランス語は、フランスに行っているときにすればよかったのに! と思われるくらい張り切っているかも?(^−^; 入門クラスを卒業したい……。
***
今、ちょこっと考えていることがあります。 それは、前に沖さんの掲示板で少し出てきたことに触発されているのですが。 【人には言えない感想文】 あ、ネットの作品じゃありません。誰もが知っている作品や童話を対象にしようかな? と思っています。 ただね……こういう企画を打ち立てると、とことん罵りあいとかになりがちなので、どのような方式を取るかってことで悩んでいるんですよ。
元々は、誰もが『感想文は苦手でした』というものですから、なぜかな? と考えたのです。 で、思ったのが、実は本音を書くわけにはいかない……ってところに落ち着いたのでした。(^0^; 「つまんない」とか思ったら、どうしてつまらないと思ったの? と聞いて、その理由を考えさせたりすることが大事かな? などと思ったり。 でも、私たちって優等生の感想文を書くように指導されていたような気がするるんです。 とにかく、作者が何を言いたいのか? 先生がどのような感想を求めているのか? が、一番先にあるのかな? と。 もちろん、それってとても大事だと思うんです。 でも、もっと自由に作品を楽しむことだって、ありかなぁ? などと思うんですよ。
子供時代には子供時代の感想があるし、大人になったら大人感覚の感想がある。 たとえば沖さんの書いた『幸せの王子』http://www.mypress.jp/v2_writers/m_oki/story/?story_id=892639 の感想と、私が書いた感想と読み比べると、同じ作品でもここまで違うのか? というものが出てくる。
そんな感想の競演をやってみたいのですが……。 これってとても危険かも? (^0^; だって、自分が大好きな作品を、誰かはけちょんけちょんに言うんですよ? 絶対不穏な空気が流れそう……。
うーん、でもやってみたい、でも怖い。
やっと見に行きました!(^^) ファントム役に、故フレディ・マーキュリー氏を見てみたかったなぁ……と思うのは私だけ? パッとみた雰囲気が彼っぽかった。 詳しい感想は、感想のページに書くとして。
えっと、別視点から。 実は、とある方から 「クリスティーヌは、銀のムテ人のエリザに似ている」 という感想をいただいていたのです。 そのせいで『銀ムテ』と少しイメージをダブらせてしまいました。 エリザがクリスティーヌならば、サリサはファントムでありラウルでもありますね。 特に『決断の時』では、少しファントムがかっているかも? 愛ゆえに自由を奪い、留めておきたい……と願うところとか。 『銀のムテ人』のラストはもうすでに公開されているし、大筋は決まっているのですが、そこまでの道筋をどうしようか? っていうのが、今後の課題です。 この映画はいいヒントを私に与えてくれました。 二幕はまだ話がまとまっていないのですが、三幕以降には大きな影響を与えそうです。 だいたい決まってはいたのですが、より明確なビジョンになったというか。 エリザとサリサの今の愛の形は、まさにファントムとクリスティーヌの関係に似ています。
2005年03月23日(水) |
ちょっとちがうぞおお。と、思うこと。 |
最近、テレビなんか見ることが増えています。 家にいることが多いから、ころころと体重ばかりが増えているような。 で、脳みそはあまり重くないままです。
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先日、NHKで新シルクロードの映像を見ました。 パラグライダーにカメラをつけて写したものらしいけれど、今まで見ることが出来なかった映像美にびっくり!(@@; すっかり破壊されて残骸になってしまった遺跡の街を目の高さくらいで移動するのですが、細かなぶれもなく、ものすごい速さで走るがごとくなんですよ。 それも細道の上を流れるように……です。 ゲームのダンジョンを歩くみたいですが、もっと滑らか。 これは一種のデジャヴでした。 実は、手術を受けて麻酔が醒めるとき、同じようなアングルで病院の中をさまよう夢を見たからです。 まるで、魂だけになって、古代の世界の街をさまようかのような錯覚を感じました。
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ニュースにて。 「子供の権利を守る」(ちょっとうろ覚え)という大会の話。 「子供を一人前として見て欲しい」という意見。 ちょっと違うんじゃない? (^−^; 一人前の意味は、「一人分」という意味と「大人になる、大人として扱われる」ということ。 子供じゃないから一人前って言うんだよ? ……っていうのは、言葉尻つかまえただけなんだけれど。 たぶん、その人は一人の人間として見て欲しい……ってことを言いたかったんだろうなぁ。 これって全然意味が違ってくる。 一人の人間として大事にされるべきだから、子供を守るための法律や条令があるわけで、中には一人前の大人には不要なこともあると思う。 一人前っていうことは、そんなに甘くないのだな。 だいたい年齢的には大人でも、とても一人前とは思えないような人もいるしねぇ。
渦中の人と筑紫さんの会話で。 「ネットで多くの人の意見を聞き、フィルターにかけることによってニュースの真偽を問うことが出来る」(うろ覚えで定かではないが、そのような意味だったと思う) ちょっと違うんじゃない? (^−^; 多数決では真実は決まりません。 今のメディアがいいとは言いませんが、人の意見で左右される情報はもっと怖い。 不特定多数の意見ってあまり信頼が置けない。 共産主義のように、やがて独裁的な意見に集約されそうな気がするのは私だけかな?
アメリカの安楽死問題にて。 15年間植物状態(と言っても目を開けたりすることは出来ている)人の安楽死を問う裁判。 ブッシュ大統領まで出てきて、最高裁の判断を覆す? とある女性コメンテーターの発言で。 「今まで世話してきたのは夫。夫の苦労を考えれば、安楽死に反対するのは親のわがままですよ!」 ちょっとちがうんじゃない? (^−^; 裁判では本人の意思が確認されたと見なされたので、安楽死は認められたんじゃないのかな? 残された人の苦労を考えて安楽死もやむなし……という意見が通ったら、世の中は姥捨て山状態になります。 ケースバイケースとは思いますが、一般論を語るにはあまりにも安易な意見じゃないのかな?
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今日もフランス語でした。 先週の女の子は、顔を出しましたが、結局レッスンを受けないで帰りました。顔を出したのは、親へのカモフラージュ? 帰るのを留めようとする先生と話す声が泣き声っぽくて、本当にフランス語を勉強するのが嫌で嫌でたまらない様子。 うーん。(−−; 先生もかわいそう。 自分の母国語をけちょんけちょんにけなされて、ただ、聞いているだけなんて。 期待が大きいだけに親にちゃんと「嫌だ!」って言えないんだろうなぁ……。
というレッスンも今日で最後。 4月からは新しい講座が始まります。もちろん、続けるつもりです。 (^−^)勉強は嫌いだけど、フランス語は好きだから。 本音を言うと、英語より好きだぁ……。
最近、英語やらフランス語やら関西語(?)やら、面白くNHK講座をみているせいか、とても興味深いです。(^^) 【問題な日本語】など、日本語についての本もおおいですねぇ。 最近英語を話せる人が増えてきて、逆に日本語のよさを見直そうとしているのかな? などとも思います。
ロイヤル・ウイとは、先日読んだ【ダーリンの頭ん中】に出てきた言葉です。 西洋では、王様が意見をいう時にWE、つまり、「私たちは」と言うことから、「私たちはこうこうだ」という言い方を、ロイヤル・ウイというのだそうです。 日本人は「私はこう考える」と言うところを「我々はこう考える」と言ってしまうので、時に「そこまであなた、偉いんですか!」と、勘違いされることがあるらしいです。 とはいえ、精神科医などは「私たちは、○○しますか?」などと患者にいうことがあり、やはり、親のように親身になって話すときは、WEを使うのだそうです。 いかにも、みんなと一緒が好きな日本人的な言い回しだと思うけれども、とりようによっては、とても親身であるともいえますよね。
私は、どちらかというと、セルフィッシュな性格なのか、「自分」とか「私」って言うことが多いですね。 自分の意見は、やはり人とは違って当然だし、個人的な意見であることを強調したい意味があるのかも知れません。 逆に「みんなこう思っているんだし……」なんて言われたら、どうやってあなたは皆さんの意見を取りまとめたの? 以心伝心ですか? などと、キレることもあったり。(笑) ここで腹が立つってことは、やはり「皆の代表として意見を言っている」=ロイヤル・ウイだと感じるからなのでしょうね。 たぶん、使っている人はそんなつもりではなく、自分の意見などたいしたものがなく、最大公約数の意見を取りまとめてその場を切り上げたい、議論を避けたいっていう考えなのだと思います。
と考えると、日本人って、人と人の間を取り持つのが上手いはず? これからの世界平和を担うのは日本人かも?
……というのはさておいて。 私は、自分と同じ意見ばかりを聞くのは好きじゃないです。 もちろん、それはうれしいし気持ちいいんですが、それから先に進めなくなります。 NHKの【しゃべり場】みたいな番組とか、けっこう好きなんですよ。 結論なき論議っていうか。 もちろん、何だぁ? コイツ! って意見もありますけれど、ぐっと冷静に考えてみると、あぁそれもあり? って思ったり、でも違うよ! って考えたり。 10代の子の意見を聞いて、自分の考えがコロコロ変わる私って、けっこう優柔不断ですね。(笑)
てなことで。 私の意見と違うような書き込みをしても、私は困りません。(^−^) 私の意見が違うと思ったら、そうでもないよ、と、書いてもらってもいいんです。 頭に血が上ったようなけなしあいは困りますが、お互いの意見をぶつけ合うこと自体は、全然問題にしませんので。 自分が100%正しそうに書いてはおりますが、私も神様じゃないしね。 色々な視点で物が見れるほうが、人生幅が広がって楽しいですし♪
おひとりさまで行ってきました。(^−^) 【ロングエンゲージメント】フランス映画っぽい映画です。 詳しくは、今日の感想で詳しく書いた……というか、興奮気味でメチャクチャ文章ですが、読んでみてね。 なかなかすごい映画でした。
実は、この映画R15指定でした。 で、何処が? と思ったのですが……すぐに、そうだよなぁ、と納得しました。 映像がとてもきれいなのですが、ちょっとウゲゲ……なところもあります。 透明な美しさが好きな人は、避けたほうがいいかもしれない、気持ち悪さと綺麗さが合わさったような感じなのです。
たとえば、殺人シーンとか。 ギロチンシーンなんかもあり、スカンと首を落とした後、胴体だけをごろんとカンオケのような箱に入れるシーンなどがあります。 なんか、昔の戦争報道の映像を見ているようです。 あまりにもあっけなく、そっけなく残酷なんですよね。 ちょっと夢に出てきそう。
この映画には、戦争に対する虚しさ、バカばかしさ、あまりにも大きな代償が描かれているのですが、インパクトがかなり強いです。 純愛物ではありますが、生半可ではない。 うーん、私的にはR20ぐらいだったかも?(^−^;
R指定に関しては色々意見があると思いますが、最近、ネットで若い方々の書いた作品や感想を読んだりしていると、やはりR指定は必要だなぁ……と感じるようになってきました。 15歳だからダメ! っていうのではなくて、人それぞれの精神的成長度合いによるとは思うんです。20歳でもダメな人もいるだろうし13歳でも受け止められる人がいるかも知れません。 しかし、20年30年人生を歩んできて色々な経験をつんだ人と同じ感想を、まだまだ子供といえる年代の人に求めるのは、ちょっと無理があるだろう……と思うのです。 子供を一人前の人間と認める傾向がありますが、大人であることを押し付けるところは違うと思う。 13歳は13歳の感性で、15歳は15歳の感性で、感じ方や受け止めかたが違うはず。それで当然だと思います。 子供に大人でも目を覆いたくなるようなむごたらしい映像を見せて、それを経験にしろ! というのは、大人のエゴではないのかな?
ただ、どこからどこまでがR指定なのか? っていう基準が難しいですね。 血が飛んだら……とか、海外では細かな規定があるようですが、それもひとつの目安程度にしかならないような気もするし。 私もこうして物を書いている身の上ですが、R指定をどうするのか? は、けっこう悩みますね。 考えてみれば【エーデムリング物語】だって、血は飛ぶし、首は飛ぶし……。(^0^;
あの、怖いことを書きましたが、【ロングエンゲージメント】はお勧めです!!!! 絶対に見て欲しい映画です!!! あ、15歳以下とグロイのダメな人はパスしてください。(^0^;
2005年03月16日(水) |
恵まれている人は幸せか? |
すっかりフランス語にはまっていて、英語がますます不真面目になってきています。(笑)困ったものです。
今日も授業を受けてきました。(^−^) 私が一番うるさい生徒かもしれません。時々うるさい! と怒られています。 つい、日本語がでちゃうんですよね。 「じゅすぃ・えーーーと、うーーーんと、あ、ちがった」 みたいな感じで、間に余計なものがいっぱい入っちゃう。 照れ隠しなんだと思うのですが、ついやってしまうんですよ。
そういえば、旅先のホテルの人が、 「日本人がよく言う言葉は「えーと」だ」と教えてくれました。 たぶん、ホテルで英語で話そうとして、頭を悩ませて、えーと、うーんと、を繰り返してしまうんでしょうね。
という感じで、私も例外なくやってしまうわけです。 「えーと、えーーーーっと、えーーーと」と。
ところで。 私たちのクラスは、けっこう夢をもってフランス語を勉強している人が多いので、けっこう皆さん真面目です。 ところが、一人だけそうでもない人がいるみたいです。 彼女は高校生で、親に言われていやいや通っているみたいなのです。 前回はそれほど思わなかったのですが、今回はちょっとだけ目につきました。 「あと1回でこのクラスも最後です」 との先生の言葉に 「もう嫌だ、やりたくないよ。フランス語なんて」 と、はっきり言って、つまらなそうな顔をみせたのです。 ううう。 たぶん、学校の先生に対する態度と同じなんだろうと思うのだけど、あまりのも甘ったれた態度に、さすがに閉口モノです。 フランス人の先生に対して、あまりにも失礼なんじゃないかと。 先生はニコニコしていましたが、私だったらすごいショックだろうなぁ。 まぁ、まだ子供だから……と思ったのかな?
私は途中参加でこのレッスンが三度目なので、事情がわからなかったのですが、どうもこの高校生、ピアノを習っているらしいのです。 それもかなりの英才教育を受けているらしく、海外で修行するらしい。 そこで、親がピアノレッスンに困らないように、フランス語の勉強をさせているというわけらしいです。 彼女は、フランス語が好きで習っているわけじゃなかったのですね。 やりたくない勉強を無理やりやらされるのって、本当に嫌なことだと思います。 でも、彼女はものすごく恵まれているわけですよ。 だって、音楽の道を目指したくてもお金がなくて目指せない人もたくさんいるし、フランス語のレッスンだって非営利団体とはいえ、タダではない。 他の人たちは社会人で、自分で稼いで、節約して、フランス語を習いに来ているわけですから。
高校生である彼女は、自分が恵まれていることに気がついていません。 すべてが当たり前だと思っているようです。 そして、これだけ恵まれているのに、全然ありがたいとも幸せだとも思えない。 なんだか、かわいそうに思えてしまいました。 だって、他の人は皆、けっこうやりくりして大変ですけれど、楽しそうに勉強しているし、自分に必要なことをしっかり把握してがんばっているわけですから。 彼女よりも誰もがイキイキと勉強しています。 ピアノが好きで、絶対にフランス語が必要なんだ! と、納得できれば、きっと自分の恵まれた立場に、ものすごく感謝できるだろうになぁ。 それに、同じ高校生がいないのも、ちょっと寂しいだろうし、レッスンもつまらないのかも?
***
とかなんとか、書きながらテレビを見ていたら。 あー! フランス語だぁ! 最近、なんとなく多い気がします。 せ・びあん!
登別に行く途中、風力発電の風車を見かけました。 北海道には、ちょっと前に流行ってあちらこちらにあるんですが、ちゃんと働いているのかどうかはわかりません。
で。それから発電の話題になりました。 実は、旦那の考えは【原発推進】なのです。で、私は【原発反対】 夫婦揃って自己主張激しいせいもあり、この話題になると、常に平行線になります。 時に、お互いの機嫌が損なわれて喧嘩になるので、ほどほどで打ち切るのですが、色々なことで話や論議できることがうれしくもあります。
夫は、環境破壊で最も重大視ししなければならないのが「CO2」による温暖化であり、原発に反対する人が少なくてもっと多くの原発が出来ていたら、このような事態にはならなかった、と、思っています。 人間は、電気という便利なものを今更手放すことも出来ず、節電などの方法では電力消費を抑えるには限界がある、だからこそ、原発を作るべきだと思っています。 夏の電力不足を考えると、全くその通りなのかもしれません。
でも、私は、原発のゴミに対して何の解決もないのに、今だけのことを考えて開発すべきではないと考えます。 埋めようが、捨てようが、何しようが、ゴミはなくならないです。 今後の技術革新は、原発ではなく、どのようにして効率のよいエネルギーを生み出し、無駄を無くすか? に、力を置くべきではないか? と。 今は、どうにかしてCO2の発生を押さえる努力をして乗り切るしか、方法がないのでは? と思っています。 今の幸せだけを追求していたら、自分の子供たちの世代にすべてのツケを払わせることになるのだと。
このようなことをいつも話していて、私たちは常に平行線です。 理由は、実は、単に詭弁なのかもしれません。 私は、生理的に【原発は悪だ!】と思ってしまうし、夫は根本的に【原発は善だ!】と考えているのかもしれません。 たぶん、夫の頭の中には、科学に対する強い期待と憧れ(?)みたいなものがあるのです。 つまり、科学の発展は常に人間を幸せにし続けるはず……という希望です。 ところが、一部の人には、科学の発展こそが人類をダメにしていくのだ……と、考える人もいます。 夫は、そう考えるのがたぶんきらい。研究や開発という人間が努力して積み上げてきたものを誇りに思っているのではないかなぁ? などと思います。
原発についての考え方は、私と彼は全く交わりそうにありませんが、夫の待つ前向きな考え方とか、夢とか、希望とか、そういうものが、私にとってはとても快いものなのです。 (^^)
正反対の意見や考え方を持っているから、いつも新しい発見や別視点で見ておどろかされます。 気が合わないのも、たまにはいいです。
2005年03月14日(月) |
登別に行ってきました。 |
我がダーリンは忙しい人です。(−−; 土・日も仕事しているし、夜も遅いし……。 自分で好きで引き受けちゃうような仕事ばかりだから、自業自得(?)なところもあるんですが。 私としては、体が資本ですから、ほどほどにして欲しいなぁ……などと。 そうしたら……。 旦那が突然「温泉行くか?」と言い出して、温泉に行っちゃいました。 (*^^*)一緒にゆったりするのは久しぶりです。
旦那のストレス解消法はカメラなのですが、写すほうではなくて、買いあさるほう。 パリの街並みに感動して、いいカメラが欲しいなぁ……と思ったのがきっかけ。 知らないうちにカメラが4台も増えている。(−−; レンズもどんどん増えている。もう、私の知らない世界だ。 (こういう人だから、子供がいないのにも関わらず、金がない……) でも、笑えるのは写した写真がないこと。忙しいから写しにいけないのだそう。 で、途中で海辺で写真を撮ったりして、遊びました。 ちなみに……。 旦那はカメラだけでも大きな鞄二つになりました。(^0^; もちろん、全部使いこなせてはおりません。
登別温泉の接客はどんどんレベルアップしていますねぇ。 海外から(アジア系)のお客様も多いみたい。 注意書きの表示も、日本語・英語・ハングル語・中国語・ロシア語とバラエティに富んでいる。 お湯も4種類くらいあるんでとても楽しいです。 硫黄泉・食塩泉・明礬泉・鉄鋼泉です。一番あるところで7種類だったかなぁ?
体がこりこりなので、タイ古式マッサージというのを受けてみました。 指圧とストレッチで、体が少し楽になりました。(^^) 旦那は、腸マッサージで痛がっていましたが、私はこちょがしかった。 たぶん、贅肉のせい? 地獄谷ビールを2種類飲んで、3度もお風呂につかって快適でした。 食事もバイキングでしたが、種類が豊富なので全種類はとても食べ切れません。 考えてみたら、すごい食事の量とすごいお湯の量ですなぁ……(@@; こんな大きなホテルが何件も乱立しているんだから、たいしたものです。 思わず、【千と千尋の神隠し】のユバーバになった気分です。
朝食を食べていたら、大きな声で話す若い子がいて、中国人かと思ったら日本人でした。 旦那と「日本語も遠くで聞いていると外国語に聞こえるね」と話していました。おそらく、本州方面の人で、道内の人たちと抑揚が違うんだと思います。 と、思えば、出入り口で携帯電話で話していた人。 やはり少し抑揚が違うので、そういった地方の人なんだろうなぁ……と思っていたら、突然、今度は中国語になりました。しかも、そのうち、やや中国語イントネーションの英語になり??? どうやら、中国から来た添乗員の人のようです。(^−^; そういえば、フランス人が話す英語は、どこかフランス語っぽい。 出身地って、こんなところにも表れるんだなぁ、と思いました。
私も、何処へ行っても北海道を背負っているんだろうなぁ。(^0^;
2005年03月11日(金) |
【サイトネタ】連載が終わったら…… |
【銀のムテ人】が3月中に完結。【信じて神様・疑って悪魔】も、順調に行けば4月の中頃までには完結する予定です。 (^−^) それでも、【サリサの冒険】【勝手にノベル】と【ソーサリエ〜アガサとアガタと火の精霊】の連載を持っているし【森の人々】もあるので、がんばらねばなりません。 でも、【姫様御殿】は、少し休憩が出来そうです。
その間に、少しリンクの整理をしたいと思います。 リンクしたくてもしていないところもたくさんあるし。前にしようと思っていて、うっかり忘れてそのまま(?)とか、いい加減なこともやっているし。(笑) 引越ししているのに、リンク変えていないところもあったりして。(そんなのすぐ直せーーー!!) なんか更新するほうが楽しかったものだから、とんでもないことになっています。
次に、せっかく誤字などのお知らせをいただいているのに、直しきれていない(それだけ多い?)ファイルを訂正したいです。 ページの色なんかも、昔の試行錯誤のままなので、直さなくちゃぁ……。 実は、ファイル数が莫大なので、中々見直しも大変です。
ということで、しばらく連載はお休みしようかなぁ? と思い始めています。 書き進んでいるものの量はけっこうありますが、完結していないし。 しばらくは、充電させてもらいます。
今日のJRは遅れることもなく、私を映画館まで連れて行ってくれました。 【オペラ座の怪人】と【ロード・オブ・ザ・リング】(まだ見るの?私)とで迷った結果、【ロード・オブ・ザ・リング】を見てしまいました。 (^0^; 時間にゆとりがあったので、長いほう。 さらに、家に帰ってきてDVDを見るな!(笑)
無事帰ってきてから、ニュースを見ていると。 【JR運転見合わせ中】 (^−^;今日は巻き込まれなかっただけか? うーん……。 やはり、これだけ何か続くのは、異常事態ではないかと思うよ。 冬だから仕方がないけれど。
そう。今日は寒いです。(;;) 桜なんて、まだ枝すら雪に埋まっていますよ。 それでも、日差しは春っぽくなってきましたが。
ネスカフェのエスプレッソ・マシーンを買ってしまいました。 12種類のコーヒーも買って、にまにまコーヒータイムです。 どうもフランスに行ってから、パンとコーヒーに満足できるものがなかったんですよ。味音痴な私なんですけれど、あの味が忘れられない……。 なれちゃう前までは、日本のほうが美味しいや! とさえ思っていたのに。
ハローワークに行ってきました。 でも、危機を感じていないのか、自分がこの仕事をしていたとしたら……などと、想像の域を超えません。 しばらくダーリンに養ってもらう生活が続きそうです。(^^;
時間があったので、英会話のチャターラウンジに参加しようと思いました。が、時間が上手くあいません。 自由に出られるシステムなのですが、自分よりも下のクラスは受けられず、上のクラスは怖すぎて……(^0^; で、本屋さんにまた立ち読みに行っちゃいました。
あ、誤解しないでください。(^^; 私は、常に立ち読みで済ませているわけではありません。 欲しい本は、だいたいアマゾンで買っているのですが、何か面白いのはないかな? と物色するときは本屋さんなのです。 ネットにはない本屋さんのよさは、本を手に取り、ぱらぱらと見て、自分の好みかどうかをチェックできるところです。 重さや厚さ、びびびと来るフィーリングなんかが、買うポイントです。 ……で、たまたま夢中になって全部読んじゃうことがあるだけなんです。。。
で、今日読んだ本は……谷川俊太郎の詩集。【ダーリンは外国人】(おすすめです)【負け犬の遠吠え】など。その中で【ダーリンの頭の中】を買って帰ってきました。
で、負け犬の遠吠えなのですが……。 最近、この言葉が流行っていますねぇ。負け犬。(^−^; 正直言ってきらいです。この言葉。 結婚した・しないで、勝った、負けた、とは、何さ! と思ってしまったわけで、その心を読んでやろうと立ち読み。 そこで思いました。
これは、一理ある。
だいたい、拙作【信じて神様・疑って悪魔】は、負け犬って言葉が流行る前から書き続けてはいるけれど、まさに負け犬のお話ではありませんか! (^0^; 主人公麻衣は、さんざん負け犬根性です。 私もなんせ晩婚ですから、結婚した友人の何気ない一言に苦笑したものです。 今でも覚えているのは、友人が子供に私を紹介したときに 「この人はおばさんじゃないよ。まだ結婚していないんだから、お姉さんと呼びなさい」 ……おい。(^−^;
つまりは、キャリア・ウーマンだ、ともてはやされたこともあったけれど、結婚できないことはどこかで心の傷になっているんですよね。 特に、自分の体の衰えを感じ始めると、強く感じ始める。 もちろん、若さや美しさ以外のステータスを身に付ければいいのだろうけれど、どんなに自分が立派であっても寂しさは変わらない。 どんなに自由になったって、人間は生まれてそだって生んで育てて……を繰り返すのが、自然であって、それから外れるのは不安定になるらしい。
でもね。 やはり結婚だけがすべてではない、という気持ちはあります。 私は結婚したけれども、子供はいないし、これからも出来ない。 36歳で結婚した私は、完全な勝ち犬ってわけではない。どちらかといえば、負け犬の苦杯を十分になめてきたタイプだ。 生み出すものもなければ、育てるものもない。勝っているようで負けている。 でも、別に勝ち犬が羨ましいわけでもない。 いいなぁ……とは思うけれど、別に今のままでも構わないから。 逆に子供がいないからこそ、自由にこうして執筆も出来ているし、いろいろなことが出来るんだ。 子供がいる人にしてみたら、私が羨ましいくらいなんじゃないのかなぁ?
それこそ、本当は勝ちでも負けでもない。 でも、この本が面白いなぁ……と感じたのは、勝ち負けがないところに、内心潜んでいるジェラシーに、あえて【勝ち負け】という強烈な言葉で端的に表したところだな。
結局、3分の1しか読んでいないので、今日の感想に書かずに日記に書いてみました。
2005年03月07日(月) |
またまたJR (^0^; |
どうして私はこうもJR運が悪いんでしょう!!! 駅に着いたら張り紙があり、列車に遅れあり……とのこと。 (−−;うーん。 まさか、10度の春の陽気で遅れが出るとは……。 しかし!!! ホームに出てみると、遅れていた快速列車がちょうど着き、なんといつもよりも5分早く目的地に着くことが出来ました。 たまには、こんなこともある……。
それにしても、本当にJRは遅れすぎる。 理由が、大雪・信号の故障・貨物列車の故障・人身事故など。 よくなった点は、アナウンスが明確になったことかな? 理由がわからないで待たされるのと、わかっていて待たされるのとでは、同じ待たされるでもかなり気持ちが違ったりする。 でもやっぱりどうにかならないかなぁ? と思っちゃう。
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気になるニュース。 イタリア人ジャーナリストの狙撃事件。 これって……すごい怖いニュースだと思います。 もしも、アメリカ軍が彼女を暗殺しようとしていたら? なぁんて、スパイ映画のような想像も出来ちゃうわけじゃないですか? もしかしたら、日本人やアメリカ人は、いろいろな情報を自由に得ているように見えるけれど、実は全く操作された情報の上で踊らされているのかも知れません。 どのような絶対の指導者であっても、人々の支持をなくしては政策を維持できません。それは、歴史が証明しています。 おもずと見せたくないことや聞かせたくないことは、調整されてしまう可能性もあるわけです。 そのような疑惑を払拭するためにも、真実を明らかにしてもらいたいですね。
ぎょっとしたこと。 時間があったのでとある本屋のコミックコーナーに入ってみました。 すると、奥の壁面がすべて『アダルト・コミック』なるコーナーで、思わず目のやり場に困ってしまいました。 ティーン・エイジャーの出入りするところに、これはいかがなものでしょうか……と、真面目に悩んでしまいました。 エロ本以上にエロいなぁ……と。じっくり見るほど、直視できなかったのですが、目の大きな童顔の少女が、縄で縛られて股を広げてすべてをあらわにしている図が表紙の本ですよ。しかもずらっと何冊も……。 なんだか、描かれているのは人間ですが、むしられたニワトリか絞められた豚みたいな図です。 あまりおおっぴらにして欲しくないですね。気持ち悪いというか、精神衛生上よくない。 じゃあ見るな! って言うかもしれないけれど、じゃあ、目に付かないところで見てよ! って感じです。 エロが好き! っていう人が嫌だというわけではありません。 でも、人間をいたぶった絵を平然と人前で見ている人に、やはり嫌悪感は抱いてしまいます。 怖いもの見たさ……とかじゃなくて、もう当然だと思っているのかなぁ? などと。(−−;
2005年03月06日(日) |
ファイターズ・オープン戦 |
今日は体調悪く、うーんうーんと寝ていました。 が。 姉から突然の電話です。 なんと、野球のチケットが一枚多く手配してしまい、こないか? というお誘い。 ケチな私は、二つ返事で出かけましたよ。(^−^; ただし、遅刻すること2時間。 もう、新庄もベンチに下がっていました。 しかも、結果も私が来てからの逆転負けということで、なんともいえません。
いつも思うのがビール売りのアルバイトの大変さです。 背中にビールのボンベを背負って 「ビールいかがですかぁーーー?」といいながら、階段を上がったり下がったりする。 本当に仕事が終わったらバテバテだろうなぁ……。 つい、ビールを買ってあげたくなり。(^0^;
でも、もしも私が若者でアルバイトをするならば、ファーストフードよりもこっちがいいなぁ。 運動にもなるし、大声も出せるし。 でも、平行感覚の悪い私のこと、スタンドからコロコロ転げ落ちそう。
本当に私ってJRさんと相性が悪いです。(−−; 今日も駅についてみたら……列車が止まっていました。
本日の理由は、S駅構内人身事故のため。 30分ほど前に起きたため、一番ドタバタしているところでした。 人がぎっしりで改札も通れないよぉ……。
いつも利用している快速はいつ動くかわからないので、また300円払って特急に乗ることにしました。 初めは北斗星に乗ろうとしましたが、こちらは全席寝台のため、途中で降りれないよ、と断られてしまいました。 結局、次に動きそうな列車に乗り、自由席に座って待ちました。 いつもの列車もやっと着いたのですが、すし詰状態で大変そう……。 乗り換えようか、どうしようか? と悩んでいるうちに発車のベル。 もう、これでいいや! 300円払っても。 結局30分遅れで帰っていました。
……と、家に帰ってから、特急券を買い忘れたことに気がつきました。 (^0^;というのも、ぎりぎりまで特急を使うか快速を使うか、うろうろ悩んでいたことと、降りたときもすごい混雑で、改札から押し出されたような格好になり……。 まぁ、元々快速と特急に、到着の時間的な差はなくて、ただ、その時間の列車が特急か快速か? だけの差なんですよね。 おそらく長距離の乗客だけをゆったりと運びたいからなのだろうけれど。 快速の運休でやむなく特急を利用したときも、列車の遅れで特急しかかなかったときも、300円払った私。 今回くらいは、大目に見てもらおう。
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NHKの教育テレビ【日本語なるほど塾】は面白いですね。時々見ています。 http://www.nhk.or.jp/naruhodo/index.html 3月は【うちかて20分でマスターできるわぁ基礎関西語】ということです。 関西人も他の地域の人でも、ちょっと楽しめるのではないでしょうか?
2005年03月02日(水) |
ロード・オブ・ザ・リングの日 |
今日は、旦那が出張なのをいいことに、LOTRを見に行きました。 【“アルティメット”ロード・オブ・ザ・リング】という企画がありまして、なんとスペシャル・エクステンデッド・エディションの一挙上映を、1作目日本封切り記念日にあわせてするということで。 実は、このシアター総勢541人が入れるビッグ・シアターです。 上映時間は10時半から22時50分まで。
……ご飯は? (^−^;
休憩時間が最大で22分しかない。しかも持ち込み不可なのです。 こんな無謀な上映会、誰も見る人なんていないだろう、しかも全然宣伝していない。ネットで見ないとわからないのでは? というくらい。 ところがところが。 蓋を開けてみましたら、若い女の子中心に、おじさん・おばさん・少年も含めて300人くらいはいたようです。 一人の人も多かったけれど、友達と二人が一番多く、次にグループ、カップルは、若干。さすがに11時間も映画を見るよりも、することがある(?)などと、勝手な想像。 食事のことをメールで問い合わせたかどうかはわかりませんが、なぜかカロリーメイトが入り口で配られました。
1作目が終わったとき、立とうと思ったら体が痛くて動けませんでした。 (^0^;どうも最近運動不足なので、動かないと体が痛くなるのですよ。 長時間座っていると、片足が短くなったような感覚になって、上手く歩けないのです。 てなことで、ギコギコ歩きながらも飲み物を買いにいきました。 でもですね……。300人が一気に出てきてトイレと飲み物ですから、案の定並びます。 食事はおにぎりとサンドイッチを作ってきたので、ホールで立ち食いです。
1作目・2作目が長いので、3作目の休憩時間は「いらないや」と思うくらい。とはいえ、やはりトイレには行きました。 私の席は、比較的出入り口に近いところの真ん中だったので、けっこう早めにいけるところ。あまりこちらは並ばずにすみました。
3作目【王の帰還】ですが、DVDで見たときは、映画版のほうがまとまっている……と思っていました。 が、こうやって見てみると、SEE版もよかったです。 どうしても、ここを長くするならば、別なシーンを持ってきて欲しかった……という願望が、先走っちゃうようです。
すべての上映がおわったとき、パチパチパチ……と拍手があがりました。 なんだかうれしかったです。(;;) この映画は、こんなに多くの人々に愛され続けられているんだなぁ……と、再認識させられました。
朝、9時に家を出て帰ってきたのは11時半です。 もう、こんなにはまる映画には出会えることはなく、これでひと段落が着いてしまったんだなぁ……と思うと、少し寂しくなりました。
3月ですが、去年は一度も着なかったアンゴラのロングコートをまだ着ています。それでも寒い。 今日は4度(マイナス)です。しかも日中なのに。(^0^;
朝起きたら、雲ひとつない青空だったので、うー寒そう……と思ってしまいました。 放射冷却現象は、北海道にいる人ならば誰でも知っているだろう、気象現象なのです。 フランス語を習いにJR(今日は遅れなかったよ♪)に乗っているうちに雪。大通りまで20分間吹雪の中を歩いてしまいました。 (ーー; 私って、雪女???
フランス語のあと、英語のレッスン。(^0^; すごい! こう書くと私ってすごい!……カッコだけは。
これで両方とも話せるようになるといいのだけれど、ちょっと厳しい。 たぶん、カンオケの中に入るまで勉強しても無理だろうな。 なぜって、努力が足りないんだよね。私。
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実は。 今日、すごいものを見てしまいました。
駅前の人通りの多い中、突然若い女性の悲鳴が聞こえたのです。 「きゃーーーーーー! やめてーーーー! 誰か! 助けてーーーー!」 ふと前方を見ると、若い女の人が路肩の雪山の中に押し込まれていました。 初めは 「観光客の若い子が興奮して友人とじゃれているのかな?」 と思いましたが、様子がおかしいのです。 ちょうど行く方向だったので、ちらっと様子見すると、スーツ姿の体格のいい男性と、背格好も姿も泉谷しげるそっくりなおじさんが、にらみ合って怒鳴りあっているではありませんか! それが 「テメー○×△◆!」(つまり、聞き取れないほどのすごい汚い日本語) 「何だ!おまえ、○×◆◆!」(やはり、聞き取れない日本語らしい罵声) もう、英語よりもフランス語よりも理解不能で、迫力が怖かったです。 そのうえ、雪山に倒れている女の子は……20代前半だと思われますが、アイシャドー濃すぎ……じゃなくて! 殴られたのか、目の周り真っ青だったんです。いたーーーい!!! ふらふら起き上がって、スーツの男性に向かって 「いいんです、ごめんなさい、ごめんなさい……」 と、泣きながら小さな声で言っているのが聞こえました。 泉谷風の男のほうは、最後にやはりわけのわからない捨て台詞を残して差って行きました。 そのあと、女性はスーツの男性にしきりにお礼を言っていました。
ちょっと、怖かったです。 えーと、このあとは私の空想です。 男の人はスーツ姿。ということは、おそらくとおりすがりではなく、近くのお店の人だと想像できます。 もしくは、近くのお店でご飯を食べていたサラリーマン? なぜって、この寒さの中、コートも着ないで男の人が歩いているのは、考えにくいんですよね。
もしも店の人だとすると……すごい勇気かもしれません。 だって、復讐されるかも知れないじゃないですか? しかも人の面前で、すごい汚い言葉を怒鳴り散らして……。 お店って人気商売だから、こういうことには関わりたくないのではないでしょうか? しかも、揉め事は店内で起きたのかも知れませんが、もう外に出てしまったことだし。 近くが警察署なので、電話するくらいがいいところかな? などと。 実際に、人が何人も通り過ぎたのに、誰も見てみぬふりだったのです。 「正義感あふれることをしてくれて、お店に何かあったらどうするの?」 などと、上司に怒られるかも?(いや、その人が店長さんだったのかも?)
でもね。もしも、誰もが知らん振りだったら、彼女は殺されていたかもしれません。 大げさじゃなくて、本当に。 冬じゃなくて夏だったら、彼女は殴られて車道に飛び出してしまったかも知れないし、倒れただけでもけっこうなケガだろうと思います。雪山がクッションになって、彼女は顔のケガだけですんだんです。 もしも、誰も助ける人がいなかったら……私は、何か助けることをして上げられただろうか? って、考え込んでしまいました。
もしかしたら、その女の子が悪いことをしたのかも知れません。 でもね、抵抗も出来ない自分よりも明らかに力のない者を、そこまで殴ることはないだろうと思うのですよ。 しかも、自分よりも体の大きな男に、がなりあいで互角だったけれど、殴ることはなかったし、わかったのか何なのか、去っていった。 つまり、コイツを殴ったら、自分もやられる……と思ったのか? となると、もしもスーツの男の人が小柄だったら、やはり殴りあいになっていたのか? そうしたら、私はどうしたらいいのだろう?
やっぱり、私は知らないふりして通り過ぎることは出来ないかも……。 いや、あれだけ怖いのを見たら、やはり見なかったことにしちゃうかな?
……そんなことを考えていたら。 20年ほど前のことを思い出しました。
地下鉄のホームのベンチに座っていたんです。 私は大きな荷物を持っていて、それをベンチの横においていました。 地下鉄は混雑した時間ではなく、いったばかりのこともあって、人影はまばらでした。 すると、遠くのほうから中年のおじさんがツカツカと私に歩み寄り。 「最近の若者はどうしてそんなに自分勝手なんだ! 他人のことをなぜ考えないんだ!」 と、いきなり怒鳴りだしたのです。 私は、あっけにとられた……というか、迫力に負けて、硬直しておりました。 「荷物は床に置け! そうやって公共施設を自分ひとりの物にして、恥ずかしいとは思わんのか!!!!」 私は慌てて立ち上がり、そして荷物を持って逃げ出そうとしました。 「何だ! おまえは! 口の利き方もわからんのか! そうやってこそこそ謝りもせずに逃げるのか! 卑怯者めが!」 もう泣き出しそうなときでした。 今度は、別のところから、別の男性がきて 「あんた、さっきから聞いていれば、よくそんないちゃもんつけられるよな、恥ずかしいのはどっちですか!」 と、私のかわりに反論してくれたのです。 「混んでいて座りたい人がいるっていうならわかりますがね、あんたのは完全に嫌がらせじゃないんですか!」 すると、今度はおじさん、その男性に向かって怒鳴り始めました。 いつの間にか、私は忘れ去られ、そのうちやってきた地下鉄に怒鳴りあいながら乗り込んでいきました。 私……呆然と取り残され……。
でもですね。 私はとてもうれしかったのですよ。 ガンガン怒鳴られても、知らんぷりして聞き流せば、おじさんは地下鉄が着たらそれに乗って去っていったかもしれません。 でもでも、私はてんで持たなくてもいい【非常識人間】のレッテルを貼られたままで、呆然と日々を過ごさなければならなかったのかも。 私をかばってくれた人がいたことで、 「私、悪くないもん!」って、思えたのですよ。(^^) 全然お礼もいえなかったことが、今でも心残りです。
……しかし。 困っている人を助けることすら、怖くて出来ない世の中になるとは……水戸黄門はいいなぁ……。 と、脈絡のない文章で終わる。
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