2003年07月31日(木) |
保険は我が身のためならず…… |
生命保険を見直しました。
実は私、生命保険って好きじゃないんです。 どう考えたって、もらう金額より払う金額のほうが多そうです。 老後の保障? 老後って、君たちの会社は存続しているの? ……って不安もあります。 私の年代で、生命保険に加入していない人って、少ないんじゃないでしょうか? たぶん、入社と同時に薦められて加入し、何かあるたびに保証のより良いものに書き換えて、払いまくっていると思います。 この人たちが、老後の保障を受ける、もしくはそろそろ成人病などで、体が弱ってくるした時に、本当に保険屋さんはお金が出せるのでしょうか? そういう事を心配して、私は30半ばまで保険に入っておりませんでした。 ……そして、その予感はこの不景気でちょっぴり当たりつつあります。
んじゃあ、なぜに今、保険? と思われますよね。はい、私も。 実は、30半ばに私は四度の入院と六回の手術を三年間ほどの間に集中的に経験したのです。 自分の保険証だったし、高額医療で戻ってきたので、それほど出費はしませんでした。馬から落ちた時は、乗馬クラブ側の保険で休職して引かれたボーナスの穴埋めも充分なくらいもらえました。 そのとき、友人に「それは保険成金になっただろう」と言われました。 「なってないよ。保険入っていないもん!」 その一言でみんなに怒られ、保険はお守りだから入れ! といわれ、しぶしぶ一番掛け金の少ない設定で入りました。 それでも、月々8000円以上のお守りなんて高すぎるーーー! と思ったわけです。
んじゃあ、なぜに今、見直し? ってお思いでしょう。(^−^; それは、保険は我が身のためならず……ということに気がついたからです。 私に何かあったら、ダンナが困る! っていうのが保険屋さんの言葉。 でもね、何かあるよりはるかに払うほうが大変だよ。10年後は、同じ保障を受けようとしたら、さらに倍の保険料を請求されてしまうのだよ。 と、けちけち根性丸出しの私。 だいたい、保険なんか使わないでいる人の方が圧倒的に多いじゃないか! 怪我や病気、早死しないと損じゃないか!
……が。 私はひとつ、気がついた。 保険は我が身のためならず……。これは一種のボランティアだ。 私が払ったお金は、私のために使われるのではなく、今怪我や病気、死んでしまった人に使われる。 つまり、無駄金ではなく、社会のために役立っているのだ。 (ここで保険屋がもうけていると思えば腹もたつが、これからはそんなゆとりもあまりないだろう) そして私が死ぬときには、今の若い人が払っているお金が使われるのだ。 長く無事に生きたとしたら、それは長くボランティアしていることになる。 そう思ったら、保険に入って長生きするのも悪くはない気がしてきた。 で、保険を見直しました。 ただし……。 「あなたが困るらしいから、あなたが払って!」 といって、ダンナに払わせることにした私って……。(^−^;
最近、昔読んだもののお話とか、挿絵とかの話をしているせいか、人魚姫のお話を思い出してしまいました。 ……っていうのも、小さな頃、本当に本当に嫌いで嫌いでしょうがなかった話だからです。
【フランダースの犬】ならば、ネロが死んだあと、誤解が解けたり絵が認められたりして、評価されるじゃないですか。そして、みんな悲しむじゃないですか。 ところが【人魚姫】ときたら、王子様はお姫様と幸せになって、彼女のことなんか、気持ちすら理解していない。デリカシーもなければ、真実を見抜く力もない。 ひたすら情けない王子です。(−−; ここで真実さえわかっていたら……と思うと、悲しいよりも悔しくて、読んだとたんに封印したような気がします。 同じ悲劇でも、気持ちのいい話じゃなかった……。 子供心に不条理を感じたものです。
ところが……。 大人になってからの【人魚姫】の評価は、ぐーーんとアップ! 世の中にこのようなきれいな話があるなんて! (;;) 我ながらすごい心境の変化だ……。 なぜだかよくわかりません。よくわからないので、時々思い出しては考えてみるのです。
で、私が思ったことは。 大人の恋を知ったから……(きゃー! いっちゃった!)
想像してみてください。 想い人の心臓を突き刺せば、元の何もしらなかった人魚姫に戻れるのです。 彼女は短剣を握りしめ、眠っている王子の元へと行く。 でも……よく考えれば、それって新婚さんの初夜のベッドではないですか。。。 愛し合い、満ち足りた寝顔で寄り添って、別の女と寝ている彼。 想像したら、逆上して一刺しどころかメッタ刺しして海に帰りたいところです。 でも、彼女はその様子を見て、自分にはそんなことができないと悟り、海に散って泡となる。
なぜ、そんなことができたんだろう? 子供の頃は、そこで刺し殺せばいいじゃないか! と、真面目に思ったものです。 でも、今は彼女の悲しい失恋に、涙するばかりです。 ――人魚姫は、初めから恋の勝負に負けていた。 そして、二人の姿を見て、初めてそれに気がついたのではないか? と思うからです。
王子を助けた時、岩場の影で人魚姫は呟きます。 「あなたを助けたのは、私なのに……」 王子は、自分を助けてくれた娘を探して四苦八苦します。救ってくれた娘に恋をしたから。 「あなたを助けた私は、ここにいるのに……」 言葉さえ話せれば……と人魚姫は思います。 それでも何となく王子の心も人魚姫に向きかけた時に、隣国の姫が現われてしまう。 人魚姫の恋は、あえなく失恋。 「助けたのは私なのに、その誤解さえ解ければ……」
でも、それは違いました。 王子は波間で溺れた自分を助けた人魚ではなく、打ち上げられた時に介抱してくれた娘に恋をし、彼女を探していたのですから。 そして、人魚姫は彼女の身代わりにしか過ぎなかったのですから。 たとえ、本当の命の恩人が人魚姫であっても、恋と感謝は別物です。 本当の恩人は人魚姫でも、本当に愛する人は隣国の姫。 すべてを犠牲にして、王子に愛されることだけを望んでいた人魚姫にとって、この事実はとても酷です。
小学生くらいの時期に考える恋愛は。 相手に尽くせば相手に返してもらえるのが当然の恋。 その上、真実の自分さえ知ってもらえば、きっと愛されると思っている。 昔の少女漫画によくあるパターンが、がさつな女の子がスカートをはいたら、もてもてとか、めがねを外したら美少女だったとか。 いわば、努力しなくても、変身さえすれば恋は叶ったものなのです。 大人になれば、それは妄想だとわかります。 スカートをはいただけや、めがねを外しただけでは、恋は叶いっこありません。 ふりむいてもらいたい! という、不断の努力が時々実を結ぶこともあるだけ。 頑張ってもダメな時はダメなんです。
もしも人魚姫が言葉を話せて、王子に告白できたところで……。 一途な王子は何と返事をするのでしょうか? 「あぁ、私を救った人はあなたですか? では、私はあなたを愛します」 というでしょうか? もしかしたら 「命の恩人を救うためなら、私はあなたと結婚しましょう」 というかもしれません。
必死に捜し求めていた人と巡り会い、幸せの絶頂にいる想い人を、人魚姫は殺すことができませんでした。 彼女は見事なまでに、恋に完敗したのです。 最後に彼女ができることは、彼の幸せを壊すことでも復讐でもなく、消えてゆくこと。 あの結末は、そう考えるとあまりにも必然で、あまりにもかわいそう……。
そんなこんなで、今の私には【人魚姫】のお話は美しい物語になっています。 ……でも、このうんちくは、なぜ美しいと感じたのだろう? との疑問から理由を考えたので、明日には違う考えになっているかもしれません。 (^−^; 人間、日々変わってゆくものです。 子供の頃の私の考えも、捨てたものじゃない立派な感想であると同じく……。
立ち読みなどしていましたら、先日書いた『作者か? 読者か?』に似た内容がありました。 その方の持論は、 ジュニア小説には詳しい描写はいれず、読者の空想に任せる。 大人向けの小説は、詳しく描写を入れないとダメ。 なにせ立ち読みだから、ぱらぱらしか読んでいないので、勘違いかも知れませんが。 ジュニア小説では『火が燃えている』で充分なところ、大人向けでは『どのように燃えているのか? 炎は何色か?』をこと細かく描写しなければならないそうです。 というもの、若者は空想力豊かで大人は空想力枯渇だから……だそうで。 逆に、大人は色々な知識を身につけてしまうので、『火が燃えている』だけなら、選ぶべきイメージを持ちすぎている……というわけです。 そういわれてみれば、そんな気がしてきた。 でもなぁ……。 私は単に、文章読みなれ……って気がするぞ。 どんなに大人になっても、さくさく読めるほうが気楽なことは気楽だ。 多少物足りなさを感じることもあるけれど。 逆に中学生、高校生くらいになったら、不勉強な大人より文章読んでいたりする。 大人がジュニア小説を面白く思わないのは『火が燃えている』という簡潔さに物足りないよりも、空想力が乏しくなったというよりも……。 単に「箸が転げても面白い」という感覚がなくなったからではないかな? ちなみに私、箸が転げても笑いませんが、ダンナが箸を転がしたら笑います。
2003年07月27日(日) |
ポロシャツは2枚重ねる |
私、本業は「デパートの販売員」なのです。(^−^; しかも、昨年から婦人服を担当しております。 しかも……私、年齢に似合わず、ピラピラ・花花・キュートなデザインが好きなのに、なぜか担当が「トラッド」
ポロシャツとか、オックスフォードシャツとか、着たことないよ。しかも、ジーズ以外のパンツもはいたことないよ。 なのに、いいでしょうか? と、思っていたけれど、意外とトラッドにもピラピラはあるもので、ラッキー。(^−^; ラグジュアリーなファッションを堪能しておりました。
が……。 やはり、看板商品のポロシャツをもっと売ろうよ! ということになり、みんなで着ることになりました。 えーーー! ポロシャツなんて着たことないし、だいたい、今、昔ほど流行っていないじゃん。 たしかに、猫も杓子もポロシャツ着れば、皆おしゃれ……っていうか、ふつうだった時代もありましたが。
で……。 やはり新しい提案をしよう! ということになり、出てきたのが、 「ポロシャツを2枚重ねて着る」でした。(^0^; えー! そんなぁ。着ている人見たことないよ。ヘン、ヘン! とわめきましたが……着てみると。(・・? あ、あれ? 似合うじゃん。私。
ちょいとちょいと。 これって、とてもキュートでかわいいじゃん! (^0^) あー、もう自画自賛。こんな組み合わせもこんなのもいいじゃない? なんて、結局4枚もポロシャツを買う羽目になりました。
真面目にしゃれています。(^−^; 騙されたと思って、お試しあれ!
とあるところで盛り上がって、そう思っているのは私だけではない! と思う話題。 【素材屋さんの怪】(^−^;
実は私、あまり素材屋さんを利用していません。 人様のものを使うなんて(;;)申し訳ない! っていう気持ちがサイト作り立てのころからあったことと、ページつくりに凝るほうじゃないないので、面倒だということと……。 ところが、最近テカテカするものがほしくなって、素材屋さんを巡りました。 お友達のサイトのリンク先やら、他にも色々さがしまして……。
検索サイトの上位にランクしている素材屋さんなら、いっぱい素材があって、しかも親切に違いないと思い、素材屋さんのリンクから、検索サイトに飛び、そこから上位の素材屋さんに飛びました。 そこまでは良かったのです。それから先が怪奇な世界でした。
たくさんあるコンテンツらしきボタンを押すと、素材集に飛べるのかと思ったら……。 【投票しました】との文字とともに、検索サイトへ逆戻り。(・・? あれあれ、間違ってしまったワイ。と思い、再びサイトへ飛んで、別のボタンを押すと……。 【投票しました】と、再び別の検索サイトへ……。 結局は、そこのサイトさんの素材集が見つからずに、ただ、5票ほど色々な検索サイトに投票して戻ってきてしまいました。
これぞ、キツネかタヌキに騙されたような気分。まさに怪奇な現象。 そして、意外にもそんな不思議な素材屋さんって、多数あるようなんですね。 うーん。。。そんな投票に何か意味があるのでしょうか? (^−^; まぁ、故意でなかったとしても、そのような人様にわかりにくいサインしか作れないような素材屋さんの素材など、使う気はおきませんよね。
いい素材を見つけたいなら、検索や人気投票に頼ることなく、自分好みでセンスのよいお友達のサイトへ行って、リンク集から飛ぶのが一番。 ……でも、これって小説にもいえるかも? 人気ある作品が、必ずしも自分好みだとは限らないですよね。 やはり自分好みの作品を書く人の所へいって、推薦文を読んで飛ぶのが一番かも?
2003年07月25日(金) |
私は呑気・もしくは逃げ道 |
下腹部が重いんです。で、女の子が重いんです。で…… 今日のお休みこそ、婦人科にいこうと決めていたのです。 はぁ……。
本当に死にそうにならないと、病院って行く気になりませんよね。 何となく調子が悪い程度なら、医者も「ふふん?」って感じだし。 話をしているうちに、自分もどこが悪かったのか、わからなくなってしまう。 なのに。 「まぁ、とりあえず薬を出しておきますから」 おいおい……(−−;
で、何となく婦人科が悪そう……じゃ、病院に行く気になれないわけ。 でも、重たい病だったら困りますしねぇ。今日こそ! ところが、服を着て化粧して、さあいざ家を出ようとしたら。 保険証がないわけなんですよ。(・0・? おかしいなぁ? と探しているうちに、こんな時間になり、これは「少しはモノを整理整頓せい!」という神のお告げだと勝手に判断。 病院はいくのや―めた!
ちなみにですね。殿方はわからないかもしれないけれど、婦人科って結構高いんですよ。検査料……。保険利いていないのかな? 一度の検診で、3、4千円はざら。万単位で請求されて、次回に持ち越したことも。
かくして、今日のお休みもネットに出没。 掃除は? はい、現在進行形です。(^−^;
2003年07月24日(木) |
【執筆ネタ】信じて! 神様(・・? |
25日に別ネタ書いてしまったので……本当は25日のことです。
えっと…… 私の連載に【信じて神様・疑って悪魔】という作品があります。 ファンタジー作品が多い中、これは現代モノでファンタジー色のまったくない恋愛モノなわけです。 30代直前未婚の働く女性を主人公にして、結婚したいのに結婚できそうにない女の気持ちをツラツラ描いた作品です。 モチーフが、友人の恋愛話や私の経験、創作、体験談入り乱れていて、友人に 「これって、もしかしてあの人?」などといわれることが多くなり……。
その人を多少参考にしていても、別な人のエピソードを組み込んでいたり、まったくの創作であったり……で、最終的には似ても似つかぬ人物なんです。 が、そう思う人がいると、似ていると思われる人に迷惑がかかってしまうかも? ……ってことで、長らく連載を中断しておりました。 ちなみに、私は【私】にかなり近い設定です。でも、これを私の現実だと思って読まれると、ちょいと違う。(私は白井野ほどいい女ではない^^;) でも、きっと私のことを知っている人は、私を白井野麻衣だと思うにちがいない。 それは、ちょいと困る。
たしかにねぇ。 私は晩婚で、結婚するまでの切ない気持ちを描きたい! っていうのが、この作品を書きはじめた理由なんですよ。 そして「私は結婚できない」と思い込んでいる女性に、夢を与える作品にしたいと思っているんです。(だって、私は嫁にいけて幸せだもん) だから、知人に「私は私」って思われてもやむなしかもしれないです。
そんなこんなで連載を中断していたのだけど、我が「掘立て小屋」も、私の顔見知りよりも、ネットで知り合った人がより多く見るようになって「私のプライベート」から外れた感覚で読める人が増えたのでは? という見解から、連載を再開しました。 どちらかというと、一気読みよりも少しずつ……のほうが読みやすい作品かな? ということと、『、』を『,』で書いていた……ということと、引越しが中途半端でホームに戻れないなどの問題があったので、公開部分をいったん非公開にして、連載しなおしています。 マイナス更新とは、そういう意味です。
今、多くの人に読んでもらいたいと、ガンガン宣伝しています。(^^) その甲斐あってか、『一言伝言版』が効いているのか、本日更新後のアクセスが多いです。 実は【姫様御殿】トップページよりもはるかに多く、トップページへのご来店も【信じて……】からのお客様が多いです。 いやはや、驚き! (@0@; 今日しばらくはそうなのかな? でも、読まれているのかは、謎です。(^^;
――運命の神様に巡りあえず、悪魔のような男に泣かされる――
タイトルを盛り込んだ、このコメントがきいたのかねぇ……?
2003年07月21日(月) |
【執筆ネタ】こころことのは |
ひらがなで書くと少しまぬけているところがいいなぁ……と思い、番外編のタイトルにしました。 長々と、先日書いた「読者か? 作者か?」の続きを書くつもりだったのですが、思い浮かんだ番外編のアイデアを一気に放出してしまうと、何が書きたかったのかを忘れてしまいました。 おそらくたいしたことではなかったのか、作品の中に包括させてしまったか……。
私が悩んでいるのは、どれくらい書くか? ということ。 たぶん、物語はどれくらいこと細かく描写し、書き込めるか? よりも、どれぐらい共感を呼び込めるか? にかかっているのかもしれません。 そのあたりに悩んで苦しんでいると思います。自分。 まだ充分に表現できない人にありがちな手法は、ひたすら行間あけ。ひたすら改行。ひたすら擬音。 私の文章は、初めは行間あまりなし。次にひたすら改行。それから、最近の作品は、また改行が減ってきました。句点も以前に比べて、あまり打たなくなってきました。 流れが悪くなるような気がするから。
話脱線ですが。 コミカルでライトな冒険物を書いている人で、ひたすら行間、ひたすら改行の人がいますけれど、読ませたいと思うなら逆かもしれません。 笑いにはテンポが大切。一気にリズムよく書くほうがいいと思う。 ぶつり、ぶつり……では、笑えない。 我がダンナがトイレで読んでいる椎名誠の文章は、面白い。 ウルトラ長文で句点も少ない。しかし、リズムがあるというか……すらすら読めて引き込まれるんだよな。 椎名誠はファンタジーじゃないだろう? というつっこみはよしてね。(^^;
ネットで作品を書く人は、たとえば音楽を組み合わせて表現したり、ページの作り方に凝ったりして、ネットならではの表現を考えている人もいる。 でも、私はダメだ。 活字音痴だと思っていたけれど、活字以外音痴でもあるらしく、物語に集中できない余計なものは、一切いらない。 音や映像がほしかったら、映画を見にいきます。たぶん、文章という伝え方を選んでいるのは、やはり自分で世界を構築したいからなんだろう。 ところが挿絵程度は許せたりして。(^−^; かえって、ほっとしたりする。 でも、イメージと違うとガックリ……。 恐ろしいことに、イラストのイメージは文章よりも強く伝わるので、一番最初に見たものがすりこまれてしまう。
文章を味わうのには、縦書きテキストが一番好きだ……。 凝らない見慣れたものが一番いい。 ……っていうのは、読者としての私の話。 作家としての私は、どうすればいいんだろねぇ……。
2003年07月18日(金) |
【執筆ネタ】物語を作るのは作者か? 読者か? |
最近、かなりネットの作品を読み込んだかもしれません。(^−^; それも書評づいたからかも知れませんが……。 で、ちょいと自分でも書評に書いて気になったことがあります。
物語を作るのは、作者か? それとも読者か? ……ってことです。
えーーーー! そんなの作者に決まっているジャン! とか、言われちゃいそうですが、映画などと違って映像がともなわない小説にあっては、読者の読解力とか想像力とかが、かなりものいうと思うのです。 つまり、一つの作品を作品たらしめるのは、読者の力が必要ということ。 これって、読解力ある読者が大切ってことではありません。(^−^;
「世界は魔物があふれかえり、今滅亡の時を迎えつつある。人々は祈った。英雄を待ち望んだ」 これじゃ何にもわかんないよーーー! なのだけど、これだけあればゲームが好きな人は、頭に映像を浮かべることができるのです。 そして、英雄は必ずチームを組んでいて、回復魔法と攻撃魔法が使える魔術師が必要なんです。 そんなことは説明しなくてもわかるので、登場人物たちは勝手にジョークをまくし立てながら旅をすればいい。
……と思えば 「いつ、どこで、誰が……その人はどのようないでたちで、身長・体重はいくらで……。つまり何も状況が伝わってきません」 などと思う人もいる。彼女はバラを手折った……。ならば、そのバラの色は? バラの大きさは? バラの香りは? などと事細か。 大きな建物があり……その大きさは? その色は? 窓は? 扉は? ……。
うーん。両方ともあまり好きじゃないや。 前者は、あまりにも既存のものに頼りすぎていて魅力がない気がする。 後者は、あまりに話の筋に関係ないものまで教えてくれすぎて疲れる。 特に後者は作品を書く人が、別の人に望むことが多い気がするんですよ。 でも、どうなんでしょうか? 時に読者の想像の余地を残すことも大事な気もするんですよね。 どれだけ詳しく描写をするかが大切なのではなくて、どれだけ読者のイメージをそそるかが大切な気がして、時に読者の力を頼っても良いのではないのかな? などと甘えたことを考えてしまいます。 バラを手折った時に、色や香や大きさや……がないと、イメージがつかめないとしたら、それはあまりにもバラを知らなさすぎる読者じゃないだろうか? 彼女がカルメンのような情熱的な女なら、きっとバラは大輪の赤で、深窓の姫君ならば、白く可憐で薫り高く、その上彼女の指をかすかに傷つける意地悪な花かもしれない。 そんなイメージを裏切らない描写ならば、さらりと過ごしてもいいんじゃないかな。
物語は作者を離れて読者に渡ったときに、さらに大きな物語に成長しているのではないだろうかと……。 だって、二人分の想像力が働くわけですから。
2003年07月13日(日) |
【執筆ネタ】公開するのが怖い |
【一角の森】は、いよいよ山場を迎えつつあるところまで書き終えましたが……。 実は、アップするのが怖い。(−−;
いやーーーな予感がします。人を傷つけてしまいそうな予感。 それって【漆黒のジュエル】の初稿をあげたときに感じ似ているんです。 自分ではとても書けていると思うのですが、何かが足りていないんです。 ちょいと甘い展開か? それはあんまりではないか? などと。 何度も読み返しては、自分ではすんなり……なんですが、きっとがっかりされるに違いないと、自分のどこかが警笛をならしているんですよね。
人を傷つけてしまうかもしれない予感。 実は【陽が沈む時】連載中の時もそうだったのです。 あれは悲劇で、ほとんど書き上げてからのアップだったのですが、きっとハッピーエンドに違いない……と、期待していた人がいたと思うのです。 いえ、実際に感想をくれた人には「このラスト、申し訳なさ過ぎ……」と思って心苦しかったこともあります。 (麻国さん、ごめんよ。でも、一番この作品が好きといってくれてうれしかった)
ただ、アップするのが怖い……と思ったのは、今回の【一角の森】が初めてかも? あううぅ……。みんな、私を軽蔑しないでね。
***
そういえば……。 【一角の森】で検索すると、結構出てくる出てくる……。 ゲームやら(【一角の森】は、そのまま一角獣の出る森らしい)何とかの一角の森は何とかで……みたいな。 そういえば、そういう意味でも一角って使うよな。(^^; 私のいう一角は、一角族のことなんだけど……。【グリンティアの森】のほうが、タイトルとしては良かったかな? でも、範囲が縮んじゃうしなぁ……ブツブツ。。。(独り言)
2003年07月11日(金) |
【執筆ネタ】抜けない棘 |
そのままアルヴィの抜けない棘であってほしい・・・。
……美しい。(;;) ……美しすぎるコメント。(;;) ……こんなに短くて、これほど心にしみる切ない感想があっただろうか?
実は【エーデムリング・キャラクターズ】という人気投票をしているのですが、(奥まっているので知る人ぞ知る?)そこに寄せられたコメントです。 今となっては、【キャラクター質問攻め】の順番を決める指標という感じでとっているのですが、作者としては、票が入るとうれしいじゃないですか。しょっちゅう見ております。
****以下は【陽が沈む時】ネタばれを含みます。
好きなキャラクター=セルディ 「そのままアルヴィの抜けない棘であってほしい・・・。」
何度見ても、ため息。 本当にその通りですよね……。(;;) 【陽が沈む時】は、悲劇であり、しかし、前向きな話でもあります。 でも、すごい犠牲を払う話でもあるわけです。 作者としても 「なぜこんな道を選ばなければならなくなったのだろう?」 と、ついつい逃げ道を考えたくなってしまう……(^^; 今度書いたら別のラストにしてしまいそうだ。
この作品が悲劇なのは、死もそうなのですが、生もそうなところ。 アルヴィは、素直で自分に正直に生きてきていてそれでいて人気者でした。 無垢な人物なんですよね。セルディに比べて……。 そんな彼が、冷酷な征服者・為政者となって生きていかなければならない、二度と消えない罪を背負っていかなければならないところにもあるのです。 そしてさらに罪の上塗り……。 【漆黒のジュエル】にもあるように、アルヴィのその後は、けして幸せとはいえない。 彼は勝ったけれど、勝者ではなかったと思うのです。 セルディの死は、そのままアルヴィの「無垢な心」の死でもあり……。
はぁ、ダメだ。 作者、何を語っている? って感じになってきたのでもうやめよう。 (^0^; このコメント読んで、ああそうだったの? などと思わないでくださいね。 もうすでに、作者も読者気分。 何を書きたかったのか、半分テーマを忘れていますから。(マジか?)
久しぶりにゆっくり……休もう! と思っていたのですが。 本当にゆっくり休んでしまいました。(^0^;
まず、寝たのが4時でしょ? おきて10時でしょ? 小説書き始めて……眠気をもよおして寝たのが1時でしょ? 熟睡してしまい、驚いて起きたのが3時でしょ? また書き始めたけれど、眠くなり……寝てしまったのが、5時でしょ? そして起きたのが7時でしょ? ごはん作らなきゃ……(^−^;
もうPCに向かっていたら、目が疲れているせいか、とにかく眠いんですよ。
思えば21世紀に入ってから、小説を書き始めたのだけど、こんなに続くとは思わなかった。 【エーデムリング物語】を書き終えたときに、やったーもう書きたいものはないや! と、本気で思ったのにねぇ……。
【姫様御殿】アンケートの結果です。 今回のアンケートには、11名の方が答えてくださいました。 ありがとうございます。
11名中8名までが、読み書き両刀でした。 2名の方が、読み専門。 私の中では、読み書き両刀100%かな? という推測があったので、2名の方が読むために来てくださっている……という事実に感動いたしました。 もちろん両刀の人もそうでしょうが、書いている人は比較的「読んだよー」のシグナルをくれることが多いように思います。 おそらく、自分が感想をもらえるとうれしいことを知っているので、何らかの意思表示をしてくださるのですね。 でも、読み専門の人の中には、書くことが苦手の人もいるし、人見知りをする人もいるのかもしれません。 全然、アクションがもらえなくても、どこかで楽しみにしていてくれている人がいるんだーーー。。。(;;)だけで、私はもう満足です。
好きな分野ですが、全員揃ってファンタジー。 外す人はいませんでした。(^−^; 一時期、現代短編ばかりを更新していたときだったら、外す人もいたかも知れませんね? もとよりこのようなアンケートに答えてくれる人種がファンタジー体質なのかも? 恋愛物・5、エッセイ・4(そういえば、今引っ込めているじゃないか) 日記・3、イラスト・4、書評・映画評など・2 おかしかったのは、冗談で入れた「ただお友達になりたくて」が4人いたことです。 (^^; 私って愛されているのかしら? 今後とも、ファンタジー路線は、私の中心路線ですね。
気になる「一番好きな作品」ですが……皆さんは何だと思います? わざと1作品しか選べないようにしたのですが。 何と!【エーデムリング物語】3、【漆黒のジュエル】3、【陽が沈む時】2、 そして、今は未公開の二次創作作品【狩人の時節】3……以上4作で票を分け合いました。 【狩人の時節】には驚きました。(^−^; 指輪ファン以外の1票もありまして。 私の作品の中では最新完結作なので、うれしい限りですね。
しかし、【エーデム・シリーズ】からベストを選べというのは酷だ……という意見が多かったです。 小作品では、番外編競作にも乗せたせいか【黄昏】が好き……という意見も二つ、コメントとしてありました。
全体を通して思ったことは……。
その1 私を応援してくれる声なき人がきっといる……(;;) その2 【エーデム・シリーズ】は、どうやら途中から読んでも、大丈夫らしい。もしくは通して読んでくれる人がいる。もしくは1だけで息切れはしていない。 その3 【エーデム・シリーズ】本編を、早く書いたほうがいいのかな?
****
その3は、今のままでは来年とかから手をつけよう……と思っていたのですが、気が変わりつつあります。 というのも、もしかしたら来年の春から、一時的にサイトを休業するかも知れないのです。しなくてもすむようにしたいとは思っているのですが。 連載を仕上げるのも大切ですが、休業前に華々しい作品を出したい! って気持ちもあります。 エーデムリング3の3は、比較的元気な作品になる予定なので、2を飛ばして書いちゃおうかな? などと思っています。 それでも話が通じるところが怖いですね。(^0^;
2はですね……エーデム王族のネチネチ話なので、今はあまり書きたい気分じゃないんですね。3は【漆黒のジュエル】のその後なので、読むほうも期待している話かも知れません。
実は、今まで我が家には、1日平均50人くらいのお客様がきてくれていたのですが。 6月24日以降、しばらくの間爆発的にカウンターが回り始め、このペースだと8月頭ぐらいかなぁ……と思っていた5万ヒットをあっけなく記録してしまいました。 ありがたや、ありがたや……。 我が家のカウンターは、リロードするとなんぼでも進んでしまうので、本当はもっと来客数は少ないはずなのです。(^0^;
ホクホク喜んでいたら、アソビにいったあちらこちらで、カウンター倍増! の声を聞き、びっくり。(@@; 我が家だけではなく、かなりネット小説世界が活性化しているんでしょうか? 数人のサンプルではなんともいえませんが。 我が家の場合、原因は『番外編競作・その花の名前は』に、三作も作品を出したことが大きいようです。 あと、素晴らしいコメントをつけてくださったオンライン作家さんのリンクから、更新情報を拾ってくださるサイトさんから、掲示板の書き込みから……なども多かったようです。
皆様の協力と宣伝活動が実を結び……ともいえますが、それにしても不思議。 まきえを撒いてもさかなが寄り付かない釣り場に、いきなり入れ食い状態ですよ。これは、何か別の要因があるに違いない。
といっているうちに、ブームは去っていつものペースに落ち着いてきました。 何があったのかはわかりませんが、何が原因でも誰かが訪ねてきたことには違いありません。ありがたい事です。 何となく、カウンターが回ると更新も早かったような……。(^0^;
****
アンケートに答えてくださった皆様、ありがとうございます。 結果発表は少々お待ちくださいませ!
最近、本当に夕焼けよりも朝焼けをみるほうが多くなっています。(^−^; というのも、私のPCルームは東向きで、隣のマンションに視界を阻まれているものの、田舎で何もないので、空が広いんです。
いつもは空が薄明してきたなぁ……と思うと、少し赤いなぁ…くらいなのですが、今朝は本当に真っ赤で、まさに血を吹いたような空でした。それも、空全体が……です。 美しい……。真面目にそう思いました。 何だか、不安な残酷そうな色に見えたのですけれど。 空は薄雲だったのでしょう。でも、東の夕張の山々のあたりはきれいに晴れ渡っていて、ふだんは見えない山際がくっきり黒く浮かび上がっていました。 徐々に、山のあたりから空の闇を払いのけるように、赤い紋様が広がってゆくのを、PCを打ちながらみていました。 やがて、山の向こうに黄色い光が浮かんできたので、しまった! 夜が明ける! などと、妖魔の気持ちになって、あわてて寝ました。
「朝焼けがすごく赤かった」 と、ダンナに話すと、また夜更かしかい? とあきれながらも 「また、どこかの国で山火事でもあったのかも知れないね」 と、言いました。 昔の陰陽師とか星占い師とかって、きっとこのような現象と現実の出来事を関連付けて研究した人たちなんだろうな……。などと思います。 幻想的なことをまったく信じないダンナですが、理系頭脳を持たない私には、物理的な言葉すら、幻想的でロマンティック。 (*^^*)
2003年07月04日(金) |
批評を甘んじて受ける |
『二つの塔』吹替え版のファラミアの台詞。 「甘んじてうけよう」 きゃーーーー!(^^)す、素敵! 私も何でも甘んじて受けますわーーーー!!! (*^0^*) なんて、バカなことを言っている場合ではない。
作品の批評を「甘んじて受ける」のは、結構難しいです。 『インターネット創作作家協会』のワークショップに、甘っちょろい考えで参加したのはいいのですが、ズタボロもいいところです。(^−^; でも、だいたいは『小説の主張』で受けた書評にも準ずる内容だったので、自分ではわからない欠点の指摘といえるでしょう。 さらに書き直すことが前提にあるワークショップなので、情けないけれど自己解説までしてみたところ、かなり踏み込んだアドバイスがいただけました。 とても得るものがありました。
……と、書くと 「まー! わたなべさんって、冷静なのね」 などと思う方もいるでしょう。はい、冷静です。冷静なつもりでした。 ところが……。 実は、私、批評を読みながら、震えていたことに気がつきました。 マウスを持った手がガタガタ揺れて、キーボードにぶつかって音を立てていました。 それで、初めて自分がすごーーく動揺していることに気がつきました。 怖かったんです。 自分のすべてが否定され、貶められていくような気がして……。
「さらにいい作品が書きたいから、厳しい批評がほしい」 と言っている人たちの中で、いったい何人が、傷つくこともなく、甘んじて受けられるんだろう? などと考えてしまいます。 少なくても、私は処刑ですら甘んじて受けるようなファラミアの心境ではなく、 「でも……怖いんです」というフロドの心境かも知れません。
作品を読むことは、どこか人付き合いに似ている気がします。 誰も仲良くなりたい人に向かって、 「はっきりいって、あなたはブスだよね。口でかいし!」 とは言わない。せいぜい 「口紅の色、ベージュ系のほうが似合いそうね」 などと言う。 だから、仲良くなった人同士はどうしても厳しい批評にはならないし、弱点にはおたがい片目をつぶって見えなくする。 そうなると、不思議なことに、知らないところでなぜか厳しい批評を求めたくなるのでしょうね。
感想・批評を読むと、自分のことを暴かれるだけではなく、その人となりも見えてきます。 作品を熟読して意見を言う人、嫌いでかたづける人、読みもしないで文句を言う人、読んでいないのに誉める人。様々です。 すごい読解力がある人もいれば、とんちんかんな人もいる。 ただひたすら、あらさがしをする人もいれば、ひたすらいいところしかみない人もいる。 ……なんだか、その人となりを見るのも怖いです。
それでも私は、もっと表現する手立てがほしい。 多くの人に作品を読んでもらいたいし、読んでもらったからには、めぐり合えてよかった! といってもらいたい。 貴重な時間を割いて読み、考え、批評を書くことは大変な作業。 お願いしてもなかなか引き受けてもらえないものです。 その人の労力の中に、自分のプラスになるものを探すのも大切なことだと思います。 震えが止まらなくても……甘んじて受けよう。
でも、それは人の場合。ひとでなしの意見は無視です。(^^;
先日、商品をたたんでいたら…… 「試着させてください」とのお声。ふりむいたら、男の人だったので、 「? こちらはレディスになっておりますが……」 と、恐る恐る言った。ら……。 「はい、私、性転換しているんです」 と、言われてしまった。(@@;
その人は楽しそうに、自分の女装(?)写真や、男性だった頃の写真、名前の違う3枚の名刺まで差し出し、その一枚をくれた。 なんと……私のペンネームと一文字違い。(^−^; 他人の気がしない。 もちろん、男のものをとったし、胸や顔の輪郭までも、手術したらしい。 パスポート(まで見せる?)の写真は、明らかに女性だった。 3枚の名刺は 「男と女とその中間……。中間になっちゃう時があるのよ」 少し寂しげに笑う。 いくら女になりたくても、どうしても体は男に戻ろうとするのだろう。 眉毛の濃い四角顔だった男性の写真に比べて、今のその人は肌が白く、すべすべした感じだ。でも、うっすらと白い髭が生えている。 けして健康そうには見えず、鞄の手帳の隙間からおびただしい数の診察券が顔を出している。 「なかなか病院も親身に見てくれるとことがないのよ」 たぶん、婦人科では、病院側にその気があっても他の患者がひいてしまい、診察拒否だろうなぁ……。
実は、私はまだ連載していないが【アクアポリタム】という新作を持っている。 主人公は、セラという豊かな金髪と青い瞳を持った少年……か少女だ。 少年か少女……というのは、性別を決めかねているわけではなく、性別がないということなのだ。 そこで、男でも女でもない……っていう感覚は、どのようなものなのだろう? などと考えていたところだった。 医学的な正確な資料を集めて研究するつもりはない。 っていうのも、面倒だから。っていうのと、自由な設定が破綻すると困るから。 しかし、感覚はリアルに書きたい。男でもなく、女でもなければ、どのような思いを日々持ち、性的な刺激にはどのように感じるのか? などと……。 お客様との会話は、ある意味楽しかった。
孤独を感じた。 時々、孤独な人は買い物をしないでお話ばかりをする場合がある。 時に買ってくれたりもするが、お話したいのが主流だったり……。 この人もそうなのかな? 「今度は女でこようかしら?」 長々話して、セールの下見だったらしく、彼(彼女?)は何も買わないで帰ってしまった。 はたして明日……。セール初日。 ただの孤独埋め合わせならば、女性が押し合いへし合いしている中に、わざわざ顔を出さないだろう。服がほしければくるだろう。 彼はくるのだろうか? わからん。
2003年07月01日(火) |
とある夫婦の夜の生活。 |
私は、ネットは完全夜。 休みの日は、ほとんど小説を書いているが、普段は12時からが始動となる。 小説を書くようになってから、睡眠時間は激減した。 最近は、明るくなってから寝るのが常。 まぁ、仕事が比較的出勤時間が遅いので、助かっている。
でも、ダンナはそうもいかない。 1時頃には寝ているので、一緒に暮らしていながら、夫婦の会話が欠如している。 朝晩の数時間だけが、二人の時間……というわけで、忙しいのでほとんど話さない。
それじゃあいけないと思い、先日、ダンナと同時に寝ることにした。 耐えがたきを耐え、ネットを早めに打ち切って、ダンナの意識があるうちにベッドへ。 が……。(−−; もうすでに、自分のライフスタイルを確立しているダンナには、甘えたい妻は邪魔な存在だったらしい。 やっと手に入れた【レンズマン・シリーズ】を読みながら寝るのが、彼にとっては至福の時だったのだ。 でも、ここで邪険にしては浮気だと思われる……と、感じたダンナ。 「一緒に本読むか?」とかなんとか言って、私に朗読させ始めたのだ。 はじめはぶーぶー言っていた私だが、なんていったって、愛するダンナ様には弱い。しぶしぶ読み始めましたよ。
ネットを耐えてまでして、なぜ、本の朗読をしなければいけないのか? それは、とっても謎だったけれど、私は愛(*^^*)だと思って読みましたですよ。 ところが!!! (@@; 語彙力のない私に難題がふりかかる……。 【読めない漢字】これだ。でっち上げようとしても思い浮かばない。私、ピンチ。 そうそうにあきらめ、ダンナにヘルプした。 でも、これが教えてくれない。うんともすんとも言ってくれないのだ。 まぁ、ダンナには語彙力のなさ、漢字読解力のなさは、痛いほど指摘されているからいいのだけれど、意地悪だなぁ……と思ってしまった。
が、それは私の誤解だった。 ダンナはすでに寝ていたのだ。(・0・; 人に本を読ませておいて……。 コミニケーションを求める妻をほっぽって……。 これでいいのか? いいはずない! もちろん、蹴っ飛ばして起こしました。(^−^;
夫婦愛って、やはりさめていくものなのですね? (;;)(;;)(;;) 私、愛されておりません。
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