「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー

2006年10月30日(月) 2006年 二本松の菊人形

2006年10月30日
第52回新二本松市誕生記念
二本松の菊人形
会期:2006年10月1日〜11月23日
会場:福島県立霞ヶ城公園
を鑑賞。

大輪の菊、千輪咲を中心に
数々の菊の花々を鑑賞。

第1会場では
大河ドラマ功名が辻
第2会場では
日本昔ばなし
第3会場では
智恵子抄〜ほんとの空がある
の展示。

お目当ては
第3会場の
智恵子抄
(智恵子生誕120年、光太郎没後50年記念上演)

純愛に生きた
高村光太郎・智恵子の生涯を
菊人形歌舞伎13段返しで再現

ちょっとちゃちでした。

大輪の菊たちも
すごいでしゅが
これでもかこれでもかと
肥大、巨大化した
菊の花にいささか食傷気味。

徹底的に人工的に育てられ
観賞用に作られた菊よりも
安達太良山麓に
ひっそりと咲いていた
可憐なコスモスのほうが
L.A.S.Ponderの
琴線を震わせるのでした。

高村光太郎の
智恵子抄
俄然
再読したくなってきました。



2006年10月29日(日) 2006年 霊山太鼓

2006年10月29日
霊山(りょうぜん)太鼓
会場:福島県二本松市岳温泉
湯陽の郷(ゆひのさと)「あずま館」大宴会場

以前6年近く関わってきた
救急救命東京研修所
第10期生Aクラス
卒後10周年記念大会に参加。

宴会のアトラクションで
伊達市(旧霊山町)の
霊山太鼓を聴く。
30分にも満たない
アトラクションでしたが
そのすばらしいリズムに
圧倒され思わず
熱くなる。

大太鼓、小太鼓、横笛、鉦の
7人ほどの小編成にもかかわらず
勇壮でハイテンポの太鼓が
小気味良いでしゅ。

大太鼓の撥が
太く短いのが
特徴的だとか。

いやあすばらしい伝統芸能でした。
すばらしいアトラクションを
用意してくれた
地元福島県の幹事に感謝。



2006年10月28日(土) 1991年 ザルツブルク音楽祭 魔笛

大学の図書館に
奇跡的にただひとつオペラの
ビデオテープがありました。
視聴覚資料担当者が
気まぐれで
NHKの放送を録画したものでしょう。
良くぞこのようなビデオテープが
残っていたものでしゅ。

1991年
ザルツブルク音楽祭
モーツァルト作曲
歌劇「魔笛」

配役
タミーノ:デオン・フォン・デアー・バルト
パミーナ:ルース・ツィーリク
ザラストロ:ルネ・パーペ
ほか
指揮:ゲオルク・ショルティ
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
演出:ヨハネス・シャーフ
ザルツブルク祝祭劇場大ホール
製作:オーストリア放送協会・NHK

しかし190分は長いでしゅ。
ショルティの音楽は
オーソドックで
取り立てていうことはありません。

舞台衣装は今ひとつでしゅね
もっとど派手な衣装を期待したいでしゅ。

舞台装置はなかなか立派なものでしゅが
それほどすごいとは感じられません。

独唱陣もすばらしいでしゅが
30数人を超える
ウィーン国立歌劇場合唱団の
合唱が出色でしゅ。
合唱が歌劇を締めているのが
うれしいでしゅ。

魔笛
何回観ても飽きないでしゅ。
筋書きの矛盾点
よく指摘されましゅが
音楽が
それを補ってあまりありましゅ。

ほかの魔笛も
観てみたいでしゅ。



2006年10月26日(木) DVD 琉球の風 

かねてブックオフで
購入しておいた
DVD 琉球の風 夏川りみ
を鑑賞。

沖縄本島、竹富島など
沖縄の風景を
堪能。

もちろん夏川りみの歌も。
一番好きな
「涙そうそう」のほか
「安里屋ユンタ」も
よかったでしゅ。

夏川りみの
姿かたち
太めでいいでしゅ。

L.A.S.Ponder
もともと
ふくよかなご婦人が
好みでした。

彼女くらいの
ふくよかさが
ほぼ限界でしゅ。

沖縄に行きたし
と思えど
沖縄は
あまりに遠し。

せめてビデオを観て・・・

ほんとに
基地さえなければ
こんないい所はないでしゅ。

L.A.S.Ponder
一度ならず
沖縄移住(本島南部)を
考えましたが
家族もあり断念しました。



2006年10月24日(火) ビデオ バイエルン サヴァリッシュ 魔笛

モーツァルト作曲
エマヌエル・シカネーダー台本
歌劇「魔笛」
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮
アウグスト・エファーディング演出
バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団

ザラストロ:クルト・モル
タミーノ:フランシスコ・アライサ
夜の女王:エディタ・グルベローヴァ
パミーナ:ルチア・ポップ
パパゲーノ:ヴォルフガング・ブレンデル
パパゲーナ:グドルン・シーベル
1983年ミュンヘン国立歌劇場
日本語字幕:山瀬次男

のビデオを鑑賞。

第3のビールの勢いもあって
160分があっという間。

何のかんの言っても
よくできた歌劇で
退屈しません。

舞台装置はオーソドックスながら
よくできていましゅ・
舞台衣装はちょっと地味すぎで
物足りません。

グルベローヴァの夜の女王のアリア
抜けるようなコロラテューラソプラノ
絶品でしゅ。

あとの歌手は
よく歌っているものの
何か物足りません。

庶民の代表
パパゲーノとパパゲーナも
楽しさがいまひとつ。

それでも音楽そのものが
よくできているので
最後まで眠くなることなく
楽しめました。

後日また
観なおしたい
ビデオでした。






2006年10月23日(月) 吉本ばなな著 夢について

吉本ばなな著 
原マスミ イラスト
夢について
幻冬舎文庫
幻冬舎 1997年

夢に関する
エッセイというか
コントというか
不思議な読後感でしゅ。

夢は潜在意識の
反映かもしれませんが
夢と現実の
結びつきを
ここまでうまく書けるとは
さすがでしゅ。

青を基調とした
原マスミ画伯の
イラストも
マッチしてましゅ。



2006年10月22日(日) 2006年 秋の日のボーカルアンサンブル

2006年10月22日
秋の日のボーカルアンサンブル
第32回森のコンサート

会場:宇都宮美術館講義室
出演:宇都宮合唱団
主催:宇都宮美術館

わが青春の
宇都宮合唱団が
演奏するというので
宇都宮美術館へ。

宇都宮合唱団
連続大量失恋事件で
泣いて泣かされ
泣かされ泣いた
あの日々。
甘酸っぱい思い出が
胸にあふれましゅ。

L.A.S.Ponder在籍当時の
メンバーはすでに一人も
おらず
わずかに昔
鹿沼のエルベ合唱団で
ご一緒させていただいた
k.ai先生がいるのみ。

演奏曲目は
第1ステージ
愛唱曲集
L.A.S.Ponderも
昔歌ったメンデルスゾーン作曲
緑の森よ
など。

第2ステージは
お目当ての
ルネサンス・スペインの
大作曲家Victoriaのモテット2曲
O quam gloriosum est regnum
Gaudent in coelis animae sanctorum


第3ステージは
アカペラでつづる日本の四季
青木肇編曲の童謡8曲

アンコールは
天空の城ラピュタより
君を乗せて

やはり最もよかったのは
Victoriaの2曲。
もっとポリフォニーの
曲聴かせてほしかったでしゅ。

全曲無伴奏で
1時間ほどの
ミニコンサート。

創立53年の宇都宮合唱団も
いまは12人ほどの
小編成合唱団。

単独では
コンサート開催困難な状況で
このような美術館主催の
ミニコンサート。
大いに意義のあることでしゅ。



2006年10月21日(土) 2006年 混声合唱団コール・エッコ第18回定期演奏会

2006年10月21日
混声合唱団コール・エッコ
第18回定期演奏会
会場:岩舟町コスモスホール

ついに演奏会でしゅ。
半年以上掛けて練習してきた曲を
演奏会で歌いましゅ。

第1部は
ジョスカン・デプレ作曲
ミサ・パンジェ・リングヮから
グローリア

ピエール・セルトン作曲
ラララ、それは言えない
ピエール・パスロー作曲
うちの亭主はお人よし

ローリゼン作曲リルケ作詩
バラのシャンソンより2曲

前3曲はL.A.S.Ponderの選曲。
ポリフォニーはいいでしゅ。

第2部
ギター、オーボエ、ブラスとともに
5曲。
これはまあショーステージでしゅね。

第3部
金子みすゞ作詩鈴木憲夫作曲
混声のための合唱ファンタジー
みすゞこの道

小鳥の死(=みすゞの死)を
歌った「雪」で泣いてしまうかも
と思いきや
有名な「私と小鳥と鈴と」で
思わず涙。
やっぱり詩の力すごいでしゅ。

700の客席は
立ち見が出るほど。
お客さんが多いと
力も入りましゅ。

年に一度のコンサート
終わるとどっと
快い疲れが・・・

あと何年
歌えるかわかりませんが
多分来年も
コール・エッコで
歌うことになりそうでしゅ。



2006年10月20日(金) 俵万智著 短歌の旅

俵万智著
短歌の旅
文春文庫
文藝春秋 1995年

単行本は1992年

短歌のために
教職を辞めて3年。

「短歌のためならなんでもやるわ」
と啖呵を切って
旅に出た俵万智。

オーストラリアから
デンマークまで。

国内も釧路から
九州まで。

時間軸も
万葉から現代まで
縦横無尽でしゅ。

短歌も独特でしゅが
散文もぐいぐい
読ませましゅ。

若き日の
俵万智の
魅力爆発の
一冊でした。



2006年10月19日(木) ビデオCD あの時の眩しさを今に! 細川ふみえ

ビデオCD 
あの時の眩しさを今に! 必見お宝映像 vol.10
細川ふみえ
製作:ニューシネマジャパン
を鑑賞。

かつて発売された
ビデオの編集版
とおもわれましゅ。

20歳、デビュー間もない
細川ふみえのビデオ
初々しいでしゅ。

ビデオCD特有の
低解像度が
ソフトフォーカスのような
効果を挙げていましゅ。

しゃべる内容は
20歳とは思えぬ幼稚さ。
愛くるしいマスクとともに
痴的な魅力にあふれていましゅ。

これは演出とは思えません。

1971年生まれの彼女
今年もう35歳でしゅか。

今では女優もどきとして
テレビ、舞台などに
ちょこちょこ出ているようでしゅが
これからどのような
人生を送るのでしょうか?

人ごとながら
幸福な人生を
歩んでほしいでしゅ。



2006年10月18日(水) J.E.アプレジャー著 もうひとりのあなた

J.E.アプレジャー著 
仲井光二訳
もうひとりのあなた
頭蓋仙骨治療法
体性感情解放法
科学新聞社 1994年

カミさんの勧めで
読了。

はじめはなかなか
面白かったのしゅが
後半は
似非科学でした。

やった、効いた、治ったの
連続で
科学的証明は
何一つありませんでした。

世の中には
こうした
似非科学が蔓延していましゅ。
困ったことでしゅ。
似非科学に
だまされない目が
要求されましゅ。



2006年10月17日(火) 2006年 夕暮れの詩

2006年10月17日
夕暮れの詩
会場:佐野市立吉澤記念美術館
会期:2006年9月2日〜10月22日
を鑑賞。

午前中ちょっと時間があったので
吉澤記念美術館へ。

夕暮れの詩
と題した小展覧会。

小泉智英「霜降月」
田渕俊夫「刻(東海道新幹線旅の途中下車二十景之内)」
など夕暮れの美しさを
描き出した作品の数々。

なんかほっとしましゅ。
午前中のエアポケット。
とっても贅沢な時間でしゅ。

併催の「陶芸ーうつりかわる色」も
なかなか。

それにしても
狭い美術館でしゅ。
小さな展示室が3つ。
入り口にも展示。

これで500円は
お高いでしゅ。



2006年10月16日(月) TBS 明るいほうへ明るいほうへ

TBS開局50周年記念
明るいほうへ明るいほうへ
 金子みすゞの生涯特別編
2002年1月4日放映
のビデオを鑑賞。

脚本:清水曙美
音楽:城之内ミサ
演出:清弘誠
監修:矢崎節夫
プロデューサー:石井ふく子

出演
金子テル(みすゞ):松たか子
三宅健、野村宏伸、中田喜子、
香川京子、渡部篤郎、菅野美穂、
高岡早紀、岡本信人、三田村邦彦、
渡哲也、山辺有紀 ほか

来る今週末10月21日
混声合唱団コール・エッコの
演奏会で
金子みすゞ作詩
鈴木憲夫作曲の
「みすゞこの道」を
歌いましゅ。

終曲のソロを歌う
ぱたさまが
このビデオ(市販されている)について
言及していたので
はるか昔録画しておいたのを
思い出しました。
観ないでそのままお蔵入りに
なっていたのを探し出し
今日鑑賞。
2時間20分があっというまでした。

主演の松たか子が美しすぎて
みすゞの後半生の悲劇性が
いまひとつのような感も
ありましたが
さすがによくできていましゅ。

今では考えられないほど
女性の立場が弱かったころの
みすゞの短い生涯が
余すところなく
描かれていました。

そして実の姉弟なのに
恋愛感情を抱きあって苦しむ
みすゞと弟のやりとりが
このドラマの重要なポイント。

このビデオの存在を
思い出させてくれた
ぱたさまに
感謝。



2006年10月15日(日) 茂木一衛著 モーツァルトのおもちゃ箱

茂木一衛(もてきかずえ)著 
モーツァルトのおもちゃ箱
春秋社 1989年
を読了。

宇都宮市立図書館で
除籍リサイクルとなった本を
貰い受けたもの。

タイトルからして
軽い読み物と思いきや
譜例がたくさん出てくる
楽曲分析。

楽譜がほとんど読めず
キーボードが弾けないので
かなり理解できず。

ただし文章は
駄洒落の連続で笑えましゅ。

初期教会作品にもっと光を!
というはじめの章に15ページも
費やしているのにも
K.337ミサ・ソレムニス、K.339ヴェスペレを
歌っているわたくしには
好感が持てましゅ。

分析は主として
協奏曲、特にクラヴィア協奏曲に
関するものでしゅが
最後に
魔笛について
はちゃめちゃに論じていて
楽しめました。

こういう本が
図書館から除籍されて
人々の目に
触れなくなるのは残念でしゅが
そのおかげで
わたくしの
書棚を飾ることになりました。
めでたしめでたし。



2006年10月13日(金) 2006年 山種美術館コレクション展

2006年10月13日
午後休みを取って

山種美術館コレクション展
美しき日本の情景
会場:宇都宮美術館
会期:10月1日〜11月5日
を鑑賞。

予算がないための
チープで安易な企画
と思いきや
すごい作品が
ぞろぞろ。

日本画専門の
山種美術館の
錚々たるコレクションが
かつて文化不毛の地と言われた
宇都宮で観ることができるなんて。

上村松園、横山大観、前田青邨、
川端龍子、東山魁夷、奥村土牛
本物を目の当たりに観て
しばし呆然。

特に東山魁夷の大作
「満ち来る潮」の
迫力、すごいでしゅ。
画面から
今にもしぶきが降り注いで
来るようでしゅ。

山種美術館の傑作
58点が
東京まで出向かなくても
ここ関東の極北
宇都宮で観られるなんて
感激でしゅ。

公立美術館の
苦境が伝えられる中
頑張っている
宇都宮美術館に
大拍手でしゅ。



2006年10月12日(木) DVD チューリヒ歌劇場 フィガロの結婚

図書館から借りた
フィガロの結婚のDVDを鑑賞。

はじめうとうとしていると
やがて観たことのある
舞台が・・・。

これは9月13日に観たばかりの
チューリヒ歌劇場の
フィガロの結婚でした。

観たばかりでしゅが
アンサンブルの妙で
またまた観てしまう。

やはり
伯爵夫人のエヴァ・メイが
高貴な印象で
ずば抜けていましゅ。

カルロス・ショーソンのフィガロは
軽妙さが足りません。

ロドニー・ギルフリーの伯爵
高貴さと傲慢さが今ひとつ。
若すぎるのでしょう。

もちろん歌は抜群。
舞台美術がやや簡素で
物足りません。

それにしても
よくできたオペラでしゅ。

モーツァルト歌劇の
最高傑作であることは
間違いありません。

ロレンツォ・ダ・ポンテの
台本の素晴らしさも
いうことがありません。

このチューリヒ歌劇場の
フィガロ
NHK−BS2で放送してくれた
おかげで
DVD買わずにすみました。
助かりましゅ。

NHKはもっと
オペラの放送してほしいでしゅ。



2006年10月09日(月) 2006年 栃木[蔵の街]音楽祭

10月8日、9日の両日開催の
第18回栃木[蔵の街]音楽祭

4つのコンサートを中心に
オープニングコンサート
エントランスホールの
リレーコンサート
フリーコンサートなど
2日間とはいえ
なかなかの内容でしゅ。

本当は今夜の
バッハ・コレギウム・ジャパン
の演奏会を聴きたかったのでしゅが
事情で
メインステージの
フリーコンサートを
ちょっぴり聴きに
行ってきました。

聴いたのは
立野政幸リュート
横浜バロックコリステン
飯田妙美、福島恵子チェンバロ、フルート

半分夢うつつで聴きましたが
横浜バロックコリステン演奏の
J.S.バッハ作曲モテット第6番
もろもろの異邦人よ、主を賛美せよ
を聴けたのは大収穫でした。

ホント栃木市の
音楽レベル高いでしゅ。
この音楽祭
長く続けてほしいでしゅ。



2006年10月07日(土) アイブル編著 モーツァルト年譜

J.H.アイブル編著
武川寛海 訳
モーツァルト年譜
<モーツァルト叢書5>
音楽の友社 昭和49年
を読了。

音楽カレンダーの
役に立つかと思い
日本の古本屋のサイトから
通販で買いましたが
あまり役に立ちませんでした。

それにしても
モーツアルトの一生
よくもここまで
記録が残っていたものでしゅ。

本人も家族も
日記をつけていたわけでもないのに。

もっぱらアマデウス本人と
父レオポルトの手紙が
材料でしゅね。

伝記と違って
いついつどこに泊まったとか
何を作った、演奏したとかの
淡々とした記録で
迫力はありませんが
それなりに楽しめましゅ。

愛妻コンスタンツェの
記録が少ないのが残念でしゅ。



2006年10月05日(木) チューリヒ歌劇場 皇帝ティトゥスの慈悲

かねてNHK−BS2で録画しておいた
チューリヒ歌劇場公演
モーツァルト作曲 歌劇
皇帝ティトゥスの慈悲
のDVDを鑑賞。

配役
ティトゥス:ヨナス・カウフマン
ヴィテルリア:エヴァ・メイ
セスト:ヴェッセリーナ・カサロヴァ
セルヴィリア:マリン・ハルテリウス
アンニオ:リリアーナ・ニキテアヌ
プブリオ:ギュンター・グロイスベック

合唱:チューリヒ歌劇場合唱団
管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
指揮:フランツ・ウェルザー・メスト
美術:イザベラ・バイウォーター
演出:ジョナサン・ミラー

収録:2005年6月チューリヒ歌劇場

うーん
いきなりスーツにネクタイ!
古代ローマ帝国のはずなのに
かなりの違和感。

セットも簡潔。

女声陣のマスクも
エヴァ・メイを除いて
気に入りません。

それでも歌に
ぐいぐい引き込まれましゅ。

大至急書き上げなければなかった
のでレシタティーヴォは
弟子に書かせたとされる
ティトゥス
この公演では
レシタティーヴォのところは
素のせりふになっていましゅ。
そのため全体の時間が短縮され
2時間10分に収まっているので
あまり長さを感じさせません。

ストーリーは
復習劇に対して
慈悲で応えるという
お決まりのものでしゅが
さすがモーツァルト。
音楽は聴かせましゅ。
アリア、重唱、合唱とも
聴き応えのある曲が並び
ストーリーを救っていましゅ。

死の年に書かれた
この歌劇
先日読んだデントの著書では
博物館行きと
書かれていたようでしゅが
なかなかどうして
観応えがありました。



2006年10月04日(水) 1945年 組曲「アパラチアの春」 初演

1945年10月4日
アーロン・コープランド作曲
組曲「アパラチアの春」 初演

残念ながらこの組曲
多分聴いていないのでしゅが
2006年10月21日
混声合唱団コール・エッコ演奏会で
アパラチアの春
ブラスバンドの伴奏で
歌いましゅ。

Simple giftという曲と
一緒に歌いましゅ。

とっても親しみやすい曲でしゅ。

コール・エッコが
ブラスバンドを呼んで
演奏するのは
初めてでしゅ。

果たしてどうなることでしょうか?
乞う、ご期待。



2006年10月03日(火) 2006年 夢の中の自然 館林美術館

2006年
夢の中の自然
〜昭和初期のシュルレアリスムから現代の絵画へ〜
会場:群馬県立館林美術館
会期:2006年9月16日〜11月26日

うーむでしゅ。
何がなんだかわかりません。
しかし心の奥底に
迫ってきましゅ。

作者の心象風景というのでしょうか。
不思議な画面が
並んでいましゅ。
でもなんだか
居心地悪いでしゅ。

解説では
「不条理なる風景」と
言っていましゅ。

現代作家では
真島直子と
平野公が
圧倒的でした。

午前中時間が取れたので
わざわざ館林まで
出かけましたが
疲れました。



2006年10月02日(月) デント著 モーツァルトのオペラ

モーツァルトのオペラ
エドワード・J・デント著
石井宏・春日秀道訳
草思社 1985年

図書館から借りて読了。
大著でしゅ。
読むのに大変時間が
かかりました。

著者のデントは
1876年生まれ
1957年没の
イギリスの音楽学者。
イギリスで
イタリア、ドイツオペラの
英語上演に尽くした人だそうでしゅ。

モーツァルト後期の7大オペラ
イドメネオ、後宮、フィガロ、
ジョン・ジョヴァンニ、コシ、
皇帝ティートの慈悲、魔笛
について微に入り細にいり
言及。うーん、
読み応えありましゅ。

50年以上前の本でしゅが
今でもその価値を
失っていましぇん。

ただイドメネオ、ティートについて
博物館入りと言っていましゅが
それは当たりませんでした。

モーツァルトのオペラ
観るのがましゅましゅ
楽しみでしゅ。



2006年10月01日(日) 1768年 バスティアンとバスティエンヌ 初演

1768年10月1日
モーツァルト作曲
歌劇バスティアンとバスティエンヌ 初演

一幕物のドイツ語
ジングシュピール。

台本はフリードリッヒ・ヴィルヘルム・ヴァイスケルン
原作はジャン・ジャック・ルソー「村の預言者」の
ファヴァール夫人によるパロディ
バスティアンとバスティエンヌ 。

12歳のモーツァルトが作った
子どもによる子どものためのオペラとか。

動物磁気療法で
一世を風靡した
フランツ・アントン・メスメル医師の
依頼で作られた
というのも
興味深いでしゅ。

ザルツブルク・マリオネット劇場の
定番とか。

観てみたいでしゅ。


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