2005年09月29日(木) |
ビデオ「ミュージック・オブ・ハート」 |
つい先日中古で買った 映画ビデオ「ミュージック・オブ・ハート」 Music of the heart ロベルタ・ガスパーリ原作自叙伝 ウェス・クレイブン監督 メリル・ストリープ主演 1999年アメリカ のビデオを鑑賞。
ニューヨークの貧民街の 小学校にやってきた ヴァイオリン教師ロベルタ
数々の困難を乗り越えて 10年続いた課外授業。 しかし市の教育委員会は 音楽授業への資金打ち切りを決定。
クラスの存続のため 立ち上がるロベルタと校長、保護者たち。 子ども達が弾く "We Shall Overcome”の旋律が たまりません。
彼らは困難にもめげず クラス存続のため 子ども達による 救援コンサートを企画しましゅ。
そこに イツァーク・パールマン アイザック・スターンら 超一流ヴァイオリニストが 駆けつけ カーネギーホールでの 演奏会は大成功。
財団を立ち上げ スラム街の小学校の ヴァイオリンクラスは 無事に存続を果たすという ハート・ウォーミング・ストーリーでしゅ。
メリル・ストリープ演ずるロベルタ グロリア・エステファンの校長 などよく演じていましゅが 主役を食ったのは ヴァイオリンを始めて手にする スラム街の子ども達でしゅ。
荒廃した地域で 自尊心を失った子ども達。 このまま成長すれば 犯罪者になりかねない子ども達に 自尊心と自信を植え付け 立派な青年に導いたのは 音楽。
子ども達を導く 音楽の力を見せ付けたのは この春観た フランス映画「コーラス」を 髣髴させましゅ。
2005年09月27日(火) |
2005年 ハンス・アルプ展 |
20世紀彫刻の開拓者 ハンス・アルプ展 群馬県立館林美術館 9月11日〜11月27日 を鑑賞。
初めて聴く名前でしゅが 館林美術館のページで チラッと観て 滑らかな曲線が 気になり 昼間時間が取れたので 行ってみました。
彫刻、レリーフ、絵画、テキスタイルなどが ありましたが やはり圧倒的なのは 彫刻それもブロンズでしゅ。
滑らかな局面のトルソが なんとも言えません。 半ば抽象的でしゅが 妙に実感がありましゅ。
平日の昼間とあって 観覧者は10名にも満たず。 美術には縁のなさそうな 中高年のおじさん、おばさんばかりでしゅ。
睡眠不足で 美術館に出かけ 膨大な展示に疲れ果て 例によって 途中ベンチで爆睡。 後はスッキリでしゅ。
2005年09月26日(月) |
1916(大正5)年 作曲家 柴田 南雄 東京で誕生 |
1916(大正5)年9月26日 作曲家 柴田 南雄 東京で誕生 1996年2月2日 没
L.A.S.Ponder 度肝を抜かれたのは 随分昔 東京文化会館で聴いた 東京混声合唱団の演奏会。 柴田 南雄の 混声合唱と尺八のための「追分節考」作品41 東京混声合唱団委嘱
合唱団員が ステージと客席全体に展開して 次々に歌い出す 今は当たり前になった シアターピース。
なんとこの曲にはスコアが無く 指揮者の指示で 曲を構成していくのだとか。
シアターピースの第1作。
きっちりした和音の響きが 合唱だと思いこんでいたので とっても新鮮でした。
2005年09月22日(木) |
1978年 サンディニスタ民族解放戦線臨時政府樹立 |
1978年9月22日 ニカラグアで ソモサ軍事独裁政権に反対する サンディニスタ民族解放戦線の 臨時政府樹立。
中米ニカラグアの人々が 自由を獲得した日でしゅ。
L.A.S.Ponder 三多摩青年合唱団に わらじを脱いでいたとき 混声4部合唱で 「サンディニスタ讃歌」を歌い 日本のうたごえ祭典 合唱発表会で 入賞しました。
サンディニスタ讃歌 作詞・作曲 MEJIA GODOY CARLOS ARTURO カルロス・メヒア・ゴドイ 訳詞 濱田 滋郎
♪1. 進めわれらはサンディニスタ かざせ革命の旗 開け歴史のとびらを 起こせ解放の嵐を
進めわれらはサンディニスタ めざせ明日の光を 築こう愛のニカラグア 守ろう自由の祖国
われらの太陽は勇士サンディーノ 燃える怒りをわかるかヤンキー
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/ でmidi音源がきけましゅ。
堂々たる行進曲で ニカラグアの苦難の歴史も よく知らないで 歌っていましたが とっても気持ちよかったでしゅ。
録音が手元に残っていないのが 残念でしゅ。
2005年09月21日(水) |
瀬戸内晴美著「煩悩夢幻」 |
瀬戸内晴美著 煩悩夢幻 角川文庫 角川書店 昭和49年初版 昨日読了。
恋に生き 歌に生きた歌人 和泉式部 彼女を主人公に めくるめく 愛欲の世界を描いた 長編小説。
悲惨な2回の結婚を挟んで 二人の親王との 愛欲の日々。
あっさりではありながら 官能的な 性愛描写に どきどきしながら 夢中で読み耽ってしまいました。
処々にはさまれる 清少納言、紫式部に関する 作者の描写も 興味深いでしゅ。
横尾忠則のカバーも 素敵でしゅ。
たまたま古本屋で 激安入手した この素晴らしい小説も 今は絶版のようで 古書店でしか 入手できないようなのは とっても残念でしゅ。
2005年09月19日(月) |
1902(明治35)年 正岡子規没、34歳 |
1902(明治35)年9月19日 正岡子規 東京根岸の子規庵で没、34歳。 1867(慶応3)年9月17日(旧暦)誕生
俳句の革新を図り 短歌の革新も目指しました。 古今集を否定したため 問題を起こしていましゅ。
いろいろと面白い 人だったようでしゅ。
赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり 子規
大学の高層階から 東南東の方角に かすかに筑波山が 望めましゅ。
雲なき筑波に 翩翻と翻る 赤とんぼが 目に見えるようでしゅ。
2005年09月18日(日) |
吉本ばなな著「ハネムーン」 |
吉本ばなな著 「ハネムーン」 中公文庫 中央公論社 2000年 発行 読了
昨日東京からの帰途 夢中で読了。
1997年の作品
やはり死と再生が 基底にある作品でしゅ。
それにしても ニートな二人。
結婚して どうやって食べていけるのか。 不思議なところでしゅ。
主人公達が 訪れる オーストラリアの ブリスベンでの日々が まぶしく うらやましいでしゅ。
2005年09月17日(土) |
2005年 サイエンス・トンネル@日本未来科学館 |
2005年9月17日 工業高校のクラス会で お台場の 日本科学未来館に集合。
クラス会で 博物館見学ツアーというのも 工業高校ならではでしゅか?
日本科学未来館に勤務する 同窓生の計らいで 入場無料の上 インタープリター(解説員)による 丁重な解説ツアー。 1時間半充実のツアーの後は 1時間半の自由見学。
2005年9月16日〜11月17日の サイエンス・トンネル 細胞から宇宙まで マックス・プランク研究所(ドイツ)が とらえた世界を目撃せよ。 を鑑賞。
とても3時間では観きれません。 マックス・プランク研究所の プレゼン上手、宣伝上手に 舌を巻ましゅ。
5時半からは 台場DECKSの小香港の 鴻星海鮮酒家で ささやかな中華料理。
集まったメンバーは 工業高校の卒業生らしく 理工系の職場で ささやかにお勤め。
華々しく出世した人間は 一人もいないけれど 寂れ行く日本工業を 地道に支えている。
L.A.S.Ponderひとり わき道にそれた感があるも それもまた人生でしゅ。
2005年09月15日(木) |
1945年 オーストリアの作曲家 アントン・ウェーベルン 射殺、61歳 |
1945年9月15日 オーストリアの作曲家 アントン・ウェーベルン Webern,Anton ザルツブルク近郊で アメリカ軍兵士により射殺、61歳。 1883年12月3日誕生
戸口でタバコに火をつけたところを アメリカ軍憲兵に射殺されました。 タバコ病ではありませんでしたが タバコが命取りになりました。
L.A.S.Ponder 昨日たまたま クリストフ・ポッペン指揮 ミュンヘン室内オーケストラ ヒリヤード・アンサンブル のCDで ウェーベルンの 作品を聴きました。
バッハ作曲ウェーベルン編曲 リチェルカーレBWV1075
ウェーベルン作曲ポッペン編曲 弦楽四重奏曲室内オーケストラ版
弦楽四重奏のための5つの楽章 作品5弦楽合奏版
いずれも 不安定な和音を含む 玄妙な演奏で ウェーベルンの面目躍如といったところでしゅ。
2005年09月14日(水) |
瀬戸内寂聴著「わたしの源氏物語」 |
瀬戸内寂聴著 「わたしの源氏物語」 集英社文庫 1993年 集英社 読了
うーん ずばり切り込んでましゅ。
特に 女三の宮、光源氏、 紫の上、柏木に関しては 力が入りましゅ。
ある本によれば 女三の宮は知的障害が あったのではないかとさえ 言われている女三の宮でしゅが なかなか。
女三の宮と柏木の 不義密通 L.A.S.Ponderも いたく心を動かされた部分であり 寂聴氏の 微に入り細にわたる 記述 興奮しましゅ。
2005年09月13日(火) |
1977年 レオポルド・ストコフスキー没、95歳 |
1977年9月13日 アメリカの指揮者 レオポルド・ストコフスキー Leopold Antoni Stanislaw Stokowski 母国イギリス・ハンプシャーで没、95歳。 1882年4月18日生
L.A.S.Ponder 子どもの頃からよく見た ディズニーアニメ 「ファンタジア」を思い出しましゅ。
ストコフスキーは ミッキーマウスと 二言三言話した後 自身編曲の バッハ作曲「トッカータとフーガ ニ短調」を 振るのでした。
今考えると すごい編曲でしゅが うねるような アニメーションと相俟って 強烈な印象でした。
そういえば 2005年11月19日 グローリア アンサンブル&クワイアー演奏会でも アンサンブルによって J.S.バッハの 「トッカータとフーガ ニ短調」が 演奏されましゅ。 楽しみでしゅ。
2005年09月12日(月) |
1969年 アナウンサー 八塩圭子 東京都渋谷区で誕生 |
1969年9月12日 アナウンサー 八塩圭子 東京都渋谷区で誕生
都立青山高校、上智大学を経て TXテレビ東京入社
L.A.S.Ponder 毎週のように観ている 「出没!アド街ック天国」で 長くキンキンと絶妙の コンビを組んで楽しませてくれました。
結婚退社で番組を離れた後は フリーで活躍しているようでしゅが ほとんど観ていません。
ちょっとぼあっとしたところが なんともいえず ひょうきんでした。
「サントリー音楽文化展'85バッハ生誕300年」記念出版 バッハのすべて 読売新聞社 1986年 読了
今年11月バッハのマニフィカトを 歌うので バッハ関係の本を 少しづつ読んでいましゅ。
この本は 1985年のバッハ生誕300年を記念して サントリー美術館が バッハ展を開いた時の 記念出版のようでしゅ。
全ページカラーグラビアの 豪華本でしゅ。
こんな本なかなか出合えないでしゅ。 もう入手困難で 宇都宮市立図書館で 借りるしか手はありましぇん。
手元におきたい本でしゅが 仕方ありません。
ドイツ行きたいでしゅ。 バッハ詣でしたいでしゅ。
仮面の告白 三島由紀夫著 新潮文庫 新潮社 昭和25年 読了
蒸し暑い夏を 寒からしめる 恐ろしい小説でしゅ。
男性の裸体にしか 性的興奮を抱けない 青年が ついに女性にたいして 不能であることを 自覚し 懊悩する。
たまには 三島でも読んでみようか という軽い気持ちで読み始めたものの 目が離せなくなり 一気に読み終えてしまいました。
三島の病的性格に 圧倒されましゅ。
2005年09月07日(水) |
1970年 スモン病の原因キノホルム発売停止 |
1970年9月7日 厚生省がスモン病の原因 キノホルムの発売停止を指示
スモン病は感染症説など 紆余曲折がありましたが キノホルム原因説が ようやく確定しました。 厚生省の決定は 遅すぎた感がありましゅ。
しかし国の患者救済策は不十分で スモン病患者の苦しみは その後も長く続きました。
L.A.S.Ponder 学生時代 横井久美子作詞作曲 「ノーモア・スモンの歌」 http://bunbun.boo.jp/okera/nano/nomore_smon.htm 大学の歌声サークルで 歌いました。
♪4 この国に再び 薬害起こすなと 共に立ち上がった たくさんの人達 そんな姿に 生きる力を取り戻したけれど こんな苦しみは 二度と この世に起こしてはならない こんな苦しみは もう私達だけでいい
大卒後上京し 府中で研修をはじめ 国立を本拠に活躍する 横井さんの演奏に接することも 幾たびか。
さらに スモン病の権威 椿忠雄院長の 公立ニューロン病院に わらじを脱ぐことになり スモン病との 因縁は浅からぬものが ありました。
2005年09月05日(月) |
1903(明治36)年 棟方志功 青森市で誕生 |
1903(明治36)年9月5日 版画家 棟方志功 青森市で誕生 1975年9月13日 没
一癖も二癖もある 強烈な個性でしゅ。
先月 宇都宮美術館で観た 棟方志功展では その強烈な個性に 圧倒されました。
岡本かの子の女人観世音を版画化した 女人観世音板画柵 など観るものに ぐいぐいと迫ってきましゅ。
またゆっくり鑑賞したいでしゅ。
2005年09月04日(日) |
2005年 日本音楽集団 |
2005年9月4日15時 日本音楽集団 〜邦楽の魅力〜 小山市立文化センター大ホール 主催:小山市教育委員会
実に十数年ぶりで 日本音楽集団の コンサートに行く。
前回は記憶違いでなければ 昨日行った 武蔵野市民文化会館だったような気がしましゅ。
オープニングの 八木節ファンタジー:福嶋頼秀作曲 でジーンときましゅ。 日本人の血が熱く 血管の中を流れるのを 感じましゅ。
2曲目 宮崎駿アニメメドレーはご愛嬌。
前半独奏、重奏のあと 後半のメイン 三木稔作曲 巨火(ほて) 邦楽合奏の醍醐味充分の熱演でしゅ。
三木稔と日本音楽集団は 切っても切れない関係でしゅ。
アンコールの 赤とんぼと 昭和初期流行歌メドレーは これまたご愛嬌。
素敵なホームページを展開する Shinchandazoさま http://www.h2.dion.ne.jp/~shinchan/hp_of_sendo_001.htm http://www.enpitu.ne.jp/usr7/72479/ も小鼓はじめ 打楽器の妙演を 魅せてくれました。
2005年09月03日(土) |
2005年 NTT合唱団 第2回演奏会 |
NTT合唱団 第2回演奏会 2005年9月3日14時30分 武蔵野市民文化会館小ホール
9月1日の グローリア アンサンブル&クワイアーの 練習で NTT合唱団演奏会の ご案内があり 招待券をいただいたので はるばる三鷹まで 上京して聴いてきました。
第1部 プーランク作曲 クリスマスのための4つのモテット
難しい曲でしゅ。 いくつかの演奏を聴いていましゅが 快演はまれでしゅ。 それでも 終曲Hodie Christus natus estは 楽しい演奏でした。
第2部 アンドリュー ロイド=ウェッバー 「オペラ座の怪人」より これも15人の混声合唱で 演奏するのは大変でした。 団員の力量がかなりのものであると思われたため 何とか聴くにたる演奏でした。
第3部 ジョン・ラッター作曲 マニフィカート ピアノ伴奏版
11月に グローリア アンサンブル&クワイアーで 歌うので この演奏会に来たのでした。
なかなか素晴らしい演奏でした。 15人の演奏でも充分楽しめました。 ソロも素晴らしく 聴き応えがありました。
L.A.S.Ponderも 16人くらいの小編成で この曲歌いたいでしゅ。
アンコールの ラッター作曲 For the Beuty of the Earth この曲も グローリア アンサンブル&クワイアーで 歌う曲でしゅが 感動的でした。
一日かけて 三鷹への往復 交通費、 京王プラザホテルでの昼食代 それにカミサンに急遽ねだられた 新宿オバQデパートでの リップ・スティック代 大変な出費でしたが それだけの 見返りがある 演奏会でした。
客席が ガラガラだったのが ちょっぴり 気の毒でした。
2005年09月01日(木) |
1953年 フランスのヴァイオリニスト ジャック・ティボー没、72歳 |
1953年9月1日 フランス最高のヴァイオリニスト ジャック・ティボー Thibaud,Jacques 来日途中 飛行機事故で没、72歳。 1880年9月27日 誕生
彼の名は ロン・ティボー・コンクールに 残っていましゅ。
L.A.S.Ponder 昨年 フォーレのレクィエムを 歌うにあたり フォーレの伝記類を いろいろ読みましたが ジャック・ティボーの名を 処々で見かけました。 フォーレと交流の 深かった人でしゅ。
彼の録音は聴いていません。
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