パイナツプリン 吉本ばなな著 角川文庫 平成4年 角川書店 再読
平成元年刊行の単行本で かなり以前に読んでいましゅ。
ばなな初期のエッセイで たどたどしいでしゅ。
それでも 浅草や銀座の話 TUGUMI連載当時の様子など おもしろいでしゅ。
ばななの小説は 深刻な内容のものもあり 笑いながらとは いかないのでしゅが エッセイは このころから 笑えましゅ。
2005年08月29日(月) |
1923年 BWV25「わがからだ健やかならず」初演 |
1923年8月29日 三位一体祝日後第14主日 J.S.バッハ作曲 カンタータ第25番 わがからだ健やかならず Es ist nichts Gesundes an meinem Leibe BWV25 ライプツィヒで初演
この作品 トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団 のCDで聴いていましゅ。
このCDのタイトルは 「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」 となっておりましゅ。
題名から想像されるとおり しんねりむっつり 憂鬱になりそうな曲でしゅ。
第5曲でようやく リコーダー3本、オーボエ2本の伴奏で 明るい曲想のアリアになり 終曲第6曲では 賛美のコラールとなり 救われましゅ。
歌うとしたら おもしろいのは 終曲のみでしゅので あまり楽しみは ありません。
TUGUMI つぐみ 吉本ばなな著 中公文庫 中央公論社 1992年 読了
毎年8月末になると 読み返すこの青春小説。
西伊豆と思しき 小さな観光港町で 繰り広げられる 十代後半の少年少女の ひと夏の青春。
性悪の美少女つぐみが ヒロインのようで 実はこの小説の 主人公は 語り手の「まりあ」ではないか と思う今回の読後感でしゅ。
吉本ばななの 最高傑作とは 思っていませんが なぜか晩夏になると 習慣のように 毎年毎年 読み返してしまう 懐かしさあふれる 小品でしゅ。
文庫本だけでなく 単行本も持っていましゅが 山本容子の 装丁も 素晴らしいでしゅ。
2005年08月24日(水) |
1992(平成4)年 桜田淳子 結婚 |
1992(平成4)年8月24日 韓国発の反社会的カルト教団 統一教会(世界基督教統一神霊協会)の 国際合同結婚式がソウルで行われ 桜田淳子が結婚。
桜田淳子は 元祖・桜田の壷 売価100万円(推定原価1万円) を芸能界で売り歩き 総すかんを食いましたが この日 合同結婚式で 見ず知らずの日本人信者と結婚。
ちょっぴり淳子ファンの L.A.S.Ponder 一瞬淳子をgetした日本人信者を うらやましく思ったものでした。
先日バーゲンで買った 淳子の2枚組みCDを 聴き 彼女の 確かなアイドル性を 再認識しました。
謀略的カルト集団 統一教会に 毒されることがなければ その後も 芸能界で 活躍が期待されていただけに とっても 残念でしゅ。
でも彼女の歌は 永遠でしゅ。
2005年08月22日(月) |
1723年 BWV77「汝の主なる神を愛すべし」初演 |
1723年8月22日 J.S.バッハ作曲 カンタータ第77番 汝の主なる神を愛すべし Du sollst Gott, deinen Herren, lieben BWV77 ライプツィヒで初演
ということで 今日は トン・コープマン指揮 アムステルダム・バロック管弦楽団&合唱団 のCDを聴いていましゅ。
冒頭からトランペットが パンパカパンパカ にぎやかでしゅ。
全6曲中 第1曲と終曲が 4部合唱という 典型的な バッハのカンタータでしゅ。
この曲も ちょっと 歌ってみたいと 思わせる曲でしゅ。
2005年08月21日(日) |
「源氏物語」男の世界 |
「源氏物語」男の世界 田辺聖子著 講談社文庫 1996年講談社 読了
先日読んだ 「源氏物語」の男たち の続編
薫、桐壷院、頭の中将、朱雀院 点景の男たち について言及。
どの男も なかなかでしゅ。
光源氏と 兄、朱雀院と 朧月夜の 長い三角関係が 興味深いでしゅ。
L.A.S.Ponder 個人的には 思いを遂げて 悶々のうちに死んだ 柏木衛門督が お気に入りでしゅが この本では 言及されていません。
女性作家田辺聖子から見た 源氏世界の男たち 男女の仲を知り尽くした 田辺氏の面目躍如でしゅ。
2005年08月20日(土) |
2005年 合唱団あき コンサート2005夏 |
2005年8月20日 合唱団あき コンサート2005夏
宇都宮市文化会館小ホール
ハインリッヒ・シュッツの Cantiones Sacraeから を演奏するというので 期待して聴きに行きました。
今回は 電子オルガンの通奏低音つき。
いやあ 難しいでしゅ。 SWV61,62,63,65の4曲が 演奏されましたが SWV65 Heu mihi Domineが 比較的よい演奏でした。
ルネサンス、バロックを演奏する 一般合唱団が少ない 栃木県で よく頑張っていましゅ。
練習日が土曜でなければ L.A.S.Ponder 移籍も考えてしまう 内容でした。
今後も ルネ・バロの演奏に 力入れて欲しいでしゅ。
第2部でよかったのは 三好達治作詩 木下牧子作曲の「鴎」 中島みゆき作詞作曲 須田和宏編曲 「時代」 でした。
コール・エッコでも 演奏する 宮本和史作詞作曲 「風になりたい」は あきの方がいい演奏のようでしゅ。
カミサンは 第2部最後の 松本隆作詞 平井夏美作曲 源田俊一郎編曲の「瑠璃色の地球」を えらく気に入っておりました。
第3部 池澤夏樹作詩 木下牧子作曲 混声合唱組曲「ティオの夜の旅」 何度か聴いていましゅが なんだかよくわかりませんでした。
木下さんの曲には すごくいい曲と なんだかわからない曲と 2種類あるようでしゅ。
盛り上がりに欠ける 第3部でしたが アンコールは 第2部の 「瑠璃色の地球」 「風になりたい」を もう一度歌い でうまくまとまりました。
L.A.S.Ponder学生時代 合唱団あきには 宇都宮短期大学音楽科の 学生さんが何人かいて とてもレベルの高い合唱団でした。 L.A.S.Ponderあこがれの H.K.さんもいて 入りたかったのでしゅが かないませんでした。
はるか昔を 思い出して 涙していましゅ。
2005年08月18日(木) |
1951年 俳優 柴田恭平 誕生 |
1951年8月18日 俳優 柴田恭平 誕生
L.A.S.Ponder 最初に彼を観たのは 多分1980年 宇都宮市文化会館 「心は孤独なポアロ 」 東京キッドブラザース ミュージカル でした。
惚れ惚れするほど いい男でしゅ。
L.A.S.Ponderも 彼ほどの肉体と 演技力があれば と ないものねだりを したものでした。
2005年08月17日(水) |
888(仁和4)年 仁和寺 落成 |
888(仁和4)年8月17日 京都の仁和寺が落成。
仁和寺といえば 今ちょうど読んでいる 瀬戸内晴美の 「中世炎上」で ヒロイン後深草院二条と 妄執ともいえる 愛欲生活を送る 性助法親王(しょうじょほっしんのう)が 仁和寺の第10代御室の阿闍梨(あじゃり)でしゅ。
愛人を実の弟たちに抱かせる 後深草上皇もすごいでしゅが それにのって 仏道にそむき 愛欲の道をひた走る 性助法親王も すごいでしゅ。
中世、政治からは 遠ざけられ 奢侈と愛欲に生きざるを得ない 皇族の生活も もののあわれでありましゅ。
2005年08月16日(火) |
「源氏物語」の男たち |
「源氏物語」の男たち ミスター・ゲンジの生活と意見 田辺聖子著 講談社文庫 1993年講談社 読了
L.A.S.Ponder 田辺聖子の源氏世界に関しては いろいろとお世話になっていましゅが またまた ミスター・ゲンジと ミスター・夕霧に関して 多大な示唆を受ける。
光源氏も若い頃はともかく 中年以降は ご苦労なことでした。
L.A.S.Ponder 贔屓のミスター・夕霧も 柏木衛門督の未亡人 女二の宮に関しては ずいぶんのご執着 ちょっと強引で えげつなく迫りすぎではないでしょうか?
雲居雁一筋の夕霧殿も 落葉の君(女二の宮)に 子沢山で 妻の座にでんと 腰をすえた 雲居雁にはない 優雅さを見出し 心惹かれるのも むべなるかなでしゅ。
源氏物語の世界 ますます おもしろいでしゅ。
2005年08月15日(月) |
1977年 Kiroroのキーボード 金城綾乃 誕生 |
1977年8月15日 Kiroroのキーボード 金城綾乃 誕生
KiroroのCDは何枚か持っていましゅが やはり1998年メジャーデビュー曲 「長い間」作詞・作曲/玉城千春 がいちおしでしょうか。
♪長い間待たせてごめん また急に仕事が入った いつも一緒にいられなくて 淋しい思いをさせたね ・・・ 気づいたのあなたがこんなに 胸の中にいること 愛してる まさかねそんな事言えない
青春でしゅね。 せつないでしゅ。
ちくま文庫 シェイクスピア全集4 夏の夜の夢 間違いの喜劇 松岡和子訳 1997年第1刷 筑摩書房刊
を読む。
毎年夏になると読んでいる 「夏の夜の夢」 今年は少々遅くなりましたが 初めて 松岡和子の訳で読む。
決定版の小田島雄志訳の 後に出ただけに よくこなれていましゅ。 適切な註や原文参照もあって 親切でしゅ。 ブックオフで買ったので 前所有者の書き込みまであり 楽しめました。
松岡訳読むのは初めてでしゅが 以前から繰り返しビデオで 視聴している 串田和美演出の 「夏の夜の夢」が 松岡訳を採用しているので 違和感なく読めました。
シェイクスピア喜劇中の白眉 何度読んでもおもしろいでしゅ。
もう一篇の「間違いの喜劇」 初めて読みましたが 二組の双子が出てきて 上演は困難でしょうが これまたおもしろいでしゅ。
港町での双子の人違いは 同じくシェイクスピアの 「十二夜」を思い出させ 作者の作劇術を 垣間見る思いでしゅ。
他の松岡訳 シェイクスピア喜劇も 読みたいでしゅ。
2005年08月13日(土) |
1912年 フランスの作曲家 マスネ 没、70歳 |
1912年8月13日 フランスの作曲家 ジュール・マスネ Massenet,Jules 没、70歳。 1842年5月12日 誕生
この人は 「タイスの瞑想曲」でしゅ。 オペラ「マノン」「タイス」は 知らないのでしゅが 瞑想曲は 子どもの頃 何十回となく 聴いていましゅ。
というのも 東京渋谷にあった 東急文化会館の プラネタリウムに 小中学生の頃 何十回となく通い プラネタリウム上映の時に タイスの瞑想曲が 毎回流れていたからでしゅ。
懐かしいでしゅ。 埼玉から 渋谷に通った日々。 子どもの頃の遠い思い出・・・ 星空と宇宙への憧れの日々・・・
2005年08月10日(水) |
2005年 棟方志功展 |
2005年8月10日 棟方志功展 大原美術館棟方コレクションと 栃木ゆかりの美術 宇都宮美術館 2005年7月23日〜8月28日
棟方志功なんて ちょっと泥臭くて 通俗的過ぎて 全部観たら 辟易してしまうかも なんて杞憂でした。
独特の構図と ぐいぐいと惹きつける 迫力に圧倒されました。
代表作の一つ 「二菩薩釈迦十大弟子」は 栃木県立美術館常設展示で 見慣れていたものの 大原のコレクションで観ると また格別でしゅ。
そのほか 吉井勇の短歌を版画化した 流離抄板画柵 谷崎潤一郎の短歌を版画化した 歌々板画柵 岡本かの子の女人観世音を版画化した 女人観世音板画柵など 見所満載でした。
2005年08月08日(月) |
1974(昭和49)年 画家 いわさきちひろ 没、55歳 |
1974(昭和49)年8月8日 画家 いわさきちひろ 原発性肝癌のため没、55歳。 1918(大正7)年12月15日 誕生
没後30年以上たつのに いまだに根強い人気がありましゅ。 L.A.S.Ponderも 毎日新聞についてくる 毎日夫人の表紙で 毎月お目にかかっていましゅ。
彼女の描く絵に 悪ガキは登場しません。
はかなげな子どもの風情 何ともいえないでしゅ。 思わず守ってあげなくては 思ってしまいましゅ。
子どもと平和を 愛する人でなければ 描けない絵でしゅ。
2005年08月07日(日) |
1953年 ミュージシャン 桑名正博 誕生 |
1953年8月7日 ミュージシャン 桑名正博 大阪市で誕生
ほとんど唯一のヒット曲 「セクシャルバイオレットNo.1」 でしゅ。
歌手アン・ルイスと結婚していたこともありましゅ。
昔障害者関係のグループで 奈良を訪れた時 ホストのご好意で 桑名正博の ディナーショーに 招かれたことがありましゅ。
熱狂的なファンに囲まれて 熱演でしたが バックバンドが貧弱で 音楽的には いまいちな感じでした。
2005年08月06日(土) |
1945年 広島原爆記念日 |
1945年8月6日 広島に原爆投下
無防備の市民を 十万単位で 一挙、無差別に爆殺する 世界史上類を見ない 戦争犯罪。
L.A.S.Ponder 長男とカミサンと この8月1、2日 広島へ行ってきました。
憲法第9条の改悪 軍隊の公然化 戦争放棄の廃止 着々と進む徴兵制の準備
恐ろしい世の中になってきました。 L.A.S.Ponderの 生きているうちに 日本はまた 戦争をするのでしょうか。
原爆を歌った合唱曲と言えば 20年近く前に 大阪城ホールの 日本のうたごえ祭典で歌った 外山雄三作曲、指揮 カンタータ(混声合唱のための組曲) 「永遠(とわ)のみどり」 を思い出しましゅ。
♪終章 ヒロシマと言えば ああヒロシマと 優しくこたえてくれるだろうか? ヒロシマと言えばパール・ハーバー ヒロシマと言えば南京虐殺 ヒロシマと言えば 女や子どもを壕に閉じ込め ガソリンをかけて焼いた マニラの火あぶり・・・
日本の戦争犯罪と アメリカの原爆投下 深く考えさせられる 数日でした。
2005年08月04日(木) |
1782年 アマデウス結婚 |
1782年8月4日 26歳のモーツァルト コンスタンツェ・ウェーバーと ウィーンのシュテファン教会で結婚
コンスタンツェの姉 アロイジアに振られ 姉妹の母の陰謀に乗せられ モーツァルトは コンスタンツェと 結婚してしまいました。
ハイドンの妻 プッチーニの妻とともに 悪妻の誉れ高い コンスタンツェでしゅが ウォルフガンク自身は まんざらでもなかったようでしゅ。
世間が悪妻と罵ろうが 夫が満足してさえいれば それはそれで いいのでしゅ。
愛あれば どんな妻でも 妻は妻 L.A.S.Ponder心の川柳 (阿鼻叫喚)
2005年08月03日(水) |
2005年 L.A.S.Ponderの音楽カレンダー 4年目に突入 |
2005年8月3日 L.A.S.Ponderの音楽カレンダー 4年目に突入
riririさまのお力添えで始めた 「L.A.S.Ponder」の 音楽カレンダーも 丸3年を過ぎ 4年目に突入いたしました。
当初の音楽歳時記は すでにネタ切れになり 他の芸術分野から コンサート鑑賞記も 加えて何とか 書き継いで来ましたが それでも少しづつ ネタ切れになってまいりました。
いよいよ書くことが なくなってまいりましたので 今後は L.A.S.Ponderの 日常を日記風に 綴ったものも 含めて つれづれなるままに 書きなぐっていきたいと 存知ましゅ。
一日あたり 十数名の ご来客の皆様
今後ともよろしくお願い申し上げましゅ。
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