鶴は千年、生活下手

2016年06月27日(月) 世代ということ

日曜に法事があった。
叔母の一周忌である。
アメリカから、叔母の娘である従妹が二人の子どもを連れてきて
いて、法事の後の食事の席で同じテーブルについた。
従妹たち三人と我が家の三人と、あとは叔母の息子である従弟と
7人のテーブル。
従妹の子ども達は、うちの息子と同世代。
姉の方は2歳上で、弟の方はうちの子と同い年。
話は学校のことや面白い先生の話とかで盛り上がり、国が違って
も学校の話は話が弾むものだ。
夫は、従姉の孫たちにかまっていて、実に楽しそうだった。
つかまり立ちの子からもうすぐ4歳になる3歳児まで、男の子ば
かりは活発で楽しい。
さすがにいとこ同士の子ども世代となると、それぞれが家庭を持
つことで親の世代とは距離が生まれてくる。
それはパートナーの家族との関連もあって、こちらの親戚の付き
合いばかりを大切にしてはいられないということであろう。
また、親や叔父叔母、自分の兄弟姉妹ならともかく、親のいとこ
達に子育てのことを色々言われるのはいやだという気持ちもある
のだとも思う。
それを気にしない子もいれば、気にする子もいるということだ。
パートナーの性格にもよるかな。

息子にとっては、アメリカの親戚との会話も楽しかったが、それ
よりも、お寺さんに行く途中で遭遇した珍しい電車の方が格段に
嬉しかったようだ。
189系国鉄色の臨時快速に1区間だけだが乗ることができて、
大満足だったし、行き先表示しか撮影できなかったが、その写真
をわたしの義兄(電鉄会社の人)に見せて、うらやましがられて
いた。
「なんで先頭を撮ってないんだよ。」と言われつつ、話が弾むの
が電車好きの二人。
同じく電車好きの甥っ子は、仕事の都合で参加できなかったので、
居ればもっと話が弾んだことだろう。
テンションが上がるわたしと息子だったが、夫は何が楽しいのか
よくわからんといった様子で、妻と子を見ていた。
ホームに入ってくる所からハイテンションだった母子。
夏休みの電車乗りに意欲が増した瞬間だった。



2016年06月06日(月) 梅雨入りしてしまった

先週末、息子は校外学習で水族館に行った。
電車に乗ってのことで、何回か行ったことのある水族館でもあり、
特に心配せずに送り出すこともできたし、大事件もなかった。

反対に自分自身の胃の調子がおかしくなって、朝と昼を食べずに
過ごした。
夕食は、ちょっとの白飯とほんのちょっとのおかずを食べてた。
大丈夫だったが、胃の裏っかわが痛いのはまだ治らなくて、夫が
早めに帰宅してくれたので、背中をもんでもらってやっと治った。
早く帰れる日で良かったし、ありがたかった。

日曜に久しぶりにしっかりとした雨が降って、梅雨入り。
どんよりとした毎日がやってくるのだろう。
雨具の短歌も、たくさん作れそうかというと、それはどうだろう。

土曜の夜というか、日曜の未明、夜中の2時過ぎに息子が起きた。
寝るのも遅かったらしいが(らしいというのは、母の方が早く寝
てしまうからだが。)、なんだか夜中に目が覚めてしまった模様。
日曜日に久しぶりに一緒に遊ぶ友だちとやりたいゲームの下準備
を、土曜日はずっとやっていたようで、よほど楽しみにしていた
のだなと思った。
それは、土曜日の午後に遊ぶ予定が延期になったからで、楽しみ
で寝付けないほどだ。

それほど楽しみにしていたのに、いざ集まってみたら、その友だ
ちは遊ぶはずだったゲームを持ってき忘れていた。
結局、別のゲームで遊んだらしいのだが、寝付けないほど楽しみ
にしていた息子が、なんだか切なかった。
本人は一向にそんなことに気づいていないが、息子の特性や性格
を考える母は、せつなくなってしまうのだ。

発達障害の子ども達が、予定外のことが起きると激しく戸惑って
しまうということのなかには、もしかしたら予定に対する期待感
の強さが影響しているのではないかと、思うこともある。
イメージ先行型で、期待度の高いイメージを作り上げているので、
失敗したときや予定が変更になったときのガッカリ感は大きい。
わたし達の思う以上のガッカリ感を味わう子も多いのだと思う。

だから、予定を伝えるときは、その予定が実現できなかったとき
の代替案をしっかりと事前に伝えておくことも大事なのだ。

多くを望めば手に入れられなかった失望も大きくなる。
小さな希望をたくさん積み上げていくのが、幸せなんだろうな。


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市屋千鶴 [MAIL]