鶴は千年、生活下手

2011年06月30日(木) 半年

半年なんてあっという間だ。
そう、人生を50年以上生きてくると、一年も50分の1なのだ。

さっきまで、すさまじい雷雨だった。
まだゴロゴロいっているが、お日様が出てきている。

今週から小学校ではプール学習は始まっている。
今日は支援級でのプール。
2時間使う学年でのプールと違って、支援級のプールは1時間だけ
だがずっと自由時間なのだ。

ぷらむ短歌会はお休みすることにした。
前日に従姉の娘の結婚式があるからで、披露宴の後できっと2次会
も有るに違いないからだ。
透析が終わってから出かけるので、披露宴の途中からの出席になる
のだが、それは仕方ないということで了解してもらった。
曜日変更は難しいのである。

そんなこんなで、うだるような暑さの中で、あっという間に6月の
後半は過ぎたのだった。



2011年06月17日(金) ラムネもまだまだだけど

今週、クリニックに行ってカプセルは飲めませんでしたと報告。
ラムネ菓子で練習してからにしますとお願いした。
医師もそうかそうかと、がんばって練習してシールをたくさん貼
ろうねと励ましてくれた。
飲めるようになったら予約して薬を処方してもらう。

で、ラムネでごっくんの練習をしているもぐちゃんだが、ラムネ
もまだまだのようだ。
まあ、気長に毎日やっていくしかないかと腹をくくる。

ぷらむ短歌会、次回は7月3日だが、前日に従姉の娘の結婚式に
なったため、その日は帰宅するかどうか不明である。
そこで、ぷらむ短歌会も出席できるかどうか不明な状況である。
次回のお題は「お盆にまつわるもの」だそうな。
なんだかわたしには縁遠い話題な気がする。(なぜだろ?)

再びもぐちゃんのこと。
彼はすこぶる鉄道好きなわけだが、代休といえば鉄道博物館とい
う具合なので、運動会の代休も本当は鉄道博物館に行きたかった
のだと思う。
しかし、自分で運動会の成績で行き先を変えるというルールを決
めていた。
その結果、京急での羽田空港行きとなった。
本当は、成田空港まで行きたかったのだが、いろいろあって羽田。
それでも、京急の羽田空港で京成線の電車を見たり、北総鉄道の
電車を見たりすることができてとてもうれしかったようだ。
さらにお昼にせいろうどんを食べたときにそば湯を出され、それ
でおつゆを割って飲むととてもおいしいことを初めて経験した。
少しだけ大人な気分だねって、おもしろいことを言う。

帰りは東京モノレールで天王洲アイル、天王洲アイルからりんかい
線で大井町、大井町から東急大井町線で二子玉川、二子玉川からは
東急田園都市線で中央林間というルートだった。
二子玉川まで各駅停車に乗っていったが、急行を待っていたら大井
町線からの急行で長津田行きだった。
車両も大井町線の車両で6両編成。
そのこともとってもうれしかったようで、電車の中で何度も母に対
してこれに乗れてよかったねと話しかけるもぐちゃんだった。

2人で出かけて、何も困ったことは起きないこの頃である。
夏休みには、友達と一緒に鉄道博物館に行きたいと言い出すように
なったもぐちゃんだが、鉄道博物館に他の家族と一緒に行くのは、
けっこうきついと思う母だった。

短歌脳、働かないこの頃である。



2011年06月12日(日) カプセルは苦手

先週、クリニックに行ってもぐちゃんのことを相談した。
医師は、学校に楽しく行けているうちに、薬を使った方が効果が
高いと言った。
そして、新しい薬は高額だから、小児医療補助があるうちに使う
方がいいとも。

その新しい薬はカプセルである。
まだ錠剤もカプセルも飲んだことのないもぐちゃんである。
とりあえず、練習用にと3日分を処方してもらった。
朝晩2回のむ薬。

初日の夕食後から始めたが、何回か挑戦してやっと飲めた。
その夜は、どうも眠りが浅かったのか、もぐちゃんは何回か目を
さました。
翌朝は、数回やってみたが飲めなかった。
その後も、どうやら苦手意識が定着してしまったようで、飲めな
くなってしまった。
それではと、ラムネで練習させようと夫と相談していたものだか
ら、もぐちゃんはラムネで練習してからカプセルを飲むと決めて
しまったようだ。
処方してもらった分だけでも、練習してみようとしているが、や
はり口の中に残ってしまう。
もう飲もうという気力が無いようだ。

ラムネでごっくんの練習をさせてからになってしまったというこ
とを、医師にも学校にも報告しなくては。

飲めないもぐちゃんに苛立ってしまうことも有った。
じれったくてたまらない。
どうしてこの子はへにゃへにゃしてるんだろうと思ってしまう。
しかし、お肉だって噛んでいて飲み込めなくなっていることもあ
るくらいだしと、がっくりしながらも、気持ちを切り替えようと
母はがんばった。

そう、飲めるようになってから飲み始めればいいんだよ。うん。
大丈夫、ちゃんと飲めるようになるよ。



2011年06月01日(水) 支援教育と療育

支援教育と療育について、勉強不足ながら今の気持ちを。

先週、スクールカウンセラーさんと先生との面談を行った。
衝動性について話をした。
多動の子に対する薬物療法について話を聞いた。
薬を使うのは、行動が激しくなる前の2年くらいの使用でいいと
いうことも。

薬の使用に対して抵抗が有るのは、正しい診断がされるのかとい
う疑問と、薬そのものに対する正しい理解ができていないからだ
と思うと伝えた。
正しい診断、というとここが一番だと思いますと教えられたのは
電車に乗っていかなくてはならない大学病院だった。
自分自身が別の大学病院に通った経験から、その待ち時間の長さ
はいやというほど知っている。
だから、本心では大学病院はよほどのことでなければ行きたくは
ないと思っている。

今週に入って、発達障害らしき子を持つお母さんの集いにて、そ
の話をした。
薬について、経験が有る方が教えてくれた。
その方のお子さんが通っているクリニックが、もぐちゃんを最初
に診断したクリニックであることから、そこでもう一度診てもら
って相談してみてはと助言をいただいた。
ということで、予約を取ろうとしているところである。

薬の効用はよくわかったが、そこに行く前にもう一度支援教育と
いうものについて考え直す必要が有るかもしれない。
支援教育と療育は違うのだと思った。
いわゆる文部科学省で言うところの支援教育とは、教育を支援す
ることであり、厚生労働省管轄の、その子自身の成長をサポート
する療育とは異なるのだろう。
教育と福祉の違いか。

たとえば、グループでいろんな場面を想定しての心の持ちようを
学んでいくとか、そういうことは療育なんだなと認識。
学校での支援教育というのは、あくまで学校のカリキュラムにつ
いていくために少人数でサポートしながら学習させることなのだ
なと認識。
だから、心の問題は置き去りにされがちなのかもしれない。
勉強は教えるけれど、心の持ちようや対処方法を重点的に教えて
くれる訳ではないのかもしれないと今更ながら思う。
そう考えると、支援級の担当の役割には、交流級と児童や家庭と
の連絡係的なことが一番に書かれている。

1年生のときは、こんなにフォローしてもらえるのかと感動する
ほどだったのに、2年生になったらなんだか違って見える。
もぐちゃんが成長すればするほど、心の成長が追いついていない
ことを忘れられがちになり、普通の子を叱るように叱ってしまう。
否定は怒りにしかつながらないのにだ。
学習面で遅れがないのなら、普通級にいて支援級に通うような通
級という方法の方が良かったのだろうかと思ったりする。
何のために支援級にいるのだろうと思うこともある。
特別な支援とは、何なのか。

やはり、心の持ちようやいろんな場面での対処方法を学ぶために
は、学校とは別の療育機関に通わなければならないのか。
それか、薬を使って、落ち着くことの効果を実感させ、我慢する
ことを覚えさせるしか無いのか。

まずは、来週あたりに、クリニックに行ってからのこと。


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市屋千鶴 [MAIL]